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別海町の「お試し移住」~地方移住のニーズをつかめ!

ほっとニュースぐるっと道東!

2022年6月8日(水)午後7時12分 更新

コロナ禍で普及した「テレワーク」。場所を選ばないこの新たなワークスタイルの普及に伴い、地方での暮らしを希望する人が増えています。そんなニーズに応えて町に人を呼び込もうと、別海町がことし4月から始めた取り組みが「お試し移住」です。 (中標津支局 原田未央)

快適!「お試し移住」専用住宅

別海町の中心部には「お試し移住」専用の住宅が設けられています。町への移住を検討している人たちに実際に一定期間住んでもらうためです。町職員向けの古い住宅を改修した3LDKの部屋で、1週間から最長1か月間、有料で貸し出しています。ゆったりとした間取りに家具や家電、それにWi-Fiの設備などが備えられ、町の暮らしで役立つガイドブックも用意されています。

“移住”は別海町の重点施策

別海町はもともと移住への取り組みを積極的に行ってきました。生乳の生産量が日本一という“酪農の町”の特徴をいかし、平成8年には酪農家を育成する「酪農研修牧場」を開設。“新規就農”をめざす人に対する移住のためのサポートを実施してきました。

ITツールを活用した移住促進の取り組みも行ってきました。町民の有志によって6年前にテレワークで地域の活性化を図る協議会が発足。現在は町が事業を引き継ぎ、別海町の魅力や町に移住した人へのインタビュー記事などを発信しています。そんななかでの今回の「お試し移住」。コロナ禍で地方移住のニーズが高まるなか道内のほかの自治体の取り組みも参考に、移住をめざす人たちの「受け皿」になろうと導入を決めたのです。

“移住者目線”を大切に

別海町地域おこし協力隊のメンバーの1人、原田佳美さんは大阪府出身です。自身が移住者で移住促進の担当を任されています。原田さん自身、移住前には別海町がどんな住環境か予想もつかなかったとのこと。実際に住んでみると、水道管の凍結を防ぐ「水抜き」など寒冷地ならではの習慣や、予想していたよりも公共施設や買い物などの利便性がよかったことが印象に残っていると言います。

住んでみないとその町の本質は分からない。家族と一緒に暮らせるか未来のことを考えるいい機会になれば」と話す原田さん。

良いことも悪いことも含め、移住後の生活をイメージしてもらうことが「お試し移住」の目的です。

「べつかい移住ちゃんねる」でPR

町では、Youtube動画の「べつかい移住ちゃんねる」でも移住をPRしています。撮影しているのは原田さんで、麦わら帽子をかぶって出演しているのは別海町職員で移住促進担当の菊地裕樹さんです。手作り感を大切にしながら、公共施設の紹介や観光情報などを毎月数本、動画を公開しています。

この日は、大粒のアサリがとれる潮干狩りの様子を撮影しました。「べつかい移住ちゃんねる」のコンセプトは、わかりやすい・親しみやすい・堅くなりすぎないこと。

菊地さんは「町外向けに発信していますが、町民の方にも地元の魅力を再発見してもらい、移住して来る方をあたたかく迎え入れる土壌づくりに生かしていけたら」と期待を寄せています。

“空き家バンク”も整備へ

4月から運用が始まった別海町の「お試し移住」は、用意された2世帯分の専用住宅に予約が相次いでいます。町では今後、移住を希望する人が住宅を探しやすくなるよう、空き家に加えてアパートなどの情報も集約した「空き家バンク制度」も整備することにしています。


2022年6月8日(水)

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