「思春期」

< 思春期 >

● 思春期 あのとき これから(最終回)
● 聞いてよ!尾木ママ~思春期の悩み~
● 子どもの心の不調
● 子どものダイエット
● 知ってる?性の多様性 ~中学生のホンネ~
● 反抗期 親はどうする?
● 10歳ごろのプチ反抗期
● 性的マイノリティーの子どもたち(2)~学校生活の悩み~
● 性的マイノリティーの子どもたち(1)~誰にも言えない思い~
● 反抗期 冷静になれない!?
● 性のはなし、してますか?~中高生編~
● 性のはなし、してますか?~小学生編~
● どう向き合う?思春期コンプレックス 
● 母たち困惑!男子の性教育 
● 親子で性の話してますか?
● 娘の恋愛 そして…性の話
● 父と思春期の娘 どうつきあう?
● 反抗期のない子どもたち!?
● 恋愛しない子どもたち 原因は親にアリ!?
● 反抗期へようこそ!

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2022年03月26日 (土)

思春期 あのとき これから<番組内容>


2015年から始まった「ウワサの保護者会」。

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7年間、皆さんとともに歩んできた番組は、今回で最終回となりました。

テーマは、これまで寄せられたお悩みの中で一番多かった「思春期の子どもとの向き合い方」
番組に何度も出演していたホゴシャーズたちが、経験を語りながら尾木ママとともに考えます!

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◆娘がやるべきことを先にやらない… バジルさんのお悩み

今回は尾木ママがスタジオを飛び出して、悩めるホゴシャーズのもとへ参じた!

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バジルさんの娘ふうかさんは、春から中学2年生。
「やることを先にやらないでゲームばかり…」というのがバジルさんのお悩み。


*振り返れば、7年前のバジル家では、小1だったふうかさんに細かい注意を連発していた。

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*そして現在のバジル家はというと、ルールがいっぱいできていた。
中には、「優先すべき事より先にゲームをしていた場合、ゲームをやめる」という厳しいものも。

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*このルールに納得していない様子のふうかさんに、「納得していないなら話せば?」バジルさん。
一方ふうかさんは「はあ…けっこうです」と口を開こうとしない。


◇こう着状態の親子と話をする尾木ママ ふうかさんからは爆弾発言が!?

尾木ママが聞くと、ふうかさんの本音は「ほっといてほしい」だった。

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バジルさんの干渉から逃れる工夫として、ふうかさんは夜に一人で筋トレをしているという。
*しかし実はそれだけに留まらず、習い事の帰りに家の周りを一人でランニングすることもあるのだと言うではないか。
驚くバジルさんに…


尾木ママのアドバイス】

「それは、ふうかさんが一人になれる時間や空間を確保したいという願いの表れ。(その点をバジルさんは心に留めつつ)ふうかさんの方でも、走る時間帯を変えるとか、そのためにどうするべきかなど段階を踏んで組み立てを整理した方がいい」


◇「私が言わなきゃ誰が言う?」、親としての責任感

尾木ママにアドバイスを受け、貼ってあったルールは撤廃したと言うバジルさん。
しかし、バジルさんに親として共感すると言うホゴシャーズも。

ウニさん「『私が言わなかったら誰が言うの?』という責任感から、一生懸命叱ることもある」
ももさん「思春期の子どもは『ほっといてくれ』となるが、親にしてみるとまだ信用ならないのですべてを知りたい。だから私は、子どもの部屋に突入して、自分の聞きたいことを全部聞いて答えをもらって帰る。子どもは『もう二度と来るな!』とにらみつけるけど…」


尾木ママのアドバイス】

「思春期の子どもとぶつかり合うこと自体は悪いことではないが、そこに『自立を促す視点』があるかということがポイント」

▼『自立を促す視点』を入れるには、常に主語を“あなた”に置き換えること。

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◆噴火のようだった反抗期をなんとか乗り越えた、ハムスターさんの場合

*現在は高2のりょうたさんは、中学のころ常に不機嫌でピリピリしていた。

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ハムスターさん「『うっせー毒親!おまえが俺をダメにしてる!』と言われたことがあってショックだった」

*当時のりょうたさんは、寝る間も惜しんでスマホゲームをする毎日。それが原因で親子はいつも言い合いに。
*ある日とうとう、ハムスターさんがスマホを取り上げ、ゲームアプリを消そうとした。
するとりょうたさんは、ハムスターさんの携帯をとって投げつけ画面が粉々に。

りょうたさん「前にも何回かスマホを取り上げられていたので、溜まっていた怒りが噴火みたいになり、割っちゃいました」

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*実は、当時りょうたさんのスマホは家のWIFIでしか使えないようになっていた。外で友だちと自由にやりとりできないことをりょうたさんはとても不満に感じていた。
「親にとってはたかがスマホ。しかし息子にとってはそれ以上の物なのか…」この事件をきっかけに考え直したハムスターさんは、高校入学祝いに外でも使えるスマホを渡す。
*その後りょうたさんがスマホゲームをやる時間は大幅に減り、ハムスター家の食卓には今、親子の団欒が戻った。


◇子どもにとって、スマホは生命線

尾木ママ「今の子どもは生活がスマホで成り立っているところがある。スマホは子どもにとっての生命線と言える一方、問題もはらんでいるので思春期にとっては大きな課題」


◇しかし、スマホのルールはイタチごっこ!?

ウニさん「うちで大事件だったのは、オンラインで勝手に契約を変更してギガ数を増やしていたこと」
うめさん「結局ルールは、いくら作ってもイタチごっこ。必ずどこかに穴がある」


尾木ママのアドバイス】裏門は開けておけ

尾木ママ「ルールは全部は守れないし、親の裏をかくのも成長の証。学校でも、校則など「ルールはルールだ!」と表ではしっかりと言うが、実は『裏門は開けておけ』というのが、教師の共通認識だった」

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◆親子関係が良好だったネクタリン家にも、反抗期が訪れた!?

ネクタリン家で、娘が小さいころからやっていたのが「BBA(バーババア)」

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*キッチンのカウンターをはさんでネクタリンさんがマスター、娘のらなさんはお客さんという設定。マスターはお客さんの言うことには反論しないというルール。
*その日にあったことや悩みごとをいつも話していたらなさんだが、中学生になると…

ネクタリンさん「部屋に閉じこもって、全然バーに来てくれなくなった。『うちは成功している』と思っていたバーババアが、音を立てて崩れた」

*現在高校1年生のらなさんは、そのころのことを聞くと
「親とあまり口をききたくなかった。閉じこもっている間はずっと勉強。あの時間があって、ちょっと勉強に集中できた」

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*一方、娘の部屋のドアが閉まっていた3年の間、なるべくバーに立ち続けていたというネクタリンさん。
すると…

ネクタリンさん「ふわっとお客さんが戻ってきた。「今日楽しかった」と、急に自分の事を話だして、何も無かったかのように戻った」


◇子どもは必ず帰ってくる

うめさん「娘が今、反抗期に入っているのかなと思うが、自然に戻ってくるもの?」
ネクタリンさん「うちの場合は、私が同じ所にいたからかと思う。私が(あきらめて)他に行っちゃってたら、戻って来てくれたのかどうか」


尾木ママのアドバイス】

反抗期は必ず終わる。親は、子どもが成長して戻って来るという信頼を寄せながら、待っていてほしい。絶対大丈夫だから」

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◇最後にホゴシャーズが、尾木ママや番組に思ったこと

うめさん「例えば『性』の話などなかなか切り出せないテーマも番組が出してくれて、一緒に見ていた家族と話ができるというのはありがたかった」
ももさん「親は完璧じゃなきゃいけないものだと肩ひじを張っていたが、尾木ママから『親は親らしくなくていいのよ』と言ってもらい、頑張らなくてもいいんだと本当に気が楽になった」


尾木ママからの最後のメッセージ】

尾木ママ子育てはまだまだ続くけれど、本当に大丈夫。安心して子どもと向き合って、子どもをリスペクトして下さい。そういう関係になればゆるぎないと思います」

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皆さん、だいじょうぶよ〜!


番組はこれで終わりますが、私たちはこれからも、皆さんの子育てを応援する番組を、皆さんとともに作っていきたいと思っています。
今までご視聴頂いた皆様、ご出演頂いた皆様、尾木ママ、7年間本当にありがとうございました。

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END

 

 

 

 

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2022年03月12日 (土)

聞いてよ!尾木ママ~思春期の悩み~<番組内容>

これまで好評だった「聞いてよ!尾木ママ」シリーズ。
最後に尾木ママに聞いてもらうのは、常に反響の大きかった「思春期の悩み」

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番組に届いた思春期の子を持つ親のお悩みについて考えていく!
ゲストは、高校3年生でインフルエンサーひかりんちょさん。

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【お悩み[1]「子どもの個室がない!」】

ステビアさんは、家の間取りで悩んでいる。
息子のけんしんさん(高3)と娘のちせさん(中2)の部屋は、2人で6畳。
タンスを目印に部屋を分けているが、お互いの様子は丸見えの状態。

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■思春期における子ども部屋の役割とは?

発達心理が専門渡辺弥生さんによると、思春期は自分自身を見つめるための“自分だけの居場所”が欲しくなる時期
必ずしも個室を作る必要はないが、子どもがありのままでいられる場所があることが大切だという。


■子どもに個室はなくても・・・

では、どのようにして子どもの“自分だけの居場所”を作ってあげればよいのか?
あるホゴシャーズの家庭に話を聞いた。

6歳から14歳まで5人の子どもを育てている、ヒグマさん。
以前はきょうだいみんなで使っていた14畳の部屋を、あるモノを使い、男女別の空間にしたのだという。
それが・・・ロールカーテン!

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さらに思春期の姉妹のスペースは、それぞれの勉強机を直角に配置し、本棚がお互いの視線を遮るようになっている。
これで二人とも「プライベートな空間」を確保しているのだ。

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(ヒグマ家)長女「 “ずっと誰かと一緒にいないといけない”“誰かの視線がずっとあるように感じる”というのが解消されたことが一番嬉しかった」

尾木ママ「一番大事なのは、家族が安心して集える場所。部屋だけ与えて家族のコミュニケーションが途絶えてしまうというのでは本末転倒!」



【お悩み[2]「身長が低いと悩む我が子へ」】

続いてのお悩みはベニバナさんから。

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ひかりんちょさん「私も身長が低い方なので、人から身長の話をされると気にしちゃう。身長を伸ばすにはどうしたらいいか調べるけど、何が正解か分からない。」


■本当はどうなの!?身長クイズ
・・・ということで、まずは正しい知識をクイズで身につけよう!

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今回、クイズの答えを教えてくれるのは、子どものからだの成長に詳しい医師堀川玲子さん。

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では、どのようにして身長は伸びるのか?
長い骨の端の方にある「成長板(せいちょうばん)」という部分で「軟骨」が増え、やがて硬い骨になる。こうして骨が長くなることで、背は高くなる。
この時に必要な栄養素が、たんぱく質やカルシウム。さらに軟骨を作るように働きかける成長ホルモンも欠かせない。

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堀川さん「全ての栄養素が大切だが、特にたんぱく質をしっかりとることが大切。たんぱく質は筋肉や骨をつくるのにも役立つし、体の構造の基本になるので非常に重要だと思います。」


続いて第二問。

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堀川さんによると、成長ホルモンの出る時間は決まっておらず、大切なのは、眠っている長さと質のよい睡眠
成長ホルモンが出る大きな波は、眠りに入った後、30分から1時間以内にやってくる。
その後はおよそ3時間おきに眠りが深くなると共に波がやってくるのだ。

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尾木ママ「日本の子どもたちは国際的にも睡眠時間が短い。だから、みんな寝てね!」

〈身長へ悩む我が子へ、親はどんな声かけをする?〉
小柄だが身長にコンプレックスをほとんど感じたことがないという尾木ママからのアドバイス。
まずは、「“小さい”ということが人格のマイナスにならないような声かけをする!」
尾木ママ自身、小さい頃から「山椒は小粒でもピリリと辛いんだよ」などと親からたくさん声かけをされたという。
さらに、「身長と関係のないところでたくさん褒める!」
勉強や日常生活など些細なことでもたくさん褒めてあげることが“認められている”というポジティブな感覚に繋がる。



【お悩み[3]「外出ルールが決められない!」】

最後はダックスさんのお悩み。

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ダックスさんは繁華街での犯罪トラブルなどが心配だというが、娘は「友だちは行っている」と訴えてくるのだという。

尾木ママ「自由を求めるのがこの時期の子どもの特徴。子どもの意見も聞きながら、ルールをきちんと決めていくのが重要。」

ダックスさん「2人でちゃんと相談、説明し合ったら素直に言ってくれるのかなと。でも、自分のテリトリーに置いておきたい気持ちがどうしてもまだあり、寂しい。」

〈尾木ママからのアドバイス〉
これは親が最初にぶつかる葛藤。「ちゃんと自立出来るように育てよう」と思ってやってきたのに、いざ自立し始めると寂しくて…というのはどの親にも言えること。「寂しい」と子どもに伝えてもいいと思う。


最後に、子どもの安全を研究している宮田美恵子さんから、子どもの外出についてアドバイス!

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保護者はお子さんに次のようなことを伝えましょう。
 [1] 人が多い場所は、痴漢やスリなどの犯罪に注意。
 [2] お手洗いなどで1人になる時は、友達同士で声を掛け合う。
 [3]「家に着くまでが外出」という意識をきちんと持つ。




尾木ママ感想〉
思春期は心も体もガラッと変わる時期。みんな悩むと思うが、子どもが成長している証だと信じて頑張って!

ひかりんちょさん感想〉
「お母さんやお父さんがこんなふうに思っていたんだ」と改めて知ることが出来て、反省した部分もある。
でも、自分のことは自分が一番分かっているから、私の意見や気持ちをちゃんと聞いて受け取って欲しい。



END


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2022年03月05日 (土)

子どもの心の不調<番組内容>

 今回のテーマは「子どもの心の不調」

2017年の20歳未満の精神疾患総患者数は、27.6万人(厚生労働省「患者調査」より)。
番組アンケートでも半数を超える保護者が悩んだことがあると回答した。

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ゲストは3児の母である、くわばたりえさん。
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子どもの心の不調を感じたとき、保護者はどう対応したらいいか、考えます。



ホゴシャーズのお悩み[1] 「保護者はどう対応したらいいの?」◇

ラディッシュさんは、娘カンナさん(中1)の、心の不調について悩んでいる。
バレエや新体操をが好きだったカンナさん。小学5年生のときから、様子に変化があった。

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小児科を受診すると、「起立性調節障害」と診断された。
薬を処方され、起立性調節障害の症状は改善してきたものの、勉強が手につかない・体がだるいなどの状態が続いている。
ラディッシュさんは、今までのような小児科のもとでの対応でいいのか、それとも精神科に行ったほうがいいのか、悩んでいる。


◇精神科に行くべきなのか?
子どもの心の不調に、20年以上向き合ってきた、成増厚生病院の児童・思春期精神科 医師の森野百合子さんが、保護者の悩みにこたえる。

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森野さん
「親御さんがご覧になってて、今までとちょっと様子が違うぞというのは1つの大事なサイン。専門の医療機関に相談に行ってみられるのもいいかなと思います。」

森野さんは、小児科児童・思春期精神科など、子ども向けの医療機関に相談することを勧めている。児童・思春期精神科は、主に18歳までの子どもを対象としている(病院によっては20歳までの場合も)。

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※児童・思春期精神科は全国的には数が少なく、厚生労働省の認定する機関は121ヶ所(令和2年7月)。
近くにない場合は、まず国立成育医療センターの「子どもの心の診療ネットワーク事業」HPに掲載されている拠点病院や、自治体の精神保健福祉センターに相談してみてください。

※子どもの心の不調については、「子どもの心相談医」という資格を持つ小児科医にも相談できる。
「子どもの心相談医」は、子どもの心理発達の基礎、様々な行動の問題、発達障害、虐待、 薬物依存、メディア漬けなどについて幅広く対応している。現在、全国で約1000名の相談医が認定を受け、各地で活動している。
公益財団法人日本小児科医会のHPにて検索することが出来る。
https://jpeda.or.jp/cgi/web/index.cgi?c=member-counseling_list

また地域の保健所、保健センターが相談を受けてくれることも多い。

※国立研究開発法人 国立成育医療研究センターのHPでは、子どもの心の不調に対応している小児科・心療内科・精神科について検索することが可能(一部エリアを除く)。
https://www.ncchd.go.jp/kokoro/kyotenmap.php


そして、ラディッシュさんは、もうひとつ悩みが・・・。

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ラディッシュさん
「小児科の先生からカウンセリングを勧められたけれど、娘は『知らない人にプライベートな話をするのは抵抗がある』と言い、行きたがらない。

子どもが医療機関への受診を嫌がる場合、どうしたらいいのか。
森野さんによると…
「心の不調は、本人だけの問題ではないかもしれない。親や学校の皆が変わる必要があるかもしれない。
だからこそどうしたらいいか知りたい、心配している。という気持ちを子どもに伝えること。

そして病院の予約がなかなか取れない、先になってしまうという心配に対して、森野さんは、地域のクリニックや、学校の先生、スクールカウンセラーに相談することも選択肢の一つだと話す。



ホゴシャーズのお悩み[2] 「受診までの葛藤」◇

ボダイジュさんの娘ほのかさん(17歳)は、3年前から児童・思春期精神科で統合失調症の治療をしているが、現在に至るまで、様々な葛藤があった。
もともと、活発だったほのかさんは、小学6年生のときいじめを受けたことをきっかけに様子に変化が…。
次第に、「手が汚い」「マスクをしていないと落ち着かない」と発言するようになった。

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中学生になると、「テスト中に自分の考えが人に聞こえてしまう」と幻聴や妄想に悩まされるようになった。
それでも、ほのかさんは病院に行くことが出来なかった。
「変な目で見られるのが嫌で、泣いたりして苦しかった。仲良かった子が、精神科にいる他の子を、なんか下に見るような感じて話していて。それであんまり行きたくないなって思った。」

ボダイジュさんも、娘を精神科に連れていくことに抵抗があったという。
「まさかそんなことはないだろうと私も否定して。認めたくないっていうか、自分の子どもが精神的な病にかかるなんて信じたくないっていう気持ちですかね。」
半年間、一人で抱えて悩み続けたという。

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しかし「悪口が聞こえる」「部屋でも誰かに監視されている」という幻聴や妄想が起きるようになり、ボダイジュさんは受診をせざるを得ないと判断した。
受診をしてみると、「病気のせいだと分かり、診断がついてホッとした」という。
ほのかさんとの接し方も変化し、出来るだけほのかさんをよく見て、合わせていくようになったという。

ほのかさんは主に投薬による治療をすることになった。何度か入院もしたが、ゆっくりと回復を目指している。
一人で外出も出来るようにはなり、4月からは通信制高校に通うことになっている。

今、ボダイジュさんは、当事者家族が集まるSNSのコミュニティーに参加している。
似た境遇をもつ家族との交流が、心の支えとなっている。

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好きなこと、楽しいことを大切に、自分らしく自分のペースで生きることが回復につながると分かり、病気が自分を見つめ直す機会になったという。

森野さんによると、
・早くに相談することで治療も早く進む。
・病気になったから終わりでは全然ない。薬を飲みながら普通に生活を送る人も沢山いる。
という。


◇学校で正しい知識を伝える◇

教育現場では、精神疾患についてどのように教えているのだろうか。
草加東高校(埼玉)では、正しい知識をもつことが予防につながると、6年前から教え始めた。
アニメやクイズを導入し、精神疾患は誰もがなりうる病気であることを伝える。

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養護教諭・道上恵美子さんは、
「授業を行うことで、つらいときは相談してもいいんだよ、先生方も保護者も皆であなたを支えるよというメッセージを伝えたい」と話す。

一方、尼崎小田高校(兵庫)では、医療関係の仕事を目指す生徒向けに授業を行っている。
実際に精神疾患にかかった経験をもつ人たちが、生徒に語る。
「病気になったから終わりというわけではない。
病気にかかってもやっぱり人間だから、目を見て喋ってくれたり温かい言葉を掛けてくれると嬉しい。」

4月から実施される新学習指導要領では、精神疾患の項目が盛り込まれている。
子どもたちも、保護者も、学校の先生も、皆が正しい知識をもつこと。
そうすることで精神疾患の予防や偏見をなくすことにつながっていく。


END



 

 

 

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2021年11月20日 (土)

子どものダイエット<番組内容>

今回のテーマは、心も身体も成長期真っただ中の子どものダイエットについて。
スタジオゲストは、中2の男の子と小5の女の子の母でもある、渡辺満里奈さん。
番組でホゴシャーズにアンケートをとったところ、子どもの体型についての悩みが多く寄せられた。

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アラマンダさんのお悩み】
「食べることが大好きな息子。でも…少しやせた方がいい?」

小学6年生のしんくんは現在、身長150センチ、59キロ。健康診断で中等度肥満と判定された。
食べることが大好きなしんくん。母のアラマンダさんは、糖尿病の家系であることもあり、このままでいいのか心配している。そこで、少しでも体重が減るように、魚や野菜を多くするなど献立を工夫しているのだが…。

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それでも体重がなかなか減らないアラマンダ親子が訪ねたのは、「小児肥満外来」。
CTスキャンや血液検査で体の状態を調べてみると…内臓脂肪がたまっていて、血糖値も高め!
このままでは、糖尿病になる可能性もあるかもしれないとの診断が…。

しかし、先生から言われたのは、…体重を減らす必要はないということ。
しんくんは、成長期でこれからも身長がもっと伸びると予想されるので、とりあえずは体重を維持して身長が伸びるのを待ち、その上で肥満度は下げていこうと教えてもらった。

診察後、しんくんは体重維持のために毎朝体重計に乗っているという。
朝体重が増えていたら、その日は少なめに食べればいいとわかるからだ。
お母さんには何度言われても「うるさい」と思っていたが、先生に教えてもらったらやる気になれたという!

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続いては・・・
ピーナッツさんのお悩み】

「体型を気にしてダイエットに励む娘。…太っていないのに」

中学3年生のことみさんは、標準体重と比べるとやややせぎみ。だけど、ダイエットをしている。
なぜなら、夏に卓球部を引退して体重が2キロ増え、「脚が太くなったかも…」と感じたからだ。
そして見た目にこだわるのは、憧れのファッションを着こなしたいと思っているからだ。

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SNSや動画サイトでダイエットの方法を調べたところ、「食べるお米の量を減らせば体重が落ちやすい」とあったので、ことみさんは、昼か夜のどちらか、お米を抜くことにした。結果、2か月でマイナス3キロ。元の体重よりも軽くなったが、まだダイエットはしばらく続けようと思っている。
しかし、父のピーナッツさんは…「成長期で本来伸びるはずの背が伸びなかったりしないか」と心配している。

<内科医・鈴木眞理さんによると・・・>
成長期はエネルギーを確保することがとても重要で、減らしすぎとか食べないとなるとリスクがあるという。

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成長期のダイエットのリスク
[1] 骨粗しょう症になりやすくなる
骨粗しょう症の予防は成長期に始まっており、14~18歳で全身の骨の“カルシウムの倉庫”の大きさが決まる。これが大きいと、年を取って骨のカルシウムが減っても、骨折しやすい危険域に届くのが遅くなる。いかに思春期に骨のカルシウムを上げておくか、倉庫を大きくしておくかが大事。
[2] 身長が伸びなくなる
成長期に栄養が不足しすぎると、本来伸びるはずだった身長が伸びなくなってしまう。
[3] 月経不順や不妊症になる
体脂肪が減りすぎると女性ホルモンの分泌が低下し、月経が止まったり、将来不妊症になるおそれも。





<行き過ぎたダイエットは、命に関わるケースも>

今回、マロウさんの娘・アカネさん(仮名・中2)から、拒食症の体験をつづった一通の手記が寄せられた。

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去年の冬休み。体重が少しだけ増えてしまったことから、ダイエットを始めた。腹筋などの筋トレを、毎日2時間ほど。
すると元の体重にすぐ戻ったが…「もっと痩せたい」と、現状では満足できずにダイエットを継続した。
食べ物のカロリーを調べ上げ摂取するカロリーを計算することに没頭。一日に摂取する総カロリーの目標を、900キロカロリーにまで落とした。それは、14歳の女性に必要な量の半分以下。

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アカネさんは母に気づかれないよう、ご飯を食べるフリをしてほとんど捨てていた。
母のマロウさんが事態に気づいたのは、ダイエット開始から3か月後。
骨ばって浮き出たうなじにショックを受け、すぐ病院に連絡した。
病院で測ると体重は31キロ、脈拍は1分間でわずか40。
「神経性やせ症」(拒食症)と診断され、翌日から5か月間、学校に通うことができなかった。

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鈴木先生の解説
成長期の子どもが標準体重の60%くらいまでやせると、エネルギーが足りなくて心臓はあまり打たなくなり、血圧は下がり、体温も下がる。体は省エネモードになり、無理をすると心臓が止まる事もたまにある。
拒食症は精神疾患の中で最も死亡率が高い。6年間ほど経過を見ると6~11%亡くなっている。


<どうして食べることをせず、拒食症になってしまうの?>
前の日の努力が翌朝の体重に数字で出るのはとても魅力的。成果がすぐ出るのでハマりやすい。
さらに、脳の活動も弱くなる。脳で記憶する力や、途中で止まって考え直す余裕がなくなってしまうので、気づいたら危険な状態になっていることが多い。

<母親が気づけなかったのはどうして?>
他のやせる病気では元気がなくなるが、拒食症はなかなかその変化に気付きにくい。また、冬場は着ぶくれしていればなかなか分からない。気づかないのは決してお母さんのせいではない。

<親はどういう事に気を付けていればいい?>
干渉や監視ではなく、優しい観察を続けて。出かけていくときに足の細さや身のこなしなどを見ておくなど。
また、拒食症にかかると笑わなくなる。テレビも見ず、ユーモアも低くなる。小さな変化に気づいてあげて。

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尾木ママの感想>
行き過ぎたダイエットを防ぐための土台にあるのは、やっぱり親子の信頼関係やコミュニケーション力。
いろんな社会的な圧力を受けたとしても、最後はそこが大事!

渡辺さんの感想>
大人がちゃんと子どもを守ってあげないといけない。「そのままのあなたが大好き」「そのままのあなたがとても魅力的」といつも伝えてあげたい。


子どものダイエットは、大人のダイエットとは違うもの。
安易に始めず、まずはリスクについて、親子でしっかり話し合いましょう。



END

 

 

 

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2021年08月21日 (土)

知ってる?性の多様性 ~中学生のホンネ~ <番組内容>

最近、「LGBT」「ジェンダー」「性の多様性」などという言葉をよく耳にするようになり、中学生の教科書にも、保健体育、美術や国語など、いろんな教科にわたって記述が増えている。

そこで、当の中学生はどう感じているのか、中学生とホンネに耳を傾け、子どもとどう向き合えばいいか、考える。
ゲストは、りゅうちぇるさんと、トランスジェンダーであることを公表しているファッションモデルのイシヅカユウさん。




集まってくれた中学生は5人。
「性の多様性」というテーマに強い関心がある子や、これまであまり身近には感じたことがないという子など様々。

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今回、この5人に見てもらったのは、NHKで今年放送した、海外ドラマ。
『ファースト・デイ わたしはハナ!』
https://www.nhk.jp/p/fdhannah/ts/GQXVKKP4QV/

主人公は、心と体の性別が一致しないハナ。
小学校では、トーマスと言う名前で、男子児童として学校に通い、いじめにあっていた。

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中学からは念願かなって、スカートをはき、ハナという名の女子生徒として通えることに。
トランスジェンダーであることは周りに打ち明けずに学校生活を送る。
そんなとき、小学校の頃のいじめっ子が転校してきて、ハナは、トランスジェンダーであることを広められるのではないか…と
不安な気持ちでいっぱいになる。

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<このドラマを見た中学生の感想は・・・>

自分が気づいてないだけで軽く接している人がもしかしたらトランスジェンダーかもしれない

もし自分がハナの立場だったら、どうするか。
トランスジェンダーであることを周りに打ち明けてそれがいじめに発展したら…。
周りに合わせないといけないと思うし、ひとりぼっちになるのは嫌だから、言いたくはない。学校ってやっぱり大変だなと思う。

学校には「あなたは普通の人とは違う、だからいじめるわ」という人ってどうしてもいると思う。だから、そんな状況を見て周りに打ち明けるのか、打ち明けないのか判断するのも大事なのでは。

周りがみんな優しくて、分かってくれるような状況だったら打ち明けてもいいけど、そうじゃなかったら言わないかな

など、様々なホンネが飛び出した。

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りゅうちぇるさんの意見
学校は『小さな社会』。
 でも、通っている人からすれば、そこが『人生のすべて』。
僕も学生時代、「男なのに化粧して」とか「女の子とよく話すね」とかいろいろ言われた。
その人の中身を見るのではなく、
 「人と違うから、きっと仲良くなれないだろう」
 「全然違う生き物だ」と思ってしまう子も僕の周りにもいた。


イシヅカユウさんの意見
中学のとき、いじめられた経験があって高校では、なかなか周りに打ち明けられなかった。
 友だちが誰もいなくなってしまうんじゃないかという怖さがあった。
友達に嘘をついているわけではないが自分の体のことを言えないから、プールや学校の行事に「ちょっと行けないんだ」と、別のことで言い訳を言うのがすごく辛かった。


尾木ママの意見
小学校高学年から中学生ぐらいになると、性のことで100人が中100人悩みを持つ
自分は人と違うんじゃないかと悩み、親にも先生にも言えず、1人で抱え込む子もいる
周りに不安を持っている子がいるのかも、と想像する力が必要

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<次に話題は、制服について>

最近、女子生徒が、スカートではなくスラックスを選ぶことができる学校も増え、リボンやネクタイも選べる学校もあるが、生徒からすると、周りの目を気にしてそれでもなかなか選べないという現実もある。

周りの目が気になって、着たい制服を着ることができないという子は、どうすればいいのかを考えた。


りゅうちぇるさんの意見
制服は毎日着るものだし、自分の好きな自信のある姿で大好きな友だちに会いたいし、勉強に取り組むモチベーションも変わる。
でも、「スラックスをはきたいからスラックスはこう」と、無理に決断することはない。
 もし、周りの目が怖いなら、挑戦しなくてもいいと思う。
学校の周りの人を見て「やっぱりやめておこう」と思えば、無理する必要はない。
もしくは、自分を出せる場所だけで(例えば大好きな友達が多い、放課後のサークルなど)スラックスはいてみよう、ということでもいいかもしれない
自分の心に素直に生きるのが絶対いい。


イシヅカユウさんの意見
自分も中学のときに、「学ラン」を着ることが嫌で学校に行けなくなってしまった
りゅうちぇるさんの言うように、「どこで自分を出すか」というのは、自分で決めていいと思う
学校や社会は、もっと自分を出しやすい場所になるべきだなとも思う

 



<次に話題は、「トランスジェンダー」「Xジェンダー」という ことばについて>

番組には、自分の性の在り方について、
「トランスジェンダー」「Xジェンダー」「女と男の間」という言葉を使っているが、“しっくりこない”気持ちがあるいう悩みなども寄せられた。


イシヅカユウさんの意見
私も「トランスジェンダー女性」ということばで便宜上説明しているが、自分がそのことばに当てはまっているのかは全然分からない。
そもそも言葉は、すごく流動的なもので「何かに当てはめなくちゃいけない」とかそういうこと自体、あまり意味がないのではないか。


りゅうちぇるさんの意見
「女と男の間」という表現については、人の説明するときに分かりやすいという点でやむを得ず「間」と言っているかもしれない。
男でも女でもなく、「私は私」でいいのではないか。
僕は、表現できないとき「『キャンディボーイ』」と表現する。
 これは、僕が作った僕だけの性別で『かわいいものが大好きな男の子』という意味。


尾木ママの意見
自分で自分を決めていい。
 100人いたら、100通りの性がある。
「当事者」とか「第三者」という区別で見るのではなくみんなが「多様性の中のひとり」。グラデーションのどこかに位置している。




<次の話題は、家族や先生について>

ドラマの中で、ハナに寄り添う母親や兄、
そして、ハナを常に見守ってくれる担任の先生について、
中学生の感想は・・・


ハナがスカートの制服を着て初めて学校に通う日、ハナの不安な気持ちを察して、お兄ちゃんが「あ、かわいいじゃん」と、さりげなく言葉をかけたのが、スマートで印象に残った。
クラスのみんなで映画を観ているときに、後ろからハサミでハナの髪の毛を切ろうとしていたいじめっ子に気付いた先生は、「やめなさい!何やってるの!」としかりつけるのではなく、「ポップコーンはいかが?」と目立たない声掛けをして、嫌がらせをやめさせた。
先生によっては、いじめられた子を守ろうとして、いじめた側を叱責することがある。
でも、それでは、いじめられた子が注目を浴びて目立ってしまうので、かわいそうだなと思うことがある。


最後に5人の中学生は、自分の悩みをおとなに相談できるか話し合った。

親も自分に悩みを相談してくれるので、自分も親に悩みを自然と話しやすい。
 悩みを話しておくと、いざというときに、すぐに親が味方になってくれるから、そこがいい。

こんな意見も出たが、残りの4人は「親には相談できない」「毎日会う関係だと逆に言いづらい」という。

しかし、学校で「何かあったら来てください」という特別な部屋が保健室と別にあって、そこは気軽に行きやすい。
悩みを言いやすい場所が学校にあるのはいいなと思う、というホンネも飛び出した。


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ここからは、中学生の保護者2名も参加。
「親には相談したくない」って言われたことについて・・・


の意見
やっぱり相談してくれていなかったんだなっていうのがちょっと寂しかった。
子供にあまり近づき過ぎちゃいけないとは思うがどうしても近づいていろんな話を聞きたくなるし、ほどよい距離感が難しい。


イシヅカユウさんの意見
うちの母は、自分との距離感について考えてくれていたのか、悩んでいる私に、性に関する本を「読みなさい」と言ってくるわけではないけど、読める所にそっと置いておいてくれた。


りゅうちぇるさんの意見
親への秘密っていっぱいあるものだと思う。
 そういうことも経験して、大人になっていくので、そのために親ができることは「あなたは素晴らしいんだよ」と伝える。
ちゃんと愛を伝えて
 「自分は親から無条件に愛されている」と子どもが思えるような声かけをしてほしい


尾木ママの意見
学校の先生や親、周りの大人など社会全体がステップアップしていくことが今 求められている



番組内容は以上です。

番組では「性の多様性」について、これからも考えていきます。
ホームページにご意見、ご感想をぜひお寄せください。

 

 

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2021年01月09日 (土)

反抗期 親はどうする?<番組内容>

今回のテーマは、“思春期の反抗期”

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ある日突然、子どもが暴言を吐くようになった!親をバカにするようになった…
思春期の子を持つ親なら、だれでも頭を悩ませる反抗期。親はどうすればいいのだろう?


【ホゴシャーズたちのお悩みは・・・】
はちみつさん 「『なんでなん?』となんでもしつこく絡んできて、親を論破しようとする」
ジュゴンさん 「もう、暴言を受けて傷つく母親状態」


◇娘が 『部屋に閉じこもってしまう』 しゃちほこさんの悩み・・・ 

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10センチほどしか開けてくれないドアの中に、声をかけることしかできないしゃちほこさん
なかなか会話にならず、思い切ってドアを開けて入っていいものかどうか悩んでいるという。


これに対してジュゴンさんも、高1の息子が食事のとき以外部屋から出てこないと同じ悩みを持つ。

◇思春期の子どもは、なぜ部屋に閉じこもってしまうのか!?

【専門家のアドバイス】
長年親と子のメンタルヘルスケアに携わってきた精神科医の加茂登志子(かもとしこ)先生によると・・・

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「思春期は、小さい頃に比べて社会が広がるぶん、自分と人を比較して自分への批判に過敏になったりするため、自分を取り戻す時間が必要になる」、ということだ。

*しかし高1男子の母ジュゴンさんには疑問が。
ジュゴンさん 「でも、うちの息子がこもっているのはどう見てもスマホなんです!」

【尾木ママのアドバイス】
尾木ママ 「高1なんて、いろんな興味や社会的な関心、体の悩みとかいっぱい出てくるから、ぐっと深入りしていく。親に言っても解決しないから、自分で悩んで友だちに相談したり、いろんな事をしているはず」

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しゃちほこさんの娘、ゆづきさんの本音は・・・
「宿題は?」などよけいなことを言われるので、リビングで家族と過ごすのは落ち着かないと言いながらも、以前はお風呂でお母さんに学校の話や悩み事を話していたという。今は時間が合わなくなってしまったが、お母さんとのお風呂は楽しかった。

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加茂先生親が自分に関心を持ち、話に集中してくれるのは、子どもにとって何よりのご褒美。リラックスするし、自信が高まる


◇では、思春期の子どもとのコミュニケーションを図るには?
・同じ趣味などがあれば、趣味の話をする。
・同じ趣味が難しい場合は、食事のときに、学校のことなどではなく料理のことなど気軽な話をするとよい。(だから、時には子どもの好きな食べ物を用意すると良いことも♪)



◇親子で、『衝突ばかりしてしまう』 はちみつさんの悩み・・・
小5のねいろちゃんは、最近急にお風呂洗いの手伝いを嫌がるようになった、
勉強を見ていても、売り言葉に買い言葉でヒートアップ!宿題を投げ捨てて行ってしまう。

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はちみつさん「自分が一番正しくて、自分が中心だと思ってる。他の人は全部分かっちゃいないやつらだと思ってるから、人ともぶつかるし親にもぶつかるし・・・」


◇ネガティブトークをなくそう!
加茂先生によると、
親子関係を良くするためには、3つのネガティブトークを減らすことが効果的だという!

・1つ目は「命令」。
命令は、親が会話の主導権を握り、子どもは支配された気分になるのでNG
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・2つ目は「質問」。
質問には、命令や否定のニュアンスが含まれることがある。
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・3つ目は「批判」。
批判は、子どもの自尊心を傷つけ、摩擦を増やしてしまうのだ。
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そして、ネガティブトークの代わりに、ポジティブトークを増やそう!
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◇この方法を実践するはちみつ家に、大きな変化が!
友だちとふざけてばかりで、なかなか勉強が進まないねいろさんに、はちみつさんはさっそく実践!

まず
「子どもの行動を言葉にする」というポジティブトークで、親が子どもに注目していることが伝えられ
「子どもがの言葉を繰り返す」ことで、子どもを受け入れ、理解していることを表現できる。

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…するとねいろさんは、集中して勉強を終えることができたばかりか、なんと、あれほど嫌がっていたお風呂掃除も、自分から始めてくれた!

ねいろさんは・・・
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はちみつさん 「最初は気持ち悪がられたけど、段々私も褒める事に慣れてきて。命令じゃなくて、『何々してください』とお願いする言い方を続けていたら、子どもも構えることなく素直にやってくれるようになりました」


【『ネガティボークをなくそう』を実践するポイント】
・この方法をやるのは、1日3分~5分でOK
「食事のときだけ」と限定して実践しても効果がある。


◇「褒めるところが見つからない」場合は、当たり前を褒めよう!
・子どもを褒めることが苦手な場合や、褒めるポイントが見つからない場合は、「当たり前のこと」を褒めると良い。  
例えば
 朝起きたら、「今日も起きれてすごいじゃん」
 夕飯に呼んで席についたら、「すぐ来てくれてありがとう」

加茂先生 「皆さんが本当に当たり前だと思っているところを一つ一つ取り上げて丁寧に褒めていくと、その行動は必ず定着していきます」



◇忘れないで!「安心感の輪」
思春期の子どもを見守るとき、覚えておいてほしいのが「安心感の輪」という考え方。
子どもは保護者から離れ冒険し、また戻ってきて安心する。それを繰り返しながら成長していく。

思春期になると、冒険や探索の範囲が広がり保護者から離れる時間も長くなるが、戻る場所があるからこそ、自立に向かっていけるのだ。

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【専門家のまとめ】
加茂先生 「思春期は、社会の中で自分がちゃんと生きていく土台を築いていく人生の中で特別な時期。ネガティブのところに目が行く日常をちょっと切り替えて「やっている」ところに目を向けるといい。

子どもが探索行動を始める時には背中を押してあげる。必ず戻って来るので、その時は抱きとめてあげる。心の中で自分が親だということをドーンと持っておくといいかなと思います」

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END

 

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2020年05月09日 (土)

10歳ごろのプチ反抗期 <番組内容>


番組アンケートによると、「10歳ごろ親への態度が変わった」という保護者は76%。
「親に対して急に“あぁ言えばこう言う”ようになり、毎日イライラしています!」
「言葉づかいが乱暴になってきました。これは、早い反抗期ですか?」
保護者から寄せられたさまざまな意見や疑問に、小山アナウンサー(2児の父親)も「わかります!わかりますよ!」と共感。

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今回、一緒に考えてもらうのは、医師星野恭子さん。
子どもの発達や睡眠の問題に詳しく、多くの親子を診察している。

 

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星野恭子さんは10歳ごろの子どもの変化について、こう語る。
・10歳ごろは、思春期の1歩手前の“前思春期”という時期。
このころ、“心をつかさどる脳”とも呼ばれている「前頭前野」が大きく変化する。
・子どもの前頭前野の発達を理解すると、反抗期の子どもたちへの接し方のヒントがつかめるかもしれない。


尾木ママは…
・この時期にですね親が接し方を変化させると、反抗期の嵐が小さくなったり、早く通り過ぎたりすることも。

 


 

そこで、今回は、子どもの脳の変化を意識しながら、「10歳ごろのプチ反抗期」について考えていく。

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まずは、ポニーさんのお悩みから
「息子が小学4年生の終わりごろから急に何に対しても「ヤダヤダ」と言い、親の言うことを聞かなくなりました。命に関わる大事なことをどう話せばいいのか悩んでいます」

自宅におじゃましてみると…
●次男のこうせいくん(小5)は、半年前から何を言っても「ヤダ」と言うようになった。
ポニーさんが特に困っているのが、自転車のヘルメットについて。
ポニーさんこうせいくんに「ヘルメットがないと危ないし、免許がわりだから、きちんとかぶってほしい」とずっと話してきた。

しかし、こうせいくんは「まじでムリ」「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ」と拒否をする。
こうせいくんにかぶりたくない理由を聞いてみると…
「かぶるのが恥ずかしい」「友だちに会うと嫌じゃん」

ポニーさんは、これまで親に言われたことは守ってきたこうせいくんが最近は友達との関係が密になってきて、友達優先だという気持ちも理解できる。
ヘルメットについて、どう話せば、こうせいくんの心に響くのか分からず、悩んでいる。

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尾木ママは…
・これはもう典型的な“前思春期”のお手本のような行動。
・すてきだなと思ったのは、こうせいくんが友達関係をものすごく大事している。
・ポニーさんも子どもの気持ちを理解しているが、それでもうまくいかないのがこの時期。
それぐらい10歳くらいというのは、特殊な時期。

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星野恭子さんによると、「特殊な時期」というその理由は、脳の変化にある。

・10歳ごろ、急激に発達するのが「前頭前野」。
“心をつかさどる脳”といわれ、物事を判断したり、感情をコントロールしたりする。
この前頭前野の働きによって、人からの視線を感じたり、社会的に自分がどう動いていったらいいのか考えはじめたりするようになる。

・しかし、思春期に入ると、からだの成長のために性ホルモンの分泌が活発になり、前頭前野を刺激し、感情のコントロールや判断力が不安定になるという。

・いわば、“脳が混乱している”くらい、特殊な状況。
自分の中でも分からなくなるぐらい、ごちゃごちゃしていて嵐のような状態。

・子どもが親に反抗的な態度をとるのは、意図的にやっているのではない。
 

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■では、反抗的な子どもに親はどう接すればいいのか、星野さんに聞いた。

・おとなのしぐさや表情から「大人が何を考えているのか」と気持ちを推し量ることもできるようになる。すると、親が「ああしなさい、こうしなさい」と上から目線で言っても、反抗する。本当にそうだなと思っても、反抗する時期。

・10歳くらいから、接し方を変えて、子どもと同じ目線で、本音で向き合うことが大事。
真摯(しんし)に向き合うと、信頼できる親子関係を作ることができる。


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■では、ポニーさんが息子にヘルメットをかぶってほしいという思いは、どう伝えればいいのか。星野さんに聞いた。

・「免許代わりとか決まり事だから」ではなくて、「お父さんとお母さんはあなたのことが本当に大事なんだよ」と、命の大切さや、あなたが大事なんだよというメッセージをしっかり伝える。
・子どもの理屈にも耳を傾けて、そのあとで心から伝えよう。

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つづいては、たまねぎさんのお悩み
「うちでは、子どもに夜9時に寝てほしいとずっと話してきました。
子どもが急に“わが家のルール”に反発するようになってきたとき、どうしたらいいでしょうか。」


自宅におじゃましてみると…

たまねぎさんは「子どもの健康のために、3食きちんとご飯を食べて、夜9時に寝てほしい」
しかし、親の価値観を子どもに押しつけるだけでいいのかとも悩んでいる。

あまりにも強く押しつけ過ぎると、ものすごく反抗することもあるのではないか。
また、子どもの人生は子ども自身のものなので、あまり親がセーブするのもよくないのではと考えている。

しかし、寝る時間だけは譲れない…

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●長女のななこさんと、次女のまこさんに話を聞いてみると
・歴史の本を読んだり、絵を描いたり2人にはやりたいことがいっぱいあってこっそり遅くまで起きている
・まわりの友達も“寝る時間は、10時”という子が多いため、「自分たちも9時に寝なくてもいいのではないか」と思っている。
・夜9時に寝るっていうルールは、厳しくなってきたので11時はさすがに無理だと思っているけど、9時半ぐらいは認めてほしい。

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尾木ママは…
・「ゲームをやらせない」とか「夕ご飯は家族そろって食べる」など親の信念を伝えることは大切。
・一方でそれを押し通すだけではなく、子どもの意見を聞くことも必要

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■では、具体的にどう話し合えばいいか、星野さんに聞いた。

たまねぎさんは、「睡眠時間を夜9時30分や10時にして、もし心身の不調が出てしまうと、取り返しがつかないのではないか」と心配している。
・昼間、元気に活動できるかを考えるといい。
1日~1週間ほど睡眠が遅くなったとしても、急に脳が悪くなるということではないので9時半に寝て全然問題がなければ、9時半にしようと数日実験を行い、昼間に眠気が残ってしまったら、元に戻そうというふうに考えるといい。

・親の正論だけで通用しなくなってきたら、本当に正しいことなのかを子どもにも調べさせるなどして、子どもにもバトンを渡す気持ちで話し合おう。
・判断をする力やあとで見直す力も前頭前野の役割なので、意識しよう。

・子どもたちが「11時はさすがに無理だよね、9時半ぐらいかな」と言っているのでお母さんがこれまで伝えてきことが、きちんと伝わっていると信じて。

 




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最後は多くの保護者から寄せられた、“つい言い合いになってしまう”という悩みを考える。

・子どもが言い返してきて、全然話し合いになりません
・あぁいえばこういうのでケンカが増えました

そのうちのひとり、バジルさんの自宅におじゃました。

バジルさんの長女、ふうかちゃんは、ぬいぐるみが大好きで、バレエもピアノもがんばっている小学6年生。
●最近の言い合いの原因は、ふうかちゃんの部屋の入口に、ズラリと並ぶ漫画。
実は、ふうかちゃんの物ではなく、父親と母親が若いころに読んでいた漫画なのだが、これを最近、ふうかちゃんが、親が知らない間に読んでしまっているという。

バジルさんとしては、ふうかちゃんが「中学受験をしたい」と言い出したので、今は、“漫画よりも勉強を優先してほしい”と思っている。

●漫画のことを聞いてみると…

バジル「それは夜、隠れて読んでいたら、朝起きられないね。受験よりも漫画読みたいならどうぞって言ってるじゃん、いつも。」
ふうか「じゃあ漫画どっかに隠してよ!」
バジル「それは無理でしょ!」
ふうか「布でもいいから隠してよ。」
バジル「それを我慢できるようにならないと、今後あなた何もできないよ。」
ふうか「お母さん、そんなに読む暇あったなら、そのぶん勉強もしてないってことだよね!?」

●こうやって言い返す娘に、バジルさんは、つい腹が立ち、言い合いになったり、長めのお説教をしたりしてしまうという。

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尾木ママは…
・親子がバチバチと言い合える関係はいい。根底には信頼関係があると思う。
・子どもたちのやる気を出すには、好きなことをやってエンジンをまずかけて、あたためてから苦手なことにも入っていくといい
・好きなことが漫画を読むことだったら、何分読んでパッと切り替えて、次は中学受験の問題集をやるなど段取りを整えるといい
・特に長期休みの時には、遊びや勉強など1日の予定を決めることが大事。

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●そこで、バジルさんふうかちゃんも話し合うことに。
ただし、言い合いにならないよう、星野さんのアドバイスを実践する。

星野さんのアドバイス
思春期の脳は揺れ動いて、数秒前と違うことを言ったりするが言い返さずに親が「子どもも大変なんだ」と理解して、一歩引いて話す進め方が大事。」

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●話し合いを撮影させてもらった
ふうか「(漫画を読む時間は)1時間。15分かける4回がいい。」
バジル「そんなこま切れだとつまんなくない? 大丈夫?」
ふうか「うん」
バジル「漫画は今、3回なんですけど。」
ふうか「じゃあ、ストレッチしながら漫画読む!開脚しながら読むの。」
バジル「それは悪くはないんだけど…、どうなの。」


バジルさんは、なんとか、子どもの言うことを否定することなく、言い合いをせずに話し合いを終えた。
バジル「明日からできそうですか?」
ふうかちゃんは、持っているカワウソのぬいぐるみを動かして、うなずく動作をさせる)
バジル「カワウソに返事をさせないで、自分が返事をしてください!」
ふうか「カワウソ頑張るもん!」
バジル「カワウソが頑張るんじゃ困る。ふうかちゃんがやってくれないと困る。」

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星野さんの感想…
・とてもいい!話し合うときの2人の距離が近くなって、肩を寄せ合って一緒に決めようという気持ちがグーッと近寄っている
・それからVTRを見ていると、カワウソのぬいぐるみがお母さんに対して返事をしているが、“カワウソのぬいぐるみは、ふうかちゃん自身”なんですね。
気持ちが揺れ動くのも思春期の特徴で、「こうしたい」という自分を通したい自分(=ふうかちゃん自身)と、「お母さんの言っていることも正しいかも」という自分(=カワウソのぬいぐるみ)の意見も混在している。

なので、最後にふうかちゃんが「カワウソ頑張る!」と言ったときに「あらカワウソちゃん、よろしくね。じゃあカワウソちゃんはふうかちゃんを助けてあげてくれる?」というくらいユーモアを入れて。
そのくらいの接し方をするといい。

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●しかし、その後…
バジルさんの話では、2人で決めたスケジュールをふうかちゃんが守れずにバジルさんは、またガミガミと怒ってしまったという...

星野さんの意見
・スケジュール管理というのもまさに前頭前野の役割。
いま、発達の途中だと受け止めて「今すぐにはできない」と理解しよう。

・「ほら!お母さんが言った通りじゃないの!」なんて言ってはダメで、「じゃあどうする?もう一回考えてみよう」「もうちょっとやりやすいようなスケジュールをもう一回立てようよ、ねぇ?カワウソくん」など、楽しく話し合おう。

・無理矢理やらされると、脳の働きはネガティブに動く。
褒めると、ドーパミンという脳内物質が活性化して、やる気が起きたり、ものごとが判断できたりするように成長する。

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尾木ママの意見

・この時期に子どもと真正面からぶつかり合うだけじゃなくて子どもの意見もちゃんと受け止めて。そして親も率直な意見を言おう。
これを大事にすると、子どもが、「うちの親は私のことを受け止めてくれているんだ、深く愛しているんだな」と感じて信頼関係が深まる。

信頼関係が深まって、絆が強くなっていくことを最高の財産だと思って、楽しみにしながら、思春期を過ごして下さい。

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 END

 

 

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2019年02月02日 (土)

反抗期 冷静になれない!?<番組内容>


子どもに「うるさい!」「うざい!」と言われたり、無視されたり…
番組アンケートによると、子どもの反抗期には「冷静になれない」という保護者は75%。 

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<ホゴシャーズの悩み>
★中1女子の父親
 近づかないで、というオーラが年々強くなっている。
 反抗期なのか、単純に嫌われているのか分からなくなっている。
★高3男子の母親
 
朝起こすと、悪態をつかれる。
★中3男子の母親
 親として自分をすべて否定されているような気になる。


◇思春期に詳しい渡辺久子医師の解説:思春期のメカニズム◇

親に対して暴言を吐いたり、片付けられたりしないのは思春期ならではのこと。寛容に受け止めよう。
思春期は成長ホルモンや性ホルモンが大量に分泌されて脳を刺激し、肉体的にも感覚的にも苦しい時期。
脳の中で、「感情を爆発させる部分」が急激に発達する一方で「感情をコントロールする部分」は未発達。
そんな中、勉強や部活など、考えなければならないことが増え、不安を感じたりイライラしたりする気持ちがつのる。

<親の心構え>
保護者が“こういう子に育てたい”という理想がキレイごとだと、それが叶わず“反抗期”というネガティブな言葉を使うことになる。しかし、できれば「いよいよ本格的に大人になる時期が来た」とワクワク楽しみにしてほしい。

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<ホゴシャーズの感想>
子育てを楽しんでいるつもりだったが、反抗期は楽しんでなかった。
確かに感情豊かになったなと思う。昔は「親から子どもへの一方的な会話」だったが、最近は会話が楽しくなった。
「子どもにはこうあってほしい」という枠からはみ出るとイライラしていたと気づいた。


反抗期の子どもへの対応・・・尾木ママのアドバイス

①子どもの反抗的な態度や言動は、「ハートのクッション」をイメージして受けとめて!
「こんな家に産まれたくなかった」とか「あんたの子じゃない」と言われたら
「ごめんね、こんなオヤジで」と同調・共感で受けとめる。
子どもは「クソババア!」と背中に向かって言うかもしれないけれど、自分の部屋に戻ったあと、じっくり自分の気持ちと向き合う。
言い過ぎたかなとか、お母さんの心配は当たり前だと分かっている。子どもの気持ちを信じよう。

②親の確固たる価値観や信念を「強固な壁」をイメージしてしっかり伝えよう!
子どもに言いたいことを全部言わせておくのがいいわけではない。遠慮なく親の価値観を示して!
判断をピシッと示し、パッと引く!「引く」が大事!


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<VTR:実践!「ハート」と「壁」>
中2の娘を持つ父親・バクさん。いつもは娘の生意気な言動に反応してしまい、言い合いになってしまうが、今回は「ハートのクッション」と「強固な壁」にチャレンジ。
アイドルのコンサートで4万円を使うことになった娘に「お金の価値」を伝えたいというバクさん。大金を渡すと家族の食事代を削ることになると伝えたが・・・「パパのごはん代が減っても、やせられるからいいじゃん!」「みんなでダイエットすれば、食費が浮く!」という返事。
バクさん、グッとこらえてハートのクッションで受け止めた!言い返さなかったことで、お金の価値観について冷静に伝えることができ、最後には娘も納得したようだった。

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<尾木ママの感想>
お父さんがよくガマンした。娘にしっかり伝わったと思う。
娘が好きなアイドルを否定しなかったのはよかった。子どもの好きなことや価値観は、大人から見て理解できなかったとしても尊重して否定しないことが大事。
ハートのクッションを実行することで、子どもが悩みとかつらさを一人で抱え込まず、本音を話せる親子関係になり、トラブルが起きたときも話し合いやルール作りができるなど、思春期も楽に。

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<ホゴシャーズの悩み>
思春期の子どもの口数が少ない場合は、気持ちが見えにくいことも

<VTR:ライオンさんの場合>
父親のライオンさんが何を聞いても「知らん」としか返事しない、次男(高1)。
ライオンさんは、何か悩んでいるのではないかと心配している。

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しかし取材者が話しを聞いてみると・・・「悩みはないです。」
お父さんについて尋ねると「忙しいときに朝ごはんとか、昼ごはん、弁当つくってくれて感謝してます」


<尾木ママの感想>
思春期には様々な悩みを抱える。お父さんにも絶対言えないような性や恋愛の悩みなど。
それでもありのままの感情を出せているのはいい。
何を食べたいか聞くだけで、子どもには愛情は伝わる。
子どもが返事をしなくても、「本当はここでちゃんと答えなきゃいけない」というのは子どもも分かっている。返事を求めず、愛情を示して!


<VTRを見たライオンさんは…>
 「子育てと一緒で、反抗期も楽しみたいと思った!」



★★尾木ママから、最後のまとめ★★
いつまでも子ども扱いをしないで、一人の「人格」と向き合って!
反抗期は、最後の甘えの時期。親に安心して甘えるわが子を、ほっとかずに、受け止めて!  

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END

 

 

 

 

 

 

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2018年07月28日 (土)

性のはなし、してますか?~中高生編~<番組内容>

今回のテーマは「性のはなし、してますか?」

前回の小学生編に続いて、今回は中高生編を放送。

スタジオには中高生の保護者に加え、中高生や保護者を対象に性教育の講演をしている
NPO法人ピルコンの代表、染矢明日香さんにも参加してもらった。

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ホゴシャーズからは、子どもの恋愛や性の話に踏み込むのは難しいという意見が。

しかし、全国の男女200人にアンケートをとったところ、キスの経験は、半数以上。
添い寝をした、2人きりで泊まったという声もあった。

また日本性教育協会(2017年)の調査によると、性交経験のある男子は7人に1人。
女子は5人に1人の割合だという、高校生の性行動の実態が見えてくる。 

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ところが、番組アンケート(高校生女子100人)によると、
「交際相手と2人きりで泊まることのはいいと思う」という意見は8割を超えているものの、
「好きな相手から身体を密着される・キスなどの行為を求められて断りづらい」と思ったことがある人は43%にのぼった。

染矢さんによると、性的関心には個人差はあるものの、
女性は一緒にいたいという気持ちを持つだけのことが比較的多いのに対し、男性の欲求はもう少し直接的。
しかし高校生は男女の感覚の違いがわからず、求められて断りきれないケースが多いのではないかという。

番組アンケートの中には、パートナーに性交を求められて断れなかった理由として、
「なぜ、エッチしちゃだめなの?」と聞かれ断り方がわからなかったから」
「性交を断ったら嫌われると思ったから」というものがあった。


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彼から性交を求められて断れなかったという高校3年生に話を聞かせてもらうと・・・

「性教育の授業で習ったとき、私は絶対断る側の人間だと思っていたけど、ちゃんと断れなかった。行為を拒むことで、気持ちを拒むような感じがするから、断り方がわからなかった」と話した。
しかしその後彼から、性交をした日のことを切り出してくれたという。
「彼が性教育の授業を受けて以来、罪悪感を抱いているようだった。断りきれなかったのではないか、無理をさせてしまったのではないか、と聞いてくれた。
やっぱりちゃんと伝えたほうがいいのかなと思い、私はあまり性交をしたくないと伝えた」


■ホゴシャーズの感想
・女性だけでなく、高校生男子も悩んでいるかもしれない。
・彼女はちょっと傷ついたかも知れないけど、“ああ、言えるはずだったのに言えなかった”と自分の弱さに気づいた。相手の男の子も気づいたのはいい。
・自分の息子にも、ちゃんと対応できるように親として教えなければいけない。学校でもそういうことを習って欲しいなと思う。

■尾木ママの見解
「嫌なものは嫌って言う力が大事。そういう自分を尊重しない男性っていうのは本当に愛してないんだっていう価値観もすごく大事だ。」

■染矢さんの意見
「そういうことがある前に性教育を受けていたら、男の子も彼女の気持ちを先に確認できたのかも知れない」

 



染矢さん
は、正しい性の知識を子どもたちに伝えるための活動を続けている。
都内の成立学園高等学校の1年生の講演の様子を取材させてもらった。

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内容:
・恋愛では嫌なこと(~したくない、それやめて)は相手に伝えよう
・10代の人工妊娠中絶件数約1万4000件(平成28年度厚生労働省「衛生行政報告例の概要」)
・避妊(ピルやコンドーム)の正しい知識など

高校生の感想:
・男子「中学校で2~3回性教育があったけど、今日は結構ストレートでわかりやすくて、パートナーとの関わり方や大切さをよりあらためてわかった。」
・女子「恋愛をするためには、ちゃんと自分と相手のことをわかっていないとダメなんだと感じた。」
・男子「パートナーのからだのことじゃなくて、心のことも気にしながら関係を作ったほうがいいと感じた」


■ホゴシャーズの感想
・思いが伝わっている
・コンドームという言葉など、昔だったら言うことすら恥ずかしい言葉だが、爽やかにオープンに話していて、すごい技術だなと思った
・染矢さん「子どもたちも初めは恥ずかしかったり、茶化したりする反応はあるが、真剣に堂々と伝えると、真剣に受け取ってくれます。」

■尾木ママの意見
・秋田県では2000年から教育委員会と地元の医師会が連携し、地元の医師が中高校生に性教育講演をする取り組みを行っている。2001年から2007年までの6年間で、10代の人口妊娠中絶率が半数以下に減った。
・性教育は、自分も相手も傷つけない、自分を大事にしながら生きていく人権教育。
エッチなことだとか、陰の分野と捉えるのはちがう。

■染矢さんの意見
「恋愛について根掘り葉掘り聞くのは、プライベートなことなので、親でも話しづらいのは当然。
親がいつも味方でいる、というスタンスから、恋愛トラブルにどう対応するかなど話し合える関係性を作るといい。」



ホゴシャーズから寄せられた悩みで多かったのが、子どもたちがインターネットで簡単に性情報を得られるのが心配だという声。

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過激で、時には暴力的な描写もあるアダルト向けの映像を目にしてしまうかもしれない。
そこで、息子を持つ父親たちと、保健体育教師として20年以上性教育をしてきた村瀬幸浩さんが話し合った。

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<父親の悩み>
・サイトの内容を見て、まずいと思うものはブロックするが、イタチごっこになる。
・女性を大切に扱わず、性的な対象としてしか見ていなような映像を見て、それが正しいと信じてしまうのでは?

<村瀬さんの意見>
なぜ見て欲しくないのか、理由を子どもに話そう。これは真実ではなく、作り物・妄想のようなもので、演じてる女性もお金をもらってやってる場合がある。その映像を真似するなんてとんでもないことで、女の人に嫌われるよ、ということも言ったほうがいい

<父親の悩み>
・性交に興味を持った息子にどんなことを伝えればいいのか。
・避妊具をつけようがつけまいが、高校生はしないほうがいいと伝えるべきか?
・自分が高校生の頃を思うと「友達と競争」というようなノリがあった。女の子の気持ちを考えるよう伝える?

<村瀬さんの意見>
★高校生が性交することを「善・悪」で考えがちだが、「幸・不幸」で考えるのはどうか。
★片一方だけが性交をしたい場合や、望まない妊娠・性病にかかるのは「不幸」なこと。
★性は、人を幸せにも不幸にもするもの。お互いの人生を大事にすることしっかり考えてほしいと伝えよう。

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<染矢さんからのメッセージ>
「性のことを、エッチなこと、性交のことだけだととらえない。
人生が関わる大切なこと。人と人のコミュニケーションだととらえる。
子どもには、自分がされたくないことは嫌と言うこと、相手の意思を確認するのは大切なことであると具体的に伝えていこう。」



番組内容は以上です。


NHKではこの夏、10代の性に向き合うさまざまな番組を放送します。
詳しくはこちらのホームページ「性について、真面目に考えてみた。」をご覧ください。
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END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


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