NHK札幌放送局

特集「楽しく学ぼう!自由研究」

ひるナマ放送記録

2023年1月11日(水)午後6時57分 更新

今回は、冬休み特別企画として、学びや成長に繋がる自由研究の話題です。教えてくれたのは、子どもたちに大人気のダインゴムシ先生こと、サイエンスプロデューサーの佐藤ちひろさんです。

佐藤さんは、ダンゴムシの研究をしちゃうほど、ダンゴムシが大好きな理科の先生です。札幌近郊やオンラインで理科の実験教室やワークショップを開いています。

今回は、身近な材料を使い、家で何度も再現できる工作や実験を3つ教えてもらいました。
まず初めは、低学年のお子さんでも挑戦しやすい乳酸菌飲料の容器を使った工作です。

<用意するもの>

<作り方>
① 乳酸菌飲料の容器に1cm四方の穴を開ける。
② ストローの先端を指で潰し、穴の端に取りつける。
③ 音が響きやすい角度にストローを調整すれば完成。

<笛の鳴らし方>
飲み口の穴の塞ぐ大きさを手の平で調節することで自由に音程を変えることができます。
音は空気の振動であるということが学べます。

ちなみに、容器にイラストを描いたり、マスキングテープでデコレーションしたりすることで世界に1つだけのオリジナル作品に仕上げることもできます。


次に紹介するのは、ペットボトルを再利用した工作です。

<用意するもの>

<作り方>
① ペットボトルの底を切り落とす。
② 切り口にビニールテープを巻いて保護する。
③ 風船のお尻側1/3のところを切り落とし、風船の口を結ぶ。
④ 風船の切り口をペットボトルの底にかぶせ、ビニールテープを巻いて留める。
⑤ ペットボトルの側面にスタンドを置き、前後を粘着テープで留める。
⑥ ペットボトルの飲み口に塩ビ管をさし込み、ビニールテープで固定すると完成。

<遊び方>
二つ折りにした紙に的を描く。空気てっぽうで的を狙って遊ぶ。
普段、空気は目で見ることも触れることもできませんが、空気てっぽうを作ることで実際に空気は存在するということが遊びながら体感できます。


最後に紹介するのは、空気が乾燥する冬だからこそ楽しめる実験です。

<用意するもの>

<クラゲの作り方>
① 荷造りひもを20cmほどの長さに切る。
② ひもの端を結び、細かく裂くとクラゲの完成。

<実験方法>
① ひものクラゲと塩ビ管をティッシュでこすり静電気をためる。
② クラゲを放り上げ、塩ビ管を下から当てるとマイナスの静電気が反発し合い、フワフワと宙に浮く。

<静電気発生の仕組み>

塩ビ管やひものクラゲをティッシュペーパーでこすることで、ティッシュの中にあるマイナスの電気の粒、電子が移動。

マイナスの電子がたまった物どうしを近づけると反発しあってひものクラゲが宙に浮く。

身の回りの不思議に興味を持つことで、理科がどんどん楽しくなっていきます。
ぜひ、みなさんもダンゴムシ先生の自由研究にチャレンジしてみて下さい。

<出演> サイエンスプロデューサー 佐藤 ちひろ さん

2023年1月11日放送

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