1972 SAPPORO VR Project
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鉄オタSが語る北海道 4 ―これも市電?―

皆さんから投稿いただいた鉄道写真を見ながら、NHK札幌の鉄オタSが勝手に語っているこのシリーズ。今回ご紹介するのは、1963年札幌駅前通りを走っている市電の写真です。

昔の市電

(この記事の写真はすべて 提供スーパー北斗さん)

「そういえば、地下鉄ができる前は駅前通りを市電が走っていたらしいよね…」っていう方もいらっしゃるかと思います。そうです、当時は市電が街中を走っていて、市民の足として親しまれていたんですね。
でも、お話ししたいのはそこじゃないんです。
右側の「D1036」というナンバーのすすきの行きの車輛、なんか変だと思いませんか?
屋根の上を見てください。
市電なのに、電車にあるはずのパンタグラフ(架線から集電する機器)がありません。

市電の上部

札幌市電は1963年に北24条から麻生町(今の麻生駅付近)まで線路が延伸されました。でも、開通したばかりのころはこの区間は電化されていませんでした。実は、この車輛はディーゼルカー。
「麻生町―北24条―札幌駅前―三越前-すすきの」という電化と非電化の区間を通しで走っていました。
数年後には電化されてディーゼルカーも姿を消したそうですが、市電と言いながら電車じゃない車輛も走っていたんですね。

開業まもないころの麻生町

ちなみに、この写真は開業まもないころの麻生町。道路も舗装されてなくて雨が降ったら泥だらけ、今では信じられない風景ですね。
最後に、余計なことかもしれませんが。
「麻生」の読み方は「あさぶ(ASABU)」です。札幌に来た転勤族の皆さん、東京の「麻布」みたいに「あざぶ(AZABU)」と読まないようにお願いしますよ。

<お知らせ>
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