こんにちは!広報担当アオヤマです。
5月19日(火)放送の「#ローカルフレンズ出会い旅」を一足先に試写してきました。その見どころをご紹介しちゃいます!
今回のローカルフレンズは、伊達市にお住まいのお坊さん・奥田正弘さん(愛称おっくん)。

最新技術を駆使した「お寺の未来」を旅人・せたちゅーに見せてくれるそうです。
「その時代の最先端の技術や、新しいことを取り入れていくのも仏教のスタイル」
とは、おっくんの弁。今回はどんな旅になるのでしょう・・・!
おっくんがまず紹介してくれたのが、清水町の住職・永田弘彰さんです。

「オンライン飲み会」「オンライン帰省」など…「オンライン〇〇」で自粛期間を乗り切ろうとされている方も多いと思いますが、永田さんたち若手僧侶が取り組んでいるのはこちら!

「オンライン法要」です。
どのお寺も新型コロナウイルスの影響で法要が中止に。そんな中、できることを考えました。道内各地のお寺をビデオ会議ソフトでつなぎ、法要を配信。檀家や地域の人に、動画を見ながら自宅で一緒にお経をあげてもらおうと呼びかけています。
若手僧侶ならではのアイデアですよね。今やスタンダードになりつつある「オンライン〇〇」の新たな可能性を感じることができました。
そして、旅はさらに驚くべき場所へと続きます。
VR(バーチャルリアリティー)の世界でおっくんと待ち合わせとのことで、ゴーグルを装着したせたちゅー。
ゴーグルを覗くと、せたちゅーの分身「せたちゅーアバター」が見えました。

VRの中で再開したおっくん、黒いスーツ姿です。おっくんの左側にある、怪しげな暗闇。せたちゅーは、ここに飛び込むよう指示されました。

すると世界が暗転!
せたちゅーがワープした先は・・・

なんと、「バーチャル寺院」。
仏様の姿もあり、デジタルでお寺のような空間が表現されています。
この空間を手掛けたのは、おっくんのお隣にいるアーティスト・河野円(まどか)さんです。※おっくんの右手側にいるアバター。

バーチャル寺院の奥には、親密に話ができるスペースもつくられています。
円さんは
「新型コロナウイルスの影響で、精神的にさまざまな思いを抱える方が増えてくると思います。家族にも相談できないことを、お坊さんに打ち明けられる場をつくりたいと思った」
とその意図を話してくれました。
このバーチャル寺院は実験段階ですが、撮影後、およそ80名が集まって交流会が行われたそうです。 ちなみに円さんは、仏教美術とテクノロジーを融合させたパフォーマンスの先駆者でもあります。

円さんは、ある住職が始めた「テクノ法要」(読経にテクノ音楽とプロジェクションマッピングを組み合わせ、現代風にアップデートさせた法要)にインスパイアされ、「サイバー南無南無」という若者とお寺をつなぐ新たな法要づくりに取り組んでいます。
伝統的な仏教とデジタルアートのコラボ。そしてスマホを通して、その日の参加者の声を聞き、それを映像に反映させる、参加者とともに作り上げる新たな法要の形。関心のある方は、ぜひ検索してみてください!

今回の旅を通して、勝手に「仏教」と「テクノロジー」は縁遠いと思い込んでいたなと、私も反省です。
この2つの融合に新たな可能性を見出し、新型コロナウイルスの影響も、追い風に変えようと前向きに取り組んでいる方々に出会うことが出来ました!皆さんもオンエアで、「未来のお寺」に触れてみませんか?
オンエアは5月19日(火)午後6:10~の「ほっとニュース北海道」です!ぜひご覧ください~!
最後に関心を持ってくださった方へご案内です。
・永田さんたちの「オンライン法要」は、YouTubeで「オンライン法要 宗祖親鸞聖人 降誕会」というタイトルで配信されています。
・河野円さんが手がけるVR上のサイバー寺院は、VRソフト「VRchat」にて「NamuNamuVR1.4」というワールド名で公開されています。(*イベントは不定期開催です)
そして今回の「ローカルフレンズ出会い旅」も、ご協力いただいた皆さん本当にありがとうございました。
引き続き新たなローカルフレンズを募集しています。こちらからご応募お待ちしております!
2020年5月18日