NHK札幌放送局

Do! SP|Kato Yusuke

デジタル戦略チーム

2022年6月1日(水)午後0時00分 更新

Do!SP「北海道スタジアム」裏側座談会の職員を紹介します

加藤 優介 -Kato Yusuke-
 2017年入局。東京を経て、 2020年から札幌局・ディレクター。


①「学生時代の勉強は仕事に役立ってますか?」

私は学生時代、主に映画の研究をし、卒業論文も中国映画で書きました。“勉強”もそうですが、学生時代に観た数多の映画作品が、ディレクターという仕事には大いに役立っていると思います。


②「なぜNHKを目指したのですか?」

いくつか理由がありますが、最終的な決め手は「ディレクター」でいられるからです。映画会社ではなくNHK、民放ではなくNHK。その一番の違いは、「ディレクター」でいられるか、でした。ただ、今では、他職種が手をとりあうことで生まれる絶大なクリエイティビティも信じています。「北海道スタジアム」はディレクター一人では決して成立しない番組です。今の経験をもとに入局前に戻ったら、違う考えを抱いたかもしれません。


③「実際にNHKにはいってみて、ギャップなどは?」

私は最初「ドキュメンタリー志望」だったのですが、配属の関係もあり、実は入局からの五年間でほとんどドキュメンタリーを制作できておりません。バラエティや、情報番組、開発番組などを経験するなかで、色々と大切なことを学んだこともたしかですが、入局のときに描いていた未来とは違う現在地に立っていることは否定できません。同時に、テレビの状況自体がここ5年で激変しているのも確かでしょう。そもそも入局時に思い描いていた「テレビ像」が社会的にも崩れているような感覚もあります。そういう意味で、ギャップは大きすぎるのかもしれません。


④「休日は何をしてますか?」

「北海道スタジアム」など大きな番組を担当すると、何週間か大忙しの時期があり、その後まとまった休みがとれることが多いです。今はなかなか難しいですが、以前はそのたびに旅行をし、海外の映画祭に1週間入り浸る、そんな幸せな時間もありました。


⑤「これまでやってきた仕事の中で、NHKだからこそできたと感じることはありますか?」

「北海道スタジアム」の規模感は間違いなくNHKだからこそだと思います。NHKだからこそ、179市町村の皆さまが信じ協力してくださった部分もあるはずです。あとはコロナ禍に担当したNHKスペシャルでの徹底的な真相究明の取材などもNHKならではの仕事だったと思います。


⑥「NHKの仕事を通して得られるスキルとは?」

NHKのいいところは、個人が望めば望むほど、挑戦の機会に近づけることだと思います。例えば「北海道スタジアム」では、Webゲームを作り、Twitterを運営し、179市町村を繋ぐリモートシステムを構築し、裏トークなどの双方向企画を開発して、3時間を超える生放送番組の演出も担当します。この全ての経験が、それぞれ別個のスキルを習熟するチャンスです。NHKで得られるスキル、それは個人やチームの努力によって、千差万別無限の可能性があると思います。


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