NHK札幌放送局

感染防止と営業 宿泊施設はいま

ほっとニュース ミニ

2020年7月15日(水)午前11時09分 更新

函館市では、「どうみん割」の利用が始まったこともあり、7月に入って道内の旅行者を中心に少しずつ観光客が戻り始めています。 市内の湯の川温泉にある宿泊施設も、ほとんどが営業を再開、 新型ウイルスの感染防止対策と営業継続の両立を模索しています。

宿泊施設の課題は

宿泊施設の共通の課題は、新型ウイルスの感染防止対策です。これまで宿泊客と近い距離での「おもてなし」を大事にしてきた旅館や高級ホテルでは、感染防止対策とサービスの両立に頭を痛めています。感染を防ぐため、ソーシャルディスタンスを保つことが求められ、これまでの接客を続けていくことが難しくなっているのです。

おもてなしの心をどう表現?

湯の川温泉にある「湯の川プリンスホテル渚亭」では、6月下旬、従業員の接客研修が行われました。
マスクを着用すると、表情がわかりにくくなるほか、声が通りにくくなってしまいます。そこで、研修では、客と十分な距離をとることに加え、声の大きさや顔の表情にも、これまで以上に気を配るよう指導していました。

研修受けた女性従業員
「自分の表情が伝わりにくいので、声のトーンや抑揚などに気をつける必要があると感じた」
研修の担当者
「お客様との距離感などを大事にしてきたが、感染を防ぐため、今までと同じような接客ができず、どうしたら満足してもらえるか工夫していかなければならないと思う」

営業再開 変わる接客

7月1日。ホテルは、およそ3か月ぶりに本格的に営業を再開しました。
車で宿泊客が到着した時は、これまでは、従業員が代わりに運転して車を駐車場まで運んでいました。しかし、今は、接触を減らすため、客に駐車場まで運転してもらいます。
チェックイン時のウェルカムドリンクは取りやめました。さらに、客の荷物を部屋に持っていくサービスも、客に運んでもらうよう改めました。

客からは「仕方がない」とか、「しっかり対策しているので、むしろ安心だ」といった声が聞かれました。

感染者判明に備える

このホテルでは、ことし4月、客が新型ウイルスに感染していたことがわかりました。このため、のちに感染者が判明した場合に備えた取り組みも始めています。
食事会場では、客にルームキーを専用端末にタッチしてもらいます。ホテル側は、利用したテーブルや、滞在時間を把握することができ、のちに感染者が判明した場合に、周囲に誰が座っていたかなどがわかり、対応がスムーズになると考えています。

チェックイン時の接客履歴をスマートフォンのアプリで管理する取り組みも行っています。

担当者
「どうすれば安心して泊まってもらえるかを模索しながら努力していく」

2020年7月14日放送

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