NHK札幌放送局

衆院北海道2区補欠選挙 構図ほぼ固まる どうなる?選挙戦

衆院北海道2区補選

2021年3月29日(月)午後7時02分 更新

来月行われる衆議院北海道2区の補欠選挙で、立憲民主党と共産党は28日、政策協定に調印し、共産党が擁立を見送り立憲民主党の元衆議院議員の松木謙公氏に一本化することを正式に決めました。

衆議院北海道2区の補欠選挙では、▽立憲民主党が元衆議院議員の松木謙公氏、▽日本維新の会が元道議会議員の山崎泉氏、▽「NHK受信料を支払わない方法を教える党」が元会社員の齊藤忠行氏を公認候補として決定しています。
このほか、▽会社社長の小田々豊氏、▽元アナウンサーの鶴羽佳子氏、▽弁護士の長友隆典氏が立候補を表明しています。
また、▽元官僚の女性と、▽医師の男性も立候補を検討しています。
野党間の選挙協力を目指す立憲民主党と共産党は一本化に向けた調整を進めた結果、28日政策協定に調印し、共産党が擁立を見送り立憲民主党の松木氏に一本化することを正式に決めました。

どうなる?“春の政治決戦”

焦点となっていた立憲民主党と共産党の一本化は、告示が2週間余りに迫っての決着となりました。
4年前の衆議院選挙では、北海道2区で当時の希望の党と共産党がそれぞれ候補者を擁立しました。
今回の調整でも、立憲民主党や支援団体の連合サイドには、共産党と距離を縮め過ぎれば支持層が割れかねないという警戒感がありました。一方の共産党側にも、前回相まみえる形となった相手を支えることへの抵抗感は否めませんでした。
こうした中で、政策協定をめぐる協議も一時、行き詰まりを見せました。
ただ、今回一本化できなければ、秋までに行われる衆議院選挙での各選挙区にわたる選挙協力にも影響を与えることになります。
最終的には共産党の主張も踏まえ、格差の是正や憲法を守るといった点も盛り込んだ3点の「共闘合意」のもと、政権交代の実現に向け今回の選挙に勝利するという「大目標」を掲げる形で双方、歩み寄っての決着がなされました。
立憲民主党道連の逢坂誠二代表は「野党が1つになる必要がある。政策は違うところもあるが、この日本の民主主義の危機をなんとかしなければならない。日本の政治の危機をなんとかしなければこの国はつぶれてしまう」と話していました。
一方、共産党道委員会の青山慶二委員長は「今度の選挙では、野党共闘だけではなく政権交代をという大きな声が寄せられていた。市民の皆さんの声にこたえてこの野党共闘をさらに大きく発展させたい」と話していました。

野党側の一本化で、補欠選挙はどのような戦いになるのか。
共産党の擁立見送りで、選挙戦は、▽立憲民主党、▽独自候補を擁立する日本維新の会、▽自民党に近い保守系の勢力などが争う構図がほぼ固まりました。
立憲民主党の候補者が党内の支持を固め、一本化を支える共産党などの支持層を着実にまとめられるか。
一方、自民党が擁立を見送る中、“奪い合い”となる保守層の支持を勝ち取るのはどの候補者か。
さらには無党派層にどこまで支持を広げられるかも勝敗を分けるポイントになります。
次の衆議院選挙をにらんだ“春の政治決戦”。有権者がどのような選択をするか、注目されます。
衆議院北海道2区の補欠選挙は、4月13日告示、25日投開票の日程で行われます。

2021年3月29日放送

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