NHK札幌放送局

冬の美瑛・青い池 白と青の世界

ほっとニュースweb

2021年12月28日(火)午後5時54分 更新

美瑛町の絶景「青い池」。訪れた方の中には、青く輝く水面と周囲の木々が生み出す美しいコントラストに魅了された人も多いのではないでしょうか?1年を通じて美しい景色が楽しめますが、なかでも冬は、降り積もる雪と人の工夫があわさり特別な景色が広がります。今回は、そんな冬の「青い池」の魅力についてお伝えします。(札幌局・住田達)

“青”に輝く美瑛川

北海道のほぼ中央に位置する十勝岳連峰。そのふもとある美瑛町の白金温泉です。12月には降り続く雪で町が真っ白に染まります。

その町の間を縫うように川が流れています。「美瑛川」です。コバルトブルーに輝くその姿から「ブルーリバー」と呼ばれています。

“青”の秘密 地下水が吹き出す滝

美瑛川の上流には、その青さの秘密を握る滝があります。「白ひげの滝」です。
十勝岳連峰の火山活動によってできた地層の間から、多くの鉱山成分(特にアルミニウム)を含む地下水が勢いよく噴き出しています。この地下水が美瑛川の水と混ざり合うことで、粒子が非常に細かくなり、その粒子が青色を反射することで、光が差し込むと青く見えると言われています。そのため、水自体が青色ではないようです。
ただ、そのメカニズムについて詳しく分かっていないことも多く、町は今後研究を進めていきたいとしています。

さらに、この時期は氷柱をみることができます。その長さは5メートル。滝の水しぶきが凍ってできたもので、厳冬期には20m以上にもなるそうです。滝から30mほどの場所にある橋から「白ひげの滝」を眺めることができますが、地元の観光関係者によるとこれほど近くで滝や氷柱を見ることができる場所はなかなかないそうです。

橋から川を見ていると、温泉成分の影響で白くなった川底の石が水の青さを一層引き立てていることも分かります。まさに山の恵みが生み出す絶景ですね。

雪に閉ざされた青い池

美瑛川の水がたまってできた「青い池」。冬の間、池は凍り付き雪に閉ざされます。夏の間(令和2年5月~10月)では、35万人が訪れる青い池に訪れる静かな冬です。

立ち枯れたカラマツが冬の静けさを引き立たてます。

青い池のライトアップ

冬限定で「青い池」は、夜、ライトアップされます。青と白の光の強弱で静かな冬を彩ります。

幻想的なライトアップを見た人は-
大阪から来た50代女性
「すごく幻想的です。絵画みたい!」
道内から来た20代男女
「雪があるからより幻想的」

青い池のライトアップは、冬場も楽しんでもらおうと7年前から始まりました。新年からはライトアップが変わり、空を舞う雪や木々についた雪など雪を生かした照明になるということです。

ライトアップは、4月まで行われます。

ライトアップの時間【11月1日~翌4月30日までの間、下記時間から午後9時まで】
・12月 午後4時30分~午後9時
・1月  午後5時00分~午後9時
・2月  午後5時30分~午後9時
・3月  午後6時00分~午後9時
・4月  午後6時30分~午後9時

※天候によっては中止の場合もあります。詳しくは美瑛町のホームページでご確認ください。

アクセス・問い合わせ

▼青い池・白ひげの滝
〒071-0235 上川郡美瑛町白金
JR美瑛駅より車で約30分
▼問い合わせ
美瑛町商工観光交流課
0166-92-4321

2021年12月22日放送
取材:住田達、大髙俊之(札幌局)

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