みなさんこんにちは。北見放送局アナウンサーの後藤理です。
道北・オホーツク管内には、数多くの自治体で地域おこし協力隊が活躍しています。みなさん自らが発掘した地域の魅力を広く伝えるために、ユニークな活動を展開しています。この「進め!地域おこし協力隊」ではそんな人たちの地元への熱い思いをインタビューしています。今回は、富良野市の海老智明さんにお話を伺いました。

海老さんは地域のFM番組「ラジオふらの」でオリジナル番組を放送しています。一から準備して取材から台本作成、そしてDJまで一人で手掛けています。番組のタイトルは「○○駅から徒歩○分」。不思議な名前ですね。これは富良野市を通る列車の駅から歩いて行ける場所の魅力を伝える番組です。

今は路線や本数が減り、列車を利用する人は少なくなりました。交通手段は車が圧倒的に多い時代の中で、もともと駅がある場所は人々の生活の中心地でした。人気があまりない駅だったとしても歴史をひもとけば、そこで暮らしていた人々の息遣いが見える、そんな番組を目指して毎週水曜日、午前10時半から放送しています。放送ではおすすめの風景をご紹介くださいました。それはJR根室本線の布部駅です。富良野と言えば倉本聰さん脚本のドラマ「北の国から」の第1回の舞台にもなったところです。そこから見える芦別岳の形の美しさなど実際に訪れて肌で感じた感動を語ってくれました。列車で町の魅力を見つけるというのも旅の楽しみの魅力であることが十分伝わるお話でした。
布部駅

布部駅から見た芦別岳

2022年3月3日 後藤 理
2月28日(月)~3月4日(金)午後6時40分~
「ほっとニュース道北オホーツク」
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