「しつけ」

< しつけ >

● 食べ方が気になる!
● どうつきあう?子どもの怒り
● きれいな字を書くには
● これって"やりすぎ教育"?
● これでいいの?子どものおこづかい
● 気になる姿勢のなおし方
● 子どもに伝わる叱り方
● シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」
● 片づけられない!
● シリーズ 虐待を防ぐには(4)「児童相談所~子どもの一時保護~」
● シリーズ 虐待を防ぐには(3)「もしものときの児童相談所」
● 子どもって迷惑?
● さよなら!子育てのイライラ
● 子どものウソ
● シリーズ 虐待を防ぐには(2)「どう叱ればいいの?」
● シリーズ 虐待を防ぐには(1)「親も助けてほしい」
● 心配!子どもの"ひとり歩き"
● お金の価値 伝えるには?
● わが家の食事 これでいいの!?
● どう伸ばす?コミュニケーション能力
● どう伝える? 子どもの家庭内マナー
● "もったいない" が通じない!
● 「失敗しちゃった!?」子育ての後悔
● 晩ごはん みんなで食べなきゃダメ?
● これって虐待…?
● 子どもの言葉づかい
● 子どもの叱り方 どうすれば?
● 子どもにペットをせがまれたら?
● 子どもの“ウソ”
● 心配!夜の外出
● 子ども部屋 どうしていますか?
● 過干渉 やめたいけれど…
● おこづかいは何のため?
● どうする?子どものお手伝い
● どうなの?となりの朝ごはん
● つい目についちゃう!?わが子のダメポイント
● 子どもが朝起きない!

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2022年02月26日 (土)

食べ方が気になる!<番組内容>

今回のテーマは、子どもの「食べ方」について。
はしや茶碗の持ち方がおかしい・・・などのお悩みにこたえていく。

さて、みなさんのお子さんは、どんなおはしの持ち方をしていますか?

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今回は、子どもの食べ方について学校や保護者からの相談にのっている、笹田哲さん(神奈川県立保健福祉大学 教授)のアドバイスを受け、食べ方が上達するにはどうすればいいか、を考える。

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笹田さんは、おはしの使い方をどのように指導したら良いのか?という相談を何年も前から受けているという。


【実際のホゴシャーズの悩みとは・・・・・】

ビオラさんの場合>
小学4年生のユウセイさんは食事をするのに苦労しているという。
おはしが交差していてうまくつかめない
麺を食べるときは、おはしの先に引っ掛けて持ち上げている。
ユウセイさんの姉2人は、苦労することなくおはしを使えるようになった。
そのため、いずれ使えるようになるだろうと、ビオラさんは考えていたが・・・
なかなかうまく使えない。市販の補助器具なども試してみたが、うまくいかない。

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はちみつさんの場合>
小学1年生のかえでさんは、おはしを使うのが苦手。
今でもスプーンを使いたがる。
はちみつさんは、食事の時に度々注意はしているが、持ち方よりもおいしく楽しく食事をしてほしいという気持ちもあって、つい甘くなってしまう、という。

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【2人のおはしの持ち方は・・・・】

ユウセイさん:交差はし・・・特徴:つまみにくい
かえでさん:にぎりはし・・・特徴:疲れやすい

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もう1つ良くある持ち方として、親指がでっぱってしまう持ち方がある。

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【おはしの基本的な持ち方】

まず、親指と人差し指の間におはしを1本乗せる。
次に、薬指の第一関節を目安におはしの先を置く。
そして、親指、人差し指、中指を使っておはしをこのように持つ。
最後に、中指をおはしの間に入れる。

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この方法が難しく感じた場合は・・・定規を使う方法がある。

まず、おはしを持つ要領で、定規を親指と人差し指ではさむ。
その時、薬指を定規の下から少しだけ出す。
定規の上におはしをのせ、指を動かさないようにしながら、定規だけ上から抜き取る。
最後に中指をおはしの間に入れる。

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はしを自在に使えるようになるには、指の分離が備わっている事がポイント。

指の分離とは・・・・?
それぞれの指を独立させて動かせること


【指の分離をうながす方法】

まず親指と人差し指をあわせる。そして、ゆっくりと開く。
次は、親指と中指をあわせて、開く。
このように、親指とそれぞれの指をあわせて、ゆっくり開く動作を繰り返す。
最初は片手ずつ。できるようになったら両手でやってみる。

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他にも、こんなお悩みが・・・。

はっさくさんの場合>
小学3年生のひろやすさんの、茶碗やコップの持ち方が気になっている。
人差し指をうつわにひっかけて持ち上げ、口もとに運んでいる。
最近は時々、自分で器を持ち直す様子も見られるといが、まだまだクセはなおりきらない。

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器が大きくて、重いことも原因の1つ。
小さくて軽いもので器を変えてみると効果が出る事も多い。

器の基本的な持ち方ができるようになるためには、腕の保持力と手を返す動きが備わっていることが必要。
食事をする際、器を持つ方の手は、手のひらを返し肘を浮かせた状態を保っているのだ。


【手を返す動きをきたえるトレーニング】

お椀の中にボールを入れて持ち上げる。
親指を縁において、4本の指は底に当てて、持つ。
中のボールがこぼれないように、クルクル回す。

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もう1つ笹田さんが気になったのはユウセイさんのうどんの食べ方。
実はユウセイさん、麺をすするのが苦手。食べるのに時間がかかるという。

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麺類をすするというのは、麺とスープとそれから空気も取り込んでいく。
鼻と口の呼吸、お腹を使う腹式呼吸が身につくと楽に食べられるようになる。

横隔膜が上下に動く事で空気を取り入れる呼吸を腹式呼吸という。

ここで、ストレッチマン・レジェンドが登場!

ストレッチマン・レジェンドと一緒に腹式呼吸のトレーニング】

コップの中にある綿ボールをストローで吸って、もう1つのコップに移す。
麺をすするときのように、真下を向いて吸うのがポイント!

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ストレッチマン・レジェンドと一緒にお椀を持つためのトレーニング】

手のひらを上向きにして伸ばした両腕の上に、バスタオルをふわっとかける。そのバスタオルの中に、タオルで作ったボールを入れて転がす。

腕の保持力が鍛えられる。

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【収録を終えたビオラさんは・・・・】
ビオラさん、家に帰って、さっそくユウセイさんとトレーニング。
定規を使っておはしの持ち方も練習。

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すると・・・・。

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ビオラつかめるようになったじゃない!

大人も子供も、食べ方のちょっとしたコツをつかんでたのしく食事ができるといいですね!

レジェンド
「はさんで すすって よく噛んで
 きれいに食べてね! 端っこまで。
 はしだけに・・・ヌハっ」




END






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2021年12月25日 (土)

どうつきあう?子どもの怒り<番組内容>

今回のテーマは、子どもの“怒り”
誰だって怒ることはあるけれど、わが子がその気持ちを抑えきれずに、人やものを傷つけてしまったら大変!

子どもの心のケアに詳しい臨床心理士の松丸未来さんとともに、怒りとの上手なつきあい方を考える。

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ホゴシャーズのお悩み 息子が怒りをコントロールできずトラブルに…

コウモリさんは、次男(中1)が怒りをコントロールできないことに悩んでいる。
数年前から、弟とゲームをしている時などに、些細なことで腹を立て、弟に手を出してしまうことが気になっていた。
事態が深刻かもしれないと思うようになったのは、中学に入ってから。
クラスメートに注意を受けたことが気に食わず、暴力をふるってしまったのだ。

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コウモリ
さん「ささいなことで相手を攻撃してしまう。そのたびに注意しているのに改善しない。どうすれば?」

<松丸さんのアドバイス>
・もちろん行動としては間違っていたが、怒りの感情を抱くことは自然なこと。怒りも大切な感情の一つ
・怒りには、「相手にわかってほしい」「この状況から逃れたい」といった、SOSのメッセージが含まれていることも。
・「なんでそんなことで怒るの!」「それぐらい我慢しなさい!」などと、怒ったこと自体を否定するのはNG
・まずは子どもの話を、否定せずに、言葉を挟まずに聞く。気持ちを受け止めたうえで、暴力という行動自体を改めるように導く。

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大人が気持ちを受け止めたおかげで、怒りと上手につきあえるようになったケース

かいとさん(中2)は、小学生のころ怒りをコントロールできず、暴力をふるったり物を投げたりした経験がある。
そのたびに、先生には「何してんだ!」「そんなことしたらダメだろう!」と厳しく叱られた。しかし、かいとさんは「何もなく怒っているわけではない。自分を嫌な気持ちにさせてきた相手も悪いのに、なんで自分だけ怒られるんだろう…」と納得がいかなかったという。

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転機が訪れたのは、4年生のとき。クラスメートに無視されたと感じたかいとさんは、怒りが爆発し暴れてしまった。
駆けつけた担任の先生は、かいとさんをいきなり叱ることはせず、怒ってしまった理由に耳を傾けてくれた。その上で、「それはつらかったね」と共感してくれたのだ。それで気持ちが落ち着いたかいとさんは、「人にものを投げるのはまずかったよね」と先生に指摘されても、素直に受け止められた。

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さらに、先生の提案で相手の子とも話してみたかいとさん。決して意地悪をしようとしていたのではないことを知った。
それ以来、誰かと揉めても、「なんでそういうことするの?」と相手の言い分を聞くようになり、自分の気持ちも言葉で伝えられるようになった。怒りが爆発することもなくなったという。

尾木ママの見解>
・怒りには、原因が必ずある。その原因を先生や親は丁寧に聞き、受け止めることが不可欠。
・「そんなことされたんだ。それは怒っちゃうよね。大変だったね。」と声をかけ、子どもの気持ちに寄り添う。
・「自分の気持ちをわかってもらえた」という安心感で気持ちが落ち着けば、おのずと自分の行動を反省できる。

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怒りのコントロールについて学校で教える取り組み

品川区立の小学校では、どうすれば怒りをコントロールできるのか、具体的な場面を想定しながら教えている。
この日、2年生の教室で行われていたのは「悪口を言われたときにどうするか」をみんなで考える授業。

まず先生は「怒りは自然な感情」という前提を確認した上で、悪口を言ってきた相手に対してどんな行動をとりうるか、子どもたちに問いかける。すると、「悪口を言い返す」「相手に嫌だと伝える」「無視する」など、様々な意見が。

さらに、それぞれの方法がお互いを傷つけないか、あるいはお互いにとってフェアか、確認していく。例えば「悪口を言い返す」は相手の心を傷つけるので、安全ではない。このようにして、子どもたちは怒りがわいたときに適切な行動を選択することを学ぶ。

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松丸さんの見解>
・「怒るのは悪いことじゃない」という価値観がクラスで共有されるのはとてもよい。キレてしまう子がいたとしても、周囲は「何か理由があるのかもしれない」と思い、優しく接することができると思う。

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大切なのは、自分の中に怒りがわいたらどう行動するか、心が平静なときに考えて決めておくこと。
大人もぜひ心がけたいですね。


END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:45 | 固定リンク


2021年07月10日 (土)

きれいな字を書くには<番組内容>

今回のテーマは、子どもが書く「汚い字」

字が丸まっている、極端に濃い・薄い、「トメ」「ハネ」「ハライ」が雑などなど・・・。
何度注意しても、なかなかなおらない・・・・。

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今回は、子どもに字について学校や保護者からの相談に乗っている、笹田哲さん(神奈川県立保健福祉大学 教授)のアドバイスを受け、きれいな字を書けるようになるためにはどうすればいいか、を考える。

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笹田さんいわく、乱れた字を書くと疲れたり、書くのが遅くなったりして、学習にも影響がでる可能性があるという。



【実際のホゴシャーズの悩みとは・・・・・】

ビオラさんの場合>
小学4年生のゆうせいさんの書く字が
鉛筆の持ち方が悪いのでは?と考えるものの、どう直していいのかがわからない。

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はちみつさんの場合>
とくに気になるのは、小学6年生のねいろさんが書く数字
雑なため、計算間違いも多いという。
音色さん自身、原因は、鉛筆の持ち方にあるのではないかと思っている。字を書くときに人差し指に力が入り、手が痛くなる

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【字がうまく書けない大きな原因は・・・・】

笹田先生鉛筆の持ち方が影響している」

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良くある持ち方として、
「親指でっぱり持ち」「逆『く』の字持ち」「先端持ち」「垂直持ち」がある。

ゆうせいさん:親指でっぱりと先端持ちの混合タイプ
ねいろさん:親指でっぱりと先っぽ先端持ち、逆くの字持ち、3つ混合タイプ

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これらの持ち方をしていると、筆圧が強く疲れやすい。そして書くスピードが遅くなる。



【鉛筆の良い持ち方とは・・・・。】

中指の上に鉛筆をのせ、親指と人差し指で支える。
持つ場所は、削った部分から指1本くらい上のところ。
人差し指は、親指よりも少しだけ前に出す。

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親指の根元に隙間があることを確認。この隙間が空くことで、親指と人差し指の関節が動き、鉛筆が動かしやすくなる。

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良い持ち方に慣れるためには、最初から細かい字を書かないのがポイント。
大きな円や線を書いて練習する。


【親指が動きやすくなるための体操とは・・・・。】

親指は、鉛筆を操るうえで重要な役目を担っている。

1,鉛筆コロコロ体操
  親指と人差し指で鉛筆をはさんで、交互に動かす。
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2,しゃくとり虫体操
  鉛筆の端を、良い持ち方で持ち、尺取り虫のように、指を曲げたり延ばしたりしながら、移動する。
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【収録を終えたはちみつさんは・・・・】
習ったことを ねいろさんと試してみる。
最初は書きにくかったが、意識して鉛筆を持って6日目には、字が薄くなり、指の負担も軽くなってきたという、変化が見られた。


他にも、こんなお悩みが・・・。
アーリーレッドさんの場合>

中学1年生のかずきさんが、字をかくときの姿勢について悩んでいる。
正座をして前かがみになって書くか、ソファの上にうつぶせで寝そべって字を書く。
字の特徴としては、薄くて読みずらい。
一方、習字の時間に、椅子に座って、ちゃんとした姿勢で書く字は、濃く丁寧さが感じられる。

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かずきさんの鉛筆の持ち方は「垂直持ち」
正座で前かがみになっている姿勢だと、指先だけで書くようになるため字が薄くなる。
これは、腹筋背筋を使っていない姿勢で書いているため、姿勢から変えていく必要がある。

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ここでは、ストレッチマン・レジェンドが登場!
ストレッチマン・レジェンドときれいな字を書くためのトレーニング】

● 親指の体操
まずは、両手をグーにして胸元に。そっから、両手を、親指を立てた「サムズアップ」の形で突き出す。
もう一度、両手をグーにして胸元に戻し、次は、親指と人差し指で「ピストル」の形を作って前に突き出す。また、両手をグーにして胸元に戻し、親指と人差し指で「OK」のリングを作って突き出す。これを、だんだんスピードを上げながら、続けて行う。
「OK」の際、しっかり親指を使いリングを作ることが重要。

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● より良い姿勢で書くために体幹を鍛える
股関節を意識して広げるように、あぐらをかいて床に座る。手は腕の前で軽く組む。
前後左右に体を揺らし、その後体を回す。
背筋が伸び、体幹が鍛えられる。

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● 親子で行う体幹トレーニング
青竹ふみの上に立ち、不安定な足元でタオルをボールにしてキャッチボールをする。
上に飛び上がる意識で背筋を伸ばし、ボールをなるべく高く投げる。
不安定な足元で行うことで、体幹を調整する力が養われる。

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【まとめ】
尾木ママ「(字を書くのに)体幹が影響しているとは思わなかった。親子でやれば、タオル投げは楽しいですよ。」

笹田先生「早いと1ヶ月ぐらいから効果が出る。子どもの書いた文字だけで指摘するのではなく、持っている持ち方や姿勢も見る。「小さなできた」を沢山作っていって欲しい」。」

ストレッチマン・レジェンド
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END

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2021年05月29日 (土)

これって"やりすぎ教育"?<番組内容>


子どもを思うあまり、本人の限度を超えて勉強や習い事をさせてしまうこと、ありませんか?


それは「教育虐待」かも…
背景にあるのは、「子どもの将来は全て親次第だ」という不安や焦りと言われている。
“やりすぎ教育”について詳しい臨床心理士武田信子さんと一緒に、親はどうすればいいのか考える。


保護者のお悩み「これって“やりすぎ教育”?」

ヤマネコさんは長男(小4)に週5日、6つの習い事をさせている。
しかし長男「ママは僕がいっぱいいっぱいやっているのに、それ以上を要求する!」と爆発。
自分はやり過ぎているのかも知れないと考えるようになった。

ポピーさんの長男りょうまさん(小3)は、図工と体育が大好きで運動神経が抜群。
しかし、九九の問題を4分で解く課題をクラスで一人だけできなかったことがあり、ポピーさんは、先生から、「家で練習させてください」と言われた。ポピーさんは苦手を克服させてあげたいと、くつろぐ時間もとれないほどに塾と家庭学習を増やし、つきっきりで教える。
しかし、りょうまさんの勉強はなかなか進まない。ポピーさんはいらだちをりょうまさんにぶつけてしまうことも。

ポピーさん
・彼が泣いちゃうような嫌なやり方でないと勉強をやらせられない、自分が無力だと感じる。
・子どもに人並みのことを身につけさせなくてはいけないというプレッシャーがある。

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そんな保護者のお悩みに、尾木ママ武田さんは・・・

武田信子さん(臨床心理士) 
・彼は今、これ以上できないというギリギリの状態。
・ものづくりやスポーツなど、いったん子どものやりたいことをやらせる。自分に自信をもっと持たせていって、やりたいことが勉強につながるような方策をその時点で考える。

尾木ママ
・彼は九九の意味をちゃんと捉えているから、トレーニングの部分はいつでもどうにでもできる。

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どこからが教育虐待?

武田信子さん(臨床心理士)
・子どもが、もう耐えられない、無理だと言ったところで虐待と言えると思う。

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ヤマネコさん
・うちの子が「頑張っているのにそれ以上要求する!」と言ったとき、いったん習い事をやめた。
・しかし、子どもの将来を考えると今までやっていたことをやめるのは親が不安。


親の不安を生む背景とは?

親の不安をあおる背景。それは、過度な競争を強いる日本の教育制度。
国連から、子どもの成育に悪影響があると何度も改善を求められているのだ。
実際、ユニセフの調査によると、日本の子どもたちの精神的幸福度は低い。

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立派な人間に育てたい

不安な親が“やりすぎ教育”から脱するにはどうすればいいのか?

ある保護者の経験から考える。
不登校やひきこもりなど生きづらさを抱える人たちの居場所を提供している後藤誠子さんは、かつて勉強をめぐって次男をひどく責めた経験がある。次男が中学生の頃、本人の希望を無視して偏差値が高い進学校に行くよう、朝から晩までスケジュールを決めて勉強をさせ、時には言葉で責めたてた。

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後藤誠子さん
・良い学校に入れたら本人も助かるし、正しいことをしていると思っていた。
・立派な人間になってもらいたいという思いが根本にあった。

後藤さんの望む進学校に合格した次男。しかし、高校一年生の夏、学校に行かなくなった。後藤さんは勉強が遅れると焦り、次男をベッドから引きずり出し、無理やり学校に連れて行った。


“やりすぎ教育”に気づいたきっかけ

なんとか高校を卒業し、東京の専門学校に進んだ次男だったが、1年後「もう学校には行けない」後藤さんに電話で告げ、その後連絡がとれなくなった。後藤さんは急いで東京に向かい、会うことができた。そこで初めて、次男の胸の内に触れた。

後藤さん
次男が黙って下を向き、「死ねなくてごめん。俺みたいなのが生きててごめん」と言った。

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子どもからのSOS

後藤さん
・途中で次男の様子に「なんか変だぞ」気づくのだが「いやいやいや」と打ち消してしまった
「世の中に出たときにこの子が困るでしょ?」という気持ちの方が勝ってしまった

武田さん
・子どもは親にニコニコしていて欲しいし、あとは「言っても聞いてくれない」と思うと文句を言わなくなる。そうなると修復が難しくなるが、親は「もう大丈夫」と思ってしまい、ますます気づかなくなる。



いい親子関係を築くには?

死を考えるほど次男を追い詰めていたことに気づいた後藤さんは初めて助けを求めて、ひきこもりの家族相談会に参加するようになった。

そこでは毎月一回、「良かったこと」を皆の前で話すという課題が出されたが、後藤さんは次男のことで「良かったこと」を見つけられず、何も発表できずにいた。

半年が過ぎたころ、ふと「今日ここに来れたことが良かったことです」と発表した。

周囲の人たちの反応に、「子どものこと以外で“良かったこと”を探していいんだ!」と思えた後藤さん。ちょっとした日常の中に良かったことがたくさんあると気づいた。それからは少しずつ自分の楽しいことをやってみるようになった。  

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後藤さん
・この子をしっかり常識的な人間に育てなくてはという強迫観念を外していくような作業だった。
・子どもばかり見ていたときは、こんなことが好きなんだ、こういうことが嫌なんだ、というのが全然わからなかったが、目を離したとたん逆に見えてくるようになり、本人も言ってくれるように。



何もしないことや遊びが大事

今では、生きづらさをかかえた人のための居場所づくりを、次男と一緒に運営している後藤さん。
「プログラム的なことをしない、ただ来た人たちとお茶を飲みながら雑談する」ことを大切にしているという。

武田さん
・ぼーっとしたりゴロゴロしたりする時間が人間には必要
子どもが遊ぶことがすごく大事で、学力の基礎にもなる、ということが研究で分かってきている。(2013年 IPA(子どもの遊びのための国際協会)宣言)

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ヤマネコさん
・自分の子どもの頃、そういえばキツキツと勉強していなくて、みんなと外で遊んでいた。
・今勉強ばかりさせることで、生きていく能力を逆に奪ってしまっているのかなと思わされた。

武田さん
「私の子どもはどうなるの?全部親の責任」というふうになっていて親は苦しんでいる。
もうできないから助けて、という力が多分一番大事になってくるんじゃないか。



END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2020年10月24日 (土)

これでいいの?子どものおこづかい<番組内容>

今回のテーマは、「これでいいの?子どものおこづかい」

番組には、子どものおこづかいの使い方について多くの悩みが寄せられた。
そこで専門家と一緒に解決法を考える。

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横山光昭さん(株式会社マイエフピー代表 ファイナンシャルプランナー)
そもそもおこづかいは、子どもが好きに使っていいお金。しかし、お金には限りがあるので、その使い方をきちんとチェックして、放っておかないようにしたい。

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【1人目の相談者 ウニさん】
毎月おこづかいが足りなくなる娘が悩み

ウニさんの次女、なつきさんは高校1年生。おこづかいは月に6000円。
特に、好きな「コスメ」への出費が多く、毎月おこづかいを早めに使い切り、足りなくなってしまう。

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ウニさんは、大人になっても所持金を使い切るクセが抜けないのでは・・・と、
なつきさんの将来を心配している。一方、なつきさんは「使い方に問題はない」と主張。
撮影に伺った時も、当月のおこづかいは残りわずかという状態だった。

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●専門家・横山さんのアドバイス

大事なのは「使いみちの整理」
そのために、「ウォンツ(欲しいもの)」「ニーズ(どうしても必要なもの)」の表を使う。

まず「ウォンツ(欲しいもの)」を自由に書き出し、その中から「ニーズ(どうしても必要なもの)」を、おこづかい6000円に収まるように絞り込む。

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この作業を行うことで・・・

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1.欲しいものの具体的な金額が見える
2.欲しいものの優先順位が見える
3.子どもの価値観が見える


なつきさんが実践>

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「ウォンツ(欲しいもの)」・・・コスメやファッション関連を中心に61500円
「ニーズ(どうしても必要なもの)」・・・食費を中心に5700円

ニーズには、食費や交通費などの交際費が残った。
普段、部活などで忙しいため、友達と過ごすための使いみちが最優先だという。
しかし、好きなコスメにかけるお金がゼロになってしまった。


尾木ママのアドバイス
どこまで おこづかいで負担するか検討してみる。

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交通費や勉強用の食費の一部を親が出してあげるなど、おこづかいで負担する費目の見直しをする事で、コスメにかけられるお金の余地を作る。


●専門家・横山さんのアドバイス
「臨時収入(お年玉など)」と「月々のおこづかい」を分けて管理する。

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なつきさんは「月々のおこづかい」と、「お年玉などの臨時収入」を一緒にして使っている。
それを分けて管理する事で、月々のおこづかいでニーズを手に入れるための、やりくりを学ぶことができる。
また、お金を貯めて欲しいものを買う喜びも経験できる。



【2人目の相談者 チワワさん】
ネットショッピングにはまっている娘が悩み

チワワさんの一人娘、さくらさんは高校3年生。おこづかいは月に1万円(学校のお昼ごはん代含む)。
最近さくらさんは、ネットショッピングの利用頻度が増えている。今後1人暮らしを始めた時に、際限なくお金を使ってしまうのではと、チワワさんは不安を感じている。
さくらさんいわく、「ネットは在庫が豊富かつ割安の場合もあり、つい買ってしまう」とのこと。

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さらに・・・2022年4月、法律の改正により、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる。
18歳以降、「クレジットカードを作る」「ローンを組む」など、お金がからむ様々な契約が、保護者の同意がなくてもできるようになるという。

そこで、今後「ネットショッピング&キャッシュレス」で失敗しないために・・・
●専門家・横山さんのアドバイス

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[1] 支払えなくなった時のリスクを伝える
支払いが滞ると、新たにクレジットカードが作れなくなったり、ローンを組めなくなる恐れがある事を伝える。

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[2] デビットカードを活用する
金融機関にもよるが、15歳から作ることができる。
クレジットカードと違い、銀行口座から即時引き落とし、さらに一括払いのみなので、持っている以上のお金を使うことがなく安心。また、使用する度に、指定のアドレスにメール通知してもらうことも可能。

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[3] カートに入れて1日おく
すぐに確定ボタンを押さず、冷却期間をおくと、その商品が本当にいま必要なものなのか、立ち止まって考えることができる。


【ネットショッピング・キャッシュレス関連のトラブルの相談先】
消費者ホットライン(188番)
全国の市区町村には、「消費生活相談窓口」が設置されています。
消費者ホットライン「188」に電話をかけると、お近くの消費生活相談窓口への案内を受けられます。

独立行政法人 国民生活センター
未成年や成人に成り立ての若者の相談もうけています。
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/wakamono.html




【3人目の相談者 ももさん】
子どもに強くせがまれると、ついおこづかいをあげてしまうのが悩み

中学2年生の娘が友達と初めて、好きなアイドルのライブに行く事に。
折角なら楽しんで欲しいと、チケット代や交通費、グッズ代を ももさんが出してあげた。
しかしその後、「友達に誘われたから」と、数か月おきにライブ代をせがまれる事態に。
家計を圧迫する月もあるという。


●専門家・横山さんのアドバイス

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おこづかいは限りある家計の一部であることを子どもに伝える。
家族でお金の話をすると、子どもが嫌がったり、雰囲気が暗くなったりする事もあるが、なるべく明るく、前向きに話をする。

そのために横山家では「マネー会議」というものを行っているという。

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▼マネー会議で行っていること
・その月の親の収入を子どもたちに伝える。
・親子お互いのお金の使いみちを振り返り、家計とどう使い分けるのかを話し合う。
・子どものお金の使い方を尊重し、否定しない。

▼マネー会議の利点
・家計が限りあるものだと自然に理解できる
 ⇒やりくりの意識や、親にむやみに頼らない自立心が芽生えることもある。
・家族のコミュニケーションになる
 ⇒お金の話は年齢関係なく興味を持って参加しやすい。またその使いみちを知ることで、親子お互いの好みや、今どんなことを必要としているのかが分かり、家族の絆を深める事に役立つ。
・お金の使い方を反省できる
 ⇒お金の使い方について家族から客観的な意見をもらうことで、「似たようなものを買ってしまった」「割高になる買い方をしてしまった」などの反省点に気付くことができ、今後の買い物に活かせる。

横山さんの大きな狙いは、子どもたちも「家計を担う一員」であると意識してもらうこと。
そして、何でも隠さず議論することで、お金の上手な使い方を学んでいってもらいたいと思っている。

▼その他、マネー会議で行っていること
収入から支出と貯金に回すお金を差し引いた余りを、家族でどう使いたいかを話し合う。
例えば、「家電や家具」「マンガ」「自転車」「パソコン」など、今後欲しいものと、その値段、そしてなぜ欲しいかの理由を、手に入れたい本人が家族の前でプレゼンして承認されれば、家計から購入することができる。
これも、子どもたちがマネー会議に積極的に参加するモチベーションの1つだという。



END

 

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2020年10月03日 (土)

気になる姿勢のなおし方<番組内容>

今回のテーマは「姿勢」
番組には、ホゴシャーズからさまざまな「子どもの姿勢」についての悩みの声が寄せられた。
番組では、専門家も交えながら「悪い姿勢の原因」「良い姿勢」について考える。


専門家 笹田哲さん【神奈川県立保健福祉大学 教授 子どもの姿勢について指導】

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姿勢が悪いと【視力の低下】【首や肩の凝り】【呼吸が浅くなる】【食べ物が飲み込みづらい】【消火機能の低下】【指先に力りにくい・入り過ぎて抜けない】など影響があるという。


ホゴシャーズ1人目・・こごみさんの場合
【いつでも猫背・座るとあしが開く】
中学1年生と小学4年生の2人の娘さんは、食事中の姿勢と、立ち姿の姿勢が悪い。背中が丸まって、おなかがつきでてしまう。座っているとき足を開いていることも悩み。

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【原因】
「腰が丸まってるから猫背になる」
座った時の姿勢の良し悪しは、骨盤の中にある座骨の位置によって決まる。
【良い姿勢】・・出っ張った所(座骨)をいすの座面に当てるように座る。
【良い姿勢】・・座骨で体を支えるとよい姿勢になる。腰が起きてる、立っている状態。

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【悪い姿勢】・・骨盤が後ろに倒れ、座骨だけではなく尾骨や仙骨が座面に当たっていると腰が曲がって悪い姿勢になる。腰が寝ている状態。

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【立っているときにおなかがポッコリ出てしまう理由】
重心がかかとの方に来ていて、おなか、首を前に出すことでバランスを保っている。

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【脚が開いてしまう理由】
腰が寝てしまうと内側の筋肉が働かなくなり、脚の内側を閉じるのが難しくなってしまう。


【解決策】
ポイント①
いすの少し前の方に浅く座って、腰を軽くピンと立てて腰を起こすようにする。
ポイント②
つま先の方にキュッと力を入るような形で足をきちっと接地する。

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長く続かない場合には、背中といすの背もたれの部分にクッションを入るのもよい。



ホゴシャーズ2人目・・チャボさんの場合
【猫背+片足を上げて椅子に座る】
小学6年生と3年生の2人の娘さんは、猫背もさることながら、椅子に座っているときに、片足を上げて食べることが多い。

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【原因】
手を使う活動が入ってくると、体幹で体を支える力がより求められる。でも体幹の支えが弱いと不安定になる。なので、片足を立てて体を支える面積を広くする。そうすると安定するし「ラク」になる。

【解決策】
ポイント①
足が浮いていたら踏み台等を使ってふんばれるようにする。いすの調整、足の位置の調整を心がける。

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ストレッチマン・レジェンドお薦め!猫背に効果がある体操を紹介

◆胸を開く体操
・両方の指先を肩の上にのせる。
・そのまま両方のヒジを合わせてスリスリ。
・両方のヒジか見えなくなるまで開いて手を下ろす。

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【ねらい】
肩甲骨の可動域を広げ、胸を開く。



◆骨盤を立てる体操
・いすに座って足をクロスさせる。
・後ろからくるぶしに反対側の足の甲をつける
・下から上に向かってゆっくりこする

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【ねらい】
足を上げている方の内側の筋肉も使うので、腰を起こさないと足が上げられない。自然と腰も背中も伸びる。



◆バランスを高める体操
・両手を腰に当てる。
・つま先立ち、かかと立ち、を交互に行う。

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【ねらい】
体が前後に揺れることで、バランスを取ろうとする。その動きを学ぶ。




【バランスボールを使ったトレーニングは効果的?・・・・イイズナさんの場合】
まっすぐ座っていられないという葉介
座っていると、必ず誰かにもたれかかってしまう。

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バランスボールを使って体幹を鍛えているが、使い方は自己流。
正座をしたり、腹ばいになったり、 ボールを椅子のようにして座ったり・・・。

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一定の効果あり。足をしっかりつけ、止める動きも入れたトレーニングをとりいれるとさらに効果的!



◆バランスボールを使った体操 
・両手を組んで、ボールの上に乗って座り、ジャンプ!ジャンプ!ストップ! 
(など、ジャンプとストップを組み合わせて行う)

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【ねらい】
腰を起こすようにジャンプする。そして足をしっかりつけたままジャンプする。イスに座った時の良い姿勢につながる。



◆親子でできる「片足相撲」

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【ねらい】
片足立ちという不安定な状況でタオルなどを引っ張りっこをする。倒れないようにすることで、バランスが高まる。


ストレッチマン・レジェンドから一句
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気づいた時がなおし時。みなさんも日々の積み重ねでよい姿勢を目指しましょう!!



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2020年08月29日 (土)

子どもに伝わる叱り方<番組内容>

子育てをしていれば、だれもが悩む「叱り方」

まずは、長男を叱っても効果がないと悩んでいるつるむらさきさん

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ことの発端はいつも些細な兄弟げんか。
取材をした日は、弟の嫌がらせに兄が殺虫スプレーを使って反撃した!

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その場で危険な行為をした長男を叱ろうとするものの、全く聞く耳をもってくれない。
どうして聞いてくれないのか、長男の気持ちを聞いてみると…。
長男「叱る前に理由を聞いてほしい!」

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そんな長男の心に届く叱り方を、兵庫県立大学竹内和雄さんが教えてくれた。

以下の3つのステップで子どもと向き合ってみよう。

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ステップ[1]
まずは子どもの言い分を聞く
ここで大事なのは、まずは子どもの話を受け止め、共感すること。


次にステップ[2]
子どもの話を整理して代弁する
子どもなので気持ちをうまく説明できない場合もある。
親が話を整理して代弁してあげると、自分の言い分が伝わったと納得できる。

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そして、最後のステップ[3]
親の考えを伝える
ここで初めて子どもにダメなことをダメと教えてきちんと叱ろう。

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竹内先生によると、この3つのステップで子どもに向き合えば、「ここが悪かった」と子ども自ら話してくれる場合が多いそうだ。


つづいては、ポピーさんのお悩み。
ポピーさん長女を叱る回数が多く、それがストレスになっているという。
取材した日は、宿題をやらずに遊びに行ってしまった娘にイライラしてしまい、夕食のときに強い口調で叱ってしまった。

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睡眠時間を確保するために、余裕を持った行動をしてほしい。
そんな思いから叱ってしまったポピーさんだったが、本当はもっと優しく励ますような言い方をしたいといつも後悔しているという。

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叱る回数を減らしたいポピーさんには、東京慈恵会医科大学井上祐紀先生の指導のもとある方法に取り組んでもらった。

まずは「親として娘に期待していること」を書き出す。
そして、その期待に対して娘がどれくらい答えてくれているのか「実現率」を横に書く。
すると、実現率が低く、叱る回数の多い項目がわかってくる。

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ポピーさんの場合、「周りを見て合わせてほしい」という項目は20%と実現率が低い。
期待の内容が漠然としているため、このままだと様々な場面で娘を叱ってしまうことになる。
これを具体的に「夕食を30分以内に食べてほしい」と場面を限定すれば、実現率が上がり、親子の間で快適なやりとりが増えるという。

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こうして期待の調整をすれば、おのずと褒める回数が増え、娘も親の期待に応えようと頑張ることができるという。

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井上先生によると、親は自分の期待を言語化できずに、怒っている場合が多い。
期待を書き出すだけでも、頭の整理になるそうだ。

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最後は、叱り方を変えたうしさんのお宅を取材した。

かつては、感情的に叱りつけたり怒鳴ったりしながら勉強をやらせていたうしさん
しかし、自分が職場で叱られたことをきっかけに、そのやり方では「傷つくし、やる気をなくす」ということに気づいたという。

今は、一方的に叱ることをやめ、リラックスできるお風呂の時間を使って娘の話を聞き、どうすればいいのか、娘自身に決めさせるというやり方に2年前から変えた。

するとのやる気にも大きな変化が…。

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「自分で決めればやる気が上がる、自分で決めた目標だから達成しようとなる」

尾木ママ「小さなことでも自分で決めさせれば、自立した子になる。失敗をしても誰かのせいにしないで、どこがいけなかったんだろうと見つめなおすことができる。(この方法なら)勝手に子どもは成長する」

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最後に、ゲストの辻さんからのある疑問が…

辻さん「親も人間。ついカーッとなって言いすぎちゃったときはどうすればいい?」

尾木ママ「そういうときは、『ごめん!お母さんイライラして言いすぎちゃった』と謝れば、親子関係はよくなる。そして、子どもは自分がミスをしたときにはおわびをするということを学べる。そういう姿を見せるのも教育!」

 

 

END

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2020年02月22日 (土)

シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」<番組内容>


「シリーズ 虐待を防ぐには」
の5回目、今回は、“しつけ”について!

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虐待などの事件の中には、「しつけのつもりだった」という言葉が親から聞かれることがある。
「しつけ」と「体罰」の境目はなんなのか?と戸惑う親も多い。
こうした状況がある中、昨年末に厚生労働省で「親の体罰に当てはまる具体的な行為」が検討された。

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これに対して思春期の子を持つ親たちからは・・・

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タイムさん 「これが虐待って言われたら、まあまあみんな虐待してるのかなって…」
きんかんさん 「私は教えるために叩きますし、私は私の考えを通しちゃうかも…」
などの声が聞かれた。


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そこで今回は、専門家尾木ママとともに、「しつけ」について考える。
親子のコミュニケーション改善から子どもへの効果的な指示の出し方を導く心理療法から、上手なしつけ方のヒントもご紹介!



【ホゴシャーズたちのしつけは?】

タイムさん 「長女が生まれたときは、『立派に育てたい!』という気持ちから、ガミガミついうるさく言ってしまう」
きんかんさん 「うちは、いっぱい怒鳴っていっぱい叩く。やっぱりちょっと痛みを感じないと覚えないので。おかげで悪いことはしなくなった」
ナッツさん 「私は『自分で学んで下さい』って思うのがしつけ。でも、夫はガンガン怒って厳しい!」


◇ナッツ家の厳しいしつけ 『厳しくしつける親の気持ち』

・12歳のツバサくんと暮らすナッツのリビングには、小型カメラが置かれている。

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単身赴任のが置いたものだが・・・

ナッツ
さん
「朝、『ツバサがまだ起きてないけど、今すぐ起こして!』とガンガン電話がかかってくる」


・もともと生活のすべてに厳しい夫・たろうさんは、ツバサくんが小学校に上がる前から、時には手をあげて厳しくしつけてきた。今では、毎日の勉強を写真に撮って送らせて、できていないと説教に…

なぜ、そこまで厳しくしつけるのか?

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たろうさん 「何かあったときに、ふんばれる人であってほしい。虐待のニュースを見ると、もしかしたら自分もあそこまでいってしまったかもしれないが、みんなが守ってくれた。感謝する一方で、親としては子どもに成長してほしい。最善の方法は何だったのかと、今でも悩みながらです」


専門家のアドバイス】
精神科医の加茂登志子(かもとしこ)さんによると・・・
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・体罰は、即時的な効果はあるが、逆に、不安や恐怖がなければ言うことを聞かなくなるということが、すりこまれていくところがある。
・つまり、親の言うことは聞くが、家の外では言うことを聞かない、あるいは、いじめをする側にまわる、などのことが起きてくる可能性が高くなる。


【そもそも、しつけって?】
子どもの成長や発達に詳しい、東京大学名誉教授の汐見稔幸(しおみとしゆき)さんによると・・・

・社会生活の中で、守らなきゃいけないルールを身に着けた上で行動できるようにしていくことが「しつけ」
着物を縫うときの「しつけ糸」と同じ。こういう風にするものだと子どもに分からせるために縫うが、成長とともに徐々に外して、子どもが自分で本縫いしていくことが大事。

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尾木ママのアドバイス】

・ちゃんと育ってほしいという愛情は、大事。
・体罰ではなく、もっと効果があるかもしれないという方法論を、もっと知るといい。



それでは、どうすればいか?

■子育ての4つのスタイル
アメリカの発達心理学の研究によると、子育てについて親は4つのタイプに分けられるという。
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・そして、これらの親に育てられた子どもが思春期、青年期になったときに見られる傾向がこちら。

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目指したいのは、リーダーシップのある親。
子どもは自信があって、感情のコントロールも上手になるという。

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きんかんさん 「自分は、完全に独裁タイプ。実は、息子は自分の考えや意見をほとんど言わない子になってしまった。私が全部コントロールしてきたのが原因か・・・」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「まず、自分にマイナスの点、弱点もあったことに気がつくところがすばらしい。そして、その弱点に手当てをしていくのが重要なポイント。中学生であっても、やり方はたくさんある。例えば、温かみを出すというのは、どうやるのか、体罰にならないしつけは、どういうふうにするのかということを知らなかったり、経験がなかったりするだけで、めざしたい理想はあって、そこにいきたいんだけど、いきにくいという状況になっている」


尾木ママ 「子育てに手遅れはない」

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◇イライラ怒鳴り声のマルベリー家が、半年で大きく変化!?

マルベリーさん 「ここに全部一回しまって!水筒とお弁当箱、出して!」
・3人の子どもをしつけようと格闘し、怒鳴り声が響いていたマルベリー家・・・

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・効果的なしつけを学ぼうと、マルベリーさんは、「PCIT」(ピーシーアイティー)という親子の関係を良くするための心理療法を受ける。

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・ここでは、プレイルームで親子が遊ぶ「特別な時間」をもうけ、この間、子どもに対してやってはいけないこと「ドントスキル」と、 やるべきこと「ドゥスキル」を使い、子どもが楽しくのびのびと遊べるようにする。

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・これを家でも毎日5分10日間続けると、反抗的だったかいとくんの態度は、大きく変わった!

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ナッツさん 「これを5分やったあとに、またバーンって怒ったら意味がない?」


専門家のアドバイス】

加茂先生 「基本的には、5分をやる一方で、言葉の暴力や体罰をやめる必要はある。しかし、その1日5分はすごく重要。親御さんの練習の時間でもあり、5分であっても親子の時間というのは宝石のような時間。それをお子さんたちに体験してもらうのだ」




◇いよいよしつけの段階へ!

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PCITには、さらにステップが。
・「5分の特別な時間」で親子の良い関係を強化したら、それを土台として「良い指示の出し方」を学ぶ。

・後半では、親が子どもに、してほしいことを伝えるための、8つの効果的な指示の出し方を学ぶ。 
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1週間後、マルベリーを訪ねてみると・・・

マルベリーさん「ゴミ、ここに入れて下さい」 (指示するときは、具体的に1つだけ。言い方も丁寧に)

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かいとくん、お母さんの言うことをすぐきいた。
それどころか、ゲームの途中でも、洗濯物を畳むお手伝いをすぐにやってくれた!

・そして、どうしたことか、お兄ちゃんまで、自分からすぐにお風呂を洗ってくれた!

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そうたくん 「お母さんが変わったのがうれしい。自分も少し変わらなきゃいけないなと思う」


きんかんさん 「今までどれだけ自分が勝手な指示や要求を子どもにしていたのかがよく分かった。叱る怒るばかりじゃなくて、子どもの考えを引き出せるようにやっていこうかと思った」


専門家のアドバイス】

・小学校低学年じゃなくても、塾の送り迎えの時間、食事のとき、宿題を見ているときにドゥ・スキルドント・スキルを実践するだけで効果的。

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尾木ママのまとめ】

尾木ママ 「しつけというのは、丁寧に説明すること。共感力の豊かな子になると、悪さもしなくなってくる。今回、体罰禁止のガイドラインが出たのは歴史的な転換点で、私たちが前進していくきっかけを作ってくれたんだと思えればいい」



◇「ウワサの保護者会」では、これからも「虐待」について、考えていきます。
みなさんも、番組ホームページやツイッターに、ご意見をお寄せ下さい!

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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


2020年01月04日 (土)

片づけられない!<番組内容>

ホゴシャーズのみなさんに「子どもの片づけ」についてアンケートを行ったところ…

7割の方から、「うちの子どもは片づけができない」というお悩みが返ってきた。
どうすれば、自分で片づけができるようになるのか?
2児の母である小倉優子さん、親と子の片づけの専門家澁川真希さんと一緒に考えた。


◇ランドセルを片づけない子どもたちに悩むポニーさん◇

ポニーさんのお悩みは、学校から帰った息子たちがランドセルを決められた棚に片づけてくれないこと。何度か注意すると、ようやく片づけ始めるが、棚の前まで持って行くのに、棚の中には置いてくれない。

子どもたちに片づけない理由を聞くと、「めんどくさい」という答え…。

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いったいどうすれば、片づけてくれるのだろうか?


<片づけの専門家澁川真希さんの話>

ポイントは、「子ども目線で考える」こと。
そのうえで澁川さんは、棚の場所と棚板の形状を見直すことをおススメした。大人にとってはちょっとしたことでも、子どもにとっては面倒なことがある。棚までの動線をなるべくシンプルにすることが大事だという。
また、棚板がデコボコしていると荷物が引っかかり、出し入れしづらい。

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◇子どもたちとランドセルの片づけ場所を見直すポニーさん◇

ポニーさん、澁川さんのアドバイスを受け、子どもたちと一緒にランドセル置き場を見直すことに。このとき、親が一方的に決めるのではなく、子どもたちが改善方法を選ぶことが大事。子どもが主体的に関わると、やる気や責任感につながるという。

まず、棚の向きを変え、棚にランドセルを置くまでの動線がほぼ一直線になるように改めた。そして、でこぼこした棚板の上には、ツルツルしたシートを敷くことに。

さらに、置き場所を兄弟の身長に合わせて変えた。

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こんなちょっとしたことで、子どもたちは片づけるようになるのか?

翌日…子どもたちは、ちゃんと片づけた!
その後も、自分からすすんでランドセルを片づける日が続いている。



◇子どもが片づけの必要性を分かってくれないハナミズキさん◇

中学生の息子が片づけなくて困っている。
ところが、当の本人は散らかっていても、どこに何があるかが分かるため、特に困っていない。「なぜ片づける必要があるの?」と聞かれるという。
こういう場合は、親はどうすればいいのか?


◇家族で片づけのルールを作ったネクタリンさん◇

親と子の片づけ定義は違うと考えるネクタリンさん。
ネクタリン家では、リビングなど共有スペースに私物を置くのは禁止
という片づけルールを作った。

以前は、一人娘のらなさんが守れないこともあったが中学生になったのを機にあらためて親子で話し合った

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らなさん「『公園とかにゴミが落ちてたら嫌でしょ?だからみんなで使う場所はきれいにしようね』と言われて納得したので、キレイに使うようにしています。話し合わなかったら、たぶん今も散らかっていたと思う。」

実は、らなさん自身の部屋はキレイな時と散らかっている時がある。
でも、ネクタリンさんは片づいていなくても、あえてなにも言わないという。
らなさんは、テスト期間が終わった後などに片づけている。



<片づけの専門家澁川真希さんの話>

“片づいている状態”には親子間で差がある。
・生活のリズムで片づけられれば、毎日きれいでなくてもよい。ただし、片づけようという時に片づけ方が分からないとか、他の部屋に隠すとかにならないようにする。
・片づけの声かけも否定や命令口調ではなく、子どもの話を聞いたうえで、たとえば、「片付けをやらないと、おやつはない」ではなく、「片づけが終わったら、おやつにしよう」という声かけにするといい。

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◇子ども部屋の片づけにお悩みのはやぶささん◇

はやぶささんは、夫婦共働きで多忙を極め、中学生の子どもたちの部屋に手をかけられずにいた。
そこへ、片づけの専門家澁川さんが訪問。
部屋のカーテンがレールから外れていると指摘されたが、はやぶささんはそのことに気づいていなかった。

澁川さん「部屋の環境に対しての意識がほとんど向いていない。親が気づいて片づけをすることによって、子どものささいな変化にも気づけるようになる。」

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はやぶささん、まずは、部屋の使い方について、親子で話し合うことに。

すると、子どもたちからは、物が多いという不満が出てきた。
実は、子ども部屋の本棚には、子どもたちに読んでもらおうとはやぶささんが買った本がいっぱいなのだ。しかし・・・

子どもたち「本自体そこまで好きじゃないから、読まない。」「一度目を通したら、ほとんど見ないことが多い。」

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本棚の使い方をめぐって、親子間に認識のズレがあることが分かった。

さっそく作業開始。
まず、物を「使う・捨てる・部屋から移動するに分けて整理。
つづいて、収納スペースの確保。衣装ケースなども、子どもの目線より上に置かない。

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そして懸案の本棚は、はやぶささんが子どもたちに薦めていた本を減らし、子どもたちがよく使う物を置くスペースを新たに作った。

子どもたち「以前は探さないと出てこないものが多かった。よく見る物を置けたので良かった。」

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今回気づいたことがあるというはやぶささん。

はやぶささん「部屋がキレイになると、その状態を保とうとするので、今もキレイです。子どもたちが何を欲しているのか分かるようになり、コミュニケーションのチャンスが増えた。」


小倉さんと澁川さんの感想◇

・親も子もそれぞれの思いがあるから、話し合うことが大切。(小倉さん)
・片づけは、自分がやりたいことや必要なものを選ぶ力を育む。選ぶものが、今はおもちゃかもしれないけど、ゆくゆくは自分の進路にもなる。(澁川さん)



<尾木ママの見解>
・片づけで、親の子どもを見る目が整理される。子どもに対してのアンテナが張られる。


単なる片づけにあらず。
まずは親子でゆっくり話し合ってみよう。



END

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | 固定リンク


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