20日、厚岸町の牧場で放牧中の乳牛1頭が襲われてけがをしているのが見つかりました。町などは、周辺地域で繰り返し牛を襲っているヒグマ、通称「OSO18」による被害と見て警戒を強めています。
警察によりますと、20日午前10時40分ごろ、厚岸町上尾幌の牧場で放牧中の乳牛1頭がけがをしているのを牧場の関係者が見つけました。
牛の両肩にかまれたような傷があり、付近には幅20センチほどのクマの足跡が残されていたということです。
町役場では、3年前から厚岸町や隣の標茶町の一帯で繰り返し牛を襲っているクマ「ΟSΟ18」による被害と見て、現場で採取された体毛の鑑定を進めています。
警察によりますと、厚岸町内で「ΟSΟ18」とみられるクマに牛が襲われたのはことしに入って初めてだということです。
警察がパトカーを出して付近の住民らに注意を呼びかけているほか、町もハンターによる巡回を強化するなどして警戒しています。
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