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参議院選挙 期日前投票はきめ細かく 北海道の各自治体は…

参院選2022

2022年6月24日(金)午後0時23分 更新

今回の参議院選挙で、期日前投票が公示日翌日の6月23日に始まりました。 有権者の間ですっかり定着した期日前投票。 道内各地の自治体は、期日前投票を利用しやすくしようと投票所の設置でくふうしています。 

期日前投票所 各自治体は…

期日前投票は、投票日当日、仕事や旅行など用事があって投票に行けない人のために、2003年(平成15年)12月に導入されました。参議院選挙では2004年(平成16年)の20回選挙から行われていて、今回で7回目です。

道選挙管理委員会によりますと、今回の参議院選挙では、投票日前日の7月9日までの選挙期間中、道内では390か所余りで期日前投票所が設けられます。
これは、去年、2021年(令和3年)の衆議院選挙と比べて40か所ほど多くなっています。
期日前投票所は、すべてが選挙期間中の毎日、開設されるわけではありません。
期日前投票は選挙期間の終盤に増える傾向がみられます。とくに最終日、投票日前日の土曜日は投票者が集中します。
こうした傾向を踏まえて、道内の自治体では、選挙期間中の毎日開設する投票所に加えて、選挙期間終盤に投票所を「増やす」ところが少なくありません。
一方、投票所が設けられるのは、市役所や町村役場、その支所だけではありません。
自治体によっては、買い物ついでに投票してもらおうと商業施設に投票所を設けるところがあります。さらに、若い世代の投票率向上につなげようと、大学に投票所を設けるところもあります。

“期日前投票をきめ細かく”
道選挙管理委員会の資料をもとに、各自治体のくふうを詳しくみていきます。なお、お住まいの自治体で設けられる期日前投票所の詳細な場所や投票時間などは、選挙管理委員会にお問い合わせください。
また、過去の期日前投票の詳しい分析は、「北海道の参議院選挙 データで“深掘り” 投票率・期日前投票・出口調査…」のコラム記事をご覧ください。

《札幌市》
有権者数が道内で最も多い札幌市。今回も10区それぞれで、投票日前日の7月9日まで毎日投票できる「第1投票所」と、7月7日から9日まで最終盤の3日間投票できる「第2投票所」が設けられます。(※厚別区と清田区の「第2投票所」は同じ「市交通局本局」です)
さらに、会場が混雑し密集した状況になるのを避けるため、「第1投票所」では通常、午後8時までの投票時間を午後9時まで、去年の衆議院選挙と同様に1時間延長します。「第1投票所」は午前8時半から午後9時まで、「第2投票所」は午前10時から午後8時まで投票できます。
なお、期日前投票の投票時間は、2016年(平成28年)の参議院選挙から、それまでは午前8時半から午後8時までだったのが各自治体の判断で前後それぞれ最大で2時間拡大できるようになっています。
札幌市では、区役所の建て替えに伴い、中央区の「第1投票所」が「札幌市役所」に変わっています。ご注意ください。
《函館市》
市役所とその支所合わせて6か所の投票所で7月9日まで毎日投票できます。
このほか商業施設では、「イオン湯川店」「MEGAドン・キホーテ函館店」「ポールスターショッピングセンター」に7月1日から9日まで投票所が設けられます。
さらに、7月4日から8日まで「函館蔦屋書店」に、7月2日の一日だけ「函館コミュニティプラザGスクエア」に投票所が設けられます。
「MEGAドン・キホーテ函館店」「ポールスターショッピングセンター」「イオン湯川店」の投票所は、7月10日の投票日当日も「共通投票所」として開設されます。
「共通投票所」は、有権者であれば住んでいる地域によらず誰でも投票できるという投票日当日の投票所で、道内では函館市が2016年(平成28年)の参議院選挙から設置しています。
《小樽市》
市役所別館で7月9日まで毎日投票できるほか、「塩谷サービスセンター」で7月5日と6日の2日間、「銭函市民センター」で7月7日と8日の2日間、それぞれ投票所が設けられます。
《旭川市》
旭川市は去年の衆議院選挙から投票所を1か所増やしました。
このうち市役所とその支所、商業施設の「フィール旭川」「イオン旭川西店」「メガセンタートライアル旭川店」では、7月9日まで毎日投票できます。
投票時間は投票所によって異なり、市役所の「江丹別支所」と「西神楽市民交流センター」は午後5時までの開設です。早く投票所が閉められますので、注意してください。
また、去年の旭川市長選挙と衆議院選挙に続いて、今回の参議院選挙でも「旭川大学」に7月5日、一日だけの投票所が設けられます。その運営には学生があたります。
《室蘭市》
市役所と「生涯学習センター」では7月9日まで毎日投票できます。さらに、「室蘭工業大学」に6月27日から29日までの3日間、午後の5時間投票所が設けられます。
《釧路市》
市役所と旧阿寒町、旧音別町の合わせて4か所は7月9日まで毎日投票できます。ただし、「阿寒湖まりむ館阿寒湖温泉支所」は午後5時までの開設で、早く投票所が閉められますので注意してください。
商業施設では、「イオンモール釧路昭和」で7月7日から9日までの3日間、投票所が設けられます。
このほか、「東部地区コミュニティセンター」で7月4日から6日までの3日間、「中部地区コミュニティセンター」で7月7日から9日までの3日間、それぞれ投票所が設けられます。
《帯広市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
商業施設では、「イトーヨーカドー帯広店」で6月29日から7月9日までの11日間、投票所が設けられます。
このほか、「森の里コミュニティセンター」で7月6日から9日までの4日間、さらに「帯広畜産大学」で6月28日と7月4日の2日間、投票所が設けられます。
《北見市》
市役所と3か所の支所では7月9日まで毎日投票できます。
このうち市役所では、最終盤の7月8日と9日の2日間は投票時間が1時間延長され、午後9時まで投票できます。
このほか、「東相内地区住民センター」で7月5日から9日までの5日間、投票所が設けられます。
《岩見沢市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
さらに、JR岩見沢駅の複合駅舎2階にある「有明交流プラザ」など5か所で7月2日から9日まで投票所が設けられます。
《網走市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
さらに、「オホーツク・文化交流センター」で7月1日から5日まで投票所が設けられます。
《留萌市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
また、「市立留萌図書館」で7月3日から7日まで投票所が設けられます。
《苫小牧市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。このほか、「イオンモール苫小牧」など5か所で7月2日から9日まで投票所が設けられます。
《稚内市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
このほか、「市立図書館」に7月5日から9日まで投票所が設けられます。
稚内市では、「稚内大谷高校」で6月29日、「稚内高校」で6月30日に生徒向けの投票所が放課後の時間帯に設けられます。道教育委員会によりますと、道内の高校で期日前投票所が設けられるのは初めてです。
《江別市》
「市民会館」で7月9日まで毎日投票できるほか、「北海道情報大学」で7月4日、「札幌学院大学」で7月6日、「酪農学園大学」で7月7日、それぞれ一日だけの投票所が設けられます。
《紋別市》
市役所など3か所で7月9日まで毎日投票できるほか、「イオン紋別店」で7月3日、投票所が設けられます。
《名寄市》
市役所の「名寄庁舎」では7月9日まで毎日投票できます。
このほか、「風連庁舎」では7月4日から9日まで、「智恵文支所」では7月6日から8日までそれぞれ投票所が設けられます。
さらに、「名寄市立大学」で6月28日、一日だけの投票所が設けられます。
《根室市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
このほか、「落石会館」で7月6日と7日、「厚床会館」で7月6日と8日、「歯舞会館」で7月7日と8日、それぞれ投票所が設けられます。
《千歳市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
さらに、「ちとせモール」で7月2日と3日、「農民研修センター」で7月5日、「支笏湖市民センター」で7月6日、「向陽台支所」で7月7日、それぞれ投票所が設けられます。
《登別市》
「登別中央ショッピングセンターアーニス」では7月9日まで毎日投票できます。また、「イオン登別店」では7月1日から5日まで、「鷲別コミュニティセンター」では7月7日から9日まで、それぞれ投票所が設けられます。さらに、「日本工学院北海道専門学校」にも、7月6日の一日だけ投票所が設けられます。
《恵庭市》
「恵庭市民会館」「恵み野会館」「島松市民センター」「フレスポ恵み野」の4か所で、7月9日まで毎日投票できます。
《伊達市》
「市民活動センター」では7月9日まで毎日投票できます。
このほか、「大滝総合支所」では7月5日から9日まで投票所が設けられます。
さらに、投票箱を載せた車を巡回させて車内で投票してもらう移動式の期日前投票所も開設され、7月4日から6日にかけて毎日2か所ずつ回ります。
《北広島市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
このほか、「農民研修センター」で7月2日、「西の里会館」で7月3日、「北広島団地住民センター」で7月4日、「大曲会館」で7月5日と6日、「エルフィンパーク交流広場」で7月7日と8日、それぞれ投票所が設けられます。
《石狩市》
市役所では7月9日まで毎日投票できます。
また、「厚田保健センター」と市役所の「浜益支所」では、7月4日から9日まで投票できます。
このほか、去年の衆議院選挙に続いて移動式の期日前投票所も開設され、7月5日に4か所、7月6日に3か所、7月7日に3か所を回ります。

このほかの市では、士別市や深川市、富良野市、北斗市で期間中毎日開設される投票所に加えて、投票日を限るかたちで投票所が設けられます。
一方、町や村では、自治体内で投票所は1か所だけというケースが多くなっていますが、面積の広い自治体では複数の投票所を設けるところもあります。

“移動式”“巡回式”“日替わり”…

今回の参議院選挙では、投票箱を載せた車を巡回させて車内で投票してもらう移動式の期日前投票所を設ける自治体が増えています。
去年の衆議院選挙では、移動式の期日前投票所は石狩市と道東の標茶町が設けました。
今回はさらに伊達市、道南の八雲町、今金町、道東の白糠町が初めて設けます。
それぞれ投票できる時間帯は限られますので、選挙管理委員会によく確認してください。
まちの中心部から離れた地域では、過疎化と人口減少のなかで立会人のなり手不足もあって投票日当日の投票所を維持できなくなってきています。
そうしたなか、各自治体は移動式の期日前投票所を細かく設けることで、有権者の投票の機会を確保しようとしています。

移動式に似たものとして、巡回式の期日前投票所もあります。
道北の幌加内町は投票日当日の投票所がなくなった添牛内地区と母子里地区で2日間、巡回式の投票所を設け、投票の機会を確保することにしています。2日間とも午前と午後、それぞれ地区を変えて投票所が設けられます。合わせて、地区の有権者が事前に予約すれば、町の公用車で自宅から投票所まで無料で送迎するということです。
一方、オホーツクの美幌町は、毎日投票できる町役場のほかに、日替わりで地域ごとに投票所を設けます。去年の衆議院選挙で投票日当日の投票所を減らした代わりに導入した取り組みで、今回は選挙期間の中盤から終盤にかけて8か所で設けられます。

道内の自治体は、期日前投票を利用しやすくしようと、あの手この手のくふうをしています。そのうえで、「7月10日の投票日当日に投票できない場合は、積極的に期日前投票を利用してほしい」と呼びかけています。

(札幌局選挙班)

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