「北海道と北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されて1年。
詩人・吉増剛造さん(83)が、北海道各地の縄文文化をめぐる旅に出た。
詩人が紡ぐ言葉から、北の縄文が新たな素顔を見せる。

函館の国宝・中空土偶、伊達の北黄金貝塚、千歳のキウス周堤墓群、余市のフゴッペ洞窟、そして湧別のシブノツナイ竪穴住居跡。悠久の時間の中で育まれた、多彩で深遠な縄文の遺跡遺物や精神世界に出会った吉増さん。
伊達の北黄金貝塚では、
命を送り、次の命を祈る貝塚であると話したあと、
「貝塚は命を海に送る巨大な卵のようだ」と語る。

さらに、道内各地の縄文遺跡を辿る中、詩が生み出された。
現代詩の巨星・吉増剛造の感性が、古の縄文文化と響き合うー
放送は、
7月10日(日)午前8:00~8:25[総合]※北海道ブロック

関連情報:NHK北の縄文プロジェクト