NHK札幌放送局

コタンの会 遺骨訴訟取り下げ #アイヌ

ウピシカンタ

2020年1月21日(火)午後8時22分 更新

日高地方のアイヌや支援者などでつくる「コタンの会」は、札幌医科大学に対して起こしていたアイヌの遺骨の返還を求める訴えについて、21日、取り下げる手続きをとったと発表しました。

MEMO 遺骨問題
アイヌの人たちの遺骨は明治から昭和にかけて研究目的で各地の墓地から掘り出されるなどし、全国の大学で1500体以上が保管され、不適切な管理も明らかになり、地元のアイヌが返還を求める裁判を起こしてきた。大部分は去年、国が整備した慰霊施設に集められた。

日高地方のアイヌや支援者などでつくる「コタンの会」は、札幌医科大学が昭和37年に浦河町内の東栄遺跡から掘り出し保管してきたアイヌの遺骨あわせて36体を返還するよう求める訴えについて、21日取り下げる手続きを行ったと発表しました。
コタンの会によりますと、浦河町のアイヌでつくる別の団体「浦河アイヌ協会」が国の慰霊施設への集約を希望していることがわかり、今後は裁判ではなく、アイヌの団体どうしで協議すると決めたということです。
アイヌの遺骨をめぐっては、北海道アイヌ協会が慰霊施設への集約を目指す一方、一部のアイヌは掘り出された墓地があった地域に再埋葬すべきだとしていて議論が続いています。
コタンの会の清水裕二代表は「アイヌどうしの対話を実現できるよう努力していきたい」と話していました。

札幌医科大学は「まだ裁判所から連絡が来ていないのでコメントできない」とした上で、取り下げに反対する理由はないとしています。
浦河アイヌ協会は「白老町の慰霊施設に集約するという国、北海道アイヌ協会の方針に準じていく。集約後の返還については、大学などの関係機関と今後、議論していくことだ」としています。

2020年1月21日

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