値上げの秋、家計の支出の見直しが課題となっています。家計の支出は、保険料や車の維持費な
ど毎月・毎年、定期的に一定の金額を支払う「固定費」と、日々の食費や日用品費など、金額が
月ごとに異なる「変動費」に分けられます。家計の支出を抑えるには、一度見直せば節約効果が
ずっと続く、「固定費」の見直しが大切です。

固定費の中から2つの例を見てみましょう。「生命・医療保険」の見直しを検討する際に重要なポイントは、国の社会保障制度を確認することです。例えば、厚生年金に加入していた夫が亡くなった場合、妻は遺族厚生年金を受け取ることができ、子どもがいれば遺族基礎年金も併せて受け取ることができます。また、病気やけがなどで高額な医療費がかかった場合には、高額療養費制度を利用することもできます。これらの社会保障制度を利用できることを理解した上で、加入している「生命・医療保険」に無駄がないかを確認することが大切です。

固定費の見直し、2つめは「マイカー」です。まず、普通自動車から軽自動車に乗り変えることで、自動車税や自動車重量税を節約することができます。

マイカーに乗る頻度が減ったなら、車を手放し、カーシェアリングやレンタカーなどを選ぶのもいいでしょう。

その他にも、スマートフォンやサブスクリプションの見直しなど、節約できる固定費を確認して
みましょう。我慢はほどほどに、ストレスをためない節約を心がけましょう。

【出演】ファイナンシャルプランナー
加藤桂子さん (2022年10月5 日放送)