上川管内・鷹栖町の中心地から少し離れたオサラッペ川に架かる赤い橋。一見すると普通の橋ですが、町の人々から長い間愛され続けています。その秘密は橋の中央部にありました。(2023年2月放送)



橋を渡っていくと・・・
私たちの暮らす鷹栖町の、この橋の正式名称は「北野橋」といいます。橋の真ん中のあたりまで来ると、何やら鉄琴のようなものがあります。実はこの鉄琴をたたくと音楽が流れるんです!私たちはこの橋を「メロディー橋」と呼んでいます。

町の子どもたちを見守ってきたメロディー橋
メロディー橋ができたのは1981年。町のシンボルとなるようなものを作りたいという当時の町長の思いから始まりました。日本で最初の音の出る橋です。メロディー橋は北野小学校の通学路上にあったため、町の子どもたちは毎日音楽を鳴らしながら帰宅していました。鳴らしていない子どもは多分いないと思います。橋が完成した当時はバチでたたく形式でした。いつもバチが無かったです(笑)


メロディー橋からの景色で今日の気温がわかる?
今回VTRに出演した山田です。
メロディー橋の欄干にある鉄球をたたくことで音楽を演奏できます。鷹栖町の子どもはみんなここで演奏して大人になっていきます!曲は放課後のイメージにピッタリな「夕やけこやけ」が使用されています。
この橋は、実家みたいな安心感があります。子どもの頃は橋で遊んで、大人になって町に帰ってきてもずっと待っていてくれるような、そんな感じです。
橋の上から見る景色は圧巻です。とてものどかで癒されます。町の人たちは冬の時期、メロディー橋から見える木の積雪の様子で今日の気温がだいたい何度くらいか、わかるんですよ。


まだまだある!鷹栖町のこんな魅力
わたくし礒野の出身は大阪府。鷹栖町の景色に惹かれました。旅行が趣味なので、鷹栖町に旅行に来てもらえるように町の魅力をPRしていきたいです。
メロディー橋以外にもさまざまな魅力があります。パレットヒルズと呼ばれるキャンプ場があり、北海道の四季を堪能して遊ぶことができます。


編集後記
今回取材したメロディー橋は、鷹栖町の人たちから本当に愛されているんだなと実感しました。私も実際に鉄琴をたたいて演奏してみました。そのときひとりだったので少し寂しかったです(笑)
メロディー橋から見た冬景色は天気が良かったこともあり、とても素晴らしいものでした。
みなさんも鷹栖町に遊びに来た際はちょっと足を止めて音楽と景色を堪能して、一息ついてみてはいかがですか?
旭川放送局 竹ケ原貴一
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