NHK札幌放送局

札幌育ちの北青鵬 初の十両の土俵で優勝目指す

ほっとスポーツプラス

2021年11月12日(金)午後5時28分 更新

11月14日から福岡市で大相撲九州場所が始まります。この場所で、はじめて十両として相撲をとるのが、モンゴル生まれ札幌育ちで20歳の北青鵬です。札幌の恩師に支えられて、九州場所では優勝を目指しています。

圧倒的な相撲で各段すべてで優勝

5歳の時から札幌市に住み、小学1年生のときに相撲を始めた北青鵬は、高校卒業後の令和2年の春場所で初土俵を踏みます。身長2メートル、体重170キロの体格を生かした相撲で、序ノ口、序二段、三段目、幕下と、すべてで優勝。まわしを引けばどんな体勢からでも相手を寄り切る圧倒的な相撲で、角界のホープとして注目されています。

活躍を誓った矢先のコロナ感染 恩師のことばに救われる

新十両として活躍を誓った9月の秋場所前、北青鵬は新型コロナウイルスに感染してしまいます。休場を余儀なくされ、隔離先のホテルで自分があがるはずだった土俵をテレビで見る日々を送りました。気落ちする北青鵬を励ましたのが、札幌で相撲教室を開いている恩師の白神治さんでした。白神さんは、札幌市で北青鵬に小学1年生のときから相撲を教えました。北青鵬は白神さんのことを父のように慕い、入門後も毎日のように連絡を取り合ってきました。白神さんは、ホテルにいる北青鵬にメールや電話で体調を気遣う言葉をかけてくれました。

白神治さん
「けがで休場したわけではないから、大丈夫。強くなる時間ができたと思って稽古して、 次の九州場所で元気な相撲を見せてほしい」
北青鵬関
「相撲人生の一番最初の先生から そういう言葉をもらったので本当にがんばろうという気持ちが強かったです」

強くなって土俵に戻る!優勝目指し稽古量を2倍に

北青鵬はコロナに感染する前の2倍以上、1日40番の申し合いを行って、立ち合いの当たりを強化しました。同じ部屋で番付が上の炎鵬や幕内の石浦を、立ち合いから一気に押し出すほどの力をつけました。

北青鵬関
「初めての十両の土俵で元気のある、みんなが『おお』って思えるような相撲をとって2桁勝ちたい。十両の優勝争いできるように頑張りたい」

《取材後記》
北青鵬関は、ふだんは笑顔がすてきな力士ですが、相撲の話になるとキリッとした表情に変わり、大きな目標を語る姿に、頼もしさを感じました。相撲取材歴10年の私からみると、将来は、大関・横綱になれる力を秘めていると思っています。地元・北海道への愛も強く、相撲どころ北海道をこれから背負ってくれるような力士になってくれると信じています。番付をどんどんあげていく北青鵬の成長をこれからも取材していきたいと思います。

ほっとスポーツプラス

札幌放送局アナウンサー 高山大吾
2021年11月12日

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