NHK札幌放送局

ヒグマ対策の果樹伐採をボランティアの力で #ヒグマ

ヒグマ情報

2020年6月11日(木)午後3時44分 更新

2019年8月にヒグマが頻繁に住宅地に出没した札幌市南区で、ボランティアの力を借りて、手入れされていない果樹を伐採したり、やぶを刈り払ったりして、ヒグマを引き寄せない対策が始まります。

ヒグマを出没させないために

ヒグマ対策を始めるのは、札幌市の環境市民団体、エコ・ネットワークと、ヒグマ対策を手がけるNPO法人EnVision環境保全事務所です。

グループでは、札幌市南区の藤野地区や簾舞地区の周辺で、手入れされないままになっていて、ヒグマを引き寄せるきかっけになる果樹の伐採や、ヒグマの通り道になる川沿いのやぶの刈り払いをボランティアを募って行います。

放棄果樹の伐採がなぜヒグマ対策?

去年、札幌市内でのヒグマの出没情報196件のうち20%以上は、果樹にからむ出没でした。8月に藤野地区や簾舞地区の住宅地に繰り返し出没したヒグマも、過去に放棄された果樹の実を食べていたことがわかっています。
6月上旬、ボランティアの募集に先立って、グループのメンバー15人が出て、実際に、使われなくなった果樹園でサクランボ40本を切ってどれくらいの労力が必要なのか確かめました。


技術者がチェーンソーで切り倒したあと、メンバーたちは、ノコギリやナタを使って、運びやすいサイズに切り分け、積み上げました。

この場所では、去年、サクランボが実る時期に複数のヒグマが出没していました。サクランボの木は、かつて使われていた農業用ハウスの鉄骨の天井よりはるかに大きく育っていて、枝にはすでに緑色の実がついていました。

エコ・ネットワークの小川巌さん
「クマはサクランボが大好き。これからの時期、実がなると、それに集まってきます。放棄された果樹園というのは南区にはあちこちにあります。それを住民の力で取り除いて行きたい」

ボランティア募集開始

ボランティアの申し込みと問い合わせは、エコ・ネットワーク(電話011−737−7841)で受け付けています。応募はすでに始まっています。
果樹の伐採作業は、6月17日(木)から、川沿いのやぶの刈り払いは6月26日(金)から始め、その後も、随時、活動していくということです。

2020年6月11日

番組予告 
6月20日(土)あさ7時55分~ 総合テレビ
0755DDチャンネル「となりのヒグマ2020」

人の生活と、となりあわせに生きているヒグマたち。両者が残念な形でぶつからないように、北海道各地で地域の人たちが始めた「できること」を取材中。webと放送同時展開でお伝えしていきます。

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