6月27日に羅臼町で飼い犬を襲ったクマは、3年前とおととしに犬を襲ったクマと同一とみられることがDNA鑑定で分かりました。町は飼い犬を屋内に入れるなど住民に注意を呼びかけています。
羅臼町では6月27日の夜、住宅の外で飼っていた犬3匹がクマに襲われ、このうち1匹が死にました。
羅臼町では3年前にも1件、おととしにも3件、飼い犬が襲われる被害があり、町が北海道大学に依頼して現場に残された唾液のDNAを調べたところ、このときのクマのものと一致したということです。
このクマのDNAは2013年に行われた調査の時点で検出されていたことから、7歳以上の成獣のオスとみられるということです。
町は同じクマが再び人里に現れる可能性もあるとして、住民に飼い犬を屋内に入れたり、ゴミの管理を徹底したりするよう呼びかけています。
2021年7月1日