「2022年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の発表が2022年10月7日に行われ、NHK北海道で毎週木曜夜に放送している「ローカルフレンズ滞在記」がグッドデザイン・ベスト100に選出されました。NHKの地方局がグッドデザイン・ベスト100に選出されるのは今回が初めてとなります(NHK北海道調べ)。
「ローカルフレンズ滞在記」は、NHKのディレクターが一ヶ月間道内の各地域に滞在し、その地域の魅力をお伝えする番組です。番組を通じて、地域でさまざまな取り組みをする人々の背中を押し、「あらゆる人が地域活動をしやすい社会」をつくることをビジョンに掲げ、企画から取材まですべて地域の人と一緒に行っています。
この度のグッドデザイン賞では、NHKと地域住民が番組を共創することでマスメディアと地域の新たな関係性をリデザインし、北海道の地域活動を支えているという点を評価していただきました。


<審査委員コメント>
ニュース性の高いトピックを短期間で取材・編集・発信していたこれまでのマスメディアのあり方を問い直し、その地に暮らす方が主体的に番組作りに携わり、観光ではなく日常の風景を丁寧に切り取る番組を協働しながら制作するという意義深いプログラム。マスメディアとしての情報発信・編集・制作力と、ある意味ニッチな地域の情報を掬い上げていく地域住民の力が統合され、地域そのものを活動をエンパワーしていく好例。マスメディアの新たな役割・地域との関わり方も大変示唆的である。
<ローカルフレンズ滞在記とは>
毎週木曜夜6:10~「ほっとニュース北海道」内で放送しているコーナー番組。ディレクターが一ヶ月間地域に滞在し、番組に応募してくれた地元の人(その名もローカルフレンズ)に知り合いを紹介いただきながら、その土地ならではの魅力や豊かな暮らしを発信する企画です。
2021年4月に放送が始まり、2022年10月時点で北海道内の15地域に滞在してきました。
<note記事「NHKのローカル番組がグッドデザイン・ベスト100を受賞した理由」>
…グッドデザイン賞受賞を機に、NHKとローカルフレンズがこれまでの取り組みを振り返る座談会を開催!プロジェクトメンバーの思いなどをまとめました。ぜひご覧ください。
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