NHK札幌放送局

札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致 意向調査結果・速報値

ほっとニュースweb

2022年3月16日(水)午後8時43分 更新

 2030年冬のオリンピック・パラリンピック招致をめぐり、札幌市が行った意向調査の集計結果が速報値として発表されました。 市民1万人が対象の郵送調査では、開催に「賛成」・「どちらかといえば賛成」と答えた人は52%と半数を上回る一方、「反対」・「どちらかといえば反対」と答えた人も39%と、およそ4割にのぼりました。

札幌市が速報値を発表

札幌市が招致を目指す2030年冬のオリンピック・パラリンピックについて開催への賛否や理由などを尋ねる意向調査(実施:3/2~14)は、市外に住む道民を含めた18歳以上の1万7500人を対象に行われました。

調査は、郵送・インターネット・街頭の3つの手法に分けて実施され、16日、札幌市は、質問項目のうち、「北海道・札幌で開催することをどう思いますか」と尋ねた質問への回答を速報値として発表しました。

郵送調査 “賛成”52%・“反対”39%

3つの調査のうち郵送調査は市民1万人を対象に行われ、およそ58%にあたる5775人から回答を得ました。

このうち、「賛成」は26%、「どちらかといえば賛成」は26%であわせて52%と、“賛成”意見が回答者の半数を上回りました。

一方、「反対」は22%、「どちらかといえば反対」は17%であわせて39%と、“反対”意見もおよそ4割にのぼりました。

「わからない」と答えた人は9%でした。

インターネット調査では

インターネット調査は、市民2000人・市外に住む道民3000人から回答を得ることを目標に実施され、期間中に、市民2200人・市外に住む道民3340人から回答が寄せられました。

「賛成」は26%、「どちらかといえば賛成」は31%であわせて57%と、こちらも“賛成”意見が回答者の半数を上回りました。

一方、「反対」は13%、「どちらかといえば反対」が13%で、“反対”意見はあわせて26%となりました。

「わからない」と答えた人は17%でした。

その内訳です。「市民」だけで見ますと、「賛成」は22%、「どちらかといえば賛成」は30%であわせて52%。

一方、「反対」は17%、「どちらかといえば反対」が14%で、“反対”意見はあわせて31%となりました。

「わからない」と答えた人は16%でした。

「市外に住む道民」だけで見ますと、「賛成」は29%、「どちらかといえば賛成」は31%であわせて60%。一方、「反対」は11%、「どちらかといえば反対」が12%で、“反対”意見はあわせて23%となりました。

「わからない」と答えた人は18%でした。

「市民」よりも「市外に住む道民」のほうが“賛成”意見の割合が高くなりました。逆に“反対”意見は「市民」で高く、「市外に住む道民」のほうが低くなっています。

街頭調査では

また、街頭調査は、市内を含む道内7か所の映画館で、利用客2560人を対象に行われました。

「賛成」は41%、「どちらかといえば賛成」は24%で、“賛成”意見はあわせて65%を占めました。

一方、「反対」は14%、「どちらかといえば反対」が12%で、“反対”意見はあわせて26%となりました。

「わからない」と答えた人は8%でした。

その内訳です。「市民」だけで見ますと、「賛成」は35%、「どちらかといえば賛成」は22%であわせて57%。

一方、「反対」は19%、「どちらかといえば反対」が16%で、“反対”意見はあわせて35%となりました。

「わからない」と答えた人は8%でした。

「市外に住む道民」だけで見ますと、「賛成」は48%、「どちらかといえば賛成」は27%であわせて75%。

一方、「反対」は7%、「どちらかといえば反対」が8%で、“反対”意見はあわせて15%となりました。

「わからない」と答えた人は9%でした。

郵送調査やインターネット調査よりも“賛成”意見の割合が高く、「市外に住む道民」では“賛成”意見が7割を超えました。

また、インターネット調査と同様、「市民」よりも「市外に住む道民」のほうが“賛成”意見の割合が高くなりました。

秋元市長「一定の支持得られた」

意向調査の結果について、札幌市の秋元市長は、16日、記者団に対し、「すべての調査手法で一定の支持を得ることができた」として、招致活動を加速させる考えを示しました。

「3つの調査手法すべてで、開催への一定の支持を得ることができた。結果を受けて、市議会での議論を踏まえつつ、招致活動の次のステップへ進むため、関係団体から、よりいっそうの協力を得ていきたい。一方、さまざまな理由で反対の意見も3割から4割前後、寄せられている。反対の方が抱く不安や懸念に丁寧に応えるため、市民との対話を継続していきたい」(札幌市・秋元市長)

詳細結果は4月に公表予定

今回発表された速報値では、いずれの調査でも“賛成”意見が半数を超えたものの、市民を対象とした郵送調査では“反対”意見はおよそ4割にのぼりました。

NHK札幌放送局の取材班が募集した視聴者からの意見でも、夏の東京大会をめぐる混乱を踏まえ、経費負担を懸念する声など異論は多く寄せられました。

市は、賛否の理由や経費への考え方など、ほかの質問を含めた詳しい調査結果を4月中にとりまとめ、公表するとしています。

寄せられた声をどう受け止め、懸念を払拭していけるか。札幌市には、市民に向き合った対応が求められることになります。


招致について、ほっとニュース北海道に寄せられた疑問を札幌市長に直接聞いた記事はこちら。
冬季五輪・パラリンピック 市民の疑問を札幌市長に直撃

招致を目指す、札幌市の狙いは、周囲の期待は?
再び聖火は灯るのか(政治マガジン特集記事)


関連情報

札幌市 なぜ記録的な大雪に?

ほっとニュースweb

2022年2月9日(水)午後2時04分 更新

脱炭素で注目 「クリーンラーチ」知ってますか?

ほっとニュースweb

2022年6月17日(金)午後6時00分 更新

ぼくが生まれた理由

ほっとニュースweb

2021年6月2日(水)午後7時25分 更新

上に戻る