NHK札幌放送局

元町の教会・寺院についてどのくらい知っていますか?

花田 実咲

2023年10月27日(金)午後5時39分 更新

第2弾です!1弾は公会堂について。ぜひそちらもご覧ください^^ 今回は元町の教会や寺院についてはこだて検定に出るかも?という所をはこだて検定上級に合格した方に聞いてきました!はこだて検定を受けない方も、いくつかクイズがあるので、ぜひ考えてみてくださいね^^ 

案内役はガイドの三浦由利子さん
案内してくださるのは、外国人観光客にもガイドをしている三浦由利子さんです。今回は、函館市元町にある教会やお寺について教えてもらいました。

函館ハリストス正教会
白い壁と緑の屋根のコントラストが美しい函館ハリストス正教会。今年保存修理工事が終わりました。

函館ハリストス正教会は、ロシア領事館の付属聖堂として建てられました。その後明治時代に焼失し、大正5年(1916)に再建された現在の聖堂が国の重要文化財に指定されています。外側は白い漆喰が塗られていますが、内部は煉瓦造りで、耐火建築物になっています。

また、建物の特徴は、クーポラと呼ばれる緑色の玉ねぎ型の屋根の上に十字架がのっていてビザンチンスタイルになっています。

正面玄関の上にそびえる鐘楼には大小6つの鐘があり、それぞれにロープが繋がれていて1人で両手と足を使って鐘の音を鳴らします。

ここで問題です!

Q.ハリストス正教会の鐘の音に由来して、函館市民は昔から親しみを込めてこの教会を何と呼んだでしょう?

答え:ガンガン寺
鐘の音は毎週土曜日と日曜日と様々な祭礼の時に聞くことができます。

続いて、問題です!

Q.2代目司祭として函館に来たニコライは、江戸からやってきた若者を教会に住まわせて、彼から日本語を学びました。その若者は誰でしょうか?

答え:新島襄
新島襄は、20 歳のころ江戸から函館にやってきて、ここから脱国してアメリカに向かうまでの短い間、この教会に住んで、ニコライに古事記を教えたといいます。

聖堂内には、日本を代表する聖像画家・山下りんさんの作品が 15 点あります。

彼女は明治の初めに聖像画を学ぶためにロシアに留学し、たくさんの作品を残しました。

では、問題です。

Q.このロシア正教の聖像画をなんというでしょうか?

答え:イコン
函館ハリストス正教会ではイコンを礼拝の対象にしています。

日本聖公会函館聖ヨハネ教会
ハリストス正教会から数メートル歩くと小さな十字路があります。この小さな十字路のそれぞれの角には、宗派の違う宗教施設が集まっています。

こちらは、日本聖公会函館聖ヨハネ教会です。

明治7年(1874)にイギリス人宣教師が伝道を開始したのが始まりです。歴代の牧師らは市内に学校を作ったりして、社会福祉事業に貢献してくれました。
現在の聖堂は昭和54年(1979)に建てられ、この辺りでは一番新しいものです。

ここで問題です!

Q. こちらの教会の建物には四面の白壁に十字架が配されていますが、もう一つ大きな十字架があります。それはどこでしょうか?

答え:茶色の屋根
函館山山頂やロープウエイに搭乗して眺めると、茶色の十字形をした屋根がよく見えます。

ハリストス正教会と、ヨハネ教会の間の細く急な坂は“チャチャ登り“と言います。”チャチャ“とは「おじいさん」の意味です。若者でさえこの急な坂を登るときは腰を曲げてお爺さんのように見えることからつけられた名前なんだそうです。

カトリック 元町教会
カトリック元町教会はフランス人宣教師によって安政6年(1859)に建てられた教会です。

函館は大火が多かったため、この教会も何度も被害にあいました。燃え残った煉瓦の一部の壁をモルタルとコンクリートで補強して耐火造りのゴシック建築の現在のものが完成しました。

問題です。

Q. 最初に来たフランス人宣教師は誰でしょうか?

答え: メルメ・カション
カションは函館の人々にフランス語を教える一方、自らは日本語とアイヌ語を学びました。聖堂内には、ローマ法王から火事見舞いとして、立派な祭壇と14景の十字架の道行きがプレゼントされました。

東本願寺 函館別院
最後はこちら。浄土真宗のお寺・東本願寺函館別院です。

※2028年まで保存修理中のため、入ることはできません。

このお寺も火災で焼失してしまい、大正4年(1915)に再建されました。国の重要文化財に指定されています。

ここで問題です。

Q.このお寺が再建された時に使われた材料はなんでしょうか?

答え:鉄筋コンクリート
「日本で最初の鉄筋コンクリート造り寺院」として再建されました。

100年以上前の函館ではコンクリートの建物は一つもなかったため人々の理解が得られず、再建するための寄付がなかなか集まらなかったそうです。

最後に、坂に関する問題です。

Q.このお寺はとても広い坂道に沿って建っていますが、この坂道をなんというでしょうか?

答え:二十間坂
間(けん)というのは昔使われていた長さを測る単位です。二十間は36mの幅の坂道という意味です。火災が多かった時代に、広いスペースを作って火事をここで食い止めるという防火帯として造られました。

みなさんはどのくらいわかりましたか?

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