「貯蓄から投資へ」。超低金利時代の今、預貯金だけではお金はほとんど増えず、将来のことを
考えるとNISAなどの投資によって資産形成をすることも選択肢の一つになっています。
個人が投資する際の代表的な金融商品は、「株式」「債券」「投資信託」で、今回取り上げるNISA
は、主に投資信託を活用した投資方法の一つです。

投資信託の特徴は、投資の専門家が運用し、1万円程度の小額から始められ、株式や債券などを分散するパッケージ商品なので、リスクが抑えられることです。

NISAは、少額の投資が非課税になる制度です。投資は一般的に配当金や売却益などの儲け分に対して約20%の税金がかかりますが、NISAの場合は、これが非課税になります。
NISAには、「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があり、今回は、初心者でも始めやすい「つみたてNISA」について解説します。

つみたてNISAを始めるには、まず、自分に合った投資信託を取り扱っている証券会社などの金融機関を選び、所定の手続きにより「つみたてNISA」の口座を作ります。その後は、口座にお金を入れておけば、あらかじめ決めた金額を決まったタイミングで自動的に買い付けてくれます。

一般的に投資商品の価格は常に変動するため、買い付けのタイミングが難しいものです。
「つみたてNISA」の場合、価格が上下する商品を、一定額を長期的にわたって分散投資するもので、リスクを抑えることができます。

投資にはリスクはつきものだということを忘れずに、投資について検討するといいでしょう。
【出演】ファイナンシャルプランナー 恩田雅之さん
2022年11月2 日放送