NHK札幌放送局

湧別町 自慢の1年がき

ほっとニュース ミニ

2019年2月28日(木)午後3時48分 更新

道内有数の水揚げ量を誇る湧別町のかき。その中でも、町の人たちが愛してやまない「自慢のかき」があります。

サロマ湖の恵み

厳しい寒さが続く真冬の湧別町。この時期、サロマ湖は厚い氷で覆われています。

そんなサロマ湖の “恵み”、かき。多くがむき身にされて全国各地に出荷されますが、その中でも湧別町のみなさん自慢のかきは、大きさに特徴があります。

実は湧別町では1年で水揚げされる、小ぶりな、通称「1年がき」が自慢なんです。
1年がきはうまみが濃く、磯臭さが少なくて食べやすいのが特徴です。

美味しさの秘密はサロマ湖にあり?

ひと回り小ぶりな1年がき。1年で美味しくなる秘密はどこにあるのでしょう?

ひとつは「水質」です。

海と川の水が混ざる汽水湖のサロマ湖は、川が運んできた山の栄養と、オホーツク海で育まれた栄養、そしてエサとなるプランクトンが豊富なので、短期間でかきの味が濃厚に育つのです。
海水で育つかきと比べて、磯臭さが少ないとも言われています。

もうひとつは、この時期の「水温」。

厚い氷が張るほど冷たい水の中という厳しい環境で身が締まり、おいしくなるのです。

そのため、水揚げの仕方も独特。厚い氷が張るサロマ湖では、船の代わりにスノーモービルで、かきを養殖している棚まで向かいます。

そして湖面およそ20センチもの厚さの氷に、チェーンソーで穴をあけていくと…

その下から、お待ちかねのかきが!

地元だけで食べるのはもったいない、ということで町の漁協などは、このかきをブランド化して売り出すことにしました。

その名も「COYSTER(コイスター)」。味が濃くどんな料理にでも合うと、全国から注文が相次いでいます。

レパートリー豊富! 1年がき料理

湧別町で居酒屋を営む斉藤昌之さん。

誰にでも簡単に作れる1年がき料理を教えてもらいました。

この日作ったのは、かきのグラタン。味が濃厚な1年がきはグラタンの風味に負けないため、相性がぴったりです。

作り方も簡単。かきと一緒にお好みの野菜やきのことホワイトソースを入れ、その上にチーズを乗せてオーブンで焼くだけです。

作り始めからおよそ10分ほどで出来上がり。あまり熱を通しすぎないことが、美味しく作るコツだそうです。

他にも地元の漁師さんに人気なのが、かきを甘辛いたれで煮込んで卵でとじた柳川風。煮込むことで、かきのプリプリ感が際立ちます。

また若い人には、にんにくとオリーブオイルで煮込んだアヒージョもおすすめ。かきとパンの相性が抜群で、お酒のおつまみにもバッチリ。

「湧別町の1年がきは、僕も自信を持ってみんなに “おいしいよ” って言える。みなさんにぜひ食べてもらいたい」(斉藤さん)

「COYSTER(コイスター)」は、湧別漁協の直売所やインターネットで販売しています。湧別漁協の話では、ことしは例年より水温が低く、より身が締まって味も詰まっているということです。

(2019年2月8日放送)

#北海道の食

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