NHK札幌放送局

テレビ塔の謎に迫る! シラベルカ#72

シラベルカ

2021年12月15日(水)午後5時09分 更新

みなさんの疑問にお答えするシラベルカ。 今回は、『#63 テレビ局ストリートはなぜできた?』の続編です!

視聴者からの投稿には、

「なぜ札幌のテレビ局は北一条に集中しているのでしょうか。
テレビ塔や手稲山のアンテナのためですか」

とありました。
前回は手稲山について調査したので、今回はテレビ塔について調べました!

と、その前に…。
ぜひ前回の記事をご覧ください

テレビ塔は電波を出していない!?

大通公園にそびえる「さっぽろテレビ塔」。
高さ147.2メートルの頂上にはテレビのアンテナらしきものが立っています。
これはテレビの電波を出しているに間違いない!
「このアンテナらしきものから電波を出しているんですよね?」
さっぽろテレビ塔の菊池さんに聞いてみると…。

菊池さん「電波、出してません」

なんと、電波を出していませんでした!
では、なぜ“テレビ塔”という名前なのでしょうか?

“テレビ塔”としては13年

その謎を解くカギはNHKに残された古い映像にありました。
1956年(昭和31年)にNHK札幌放送局がテレビの開局記念として放送した番組には、時計台やポプラ並木といった札幌の観光名所が紹介されています。

そのなかに完成間近のさっぽろテレビ塔の姿が!

なんと、このときのテレビ塔は展望台がなく塔の骨組みだけ。
少しでも早くテレビ放送を始めたいと、完成の8か月も前にNHKは電波を出したのです。

大通に放送所があったNHKにとってテレビ塔は各家庭に放送を届けるために欠かせない存在でした。

その後、より広い範囲に放送を届けることができる手稲山に集約されたため、1969年(昭和44年)、テレビ塔はたった13年で送信所としての役目を終えたのです。

札幌のランドマークとして

テレビの送信所としての役目を終えたテレビ塔ですが、開業から今まで2540万人を超える観光客が訪れています。

2022年8月で開業から65年。
さっぽろテレビ塔の菊池さんに今後の目標を聞きました。

菊地さん
「電波塔としての役目を終えておりますが、現在も札幌の観光名所として 
親しまれております。
これからも札幌のランドマークとして、市民の皆様に愛される場所を目指したいと思っております」

本来の役目を終えても、“テレビ塔”は“テレビ塔”ですもんね。
これからも多くの人に愛される施設であってほしいなと思います!

NHK札幌 カメラマン 濵本航大
2021年12月15日

こちらもご覧ください
テレビ局ストリートはなぜできた? シラベルカ#63

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