NHK札幌放送局

さわやか自然百景 東大雪 秋から冬へ

番組スタッフ

2021年2月17日(水)午後5時24分 更新

大雪山系の東側にある東大雪。 この深い森では、秋から冬にかけて、沢山の動物が見られます。 季節が変わりゆくなか、生きものたちの姿を、取材しました。

2000m級の山々が連なる、大雪山系。その東側一帯、東大雪と呼ばれるエリアは、100万年以上前の噴火で出来た盆地が連なり、見渡す限りの森が広っています。

取材をはじめた10月中旬、東大雪は紅葉の時期を迎えていました。秋に色づく広葉樹と、1年中緑の針葉樹が入り交じる森が、動物たちを育みます。

針葉樹をつついているのは、オオアカゲラ。木に潜むカミキリムシなどの幼虫を食べています。
広葉樹から落ちたどんぐりやクルミをさがしているのは、エゾリス。
丸々と太ったヒグマの親子の姿もありました。

木をつつくのは、効率的じゃなくても、楽しそう

森の一角に、すこし開けたところが、ありました。そこにあったのは、湧き水でできた泥だらけの水たまり。実は、こうした場所を利用する動物がいます。

それは、エゾシカのオス。ある夜、やってくると、立派な角で激しく地面を掘り、さらに、寝そべって泥を体にこすりつけます。を体にこすりつけます。実は、これ、自分の匂いを泥に混ぜて体に塗りつける、発情期特有の行動です。

クールな男のみだしなみ!?

この時期、メスに気に入られようと、オスたちはみな必死。メスのあとを何頭ものオスが追いかける光景も見られました。
しかし、メスに気に入られるオスは一握りだけ。大きくて強いオスだけが、多くのメスと子孫を残すことができるのです。

彼女たちが見つめているのは…
俺か、俺以外か…

雪の降る日が多くなってきた11月下旬。エゾシカの行動は、様変わりしていました。真っ白な雪に覆われた川原を歩いていたのは、1頭のオス。エゾシカは、繁殖の時期が過ぎると、メスとオスが別行動をとり、それぞれで冬を越すのです。

2021年2月17日

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