NHK札幌放送局

体験者語る 子どもとの自宅療養

オホーツクチャンネル

2021年10月26日(火)午後4時30分 更新

 地域の人がホンネを語り合い、解決へのヒントを探る新企画「ホンネ・ミーティング」。今回は「コロナ禍の子育て~子どもとの自宅療養~」について。
 「ストレスが溜まり、追いつめられて・・・」「支援物資はレトルトばかりで子どもが食べない」など、実際に子どもが感染し自宅療養を経験した親が体験者にしか分からない厳しい実情を語ってくれました。

地域でつくる「ホンネ・ミーティング」

 NHK北見放送局が視聴者の皆さんとつくる新しい企画「ホンネ・ミーティング」。地域に住む人たちがふだん話しにくい“悩み”や“困りごと”をホンネでぶつけ合う場です!その道に精通した“プロ”と話して、解決へのヒントを探りませんか?開催の場はオンライン。匿名ならホンネで話せるという人は、アバターでの参加も可能です。

第1回のテーマは「子どもとの自宅療養」

 道内では8月、10歳未満の子ども、およそ250人が新型コロナウイルスに感染し、その多くが自宅療養となりました。子どもの感染者数が増加傾向にある中、いざ自分の子どもが感染した時はどうなるのか。不安に思う親たちが、実際に子どもとの自宅療養を経験した親に体験談を聞きます。

参加者の紹介

コッシーさん

▽オホーツク地方に住む父親
▽ことし、4歳の息子が新型コロナに感染
▽息子と同居していた祖母・父親(コッシーさん)・母親の3人が濃厚接触者に
▽全員PCR検査を受け、コッシーさん以外が陽性判定。既に家庭内感染。
▽3週間に及び自宅療養を行う
▽自宅療養は、【祖母】【父親(コッシーさん)】【母親+息子】の3つに生活空間を分けておこなった

リンリンさん

▽オホーツク地方に住む母親
▽ことし、4歳の娘が新型コロナに感染
▽娘と同居していた父親、母親(リンリンさん)、息子(8歳)の3人が濃厚接触者に
▽全員PCR検査を受け、全員陰性
▽3週間に及び自宅療養を行う
▽自宅療養は、生活空間を分けられず同じ空間で過ごす

川尻沙織さん

▽オホーツク地方を中心に、産後ケアのサポートを行う市民活動団体「マドレ・オホーツク」代表
▽自身も3児の母親で子育てや産後期のケアに詳しい

舛川弥生キャスター

▽NHK北見放送局キャスター
▽2歳の娘の母親
▽意気込み「2歳の娘は、マスクも嫌がるし、手洗いもうまくできず、コロナにかかってしまう可能性は十分にあると思っています。地域の皆さんの話を実際に聞いて、勉強したいです!」

どうやって陽性と判明しましたか?症状は?

突然の保健所からの連絡に驚き

ーーどうやって感染が分かったのですか?

コッシーさん:
 保健所から連絡がきて、感染がわかりました。保健所から連絡がくる前に風邪をひいていたので、もしかしてそれはそうなのかなとは思ってはいました。
リンリンさん:
 うちもちょっと鼻水が出始めていたので受診させたんですけれども、まったくコロナの疑いは私たちは持っていなくて、小児科の先生にも「濃厚接触の疑いありますか?」っていうお話されたんですけど、「ないです」っていうことで小児科で風邪薬をもらって帰ってきたっていうところです。
舛川キャスター:
 子どもって風邪結構ひくので、鼻水とか咳くらいだったら普段からひきますもんね。本当にある日突然、コロナになっちゃったなというような印象がお二人ともありますね。
 実際、保健所から電話を聞いて、本当にびっくりしたんじゃないですか?
コッシーさん:
 びっくりしました。子どもはワクチンを受けられないので、いずれかかってしまうんだろうなとは思っていましたが、予想していたよりもずっと早くかかってしまった感じがしています。
リンリンさん:
 私はコロナっていうのは、「うちは大丈夫だろう」ぐらいの気持ちで実はいたんですよね。なので本当に保健所から連絡いただいたときは「えっ」ていう、本当にびっくりした声が出てしまって。最低限の感染対策はしてたつもりだったんですけど、「やっぱりかかってしまってたか」とすごく驚きました。
舛川キャスター:
 そうですよね。「驚き」という言葉がやっぱり一番最初はありますよね。

症状は軽く元気

ーーお子さんたち、どんな症状が出ましたか?

コッシーさん:
 まず保健所から電話くる前から風邪はひいていたので、その症状がずっと続いているような様子ではありました。うちの子に限っては特につらそうな様子はなかったですね。「軽い風邪かな」というような感じがずっと続いていました。
リンリンさん:
 うちも小児科で鼻水のお薬をいただいてたので、それを飲んでからはもう全然鼻水も良くなって、もう本当にあとは無症状でした。咳も出ないし、熱もないし、とっても元気で、食欲もあるっていう、本当に無症状で過ごしてました。
舛川キャスター:
 なるほど。よく聞く「子どもは症状が軽い」とか、そういうことがお二人のお子さんにも当てはまっているなというような感じですね。

入院やホテル療養でなく、なぜ自宅療養に?

自宅療養は保健所からの“指示”でした

舛川キャスター:
 道内では2020年8月の1カ月間で、10歳未満の子どもがおよそ250人も感染しているんです。さらにそのほとんどが軽症か無症状で、治療の必要はなく自宅療養となっているんです。

ーーどういった経緯で自宅療養をすることになりましたか?

コッシーさん:
 保健所から連絡がきて、それきっかけで自宅療養ということで仕事も休みました。
リンリンさん:
 保健所からの連絡で「自宅待機で」ということで、「療養してください」ということでした。
舛川キャスター:
 特に入院を希望するとか、ホテルでの療養を希望するということはなく、各家庭でということだったんですか?
リンリンさん:
そうですね、はい。

自宅療養は3週間以上に

川尻さん:
 いろいろと気になったんですけども、自宅療養をされたということで、その期間はどのぐらいだったんでしょうか?
コッシーさん:
 自宅療養は3週間ほど続けていたと思います。
川尻さん:
 ええっ、3週間。すごい。
リンリンさん:
 同じくうちも3週間ちょっとでした。
川尻さん:
 めちゃくちゃ長いですよね(笑)。
リンリンさん:
 めちゃくちゃ長かったですね(笑)。

小さな子どもと生活空間を分けることは難しい

川尻さん:
 ご家族皆さんで自宅待機になるような形なんでしょうか。
コッシーさん:
 私は息子と嫁と別な部屋で、私とうちの母、息子のおばあちゃんとはまた別々で3カ所で自宅療養していました。
舛川キャスター:
 2世帯となるとさらに大変ですね。
 リンリンさんはきょうだいで隔離というのはうまくいったんですか?
リンリンさん:
 それがちょっと難しくてですね(笑)、下の子がなんせ元気だったもので、やっぱりひとつの部屋で隔離をしておくっていうことがもう難しくて、それで結局は上の子と、マスクをしながらですけど、家の中では最低限の距離を保って生活は一緒にっていうことで、分けてはいなかったです。
川尻さん:
 そうですよね。うちも8歳と5歳と0歳なので、ちょっと想像すると、まったく3週間絶対無理(笑)。
舛川キャスター:
 そうですよね。

家庭内感染の対策はどれくらいできましたか?

 コッシーさんとリンリンさんに、およそ3週間の自宅療養期間中、どれくらい家庭内での感染対策ができていたのか、マルバツ問題で振り返ってもらいました。問題は、東京都のガイドライン「自宅での感染予防の8つのポイント」に基づいています。

【①部屋を分けましょう】

【×】リンリンさん:
うちはしてなかったです。感染が発覚する2週間前からの潜伏期間みたいなものがあるという話だったので、もう発症してるということは、保菌してからもう数日たっているということなので、その間私たちはもう全然気づかずにともにご飯食べたり、寝るのもお風呂も共同してたので、「私たちはもうなってるね」っていうことで、諦めて、もうあえて離すということはしませんでした。
【○】コッシーさん:
分けてました。おばあちゃんちが近くにあり、隔離できていました。

【②感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方にしましょう】

【×】リンリンさん:
特に空間は分けていませんでした。特に熱が出てたとかでもないので、世話らしい世話は、特になくて、本当にただ普通に3週間自宅にいたっていう感じで(笑)。ただ、消毒は私ができるだけしていました。お風呂は、娘と私で最後入るようにして、最後、消毒して私が出てくるっていう形で。寝かしつけは、どっちも決まっていなくて、みんな同じぐらいの時間に布団に入るので、全員で布団に入っていました。
【○】コッシーさん:
生活空間を分けられていたので、できていたんだと思います。何もしてあげられなかったというのが正直なところなんですね。

【③感染者・同居者は、お互いにマスクをつけましょう】

【×】リンリンさん:
マスクはできました。ただ娘はやっぱりちょっと、ずっとはつけてられなかったので、できる側の私と夫と、上の子はまだ小学校なんですけど、わりとつけてられてたので、私たちはずっとつけるようにっていうことでつけてましたね。
【○】コッシーさん:
うちの子はマスクを嫌がらなかったので、マスクはしていました。で、おばあちゃんと私も1人でいたので、1人でいるときはマスクをしていなかったんですね。

【④感染者・同居者は小まめに手を洗いましょう】

【○】リンリンさん:
小まめにといわれるとちょっと難しいです。娘がわりと距離が近かったりとか、ご飯の支度の前とか、お手洗い行った後とか、普通通りですよね。ご飯の支度をするときは、もう小まめに手は洗うようにしはしてたんですけど。たとえば時間を決めてとかっていうことは全然なかったですね。
【○】コッシーさん:
小まめにというと、どれぐらい小まめにかちょっとわかりませんけど。通常いわれているように、今ご飯食べる前とかトイレの後とか普通に手洗いをしていたと思いますし、息子も嫌がらなかったので、それはある程度は手洗いはしていました。

【⑤日中はできるだけ換気をしましょう】

【○】リンリンさん:
換気はしてました。
【○】コッシーさん:
暖かかったので、ほぼ窓を開けて換気はできていたと思います。換気はしていました。

【⑥手のよく触れる共有部分をそうじ・消毒しましょう】

【○】リンリンさん:
取っ手とか触るところは消毒していました。あと入浴、トイレはできるだけアルコールで消毒をしてました。
【○】コッシーさん:
保健所からもそういう指導というのがあるので、それは感染が判明してからは気をつけてするようにはしています。ドアノブからテレビのリモコンから、保健所から結構細かく指導は受けました。

【⑦汚れたリネン、衣服を洗濯しましょう】

【○】リンリン:
普通通りに洗濯はしてました。特に娘のものを分けるとか、そういうことは全然せずに、本当に普通に洗濯物が出たものは、そのまま一緒に洗っちゃってましたね。
【○】コッシーさん:
特に意識はして分けたりはしていなかったので、ふだん通りですね。ただ、ばらばらに生活をしていたので、自分のは自分でやらないといけなくなってしまって。そういう意味では分けられていたのかなという感じです。

【⑧ゴミは密閉して捨てましょう】

【×】リンリンさん:
密閉はしてなかったんですけど、娘がちょっと鼻水が出ていたので、それはゴミ袋、スーパーの普通の買い物袋に集めて、そこはそれだけにしてしばって一般ゴミの袋に入れるようにしてました。
【○】コッシーさん:
確かそこも保健所から指導を受けていたと記憶してまして。それで誰のっていうわけでもなく、ちゃんとゴミは全部しばって出すようには気をつけていました。

結果を分けたカギは「生活空間を分けられたかどうか」

物理的な隔離を行うことが大切だが、近くに親戚いなく難しい場合も

舛川キャスター:
 コッシーさんは、隔離ができていたので、すべてマルですよね。一方、リンリンさんは、家族全員での自宅療養ということで、なかなか隔離など難しいことも多いような印象がありますね。
 川尻さん、ちょっと自分のことも想定してやってみていかがですか?
川尻さん:
 そうですね。やっぱり部屋を分けるとか、お世話を限った人で行うとか、物理的な場所・空間の問題のところは一番大きな問題で、一番大変そうだなとは思いました。
コッシーさん:
 おばあちゃんの家が近くにあり、隔離ができたというのはすごく大きいです。助かった環境にいたというのもありますし、子どもが思いのほか、言う事を聞いてくれていたので、子どもにも助けてもらった感じがすごくします。
川尻さん:
 私は、実家が九州のほうなので、本当に遠くて。コッシーさんみたいにご実家が近くにあって、そっちに隔離ができるっていうのはすごくいいなと思ったんですけど。じゃあ、そのかわりにホテルに入ってもいいよっていわれたとして、「3週間子どもとホテル2人?」と思って、「え~」っていう、そこも難しいでしょうね。

周囲の支えが不可欠

コッシーさん:
 正直、北海道からの支援でもやっぱり物が飽きてしまったりとかするので、事情を知っている方が何人かいて、その人が気を使ってくれて、買い物を届けてくれたりとか、何が欲しいとか聞いてくれたりとか、そういう支援をしてくれていたんですね。そういうもののありがたさに改めて気づかされたという感じですね。
川尻さん:
 私も親に「うちかかったらどうしよう」みたいな話をしたときに、「私が行くから」ってうちの母に言ってもらったんですけど、やっぱり家族だけに頼って生活を継続しようというのはすごく無理があるなというふうに思っています。そういう事情を知って助けてくださる方とか、もし私も周りの方で知ることがあったら、何か買って行こうかとか、たとえばお子さんがいたらおもちゃを届けたりとか、そういうことができたらいいなって思いました。

精神的に追い詰められる・・・ 外との接点持ち続けて!

リンリンさん:
 私自身は、ストレスがすごく溜まってしまって、後半はもう誰でもいいから家族じゃない人としゃべりたいっていうのがあって。あれもしなきゃ、これもしなきゃって、どんどん本当に追いつめられて。
 保健所から「大丈夫ですか」っていうお電話は毎回くるんですけど、身体機能的には全然元気なので「大丈夫です」っていうふうに伝えるんですけど、やっぱりストレスは溜まっていくと思うので。そういうところの発散方法っていうのは大事じゃないかなっていうふうに感じましたね。
 私は、友達だとかそういう人と電話をして、全く関係ない外の話で笑ったりだとかそういう時間を作ってくれた友達とかにはすごく感謝していますね。
川尻さん:
 私たちは、「マドレ・オホーツク」という団体で産褥ヘルプっていうのをやっています。産後は選んで、休むために家から出ないっていうことをやるんですけど、それと同じような環境がコロナでもあるなと思っています。コロナの場合は出られなくなってしまうんですけども、同じように外からの空気を入れて、助け合いながらやっていけるところがあるのかなと思って、すごく似てるなと思いました。
 産後、外に出られない時期に、メンバー同士で声かけ合って、おかず届けたりとか、食材届けたりとか、「上の子と遊んであげるからちょっと連れていっていい?」とか、そういう声かけをし合って産後助け合うっていうことをやっています。外に行って、なんてない話をして、わあわあ笑ったりして、そういうのがすごくリフレッシュになります。
舛川キャスター:
 「マドレ・オホーツク」では、コロナ禍でどうやって外の接点を持つようにしてるんですか。外出もしづらいかなと思うんですけど。
川尻さん:
 ZOOMとかを使ってオンラインの会議を開いて、絵本の読み聞かせをし合ったり、「折り紙持って集まれ」って言って、折り紙を折って、そこに絵描いたり、お花を作ってみたりして、みんなで完成したものを画面に見せ合って、「うわあ、すごい上手だね」とかいうのをみんなで持ち回りで開催したりしています。1日の中で1個でも用事があると全然違うんですよね、気持ちが。そうやって一日一日が過ぎていくのをみんなで励まし合って過ごしていた時期がありました。

3週間の自宅療養、どうやって過ごしましたか?

無症状だからこそ元気!いかに家の中で遊ばせるか悩み

川尻さん:
 めちゃくちゃ一日が長いんじゃないかと想像するんですけど、何をして遊ぶんですか?
コッシーさん:
 子どもの好きなDVDとかがあって、それを一日中見ていてくれていたので、おとなしく見ていてくれたので助かってはいました。
リンリンさん:
 うちは、本当に体力が有り余っていて(笑)。もう元気が良すぎたので、シャボン玉をお風呂場でやらせたり、もう後半はやることがなさすぎて、UNOとかオセロとか、そういうものを家族に買ってきてもらいました。家族でこんなに仲良く過ごせる時間って珍しいから、「じゃあUNOでもやろうか」っていうことで、そういうものを使って遊んだりもしてたんですけど、なんせ体力の消耗させるのがすごく大変でしたね。
舛川キャスター:
 体力消耗しないと寝なくもなってしまいますもんね。
リンリンさん:
 そうなんです!生活リズムが本当に崩れてしまって、お昼寝とかも、普段は保育園では同じ時間で寝れるんですけど、家では体力が有り余ってお昼寝は全然できないし、かといって夜早く寝るかっていったら、それも全然で。なのでちょっと大変でしたね。
川尻さん:
 身体動かさないとお腹もすかないし、ご飯も食べなくなるとますます心配ですよね。
リンリンさん:
 そうなんです。私も家事をやりたいからおやつを与えるとかして、どうしてもご飯も食べなくなる。お菓子のほうが良くなっちゃうっていうので、そういうところでもちょっと苦労しました。
舛川キャスター:
 DVDなど好きな遊びのものを事前にしっかり家に用意しておけば、自宅療養を乗り越えるちょっとした手段にもなるのではないのかということですね。あとは、どこの家庭でも子どもの体力を消耗するための遊びというのは、元気な家庭でも本当に必要項目になってますが、そういう家の中での遊びというのも考えていきたいなと思いますね。

食べ物はどうしていましたか?

支援物資の缶詰・レトルトは子どもが食べない!

舛川キャスター:
食べ物の調達っていうのはどうしてたんですか?
コッシーさん:
 道から支援が届くので、それを使っていました。いろんなもの入ってました。食料、カップラーメン、ゼリー、消毒用のアルコール、ティッシュペーパーなど、いろんなものが段ボールで2箱から3箱ぐらい届くんです。それを使ってました。
 でも、だんだん飽きてきてしまうので、その後ですね、だんだん途中で何かを買ってきてほしいとか、そういうのを連絡、嫁から連絡もらって買いに行ったりとかはしていました。
舛川キャスター:
 なるほど。奥さんたちとは部屋を完全に分けていたので、コッシーさん自身は買い物には行けたっていうことなんですかね。
コッシーさん:
 はい、行けました。
舛川キャスター:
 なるほど。そういう隔離以外のサポートっていうかできる人がいると、買い物とかも不自由しないでできましたよね。リンリンさんはどうされてたんですか?
リンリンさん:
 うちも道から物資が届いたんですけれども、やっぱり子どもたちは全然食べれなくて。ソーセージは喜んで食べたんですけど、ふだんやっぱり缶詰とかレトルトのものとかってあんまり食べ慣れてなかったので、ちょっと食べられないというか苦手だっていうことで、全然食が進まなくなってしまいました。
 結局家族が近くにいるので、その家族に連絡をして「これと、これと、これを買ってきてほしい」っていう形で買ってきてもらって、玄関の前に置いておいてもらうっていました。あとは、民間の食料品宅配サービスにもお願いしてたので、週に1回なんですけど、そういうのを利用したりもしていました。
舛川キャスター:
 支援物資、小さな子ども向けのものが入ってるとかはなくて、一般的な缶詰だったりレトルト食品が届くということなんですよね。
リンリンさん:
 内容としてはお菓子とかミカンの缶詰とかそういうのもあったんですけど、例えばレトルトカレーも子どもが喜びそうなキャラクターのものとか甘口とかっていうものではなくて、どちらかというと大人向けの中辛とかっていう感じでした。あんまりちょっと4歳の子どもには中辛食べさせれないかなとか。すごくありがたかったんですけど・・・。

個別の事情に対応した食料の事前準備が必要!

舛川キャスター:
 支援物資にお子さん向けのものがなかったり、あとアレルギーを持っていたら食べられないっていうこともあるようで、そういったものに備えて、災害の備えをするように、各家庭でも自分の家庭に合った食べ物を備蓄しておくっていうことがかなり必要になっているっていうことも今いわれているんですよね。川尻さん、支援をしていて、アレルギーのお子さんとか、乳幼児とか、いらっしゃいますもんね?
川尻さん:
 そうですね。やっぱり気をつけないといけないですよね、パッと食べないように。やっぱりアレルギーの方、皆さん気をつけて後ろ見て何入ってるかチェックされるとは思うんですけど、そうですね。
舛川キャスター:
 なんか食べ物が偏ってしまうとか、お菓子ばっかり食べてしまうとか、そういうことに自粛期間中はなりやすいんですね。
 道からの支援、お二人にも届きましたが、特に子どもだったり、乳幼児のお子さんには不足するものが多いのではないのかという話になりました。あとは親戚だったり宅配サービスを利用して食べ物を自宅に届けてもらえる環境を整えておくことも大事なのではないでしょうか。

地方だからこそ困ったコトは、“近所の目”

ウワサが立てられていたことも・・・

舛川キャスター:
 すごく気になるのが「近所の目」とか、コロナになってしまったことによる精神的な面というのはどうでしたか?
コッシーさん:
 精神的な面というか、しばらく外に出られないっていうのと、あと仕事の関係がどうしても心配になっていたのと、あとやっぱり変な噂も立てられたりもしていたので、そういうのがちょっと不安になっていました。
舛川キャスター:
 やっぱりいい意味でも、悪い意味でも、小さな町がオホーツク多いですから、やっぱりすぐに広まってしまったりっていう心配はありますかね。
リンリンさん:
 そうですね。うちも小さな町なので、やっぱりご近所さん、「この時間、車が停まってるのはおかしいよね」とか、「ずっと休んでるよね」って言われてはいないんですけど、きっと思ってるだろうなっていうのが。ちょっとうちの中でもそんな話はしてたんですよね。やっぱり外の目が気になって、なかなか外に出ていけないというか。仕事場はわりと「気にしないで休んで」って言ってくれたので、そういう面ではとても助かったんですけど、近所の目っていう精神的なストレスはちょっとありましたね。
川尻さん:
 3週間っていう中でどんな気持ちでいらしたかなと思って、なんか不安なのかなとか、どんな気持ちが一番大きかったですか?早く出たいとか、無症状だからいいじゃないかみたいな気持ちももしかしてあったのかなっていう気もするんですけど。
コッシーさん:
 早く復帰したいという気持ちもあったはあったんですが、仕事を再開したときにどうかなという不安が、今まで通り仕事をさせていただけるのかとか、そういうのが心配でした。今は平常通りというか、普通に仕事させていただいているので。周りに助けていただいている感じです。
舛川キャスター:
 私、実は一番これが怖いんじゃないのかなと思います。精神的に追いつめられるのが一番つらいことなのではないのかなと思うんですが、噂だったり、あとはその後、仕事や学校に戻る不安、そういったものもあるのではないのかなと思います。

感染時を想定し備えることが重要

ーー見ている皆様にアドバイスはありますか?

コッシーさん:
 報道では薬がもうそろそろ出始めているっていうのを新聞やニュースなどでやってます。そういう情報とかできるだけ早く教えていただきたいなとは思います。薬があるだけで、今不安なのは薬がないのでどうしようもない、何もできることがなくて困ります。薬があれば、全然環境もガラッと変わると思いますので、そういう情報がもしあれば、早く教えていただきたいなと思います。

リンリンさん:
 うちはもうまったく備えっていうものはしてなくて、どこかで遠い話じゃないんですけど、「私たちはなんとなく大丈夫だろう」っていう感覚でたぶんいたんだろうと思うんですよね。なので、感染したときに「こうしておけばよかった」とかっていう、家族で何が必要とかって話をしたことがなかったので、やっぱり事前に家族で「こういうことになったらどうしようか」とか、「こういうものってあったほうがいいよね」っていう話し合いってすごく大事なんじゃないかなと思っていて。家族だけじゃなくて、お友達とかそういう周りの家族とかでもそうだと思うんですけど、最初にそうやって話をしておけば、もしかかったときにこうしよう、ああしようっていうことがわりとスムーズにいくんではないのかなっていうのを今回感じました。自分の中でも反省しました。
ーー「ホンネ・ミーティング」を終えて感想は?

コッシーさん:
 コロナに感染して、この話をする場所ってないので、同じ保育園の親御さん同士でもしなかったりもします。なので、こういう機会を設けていただいて、自分の考えも話させていただいて、感想も話させていただいて、ちょっと気が楽になったというか、他の親御さんの意見とかも聞けたので、すごくためになりました。

リンリンさん:
 本当にこういう機会ってなかなかないと思うので、本当にお話、お誘いいただいて、本当に感謝しています。また感染絶対しないっていうことではないので、もしかしたらまた感染してしまうかもしれないですけど、今日お話聞かせていただいたこと参考に、本当は次はないほうが絶対いいですけれども、また次に何かあったときに活かせたらいいなと思います。

川尻さん:
 今日は本当に貴重なお話を聞く機会いただいてありがとうございました。お話聞いてみて、本当3週間ってすごく大変だったろうなと、しみじみ感じました。前例が少ない中でどうなっていくのか、手探りの中で本当に3週間家族だけで過ごすって大変だったろうなと思います。お話聞く中で、産後にも似ているところすごくあったなというのと、おそらく災害とか避難するとかいうときにも同じような状況になるのかなと思って、そういうときに工夫したり助け合ったりしながら、ふだんから身の回りにいるコミュニティの方とどうやってやっていけばいいのかなというのを考えていくことが必要なのかなと感じました。

舛川キャスター:
 私も気をつけなきゃいけないこととか、日頃いろんなことを感じています。本当に育児も大変だし、コロナも大変だしで、本当にオホーツクのお母さんたち、お父さんたち、いろいろな思いをして過ごされていると思います。皆さんとお話しできたこと、私にとってもすごく貴重な機会になりました。ありがとうございました。

2021年10月26日

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