NHK帯広放送局からお送りした「ラジオ #ナナメの場」。番組最後は、シンガーソングライターのまえだゆりなさんが、
きょうの番組で感じたことを本番中に作詞・作曲して弾き語るコーナー、「みんなのうた」。
今回はたった15分で… 放送日:2022年2月20日
神門アナ:おっと!私の右手を見ますと、ヘッドホンをつけてギターを抱えたゆりなさんが戻ってまいりました!
ゆりなさん:お待たせしました!
神門アナ:曲ができた!
ゆりなさん:本当に今回は時間がなかったので、即興で歌ってみたいなと思います。
ずーちゃん:すごいわ。
神門アナ:お願いします。
ゆりなさん:はい、お聞きください。
♪ 生まれた場所 歩き見る景色
きみとぼくは違う
なのにどうして 胸が痛むんだ
暗闇の中、ひとりでうつむいた
それでも 君を想った
もうすこし、あともうすこし、
空が晴れたら、波打ち際で ただ ただ 君と駆けたこと
あの日のように 今この時を
心のときめきを信じて 信じて 歩く
♪ 生まれた場所 歩き見る景色
きみとぼくは違う
だから だから 面白い
空が晴れたら、波打ち際で ただ ただ 心震わせたこと
あの日のように 今この時を
夢中を 宇宙に 放て
神門アナ:ありがとうございました!(拍手)
しっかりでき上がっていたじゃないですか。
ゆりなさん:本当ですか。
神門アナ:まえだゆりなさんがきょうの番組内容全体を通して、そこからイメージを膨らませて曲を作ってくださいましたが、どういう思いを込めましたか。
ゆりなさん:今回はいろんな環境で生きている人、それで何か手を差し伸べようとか、一緒になって生きていこうとして活動している方のお話を伺うことができたりだとか、それぞれの夢中をたくさん聞いたもので、そんなことがリンクしていったらいいなと思って今回メッセージを込めました。
神門アナ:ツイートでも「いい歌ですね」っていうリアクションをいただいていますね。
ゆりなさん:早い、ありがとうございます。
神門アナ:さあそして曲を聴いて、ずーちゃんにこの歌のタイトルを決めていただきたいんですね。
ずーちゃん:きょう一番どきどきしてる、うふふ。今曲を聴いてて、歌詞をいっぱい聞き取って決めました。今回のタイトルは「トンネルの向こう」です。
ゆりなさん:おおおー!
ずーちゃん:歌詞の中にも、暗闇の中一人でうつむいてたっていうところから、空が晴れたらとか、暗いところからパッと明るみに出るようなイメージがたくさんあったりだったりとか、きょう紹介した本とかも、最初はすごく暗い話なんだけど最後に一筋の光があったりとか、徳丸さんの話も同じく、暗い話題と扱わずにこういう解決策があるよね。スッポンくんの話でもともと話すの苦手だったけど、ぷれいおんさんに出会ってこんなふうにできるようになったよっていう話があったので、みんながトンネルにいるときもきっとその向こうに光が!っていう思いが込められていると思ったので、このタイトルにしました!
神門アナ:「展望塔のラプンツェル」(※)も、虐待の連鎖ということが1つのテーマになっていますが、マイナスのものが連鎖していくかもしれないけどプラスのものが連鎖していくってのもありますもんね、きっとね。
※「展望塔のラプンツェル」…労働者相手の娯楽の街を舞台にした、宇佐美まこと氏の小説。虐待などで居場所のない子どもたちが取り上げられる。番組前半「ずーちゃんの一冊」で取り上げました。
神門アナ:きょうは「ラジオ#ナナメの場」NHK帯広放送局から生放送で2時間にわたってお送りしてまいりましたこの番組。また機会を設けてラジオのみならずテレビ・WEBなどでも発信してまいりますので、どうぞおつきあいください。
きょうはお聞きくださいまして、ありがとうございました!

