NHK札幌放送局

しかりべつ湖コタン 開催の裏側で

十勝チャンネル

2022年2月3日(木)午後2時28分 更新

ナットク!とかちchでは「私困っています 新型コロナウイルス」というテーマで、十勝のみなさんの疑問や困りごとにこたえるコンテンツを目指しています。感染拡大で冬のイベントは十勝でも中止が相次いでいます。
 そんな中、鹿追町では1月29日から「しかりべつ湖コタン」が始まりました。十勝の冬を代表するこのイベントも難題に直面しましたが、多くの人の協力で開催につながりました。


十勝の冬の風物詩

鹿追町の然別湖には、毎年真冬の時期に、凍った湖の上に雪と氷でできた幻の村「しかりべつ湖コタン」が現れます。

コタンの中には、氷でできた建物の中で飲み物を楽しめる「アイスバー」や名物の「氷上露天風呂」などがあり、寒さが厳しい冬の十勝ならではの体験を楽しむことができます。

子どもと露天風呂を楽しんでいた男性からは「『ザ北海道のだいご味』って感じです」という声も聞かれました。


開催すべきか…揺れる思い

感染が拡大する中、例年通り開催するべきなのか。実行委員長の井上貴生さんには葛藤もありました。そんな井上さんの背中を押したのは長年、イベントを作り上げてきたメンバーたちの思いだったといいます。

しかりべつ湖コタン 井上貴生実行委員長
「40年間続けてきたなかで継続していくという思いはすごくみんな強かったと思います。逆にコロナ禍だからこそ外に出て大自然の中で楽しんでもらえたらなと思っています」

安全に開催するために、会場ではさまざまな対策もとっています。受け付けで入場者の消毒や検温を行うほか、「密」を避けるためにアイスバーなどでは一度に利用する人の数も制限しています。


コロナでボランティアが…

開催にはもうひとつの難題がありました。それは会場の設営作業です。
会場には、雪と氷でできた建物「イグルー」が建てられていますが、この「イグルー」は氷のブロックと雪をつかってひとつひとつを手作業で造らなければなりません。

多くの人手が必要な作業で、これまでは台湾から訪れたボランティアの力も借りて会場の設営作業を行っていました。しかし、新型コロナの影響で来日は難しい状況になりました。代わりに力になったのは大学生など若者のボランティアに加え、航空会社などから訪れた企業ボランティアでした。コロナで苦しむ観光地の力に少しでもなりたいと多くの人が集まったのです。

学生ボランティア
「建物の建設から一緒に作業をしてきたので皆さんの笑顔を見てすごくうれしいなと感じました」
学生ボランティア
「実行委員会の人たちから『君たちがいなかったら完成しなかったよ』って言ってもらえてすごくうれしかったです」
しかりべつ湖コタン 井上貴生実行委員長
「将来的には、学生たちの中からこのコタンを維持していくために力になってくれる人たちが出てくればいいかなと思いながらやっています」

さまざまな人の思いが詰まったこの「しかりべつ湖コタン」、ことしは3月13日まで行われています。

番組では新型コロナについて十勝の皆さんが感じる疑問やお悩みを取材していきます。これって十勝ではどうなっているの?そんな疑問についての投稿も番組までお寄せください。お待ちしています。

2022年2月1日放送

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