NHK札幌放送局

治療の現場から 市立旭川病院 現場責任者に聞く

ほっとニュース ミニ

2020年4月10日(金)午後7時56分 更新

道北の新型コロナウイルスの患者の治療にあたっている市立旭川病院の柿木康孝医師に、治療の中で感じたこと、感染防止のために私たちがすべきことについて聞きました。

どのような症状があらわれているのか

市立旭川病院は、新型コロナウイルスの患者の治療にあたる、感染症の指定医療機関のひとつです。血液内科・診療部長の柿木医師は、医師や看護師などでつくる対策チームの責任者を務めています。院内感染を防ぐ防護服を着て、専門の病棟で患者の治療に当たってきました。

「患者の多くは、せきや微熱といった軽い症状で済みますが、高齢者や、ぜんそくなどの持病のある人では急激に病状が悪化するケースを見てきました。若い人も例外ではありません。中には、せきが出て苦しく、眠れない人もいます。また、発熱や倦怠感の中、『自分はこのまま死んでしまうのではないか』と不安を訴える人もいます」

「自分だけは大丈夫」はありえない

柿木医師が問診の中でよく聞いた言葉があります。それは「混雑している場所にはいかなければよかった」という後悔です。

「自分だけは感染しないということはありません。新型コロナウイルスは、誰にでも感染する可能性があります。1人1人が自分の問題として考え、行動してください」

いったん患者が減ったとしても・・・

道内で1日に感染が確認された人の数は、3月中旬から「ゼロ」の日が、何日かあったものの、4月にはいって再び2桁に。9日にはこれまでで、もっとも多い18人の感染が確認されました。

「新年度になり、人の移動が活発になっているため、感染の拡大が大いに懸念されます。いったん感染者が減ったとしても、もうひと山、ふた山あるのではないかと私たちは警戒しています。ウイルスという見えない敵との闘いです。いつ終息するかどうかもわかりません」

医療を崩壊させないために

楽観できない状況が続く中、感染の急速な拡大を抑え、医療崩壊を招かないために何が必要なのか、改めて聞きました。

「人間を介さないと増殖できないということが、ウイルスの最大の弱点です。密閉・密集・密接の『3密』を避けること、マスクを着用すること、石けんなどで手洗いすることが何よりも大切です。
個人個人で、そして社会全体で増殖を押さえ込めれば、新型コロナウイルスのこれ以上の感染拡大は防げます。私たち医療従事者は患者の治療に専念します。皆さんは、感染しないよう、適切な行動をとってください。感染の急速な拡大で医療が崩壊しないためにもお願いします」

2020年4月10日


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