NHK札幌放送局

はぁ~…お米たべた~い!! 10月28日放送 北海道まるごとラジオ

北海道まるごとラジオ

2021年11月5日(金)午後1時53分 更新

10月28日(木)の北海道まるごとラジオ、テーマは“お米” 新米が美味しい季節。全国の米どころに負けず、北海道のお米も本当においしい! そんな北海道米の魅力を存分にお伝えしました。 

MCは、芳川隆一アナウンサーと、西野愛由キャスター

ゲストに、ライスボールプレイヤーとして活躍する川原悟さんをお迎えしました。

ライスボールプレイヤーとは、おむすびをつくる職人です。
川原さんは、ライスボールプレイヤーとして
海外の百貨店の物産展やJAPAN EXPOなどによばれ、おむすびの実演販売をしてきました。
これまでに、東南アジア全域、ヨーロッパ、ロシアなど様々な国を回っています。

♪メッセージをいただきました♪
「私が子どものころは、北海道ではお米がとれないと言われていましたが、いまではブランド米の産地なんですね~。」

芳川:かつてはおいしいお米を取るのはなかなか難しかったんですか?
川原さん:そうですね。北海道はやはり20年以上前は、
「犬でも猫でもまたいで通るぐらいおいしくない」と言われたんですね。
それだけ誰も見向きしなかった。

芳川:犬でも猫でもまたいで通っちゃうぐらい、無視されちゃうっていう意味ですかね?

川原さん:でもそれが、生産者の努力ですとか農業試験場、いろんな方の努力のおかげで、今は一大産地になりました。

放送内では、とくに有名な3つのブランドに注目。
それぞれのお米に特徴があるということで、川原さんに解説していただきました。

☆ゆめぴりか

川原さん:北海道の最高品種と呼ばれています。
つやをとっても、味も粘りも、香りもオールラウンダーですね。
お茶碗によそって、そのまま美味しく頂けます。

☆ふっくりんこ

川原さん:名前の通り、ふわっとした食感が特徴なんですが、ご飯って冷めてから食べるものって結構ありますよね。 お弁当やおむすび。冷めてからも硬くなりにくい、そういう特徴があります。“冷めてから食べるご飯に向いているよ”ということです。

☆ななつぼし

川原:直接ご飯に味をつけて食べる食べ方ってあると思います。
カレーライスやピラフ、チャーハン、丼物とかそういったものに非常に向いていて、お米の表面にどんぶりのたれとかルーが絡むんですよね。お寿司のシャリにもなっています。

でも、ここで疑問が。

芳川:最初に紹介していただいた“ゆめぴりかが一番総合的においしい”と、もし仮にそうであるならば、全部ゆめぴりかで作ればいいんじゃないかなと思っちゃうんですけど、そうじゃないんですね。

川原さん:ゆめぴりかはやっぱり柔らかい特性があるので、タレを(米の)中に吸い込んでしまうんですね。 より柔らかくなりすぎてしまうことがありますね。お米の大事なおいしさの要素としては食感も大事なんだよっていうことですね。

♪メッセージをいただきました♪
『北海道の米と聞いて真っ先に思い出したのはきらら397です。岐阜でも店頭に並んでいますが、我が家はきらら397の大ファン。定期的に購入しています。北海道の豊かな自然で育ったお米ならではの独特の粘り気があり、冷めてもおいしいので、おにぎりに最適なお米です』

芳川:今ご紹介いただいた3つの品種だけじゃなくて、おいしいお米たくさんあるということですよね。

ライスボールプレイヤー川原悟さんとは一体どんな人なのか伺いました!

・川原さんは現在45歳。食品をプロデュースする会社の代表取締役
・お米の世界に飛び込んだのは、ちょうど20歳の時。
お米屋さんでアルバイトをしたのがきっかけだったといいます。

川原さん:一番最初は飲食店にお米を配達するアルバイトから始まったんですけどその後プロの料理人の方たちとお話しする機会が増えていって、「ハンバーグソースってどうやって作ってるんですか」とか。すごく人と話するのが好きなんで、いろいろ聞いていくうちに、やっぱり自分でそこの店のお米をプロデュースできないかなとを考え始めたんですよね。

芳川:お店のお米をプロデュース。例えばどういう感じですか

川原さん:今みたいに特色を生かして例えばチャーハンだったらこのお米、洋食屋さんだったらこういうお米をブレンドして、こう炊いたらいいですよと。コンサルタントのようなことをし始めたんです。お客さんから予算を聞いてそれに見合うようなブレンドをね。やっぱりご飯がおいしいお店って繁盛するんですよね。 最初はお米の配達だったんですけど、だんだん営業的な仕事をし始めて、その当時の社長に直談判しに行って営業をやらせてくださいと言いました(笑)

西野:実際に提案したお店の反応は、どうだったんですか。

川原さん:最初は全然信用してくれなかったですよね。 僕もまだ23歳ぐらいだったので、50代60代のベテランのシェフたちがいる中で、そんな若者の話なんか聞けないよねっていう感じだったんです。ですがクレームが起きた時に、じゃあ僕と同じ条件で炊かせてみてくださいと言ったんです。結果、「何でこんなおいしくなったんだ?」と。1つずつクリアしていった感じはしますね。

徐々に信頼を勝ち得ていった川原さん。
その後、どのようにして“おむすび”に結びついていくのでしょうか?

僕がお米屋さんで働こうと思ったのは、「お米屋さんに就職できたら絶対にお米屋さんは日本ではつぶれないだろう」と考えたからなんですね。ところがその頃は、朝はパン、昼は麺というようにちょうど日本人の食卓が変わっていった境目だったような気がします。
どんどんお米が消費されなくなってきて、仲間のお米屋さんもどんどん閉店に。そういう時代が来てやっぱりお米を原料として違う業態も会社で持っていないと未来はちょっと暗いんじゃないかなと思ったんですよね。お米って炊いてごはんにすると倍に膨らむんですよ。
それで、膨らませて付加価値をつけておむすびにしようと思ったのがきっかけです。

川原さんが30歳の時。当時、会社の内部の飲食部門としておむすび店をスタート。
その店の運営を任されるようになりました。
店は、“お客様から注文をいただいてから、1つずつ手作りで出来たてを提供する”スタイル。
そのため…

川原さん:混んでしまうと、もう急ぐしかないんですね。お客さんを待たせたくないと、どんどんどんどんスピードアップしていくしかないんですよ。そうしたらお客さんから「あそこの店長はすごいスピードで握るよね」っていうのが口コミで広がり、百貨店さんのバイヤーの耳に入り。北海道物産展が全国の百貨店でちょっとブームになりつつあった時期で、百貨店さんからおむすびの実演でぜひ来てくれないかと言われて東京に行くようになり、横浜、千葉、熊本、四国…日本中を回りましたね。

芳川:スピードがあの人すごいぞっていうところからライスボールプレイヤーだみたいになってたわけですよね。

川原さん:外国人の友達も徐々にでき始めましたし。そしたら、英語で「仕事なに?」って聞かれて。おむすびを作る職人って英語で何て言うんだろうと思ったんですよ。
何となくぽっと頭に浮かんだのが、野球選手はベースボールプレイヤーだからおむすびはライスボールでしょう?って。勝手に口がライスボールプレイヤーって言ってたんですよね。

川原さんが実際にどのように握っているのか?!
その様子を収めた動画を観ながら、芳川アナウンサーが実況しました!

さあキッチンの前に立っている河原悟。左手で一握りの白いご飯を手に取って中にいれたのは、焼きたらこ!そして塩を一握りして握る!コロコロコロコロコロコロ両手の真ん中で丸めて行った!そして最後に長方形のノリを巻いて、上にも焼きたらこの一片をのせて出来上がり!その時間わずか16秒!

ふだん、結ぶのにかかる時間は10秒を切るそうです!すごすぎます。

川原さん:全国物産展で回らせていただいて、北海道に久しぶりに帰って来たときに、農林水産省の方から声かけていただきました。それで日本の米を世界にPRして回ろうっていう企画が立ち上がるんですね。それが冒頭お話しさせていただいた海外のイベントに参加し始めたということですね。

芳川:海外のお客さんにおむすび提供していて一番印象に残ってることって何ですか?

川原さん:やっぱりお米の味が濃いって言いますね。 「こんなに粘りのある米って!日本人はこんなおいしいの食べてるのか!」って驚きます。

:そういった活動を通して河原さんが海外の人に一番伝えたいなと思って大事にしてた事って何ですか。

川原さん:日本の主幹産業のお米は、まだまだ生産者がたくさんいて。でも世界の人口をだいたい75人ぐらいの1クラスだと考えれば、日本人ってそのうち1人ってことですよね。 なので、まだまだこの1人が作っているお米を、何とかこの74人に食べさせることってできないかなっていうことを考えています。

北海道のお米を知り尽くした川原さんに、
家庭でもできるおいしいお米の炊き方を伝授していただきました!

ポイント①「米とぎ」ではなく「洗米」

川原さん:精米技術の進歩で、今のお米は強くとぐ必要はなし。指先で優しくなでるぐらいでOK!ガシガシ強い力でといでしまうと、お米のおいしさがどんどん削れて流れていってしまいます。3回ぐらいすすいで、優しくなでて洗いましょう。水が透明になるまで洗わなくて大丈夫です。

ポイント②浸水は1時間が理想

川原さん:1時間は水に浸すということが大事。お米のおいしさって2つの場所があって。お米の表面ともう1つはお米の中にあるんです。お米の中からおいしさを出すための作業が浸水になります。たっぷりお水を含ませてあげると芯も残らず均等に炊けます。

ポイント③おむすびのときは、硬めに炊く

川原さん:おむすびって結ぶので、ご飯粒つぶれちゃうんですよね。 なるべくつぶれないように少し硬めに炊く。ご家庭では炊飯器の内釜にすし飯というラインがあると思います。 すし飯で炊くといいです すし飯のラインがない場合は、通常のごはんのラインにしていただいて、そこから1合に対して大さじスプーン1杯分、水を少なくする。3合だったら大さじ3杯引いてあげるってことです。持っている特性の米でそれぞれ違いますけど、まず1度それでやってみて。

ポイント④炊けた後は 湯気を逃がそう

炊き上がった後は、ふたを開けっ放しにして、湯気出ますよね。
なるべく湯気を飛ばしてほしいんですよ。 5分ぐらい蓋を開けっ放しにして、
しゃもじでご飯をかき混ぜます。やり始めると、蒸気がばあっと出ます。
その蒸気を出したあとふた開けっ放しにして、少し放置してください。
3分から5分ぐらいたったら、もう1度かき混ぜるとまた湯気出ます。
確実に2回目やった時にご飯がベタベタしてるはずなんですよ。
なので、このベタベタしたご飯を作るとふわっと結んでも崩れないおむすびになります。

※おむすびにしないでそのまま食べる場合は、炊き立てを楽しんでほしいとのこと。

コロナの影響で、道内各地の特産品が売れずに困っているとの声を聞いた川原さん。
そこで去年秋、まずは胆振管内の自治体の特産品を使ったおむすびを11種類開発しました。その名も“いぶり11(イレブン)”!!

この11種類の中から、特別に
▼伊達市のほたておむすび
▼安平町のスイートコーンおむすび 
を川原さんに事前に作っていただき、放送中に試食しました!!
※手指の消毒等、感染対策をした上で試食しています。

西野:ほたておむすび、ふっくらしたバター醤油ご飯に、さらにほたての出汁がしみ込んでとてもおいしい!

芳川:あーおいしいスイートコーンおむすび。このお米の歯応えとその中にあるコーンのシャキシャキの歯応えがなんと小気味いいことかね。胆振管内、 いろんなおいしいものがありますけれどもおむすびにすることで、さらにそのおいしさが引き立つというところですか。

川原さん:僕の理想は179市町村を応援したいと。その食材をおむすびという形にすることで家でも作れると思ったんですよね。 簡単ですし。なるべく僕もレシピ監修をするときに長くならないレシピで考えてるんですよね。 それがやっぱりパッと見て、きょう作ってみようとか。
ちょっとあそこ行ってじゃあ食べてみようとかそういうことになればいいなと思ってます。

芳川:ちなみにほたておむすびはどうやって作るんですか?

川原さん:凍っているホタテベビーホタテたくさん売ってますよね。スーパーなどで。それを解凍するように、お湯沸かしてその中にバターも油も一緒に入れて、それで湯がくんですよね。
溶けたら少し煮汁が残るじゃないですか。それをご飯にかけながら、握りやすいぐらいの柔らかさにしましょう。

お米をなるべくもっとみなさんに食べてもらいたい。
その先にある、川原さんが伝えたいこととは。

川原さん:親から子へっていうことですね。 手作り。おふくろの味っていうんですか。
そういうのってこれからも日本人として残していきたいなと思いますよ。

芳川:そういった思いを体現するショートムービーも作ってるんですよね。

川原さん:何とかお米を食べたいっていうふうになるように仲間内でショートムービーを作ったりね。

芳川:実際に川原さんもご出演をされて。 私も拝見しましたが、すばらしい俳優さんぶりで。(※動画は動画共有サイトで視聴できます)

川原さん:本当に僕演技ができないで川原悟そのままの役柄で出ております(笑)やっぱり僕自身ごはん大好きなんで。

芳川:改めて全国の皆さんに向けて北海道米のおいしさどんな所か教えてください。

川原さん:この広大な北の大地北海道で育ったきれいな空気、きれいな水で育ったおいしい北海道米。香りも粘りもつやも本当に全国のコメに負けず劣らずの品質なりました。
店頭でちょっと見つけた時は、今小さいサイズとかでも販売してますので、ぜひ気軽にお試しいただければと思います。

ご清聴ありがとうございました。
これからも、北海道米をたくさん食べましょう♪

2021年11月2日

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