NHK札幌放送局

亘理伊達家の宝物 高さ2メートルの巨大ひな飾り

道央いぶりDAYひだか

2023年3月3日(金)午後2時09分 更新

こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」胆振日高担当リポーターの内部明日香です。気づけばもう3月でびっくり!北海道に来てまだ2年ですが、ことしは暖かくなるのが早いなとうれしく思っています♪ほんの少しだけ春の気配がし始めた今の時期にピッタリな話題をななまるマップでお届けです!

やってきたのは伊達市。仙台藩亘理伊達家が移り住んだ地として知られています。その伊達市に道内ではなかなか見ることができない貴重なひな人形が展示されているとのこと!早速、「だて歴史文化ミュージアム」へ向かいます。

伺ったのは企画展「亘理伊達家のお雛様」です。さて、お目当てのひな人形は…?

ありました!大きい!私の背よりもかなり高いです。一番下の段から最上段にいるひな人形の頭までで、2メートル20センチぐらいあるそうです。全部で39体のひな人形が展示されていました。ここにある人形は明治3年以降に伊達市に移り住んだ仙台藩亘理伊達家が持ち込んだもの。すべて江戸時代に作られたそうで、道内では非常に珍しいといいます。

ひとつひとつ顔や衣装、大きさなどが違うひな人形。
最上段の真ん中にある人形は高さが50センチあり特に目を引きます。

なぜこんなに大きく作られたのか?など当時のひな人形づくりについて伊達市教育委員会の黒田学芸員に伺いました。

伊達市教育委員会 学芸員 黒田格男さん
「この人形が作られた1700年代初めごろは比較的豊かな時代で、作られる人形もどんどん大きくなっていきました。しかし、幕府の財政が厳しくなってきたことで、ぜいたくを戒めるような命令が出され、その一環としてひな人形の大きさにも規制がかかったんです。その後、ひな人形は小さくなったのですが、その分、どこで個性を出そうかということで顔がまんまるのひな人形が出てきました」

こちらが、まんまるの顔のひな人形です。次郎左衛門雛という種類です。

顔がまるいと、よりチャーミングさが引き立ちますね。それにしても、ひな人形にこんなにも当時の社会状況が反映されているのだと思うと、なおのこと楽しく興味深く見ることができました♪

また、ひな祭りの「食」に注目した展示も行われています。こちらは、江戸時代の亘理伊達家当主がひな祭りに何を食べていたのか記された古文書です。特に私が面白いなと思ったのは、ひし餅です。今ではひし餅といえば3色が定番ですが、当時のひし餅は緑の草餅と白餅を重ねた2色だったようなんです!なぜなのか黒田さんに聞くと、病気病魔を退ける色として緑の草餅に健康への願いを込め、あえて2色にしていたのではないかということでした。

黒田さんは「ひな祭り独特の雰囲気が感じられると思うので、この展示を見て少しでも春らしさを感じていただければ」と話していました。一足先に春の華やかさが感じられるこの企画展。3月31日まで月曜日を除いて毎日開催されています。開館時間は午前9時~午後5時です!皆さんもぜひ足を運んでみてください♪それでは!

私が前回取材を担当した、安平町でのアイスキャンドル点灯のイベントについての記事も併せてご覧ください(^ ^)
安平をあたたかく照らすアイスキャンドル

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