NHK北見放送局が視聴者の皆さんと作る新企画「ホンネ・ミーティング」。地域の皆さんがオンライン上で集まり、普段なかなか話せない悩みや困りごとを"ホンネ"で語り合い、解決へのヒントを探ります。第1回目のテーマは「コロナ禍の子育て~子どもとの自宅療養~」について話し合いました。
<オホーツク在住の参加者>
・4歳の娘さんが感染したお母さん:
リンリンさん(匿名)

・4歳の息子さんが感染したお父さん:
コッシ―さん(匿名)

・産後ケア団体代表:
川尻沙織さん
産後の母親をサポートしてきた経験からアドバイスをしてもらいました。

「ホンネ・ミーティング」スタート!!
舛川キャスター
こんにちは、NHK北見放送局「ホンネ・ミーティング」へようこそ!
まだ12歳に満たない子どもはワクチン接種の対象外となっている中、子どもへの感染が広がっています。もし自分の子どもが感染したらどうすればいいのか、皆さんと一緒に考えていきましょう。
私自身、2歳の子どもを持つ母親でもあります。まだマスクをするのも嫌がりますし、自分で手洗いするのも、もう全然うまくできないんですよね。今日は地域の皆さんのお話を実際に聞けるということで、勉強させていただきたいなと思ってます!

ーー実際保健所からの電話を聞いて本当にびっくりしたんじゃないですか。
コッシーさん
子どもはワクチンを受けられないので、いずれかかってしまうんだろうなとは思っていましたが、予想していたよりもずっと早くかかってしまった感じが。
リンリンさん
最低限の感染対策はしていたつもりだったんですけど、「やっぱりかかってしまっていたか」というのですごく驚きました。
ーーそうですよね。「驚き」という言葉がやっぱり一番最初はありますよね。その後、感染がわかって症状としては、お子さんたち、どんな症状が出ましたでしょうか。
コッシーさん
まず保健所から電話がくる前から風邪はひいていたので、その症状がずっと続いているような様子ではありました。
ーーなんかつらそうだなとか、そういったことありましたか。
コッシーさん
うちの子に限っては特につらそうな様子はなかったですね。
ーー「軽い風邪かな」というような感じがずっと続いていたんですか。
コッシーさん
はい、そうですね。
リンリンさん
うちも小児科で鼻水のお薬をいただいてたので、それを飲んでからはもう全然鼻水も良くなって、もう本当にあとは無症状でした。咳も出ないし、熱もないし、とっても元気で、食欲もあるっていう、本当に無症状で過ごしてました。
ーーなるほど。よく聞く「子どもは症状が軽い」とか、そういうことがお二人のお子さんにも当てはまっているなというような感じですね。

まずは、東京都が示している「自宅での感染予防8つのポイント」をもとに自宅療養を振り返ってもらいました。
コッシ―さんは全て○だった一方、リンリンさんは半分が×という結果に。2人の違いは生活空間を分けられたかどうかでした。

リンリンさん
(子どもを1人で隔離することを)諦めていたので、もうあえて離すということはせずに、というところで(部屋を)分けなかったです。
川尻さん
いや~うちも出来ないと思います。
舛川キャスター
うちも出来ないと思います。
小さな子どもがいる家庭で完全な感染対策を行うのは難しいことがわかりました。
続いて長期間の自宅療養中、生活でなにが困ったか教えてもらいました。

感染した人には道から食料品や日用品などの支援物資が届きますが、その中に小さな子ども向けのものはほとんど入っていませんでした。

リンリンさん
子どもが喜びそうな、たとえばレトルトのカレーも別にキャラクターのものとか甘口とかっていうものではくて、どちらかというと大人向けの味というか、中辛とかっていう感じで。あんまりちょっと4歳の子どもには中辛食べさせられないかな。

リンリンさん
事前に家族で「こういうことになったらどうしようか」とか「こういうものってあったほうがいいよね」っていう話し合いってすごく大事なんじゃないかなと思っていて。
コッシーさん
事情が知っている人も何人かいて、その人が気を遣ってくれて、買い物を届けてくれたりとか、何が欲しいとか聞いてくれたりとか、そういう支援をしてくれていたんですよね。そういうのを改めてありがたさというか、気づかされたという感じです。
川尻さん
産後は選んで、休むために家から出ないっていうことをやるんですけど、それと同じような環境がコロナでもあるなと思っています。
同じようにそういう外からの空気を入れて、助け合いながらやっていけるところがあるのかなと思っていて。普段から身の回りにいるコミュニティの方と、どうやってやっていけばいいのかというのを考えていくことが必要なのかなと感じました。
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