NHK札幌放送局

北海高校 木村大成投手 パワーアップして優勝つかみ取る

ほっとスポーツプラス

2021年3月9日(火)午後4時01分 更新

3月19日に開幕するセンバツ高校野球に10年ぶり13回目の出場をする北海高校。チームを引っ張るのは、新3年生のエース、木村大成投手です。プロも注目する左腕は、この冬徹底的に体づくりに取り組み、パワーアップした姿でセンバツ初優勝を目指します。 (札幌局 阿久根駿介)
※放送予定 3月18日(木)ほっとニュース北海道(18:10~)

しなやかな体つきから最速145キロ

木村投手は身長1メートル80センチ、体重76キロのしなやかな体つきから最速145キロのストレートとキレ味鋭いスライダーを武器としている左投手です。秋の北海道大会では4試合を投げて無失点に抑えたほか、41個の三振を奪って優勝に大きく貢献しました。

木村大成投手
「右バッターのインコースに入るクロスファイヤーが一番の持ち味。守備からリズムをつくれるようにテンポを意識して甲子園で投げていきたい」


体づくりにいそしんだ冬

甲子園でさらなる活躍を目指すため、この冬取り組んできたのは体づくり。雪のため外で走れない代わりにボート競技の練習で使われる「エルゴメーター」と呼ばれるトレーニングマシンを週に2、3回取り入れました。2.5キロ相当の距離をおよそ10分間こぎ続け、全身の筋肉の持久力や瞬発力などを高めました。さらに、バーベルを使ってのスクワットはこの冬で30キロほど重い140キロまで上げられるようになり、体全体のパワーアップに成功しました。

木村大成投手
「上半身も鍛えたが特に下半身を鍛えたことによって力強さが増して球威がストレートもスライダーも増したと思う」


課題の細かいコントロール改善のため、意識改革

このほか、課題としていた細かいコントロールの安定化に向けて投球フォームの改善にも着手しました。ポイントは「体が開かないフォーム」です。

木村大成投手
「いいときは踏み出し足の右足が地面に着いたときに、まだ体が一塁側に向いている。体が開いていないので、リリースポイントを高い位置にとどめることができ、ボールに自分の力を100%伝えることができる。一方で、よくないときは右足が地面に着いたときに、体がキャッチャー側に向いてしまっている。体が開いているので、リリースポイントが低くなり、腕が横から出てしまうので、ボールに力が伝わりづらくなるほか、回転も汚くなってしまう」

キャッチボールやシャドーピッチングでは体を開かず、高い位置でボールを離すよう常に意識をするようにしました。雪が降り積もる厳しい環境でも地道な努力でフォームを固めることができました。


すでに最速に1キロに迫る

先月、札幌ドームを借りて行われた試合形式での実戦登板では最速に1キロに迫る144キロを投げて、順調な仕上がりをみせました。準備万端で臨む甲子園で見据えるのはチームが昭和38年に成し遂げた準優勝を超える、優勝です。

木村大成投手
「この冬しっかり体を作れて実戦練習などもできているので、甲子園という最高の舞台で自信を持って自分のピッチングができるように今までやってきたことを信じて全力で優勝を目指してやっていきたい」


去年の秋の北海道大会で見たときに比べて、下半身も含め体が一回り大きくなっていて、冬の体づくり成功していることが手に取るようにわかりました。一方、筋肉量を増やすと、体のしなやかさが失われるケースもあるのですが、木村投手は練習中、ストレッチや、関節の可動域を広げるトレーニングも併せて行っていて、強さとしなやかさを両立してパワーアップを図っていたことがわかりました。甲子園では見ている人たちが驚くような圧倒的なピッチングに期待しています。

※放送予定 3月18日(木)ほっとニュース北海道(18:10~)

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