NHK札幌放送局

今後必要なヒグマとの共生策 専門家グループが提案

ヒグマ情報

2021年11月7日(日)午後8時14分 更新

ヒグマの市街地への出没や人が襲われる被害が相次ぐ中、札幌市でヒグマと人との共生をテーマに討論会が開かれ、専門家のグループが市街地や農地などエリアごとに出没時の対応や侵入対策をとりまとめることなどを盛り込んだ計画案を発表しました。

ヒグマの生態に詳しい大学の研究者などでつくる専門家のグループが開いた討論会には、市民などおよそ300人が参加しました。
この中で酪農学園大学の佐藤喜和教授はことし6月、札幌市東区の市街地にクマが出没し、4人が襲われて重軽傷を負った事故に触れ、「クマの侵入ルートが想定外で、行政や専門家の想定を上回るスピードで出没している」と危機感を示しました。原因としてクマの生息数の増加に加え、人口の減少や都市の緑化が進んだことなどを挙げました。

討論会では専門家のグループが地域を市街地や農地など4つのエリアに分け、それぞれでクマの出没時の対応や侵入対策をとりまとめること、振興局を中心にヒグマ対策の専門員をそろえてそれぞれの地域と連携する体制づくりをすることなどを盛り込んだ共生に向けた計画案を発表しました。

討論会に参加した斜里町の40代の女性は「専門家が研究や調査結果を元に実現可能な計画を提案していると感じた」と話していました。

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