1972 SAPPORO VR Project
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鉄オタSが語る北海道 6 ―特別な蒸気機関車 C62 2―

このページにたどり着いてしまった皆さま、ここは鉄道関連の写真をNHK札幌の鉄オタSが、皆さんからの投稿写真を元に、北海道の鉄道を熱く語っているコーナーです。よろしくお付き合いください。
 さて、前回は1970年代に起こったSLブームのことにも触れましたので、今回は蒸気機関車(SL)の写真をご紹介したいと思います。

1972年 札幌駅構内

1972年 札幌駅構内(写真提供 つーさん)

C62形蒸気機関車、しかも「C62 2」です。
C62(通称・シロクニ)。1950年代前半、まだ電化されていなかった日本の大動脈・東海道本線や山陽本線で、特急列車や急行列車をけん引していました。東京―大阪間を走っていた国鉄の看板特急「つばめ」を牽引していたことでも知られています。その中でも、このC62 2だけは特別なんです。
それはなぜかと言うと……
前方側面の板に、C62が特急「つばめ」をけん引していた証の「つばめのマーク」が取り付けられているからなんです。「スワローエンゼル」とも呼ばれているんですね。
写真を拡大してみましょう……

拡大写真

これです! 「つばめのマーク」は、指をさしているおじさんの右側にあります。
ちょっと見づらいですね。こんな写真もありました!

つばめのマーク

(写真提供 つーさん)
横から見るとよくわかりますよね。

つばめのマーク

全部で49両作られたC62の中でも、「つばめのマーク」が取り付けられたのはこの2号機と18号機の2機だけ。しかも18号機は後にマークが取り外されているんです。
でも、この2号機。実際に特急「つばめ」をけん引したことはあまりなかった……という噂も。

さて、C62 2。
1957年に北海道に来たのですが、その後は1972年までニセコの山中を走っていました。急こう配が続く函館本線を白い煙をたくさん出しながら、C62 3と重連でけん引していた急行「ニセコ」。羊蹄山をバックに走る姿をお目当てに、全国からたくさんの鉄道ファンが訪れて、1970年代前半のSLブームの代表格も言える存在でした。

その時の勇姿の映像がNHKの「みちしる C62重連 急行ニセコの勇姿」というサイトでご覧いただけます。


さて、今回ご紹介した写真は1972年に行われた「さよならイベント」の時のものだと思います。
この年は「鉄道100年」! それを記念して京都の梅小路機関区で、国鉄でも選りすぐりの貴重な蒸気機関車の動態保存(走ることができる状態で保存)を始めることになりました。このC62 2もその1両に選ばれて、この写真が撮影された後に京都に向かったのです。
それから40年近くたちますが、今も京都鉄道博物館でその姿を見ることができるそうです。