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鉄オタSが語る北海道9~踏切があった頃~

皆さんから投稿いただいた鉄道写真を、NHK札幌の鉄オタSが好き勝手なことを語っているこのコーナーも、早くも9回目。皆さん、もううんざりしましたか?  それでも私は語り続けます……というわけで。今回のテーマは「札幌駅周辺の踏切」です。

1988年にJRが高架化されて、今の札幌駅周辺はすべて立体交差になりましたが、それまでは札幌駅周辺にもいくつも踏切があったのです。今回の投稿写真にも踏切の写真がいくつもありました。

こちらは札幌駅のすぐ西側、西6丁目通りにあった踏切です。

1975年ごろ札幌駅

(写真提供 adaさん)
これは、1975年ごろの写真だそうですが、札幌駅のホームがよく見える!というより、ほぼ駅の中じゃないですか。
踏切を渡っている自転車の女性がかけているメガネ、時代を感じます。そしてちょうど踏切を渡っている車はサニーでしょうか?(私は鉄オタですが自動車オタではないので、間違っていたらごめんなさい。)この時代の自動車の前方のミラーはドアミラーじゃなくてフェンダーミラーだったりします。

写真の左側を拡大してみましょう。 なにやら係員がいる小屋があります。

有人踏切

当時、この踏切は「有人踏切」だったようです。列車が来る前に遮断機がカンカンカン!と自動的に下りてくるのではなく、踏切にいる係員が遮断機を操作して上げ下げするんです。半世紀前の札幌駅周辺は、有人踏切ばかりだったという話です。
ところで、この踏切を通る西6丁目通りは、北は北大、南は道庁で行き止まり。南北を一気に通り抜けたい方にはあまり都合のよくない道路なんです。でも、そのおかげでこんな写真も撮ることができました。

道庁赤レンガ前を横切るSL・C56

(写真提供 adaさん)
道庁赤レンガ前を横切るSL・C56。すごく素敵な瞬間です。
続いては、駅のすぐ東側に目を向けてみましょう。今の西2丁目通りのあたりにあった踏切を南側から見た写真です。

踏切で待つ人

(写真提供 adaさん)
西側に比べて、こちらの方が線路の数も多い分、踏切も長いです。待っている人の中には、和服姿と下駄の方もいたりして。
ちょうど、通過している列車はキハ22形かな? オレンジ色とクリーム色のツートンカラー。当時、全国の非電化線のいたるところでこの配色のディーゼルカーが走っていましたが、北海道の車輛だけに窓が小さいですね。

私が懐かしいなと思ったのは、線路の向こう側の建物の看板です。あの電機メーカーのCMソング「♪ひか~る光る東〇  まわ~る回る東〇~ はし~る走る東〇」を思わず歌ってしまいました。「サザエさん」や「日曜劇場」を見ていると、このCMが流れていたころのマークです。後にこの会社のサッカー部が札幌に移転してきて、北海道コンサドーレ札幌ができるなんて、この時はだれも想像できません。

人道橋

(写真提供 adaさん)
この踏切の左側にあるのは、歩行者専用の跨線橋「人道橋」です。こういうものが作られるほど、ここは「開かずの踏切」だったようです。
この人道橋から北東方面を見ると、このような風景が広がっていました。

倉庫が並んでいる

(写真提供 adaさん)
倉庫が並んでいるのが見えます。札幌駅の北側には札幌軟石を使った倉庫がいくつも並んでいたそうです。

札幌ストア

(写真提供 adaさん)
そして、人道橋の北側入口付近には、「札幌ストア」というストアがあったようです。デパートがある南側から北側に線路をわたると、一気に生活感が漂う風景になっていたんですね。