「学校・勉強」

< 学校・勉強 >

● 勉強はつまらない?
● どうする?学校選び
● 変わる!?これからの学校
● コロナ禍で揺れた高校生の進路
● これって"やりすぎ教育"?
● 学校の行き渋り
● もしかして中1ギャップ!?
● 今だからこそのPTA!
● スペシャル「学びの地域差 学生のホンネ」
● わが子がひきこもったら
● 算数・数学が変わる!
● 学びたいのに学べない!
● コロナ禍で広がる教育"不平等"
● コロナ禍の気づき 学校にどう生かす?
● 要注意!学校での熱中症
● オンラインが変える!学校教育
● 外国ルーツの子どもとつくる新たな学校
● 気になる!先生の働き方
● いじめ 相談してほしいけど・・・
● 校長先生 中学校を変える!
● 激論!運動会
● 先生とうまくいってる?
● 学校へ行かない!~進路はどうする?~
● 学校へ行かない!~子どもたちの思い~
● テストは変わる
● 不登校 親の悩み
● みんな同じにしなくちゃダメ?
● 道徳が教科になった!
● どうなる?これからの部活
● キャリア教育 大事なことは?
● あぁ 宿題!
● スペシャル「"学校"に行かないという選択」
● 習い事は難しい? 
● はずかしい? 授業のダンス
● 校則スペシャル 後編
● 校則スペシャル 前編
● シリーズ 不登校 ~学校に行かない学び方~
● 好き?嫌い?図工の時間
● どうして勉強しないといけないの?
● PTAは何のため?
● 学校の先生とどう付き合う?小学校編
● スペシャル 「不登校~保護者ができることは?」
● 高い教育費!どう支える? 
● “プログラミング教育”って、なに?! 
● 親の受験ストレス どう乗り切る?
● 早期化する小学校の英語教育 ウチの子 大丈夫!?
● わが子がいじめの傍観者だったら・・・
● わが子がいじめ加害者になったとき・・・
● 自分で勉強する子に育てたい  
● 入試が変わる?授業が変わる?アクティブラーニングって何?
● PTAやりたい?やりたくない?
● いじめ パート2 子どもを元気にするために
● いじめ パート1 子どもにどう向き合う?
● 新年度のストレス 子どもの声を聞こう
● ウワサの職員会議~教えて!先生のホンネ~
● 部活の悩み!こうして解決
● 親子を悩ます!?夏休みの宿題
● 新学期のお悩み

 

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2021年10月16日 (土)

勉強はつまらない?<番組内容>

今回のテーマは、ズバリ「勉強はつまらない?」

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「勉強つまんない!」「なんで勉強するの?」と、いつまでたっても勉強に身が入らない我が子。
頭を抱えるホゴシャーズたちのお悩みを、解決するヒントがあるのです!
それは、「STEAM」!!

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スタジオゲストは、三児の父である庄司智春さん。
尾木ママといっしょに、学びの楽しさについて考えます!

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◇勉強に身が入らない我が子…
バクさんの悩み


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*中2のゆいたさんの成績にショックを受けたホゴシャ〜ズのバクさんは、夏休み中、小学生向けのドリルを毎日やるように言った。
*勉強の遅れを取り戻そうとしてのことだったが、ゆいたさんには全くやる気が起こらない。

バクさん「どこが彼のスイッチなのか、探しているけど見つからない…」

一方のゆいたさんは
「なんで無理矢理勉強しなきゃいけないのか。勉強が面白いと思ったことは一度もない」


◆この状態、いったいどうすればいいの!?

専門家のアドバイス】
ICTを活用した新しい授業作りを教師に教えている、放送大学客員教授の佐藤幸江さんによると・・・
「子どもには何かしら好きなことがある。それをきっかけに『ものをつくる』ことを勧める」

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◇『ものづくり』にチャレンジするゆいたさん!

ゆいたさんが料理が好きなことに着目した佐藤さんは、「保存食」をつくってみることを提案。
ゆいたさんは、自分が好きな「ドライフルーツ」を作ってみることに!

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*インターネットで調べたところ、フルーツを乾燥させるには、天日干しの他に、電子レンジを使えることがわかった。
*電子レンジの設定温度や、チンする時間などを何度も変えながら、試行錯誤を繰り返すゆいたさん。

最後は、フルーツを焦がしてしまう場面もあったが・・・

*甘さが凝縮した「特製ドライフルーツ」が完成!!
*おしゃれな瓶につめ、メッセージも添えて、母にプレゼントすることに。

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◆「ものづくり」には、「STEAM教育」の要素が

*作っている間、「本当に楽しい」と感じたというゆいたさん。
*一度は、スイカでドライフルーツを作ろうとして失敗。
調べ直したところ、「水分の多いものは、気をつけてやらないといけない」ことも学んだ。

佐藤さん「『なぜうまくいかなかったのか』など情報収集してまた作る、そのサイクルが身に付くところが『ものづくり』の大事なポイント」

「ものづくり」に取り入れているのが、STEAM教育の考え方だ。

▼「STEAM教育」とは
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、 数学(Mathematics)の頭文字をとった「STEAM」教育は、ものを作る過程でさまざまな教科を横断的に学び、問題解決能力などを育む教育方法。

▼「ドライフルーツづくり」にある「STEAM教育」の要素は?
・「乾燥」させるところが、「科学」的な考え方
・お世話になった電子レンジは、「テクノロジー」
・お母さんへのメッセージを書くところは、「国語」の要素
S・T・E・A・Mに限らない。様々な教科を横断するのが特徴。

*試行錯誤を繰り返すことによって、「こうしてみたい」「あれも作ってみたい」と、さらなる探究心が生まれてくるという。


ゆいたさんの、父への「ささみジャーキー」プレゼント!

ゆいたさんは、予定になかった「ささみジャーキー」を作り父にサプライズプレゼント。
*ドライフルーツを作りながら、「もっとほかの物も作りたい!」と思い、学んだドライフルーツづくりの知識を生かして、ジャーキー作りに挑戦したのだ。

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バクさん「ドリルばかりやれと言っていた自分が恥ずかしい。自分で興味を持ってやるということは、やはり大事だと、思い出した」

ゆいたさん「少しはわかってくれたと、安心しました!」



▼知らぬうちにSTEAM教育を実践していた、庄司さん!?

*小4の息子さんが、スライムが欲しいと言い出したとき、買うのではなく、「作ってみれば?」と提案した庄司さん。
*しかも、キットを買うのではない。息子さんは、スライムが何で出来ているのか、どうすれば自分で作ることができるのかを調べた。
*息子さんは100円ショップに行って材料を買いそろえ、自分の手でスライムを作った。庄司さんはその姿をただ見守った。さらに息子さんは、学校で友だちにも教えたいと自作スライムの写真を撮って、作り方をまとめて発表したという。

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保護者の心がけ次第で、家でもSTEAM教育的な学びを実践できる!

◇STEAM教育は、学校の現場でも

高知市立浦戸小学校では、去年から学年ごとにSTEAM教育に取り組んでいる。
*1年生、2年生は、放課後に自分たちが過ごす場所に、ランドセル置き場を作った。
*みんな乱雑にランドセルを置くので、指導員の人たちが困っていたからだ。
*実際に物を置いて長さを測り、棚に何個 おけるかを計算した。そして、テープを貼って区分けした。
*そのテープには、みんながきれいにランドセルを置いてくれるようにと、メッセージも書き添えた。
*効果は抜群。ランドセルは、以前より整然と置かれるようになった。

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*3年生、4年生が手がけているのは、災害時に地域の人たちが使える「避難路」づくり。
*浦戸は太平洋に面しているため、南海トラフ地震が起きた場合、津波災害に遭いやすいとされる地域。
*元々あった避難路は、急階段があったりと、お年寄りには厳しいもの。そこで子どもたちは、高齢者でも利用しやすい新しい避難路を作ろうと考えた。
*行政に手紙を書き許可を取ったうえで、木の根や草で覆われた道を、地域住民といっしょに開拓整備した。
*その道をお年寄りが使いやすいかどうかを検証するため、手や足に重りを付けて歩いてみた。
*行政が指定している避難場所まで、少しでも早く到着できるように、さらに整備していきたいと、子どもたちは声をそろえる。

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▼「避難路づくり」の過程に関わる様々な教科
子どもたちは、「避難路づくり」を通して、ふだんの勉強で学んだことが、実際に役立つと実感した。

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校長の藤田由紀子さんは、「避難路をつくる」ことで生徒に起きた変化に驚いた

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藤田さん「今までは、調べて発表したら終わりだったが、『つくる』ことが入ると、生徒の中に大きな“課題意識”が出てきた。『あの道を本当に地域の通れる道にしたい』という“明確な目標”を自分たちで持つようになった」


【専門家のアドバイス】
佐藤さん探求にも知識は大事。知識を活用する場をSTEAM教育で保証する。すると、できない子は知識を得ようと勉強したりする。ワクワク楽しい学びを入口に、いわゆる習得型の勉強に戻っていくサイクルが大事」

【尾木ママのまとめ】
尾木ママ「勉強がつまらないというのは、学びが楽しいという環境を提供できない大人の責任が大きい。勉強が将来どう役に立つのかという目的が見えれば、子どもたちは学びと向き合うことができるだろう」


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 ◇STEAM教育に興味を持った方に!

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「ツクランカー」は、STEAM教育の考え方を取り入れた番組。
NHK for SchoolのHPで配信しています。



END

 

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2021年10月02日 (土)

どうする?学校選び<番組内容>

今回のテーマは“学校選び”
番組でアンケートをとると、「志望校が決まらない」、「進学する学校が子どもに合うか不安」など、
学校選びに悩む保護者の声が多く寄せられた。
どうやって学校を選べばいいの?

ゲストは、受験を半年後に控えた中学3年生のお子さんさんがいる、トータルテンボス・大村朋宏さん。

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番組では、3つのご家庭を取材した。

ホオズキさん(東京)、中2の息子志望校が決まらない
息子に行きたい学校を聞いても「特にない」。高校でやりたいことを聞いても「特にない」。
ホオズキさんは中国出身。選択肢の多い東京での学校選びは、どうアドバイスしていいか分からない。

ディクディクさん(埼玉)、中3の息子部活だけで選んでいいの?
息子の第1志望はレベルの高い難関校。母として応援しているが、第2志望以降の学校の選び方に不安を抱いている。息子は、「野球部があるかどうか」だけで学校を選んでいるのだ。
授業や行事など部活以外の他のことにも目を向けておかないと、進学後に後悔することがあるのではと不安。

ミズバショウさん(山口)、高専1の息子子どもが学校の授業についていけるか不安
息子は、海外で活躍するエンジニアになりたいと、高等専門学校への進学を希望。
しかし、息子は、理科や数学など理系の科目が大の苦手。ミズバショウさんは、受からないのではないか、入学できても勉強についてけるか不安だった。
しかし、入学後、勉強は大変だが、やりたいことに夢中になって充実した学校生活を送るの息子の姿を見て、「よかった」と思うとともに、このまま自分の思う道を衝く進んでいって欲しいと思うようになった。

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これらのケースを見ながら、「学校の選び方」について包括的に考えていった。

尾木ママ 「学校選びは 自己決定 が最も大事。」
尾木ママは、教育現場での経験から、学校選びに大切なのは「自己決定」だという。
尾木ママが中学教師だったとき、毎年6月頃になると卒業生たちが中学校に遊びにやってきていた。
卒業生に高校生活の様子を聞くと、学校生活で思い通りにならないことがみんな少しはあるそう。
しかしそのとき、「自分で決めたから頑張る」と張り切る生徒と、「親が決めた学校に行って大失敗した」と親のせいにしてしまう生徒で、きれいに分かれたという。

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では どうやって子どもに自己決定させれば? どうやったら自分で学校を選ぶ気になるか?
長年受験情報誌の編集長を務め、多くの親子を取材してきた教育評論家の安田理さんによると・・・

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ポイントは3つ

1:まずは肯定する
子どもが初めて志望校について話したら、まずどんなことであれまずは一旦受け止める。
その上でさらに詳しく調べることを子どもに提案してみる。
親が焦ってしまっていては、子ども自身も落ち着かなくなってしまう。
焦らず、まずは肯定して、子どもの気持ちを乗せていくことが大切だという。

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2:親の気づきを伝える
子どもが学校について調べていたら、親は自分の気づいた学校の良いところを子どもに伝え、子どもが様々な角度から学校を知ることができるようにする。


3:子供の意見を聞く
子ども自身に学校の様子を見たときに感じたことを話してもらう。
考えていることを言葉にすることで、自分の興味に気づき、どんな学校生活を送りたいかイメージができるようになる。

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尾木ママのアドバイス

[1] 親の失敗体験が、子どもの学校選びのモチベーションにつながる
それでも「子どもがなかなか動き出さない」と悩む保護者のために、尾木ママがアドバイスを加える。
★親が楽しそうに学校選びをとらえているのが分かると、子どもも学校選びを楽しいものだと思う。
★学校生活の成功体験というより失敗体験を楽しく話すことで、子どもは楽しく学校選びに向き合えるようになる。

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[2] 志望するすべての学校に行きたいと思える理由を書いておく
さらに、尾木ママは、学力が足りない場合だけではなく、何かのトラブルにあって第1志望の学校に行けなくなることもあるといい、第2志望以降の受験するすべての学校に「自分が良いと思う点」「自分が成長できると思う点」を書いておくことも大切だという。「滑り止め」という、後ろ向きな考え方をしないのがポイント。

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生徒主催の学校説明会 ねらいは「在校生の実感」を伝えること

番組では、学校選びのヒントになるかもしれない学校側の事例も紹介した。
東京・神奈川の4つの高校の有志によるチーム「学校PR部」。
彼らは、昨年からオンラインで生徒自身が学校を紹介する合同説明会を開催している。

ねらいは、ホームページやパンフレットには載っていない「在校生の実感」を伝えること。
例えば、英語のカリキュラムが充実していることについて、女子生徒は「カッコいいじゃないですか!」と笑顔で語り、陸上部の生徒は、学校のグラウンドが狭いことにも言及した上で、よく学校の近くにある海岸に行って練習をしているという日常をプレゼン。徒自身が学校の好きなところ、良くないと思っているところ、それに対して工夫をしていることを率直に語っていた。

尾木ママは「学校選びには、このような生徒のリアルな声を聞くのがとても参考になる」と評した。

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*説明会についての詳細は 学校PR部ホームページhttps://all-for-students.org/を参照してください。
次回は 10月3日(日)10時~ オンラインで開催予定!(東京都の9つの私立中学校が参加)



番組を通して…

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尾木ママのまとめ>
・自分を伸ばしてくれる学校が一番いい学校。
・学校選びには、「入学したらこう過ごすんだ」というイメージや目標を持っていると良い。
・最終的に入学した学校で子どもが楽しく過ごせればいいので、そんなに気負わずにやってほしい!




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2021年06月12日 (土)

変わる!?これからの学校<番組内容>

今回のテーマは“これからの学校“
働き方も価値観も多様化した現代に求められているのは、自ら課題を見つけ、考え、判断する力
そうした力を伸ばすカギとして注目されているのが、探究型の学びだ。

探究型の学びって実際どんな感じなの?
学力は大丈夫?大人はどんな接し方をすればいいの?

ゲストは、小学1年生のお子さんがいる浜島直子さん

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教科の枠に縛られず好きなことを探究する中学校

新渡戸文化中学校(東京・中野区)
・毎週水曜日は国語や数学など個別の授業は一切行わず、生徒は教科の枠を越えて好きなことを探究する。

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水生昆虫について調べたあやのすけさん
・前足を動かす姿から名づけられた「太鼓打(タイコウチ)」のように、虫の名前の由来をきっかけに漢字の成り立ちにも興味がわくようになった。


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生き物の特性を応用したものづくりについて調べたりょうさん
・小学生の頃は、暗記ばっかりの勉強に苦手意識があったが、好きなことについて、「探す・調べる・行動する」の繰り返す中で、学ぶことへの意欲が高まってきた。



なぜ「好き」なことからテーマを選ぶのか?

この取り組みをはじめた山本崇雄先生は、
「好きなことと向き合うことは、他のさまざまな学びにもつながる」と、一枚の風呂敷をテーブルに広げた。
真ん中をつまんでゆっくりと引き上げると、周りの布も一緒に引き上げられていく。

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『風呂敷理論』と呼んでいます。何か好きなことを探求すると、実は、他の好きなことや一見関係ないような力も、この風呂敷のように一緒に引き上げられていくんです。だから、教師は、その生徒の『好き』が何に関わっているのかをよく観察して、いろんな提案をしてあげることが大事」


教育学が専門の苫野一徳さんは、「こうした「探究」を中心とした学びが、子どもたちの意欲を伸ばす」と語る。

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・学校は本来子どもたちにとって世界一楽しい場所であるべき。
自分なりの問いを立て、自分なりの方法で、自分なりの答えにたどり着く「探究」が、学びの楽しさや意味を教えてくれる。



動物の飼育から算数を学ぶ・・・!?さまざまな探究型の学び

全国には、公立でも独自の探究型の学びに取り組む学校がある。

伊那市立伊那小学校(長野県)
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・40年以上前から、動物の飼育や米作りなどのテーマを探究する中で、教科の知識を身につける独自の授業を行う
・子どもたちが心置きなく探究できるよう、学校には、チャイムも時間割も通知表もない
・例えば羊の飼育をするクラスでは、0.01kg単位のはかりを用意し、餌の重さを量ることで小数の計算を学ぶ


また、日常的に違う学年の子どもたちが一緒になって学ぶ「異年齢学級」を導入した学校も。
福山市立常石小学校(広島県)
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異年齢学級について、苫野さんは・・・
同じ年生まれの人たちだけからなるコミュニティは、社会の中で学校のクラスしかない
・同質的な集団で暮らしていると、理解出来ない子だけが取り残されたり、異質なものが排除されやすかったり、息苦しいコミュニティになってしまう傾向がある
自分に合った方法・ペースで進める学習だと、年下の子と年上の子によるダイナミックな学び合いが可能に



探究は大事だけれど・・・学力は大丈夫?

自ら課題を見つけ、考え、判断する力を育む探究型の学びだが、気になるのは学力や受験
本当に大丈夫なのだろうか?

苫野さんの見解〉
・探究型の学びをすると、なぜ自分が勉強をするのか、勉強する意義がわかるので意欲が上がる
・探究型の学びに取り組む学校は世界中にたくさんあるが、学力向上にもつながるという成果や研究もある
・今後、大学入試も、より思考力・判断力・表現力を問うものに変わっていく
・経済的に恵まれた家庭のほうが、探求的な学びや経験をさせてもらえるので、経済力の違いによって、“体験格差”が拡大しないようにしなければならない。学校が全ての子どもたちに豊かな探究の経験を保障していく必要がある。

さらに、学力向上につながると期待されているのが、タブレットなどを活用した学習の「個別化」

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どの部分でつまづいているかAIが分析し、最適な問題を出題するなど、ひとりひとりの理解度に合わせた学びが可能になってきている。

ただ、画面を見る時間が増えることで人との会話が減るなど、孤立しないのか心配の声も。

苫野さんの見解〉
個別化を、“孤立化”にしてはいけない。困った時に先生や仲間と助けてもらえる、あるいは困った人を助けてあげられる「協同化」とセットにすることが大事
・そうした「ゆるやかな協同化」は学力向上につながるという研究もある。



自分で考える力を伸ばすために 大人の役割は?

毎週水曜日、生徒が好きなことを探究する新渡戸文化中学校では、大人の役割を徹底的に見直した

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・好きなことを探究する時間、先生は一方的に教えない
対話を繰り返し、生徒の興味・関心の幅を広げる伴走者のような役割

さらに、生徒の主体性を育てるため、生徒自ら校則を考える取り組みもはじめた。

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・話し合った案は職員会議で発表し、同意を得られれば実際の校則になる。

こうした取り組みをしていく上で大事なのは、先生同士の対話だ。

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・毎週、子どもとの向き合い方や学校のあり方について率直に意見を交わす
・対話を重ねていくうちに、先生たちの間で「新しいことに挑戦しよう」という気運が高まってきた



対話することが大事

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苫野さんの見解〉
対話の文化を意識的に学校の中に組み込んでいく必要がある。
民主主義社会の大原則は全ての人が対等な存在としてお互いを認め合い、対話を通してこの社会をつくり合っていくことで、学校はその一番大事な土台
先生と生徒が仲間になり、みんなにとってのよりよい学校を一緒に考えていくことが大事。


尾木ママ
・子どもたちが多様な個性を生かして楽しいなと思える学校にしていくことが大事。
それぞれのペースに合わせていろんな学び方が選べるような学校や、それを保証していく社会になるのが理想だと思う


浜島さん>
・まず家で、なるべく尋問のような会話はやめて、きちんと共感し対話できるようにしたい。
その上で「学校楽しんで行ってらっしゃい」と言えるようにしたいなと思う(浜島さん)

今求められているのは、自ら課題を見つけ、考え、判断する力。
子どもたちとの対話からはじめてみませんか?



END

 

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2021年06月05日 (土)

コロナ禍で揺れた高校生の進路 <番組内容>

「オープンキャンパスがなくなった」
「休校で、受験勉強が遅れた」
「入試方法が変更され、とまどった…」
など、コロナ禍に揺れたこの1年。

多くの高校生が、悩みながらも進路の選択をした。

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そんな中、逆境にも負けず、道を切り開いた3人の高校生の声に耳を傾けつつ、これからの時代の進路選びについて考えた。
ゲストは、井上咲楽さんと、IT企業を経営する青野慶久さん

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1人目は、留学先から強制帰国させられた学生の進路。

福井県出身のひなさんは、北欧の教育に興味があったことと広い世界を見たい!という思いがあり、高2の時、ノルウェーへ留学。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、1年滞在する予定が4か月も早く帰ることになってしまった。

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帰国後も、毎晩泣いて、何もやる気が出ず、ノルウェーのことばかり思い返していた。
その中で、あることを思い出したという。

ひなさん「ノルウェーに行ったときに、日本について、何にも知らない自分がいて。「相撲ってなんであんなに太ってるの?」とか、「なんでひらがなとカタカナと漢字があるの?」とか。いろいろ聞かれるんですけど、詳しく答えられなくて。」

広い世界を見たい、という思いで海外に出たが、実は、日本のことを何も知らない自分に気づいた。

そしてこの春から日本の大学に進学。
「教育」と「英語」を学ぶことに決めたという。

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ひなさんは、強制帰国で落ち込んだ状態からどうやって進路を決めたのか。


ひなさん
・2週間の自主隔離の期間に何もすることがなかったので、自分が今何を考えているのか、しっかり理解しようと思い始めた。
・友達とか先生に、電話で話し相手になってもらって話しているうちに、自分の性格や、「自分が好きなこと」と向き合った。
・そのうちに、英語とか海外ルーツの子ども達を助けたいという気持ちや情熱があったことにも気づき、それ踏まえてどこに進学しようか考え始めた。

青野さんの感想
「内省する力」って大事だなと思った。
目指す職種が消えていくこともあるかもしれない時代に進路を考えるには、「自分自身を探求する力」が大事になる。




2人目は、移住の夢がいったん断たれた、学生の進路。

岐阜県に住むまさきさんは、中学生の頃、おじいさんをガンで亡くしたことがきっかけで、食に関わる仕事をしたいと考えていた。

高校の時、学校の体験学習で長崎県の離島へ。
そこで漁船に乗せてもらったとき、「生産者のことを詳しく知りたい」「その離島に移住して働きたい」と考えた。

しかしその後、新型コロナウイルスの影響で、移住の話は白紙になってしまった…。

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まさきさんは、高校を卒業したあと どんな道に進んだのか。

・1つは、ネット大学「managara」に進学。
この大学は、世界中どこにいてもオンラインで講義が受けられ、大学卒業の資格も取れる。
いつか食の会社を起業したいと、「経営学」を学んでいる。
・さらにもう1つ、別の学校「さとのば大学」にも入学。

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実際に地方に住んで、地域の活性化について学べる学校で、夏には、岡山県に移住する予定。


井上さんの感想
・2つの大学ってすごい新しい選択。
コロナ禍でオンラインというとマイナスに捉えがちだが、もうひとつの大学にも行けるという強みをポジティブに活かせたのはすごい強いなと思った。

青野さんの感想
・最終学歴という言葉がいけてないのでは。(笑)
“人生100年時代”に20歳ちょっとで“最終学歴”という考え方だと「そこで学ぶのをやめるの?」という感じ。
それよりも、「学び続けなければいけない」
まさきさんみたいに、ネットを活用して、学びたいことをどんどん更新していく。「最新学習歴を更新していく」ということが大事だと思う。




3人目は、離島在住のため、大学の下見に行けないという学生の進路。

長崎県、五島列島の北部に位置する小値賀島(おじかじま)。
人口2400人ほどで、高校は1つ、全校生徒は28人。

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この春高校3年生になったまことさんは、吹奏楽部の部長。
さらに生徒会長も務めている。

大学進学を考えていて、そろそろ進学先を決めなければならない時期だが、コロナ禍で大学の下見に行くことができない。

1年後、島を出るまことさんは 今、あらためて思うことがある。
それは、この島の人のあたたかさ。

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島を出る学生1人ひとりを、保護者や先生たちみんなが見送りエールを送ったり、町の課題を調査するという、高校生の課外活動のために、役場の担当者が時間をとってくれたり、また、知らない人でも「あんたどこん子ね?」「元気にしとるね?」と話しかけくれるところが、あたたかくていいと感じるという。

「将来、この島のために役だつ人になりたい」という思いでまことさんは、地方創生のことを学べる大学を探し始めた。

まことさんは、下見に行けないままどうやって進学先をきめていこうと考えているのか。

まことさん
・地方創生のことを学べる学科の人とオンラインセミナーで話す機会があって少しイメージが沸いた。
・これからも色々な手段で情報収集をしながら進学先を決めていきたい。


青野さんの感想
・地方創生とこの10年くらい言われ続けているが結果的にはこの東京一極集中を止められなかった。
でも、このコロナ禍で、テレワークで働くようになって移住するひとも増えている。この時に選ばれるのが、魅力のある地域。
・コロナ禍によって、都会と地方のハンディキャップが無くなった、むしろ地方の方が有利になったと感じることも。
・学生のうちにそれに注目している若者は、将来的に活躍するチャンスがあると思う。

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コロナ禍に揺れながらも進む道を決めた子どもたち。
先の見えないこの時代、自分自身と向き合うことからはじめてみませんか?

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END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年05月29日 (土)

これって"やりすぎ教育"?<番組内容>


子どもを思うあまり、本人の限度を超えて勉強や習い事をさせてしまうこと、ありませんか?


それは「教育虐待」かも…
背景にあるのは、「子どもの将来は全て親次第だ」という不安や焦りと言われている。
“やりすぎ教育”について詳しい臨床心理士武田信子さんと一緒に、親はどうすればいいのか考える。


保護者のお悩み「これって“やりすぎ教育”?」

ヤマネコさんは長男(小4)に週5日、6つの習い事をさせている。
しかし長男「ママは僕がいっぱいいっぱいやっているのに、それ以上を要求する!」と爆発。
自分はやり過ぎているのかも知れないと考えるようになった。

ポピーさんの長男りょうまさん(小3)は、図工と体育が大好きで運動神経が抜群。
しかし、九九の問題を4分で解く課題をクラスで一人だけできなかったことがあり、ポピーさんは、先生から、「家で練習させてください」と言われた。ポピーさんは苦手を克服させてあげたいと、くつろぐ時間もとれないほどに塾と家庭学習を増やし、つきっきりで教える。
しかし、りょうまさんの勉強はなかなか進まない。ポピーさんはいらだちをりょうまさんにぶつけてしまうことも。

ポピーさん
・彼が泣いちゃうような嫌なやり方でないと勉強をやらせられない、自分が無力だと感じる。
・子どもに人並みのことを身につけさせなくてはいけないというプレッシャーがある。

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そんな保護者のお悩みに、尾木ママ武田さんは・・・

武田信子さん(臨床心理士) 
・彼は今、これ以上できないというギリギリの状態。
・ものづくりやスポーツなど、いったん子どものやりたいことをやらせる。自分に自信をもっと持たせていって、やりたいことが勉強につながるような方策をその時点で考える。

尾木ママ
・彼は九九の意味をちゃんと捉えているから、トレーニングの部分はいつでもどうにでもできる。

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どこからが教育虐待?

武田信子さん(臨床心理士)
・子どもが、もう耐えられない、無理だと言ったところで虐待と言えると思う。

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ヤマネコさん
・うちの子が「頑張っているのにそれ以上要求する!」と言ったとき、いったん習い事をやめた。
・しかし、子どもの将来を考えると今までやっていたことをやめるのは親が不安。


親の不安を生む背景とは?

親の不安をあおる背景。それは、過度な競争を強いる日本の教育制度。
国連から、子どもの成育に悪影響があると何度も改善を求められているのだ。
実際、ユニセフの調査によると、日本の子どもたちの精神的幸福度は低い。

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立派な人間に育てたい

不安な親が“やりすぎ教育”から脱するにはどうすればいいのか?

ある保護者の経験から考える。
不登校やひきこもりなど生きづらさを抱える人たちの居場所を提供している後藤誠子さんは、かつて勉強をめぐって次男をひどく責めた経験がある。次男が中学生の頃、本人の希望を無視して偏差値が高い進学校に行くよう、朝から晩までスケジュールを決めて勉強をさせ、時には言葉で責めたてた。

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後藤誠子さん
・良い学校に入れたら本人も助かるし、正しいことをしていると思っていた。
・立派な人間になってもらいたいという思いが根本にあった。

後藤さんの望む進学校に合格した次男。しかし、高校一年生の夏、学校に行かなくなった。後藤さんは勉強が遅れると焦り、次男をベッドから引きずり出し、無理やり学校に連れて行った。


“やりすぎ教育”に気づいたきっかけ

なんとか高校を卒業し、東京の専門学校に進んだ次男だったが、1年後「もう学校には行けない」後藤さんに電話で告げ、その後連絡がとれなくなった。後藤さんは急いで東京に向かい、会うことができた。そこで初めて、次男の胸の内に触れた。

後藤さん
次男が黙って下を向き、「死ねなくてごめん。俺みたいなのが生きててごめん」と言った。

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子どもからのSOS

後藤さん
・途中で次男の様子に「なんか変だぞ」気づくのだが「いやいやいや」と打ち消してしまった
「世の中に出たときにこの子が困るでしょ?」という気持ちの方が勝ってしまった

武田さん
・子どもは親にニコニコしていて欲しいし、あとは「言っても聞いてくれない」と思うと文句を言わなくなる。そうなると修復が難しくなるが、親は「もう大丈夫」と思ってしまい、ますます気づかなくなる。



いい親子関係を築くには?

死を考えるほど次男を追い詰めていたことに気づいた後藤さんは初めて助けを求めて、ひきこもりの家族相談会に参加するようになった。

そこでは毎月一回、「良かったこと」を皆の前で話すという課題が出されたが、後藤さんは次男のことで「良かったこと」を見つけられず、何も発表できずにいた。

半年が過ぎたころ、ふと「今日ここに来れたことが良かったことです」と発表した。

周囲の人たちの反応に、「子どものこと以外で“良かったこと”を探していいんだ!」と思えた後藤さん。ちょっとした日常の中に良かったことがたくさんあると気づいた。それからは少しずつ自分の楽しいことをやってみるようになった。  

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後藤さん
・この子をしっかり常識的な人間に育てなくてはという強迫観念を外していくような作業だった。
・子どもばかり見ていたときは、こんなことが好きなんだ、こういうことが嫌なんだ、というのが全然わからなかったが、目を離したとたん逆に見えてくるようになり、本人も言ってくれるように。



何もしないことや遊びが大事

今では、生きづらさをかかえた人のための居場所づくりを、次男と一緒に運営している後藤さん。
「プログラム的なことをしない、ただ来た人たちとお茶を飲みながら雑談する」ことを大切にしているという。

武田さん
・ぼーっとしたりゴロゴロしたりする時間が人間には必要
子どもが遊ぶことがすごく大事で、学力の基礎にもなる、ということが研究で分かってきている。(2013年 IPA(子どもの遊びのための国際協会)宣言)

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ヤマネコさん
・自分の子どもの頃、そういえばキツキツと勉強していなくて、みんなと外で遊んでいた。
・今勉強ばかりさせることで、生きていく能力を逆に奪ってしまっているのかなと思わされた。

武田さん
「私の子どもはどうなるの?全部親の責任」というふうになっていて親は苦しんでいる。
もうできないから助けて、という力が多分一番大事になってくるんじゃないか。



END

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年05月08日 (土)

学校の行き渋り <番組内容>

今回のテーマは、「学校の行き渋り」
●行き渋りとは?
年間30日未満の欠席、あるいは遅刻を繰り返す、保健室登校や行きたくないのに無理して行っている子どもたちのことを指す。(不登校に関しては、文科省が年間30日以上欠席することと定義づけをしている)

*不登校と言われる子どもたちは、約10万人と言われているが、行き渋る子どもは、その3倍、約33万人いるという調査結果も。
(※2018年日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査報告書」より)

*コロナの影響で、かなり急増しているのでは、と懸念している。(尾木ママ


お悩みホゴシャーズ【息子たちの行き渋りに悩む マルベリーさん】(小6男・小3男)
「親子の中が険悪になってしまい、毎朝起こすのが辛い。
一度遅刻を許してしまうと、それが当たり前になってしまうのでは・・・と心配している」

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お悩みホゴシャーズ【「学校に行く」と言うのに行かない息子に悩む、シマエナガさん】(高2男)
「『お腹が痛い、頭が痛い』と日によって違う理由で行き渋る息子。つい『学校に行くって言ったじゃないの!嘘だったわけ!』と声を荒げてしまう。いいことではないと分かっているけれど、自分に歯止めがかからない・・・」


日々の診療で、親子のこころのケアを行っている 田中恭子先生(国立成育医療研究センター)解説
多くの子どもたちは、「学校に行きたい」のに、何らかの理由でしんどくなり、行けなくなっている状態。
親が登校を強いると、子どもは「学校に行けない自分=ダメな自分」と思い込み、徐々に自信を失くしていく。
ますます学校に行けなくなる、健全に生活を送ることも出来なくなるなど、深刻化してしまう可能性がある。

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マルベリーさんの息子さんたちは、なぜ学校に行きたくない?胸の内を聞いてみたところ・・・
・学校に行きたくないというより行く意味が分からなくなってしまった
・新型コロナウィルスの影響で、学校で友達とワイワイ喋ったり遊べなくなったことで、楽しくないと感じるよ
うになった。

 


しかし、
簡単に「休んでいいよ」とは言えない・・・
学校って行くのが当たり前だと思っていたから、「なんとなく行きたくない」という気持ちに共感できない・・・
という保護者の苦しい想いもある。



休むことは子どもの心を回復させる大切なプロセス【田中先生解説】
行き渋りは、【家族】【学校】【心】など、様々な要因が複雑に絡み合って起こる。
その為、子どもは自分の気持ちをうまく言葉にすることが難しい。
学校に行く行かないではなく、学校に行けなくなりつつある子どもの辛さに共感をしていくことが大事。

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子どもの休む権利について【尾木ママ解説】
身体が悪い時や心が疲れた時は、休むのが当たり前なのだから、休んだってよい。
(2016年 文科省 「教育機会確保法 第13条」にも明記)



親として 子どもが休むことを肯定した結果、元気を取り戻した親子【リクガメさんのエピソード】(高2女)
リクガメさんの娘の行き渋りが始まったのは中2の秋。
リクガメさんのもとに学校から「登校していない」という連絡が入ったのだ。
近所を探しまわったところ、通学路の途中にある橋の上でひとりたたずむ娘を見つけた。

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行き渋り始めた当初は娘自身も理由が分からなかったという。そして徐々に食事も摂れなくなっていった。
リクガメさんは、そんな娘の様子が心配になり、学校の担任や保健室の先生の相談しにいくと・・

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そこで必ず言われたのは「学校行きなさいと言うな」「暖かく見守れ」「子どもにプレッシャーをかけるな」という言葉。「学校に行けるんじゃないの」という思いをぐっと飲み込み、声掛けを我慢するようになった。

そんなリクガメさんの変化を、娘は「お母さんは自分を受け入れてくれているのかな」と感じるようになり、徐々に心がほぐれてきたという。その中で娘も行き渋りの理由も見えてきて、親子の会話も増えていった。
リクガメさんも、娘の苦しみを知り、やっと、心から「休もう」と言えるようになった。

保健室登校から、教室まで通えるようになったが、今でも時々学校を休むことはあるという。
しかし、そんなときも、少し休んで、親子でゆっくりと過ごす時間を大事にすることで行き渋りと向き合っている。



食事を摂れているか、睡眠時間がとれているか、親が気にかける「見守り」が大事【田中先生解説】
保護者が「学校を休む」ことを肯定することで、子どもの心のプレッシャーが減ってゆき、自分自身の事を考える時間が持てるようになる。


我が子が元気になってまた歩んでいく未来を信じる【尾木ママ解説】
我が子の未来を信じることが大事。
そのためには、親も辛い気持ちを1人で抱え込まずに、カウンセラーの先生などに相談することが必要。様々な事例を聞くことで、我が子を信じる気持ちが湧いてくる。



「東京 親の会」行き渋りや不登校に悩む親が集まる場所
相談員や経験者に、悩みを話したり、情報交換も出来る。

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代表の平野さんは、親自身のケアも大切だと考えている。
「悩みを共感することで、辛いことも頑張ろうと思えるようになる。」
「保護者が元気を回復していくことで、子どもにプラスにならないかもしれないが、子どものマイナスにはならないと思う。」


「子どもに」ではなく「子どもと」一緒に考えてゆく【田中先生解説】
子どもの苦しさに気づいた時が、ベターなタイミング。親自身を責め過ぎないでほしい。
これからどうしていけるかな、ということを子どもと一緒に考えてゆくことが大事。

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学校に行けない=幸せのレールをはずれたわけではない【尾木ママ解説】
今は、いろんな学びの機会や方法、場所もある。これらの情報を子どもに教えることで、親が味方になれることもある。できることから始めていけばいい

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※全国には、自分の子どもが行き渋っている、または不登校になっている保護者の気持ちを話したり聞いたりできる場所がたくさんあります。

「教育相談室」(全国の市区町村に設置)
各行政HPに案内があります。
心理や教育の専門員が相談を受けつけています。保護者だけでなく、子どもも一緒に、または子どもひとりでも相談できます。「いじめ相談」や「フリースクール」「近くの医療機関」などの窓口紹介なども行っているところもあります。

 


END




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2021年04月17日 (土)

もしかして中1ギャップ!? <番組内容>

ウワサの保護者会!今回は中学1年生がテーマ。
定期テストや教科担任制、部活が始まり、小学校とは大きく変わる中学生活。

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しかし、番組には子どもが中学生になったときのお悩みが寄せられた。
「ほかの小学校出身の子と打ち解けられなかった」
「部活の先輩に『あいつ生意気』と言われ孤立した」
子どもがスムーズに中学生活をスタートできるために気を付けることは何かを考える。
ゲストは、小学5年生のお子さんがいる、品川庄司の品川祐さん



尾木ママの見解
中学生になると子どもたちにとって大事な友だち関係や学習面が大きく変わる。不安が増して行き渋りになるなど、いわゆる中1ギャップといった現象が起きてしまう。

ホゴシャーズの悩み
うめさん「娘が中学に進学してから、成績が落ちた。家庭でも勉強をしないので悩んでいる。」


◇うめさん親子のお悩み 小学校とは大きく変わった学習◇
うめさんの長女こうめさん(中2)が最初に戸惑いを感じたのは授業の進め方。
授業の進みが速く、いくつかの教科でついていけなくなった。

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さらに困ったのは定期テスト。
単元ごとにテストする小学校とは違い、中学校では学期ごとに複数の単元がまとめてテストされる。
問題数も多く、より難しい内容のテストに驚いたこうめさん。
初めての数学のテストは35点。小学校のときはいつも80点以上だったため、ショックを受けた。

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うめさんは次のテストでは挽回してほしいと考え、「勉強しなさい!」と声をかけた。
しかし、こうめさんはゲームやパソコンに夢中になってしまう。理由は「勉強のやり方が分からない」からだという。


専門家の情報
発達心理に詳しい、法政大学文学部心理学科教授の渡辺弥生さんからのアドバイス。

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勉強への対応のしかたのポイント
[1] 最初の定期テストは親も一緒に計画や目標を立ててあげる。
[2] 目標は「できそう、やれそう、やりたい」と思えるものに設定。例えばいつも60点の場合は70点を目指してみよう。
成功体験が積み重なると、さらにやる気がアップする。
[3] 比較対象は他人ではなく、少し前の自分。「前の自分より伸びてきた」という気持ちを経験させてあげることが大事。


尾木ママからのアドバイス
・順位付けなど他人と比較するようなテスト結果の通知もある。でも、勉強への向き合い方については家庭での価値観を持つことが大切。


◇中学の学習に備える授業◇
広島県呉市では、2007年から市内全ての小中学校で「小中一貫教育」に取り組んでいる。
取り組みの一つが、小学校の授業に中学校の先生が出向いて行う「乗り入れ授業」
小学校の学習が中学校にどうつながっているのかを体験させている。

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この日の学習は、小6で学ぶ単元「資料の調べ方」を使って短距離走の代表選手を選ぶというもの。
子ども達は過去の記録の「平均値」を比較すれば選手を決められると考えた。

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しかし、平均値はすべて同じ!ここからは、中学を意識した学習(求めた値を活用する学習)を体験。
子ども達は、どの値に注目すれば選手を決められるか、データを分析していく。

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子ども達から出た意見は・・・

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答えはBとEに分かれた。
先生は子ども達にこう伝えた。
「答えははっきりしない。何に視点を置くか、何で判断するかによって答えが変わってくるということを体験してほしかった」「平均値が全てじゃない。今日の考え方が中学の学習に生きてくる」
子ども達はこうした授業を通して、中学の学習に興味を抱くようになってきているという。

ホゴシャーズの感想
うめさん「長女の定期テストでも、論理的な問題が多い。小学校から段階的にやっているのはすごくいいと思う。」


<呉市の小中一貫教育について>
▼内容
・乗り入れ授業の他にも、小学校高学年からいくつかの教科で担任制を導入している。
・生活面では小学生と中学生が一緒に行事に取り組む異学年交流を行っている。

▼成果
・全国学力・学習状況調査で全ての教科で呉市の平均正当率は全国を上回る。(小6・中3)
・中学1年生の不登校生徒数が減少している。


尾木ママの意見
・制度としてやれているのが素晴らしい。どんどん進めていってほしい。
・一方で、従来の小学校6年、中学校3年の区切りも魅力。6年生が最上級生として1年生のお世話などをすることで、急激に成長を遂げることもある。



◇ネクタリンさんの体験 生活面でのストレス◇
小学生のときは明るい性格だったネクタリンさんの娘。しかし、中学入学後、部活で疲弊し口数が少なくなっていった。

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さらに、洗濯物を出すなど家庭での決まりごとが守れなくなる。
そんな娘に対し、ネクタリンさんは「中学生なのに」と厳しく叱るが、次第に、娘は自分の部屋に閉じこもるように。
その後、久しぶりにネクタリンさんのそばにやってくると、不安な様子で「私、部活で嫌われているかも」とつぶやいた。
娘に何が起きているのか知りたいと、部活を見に行ったネクタリンさん。

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そこで目にしたのは、レギュラーになりたいと必死に争う部員たちの姿。
誰かがミスをしても励まし合うことはなく、張り詰めた空気が漂っていた。

娘の状況を理解したネクタリンさん。娘に「ごめんね。あなたのつらさを分からなかった」と謝った。
そして、娘に対して口癖だった「でも」をやめ、共感する姿勢に変えた。
すると、娘は次第に日々のことを話してくれるなど口数が増えていったという。


渡辺さんの見解・アドバイス>
・中学生は色々な人の気持ちを考えられるようになるので、その分悩みが増える。だから、まずは「中学生は悩む時期」と意識することが大事。
・小学生のときのように素直に会話に応じてくれないことも増える。その場合は、「映画行かない?」や「散歩しない?」のように、“対面”ではなく“横向き”で話せる関係を目指す。

品川さんの感想
・中学生になるにあたり、さまざまなことでまずは親が判断しなければならないことがある。その覚悟は決めている。

尾木ママからのアドバイス
・子どもが中学生になると仕事を始める親も多くなる。しかし、目を離さず意識的に見てあげることが大事。子どもの気持ちに共感する姿勢を大切にして欲しい。



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2021年04月03日 (土)

今だからこそのPTA!<番組内容>

新年度1回目のテーマは、“PTA”!
期待に胸膨らむ新学期だが、保護者にとってはPTAの役員選出など、悩みも多い。

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しかし、去年はコロナ禍の影響でほぼ全てのPTA活動がストップ!
毎年“やらなきゃいけない”と思い込んできた様々な活動が、実は“やらなくてもよい”ことが分かった!
今こそ「子どもの幸福な成長のための団体」というPTA本来の意義に立ち返り、あり方を見直すチャンス!

スタジオには、PTAに悩むホゴシャーズが集結。専門家も交えて、尾木ママこれからのPTAについて考える。

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◆PTAは任意の団体 加入するもしないも自由
・・・なはずなのに、
チャボさん「初めての時は入って当たり前の組織だと思っていた。いまだに(加入しなくてもいいとは)知らない人がいっぱいいると思う」
ペガサスさん「私にとってPTAは、やめることも縮小することもできない、けれど続いてしまっているという意味で『燃えて無くなればいいなぁ』と思う団体!?」

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▼ここに「PTA会員が減ってしまった!」というホゴシャーズが登場。

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ウッカリカサゴさんのピンチ!
*去年、PTA活動の見直しで、加入の意思確認を改めてしたところ、会員が6割に減ってしまった… さあPTAは、大紛糾!
*PTA会員にならないということは、会費も出さない。そこで、様々な議論になった。
*一番困ったのが「卒業生にあげる記念品」。毎年、PTA会費から出してきたが、6割の会費で全員には難しい…

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*そこで、ウッカリカサゴさんたちは「有志の会」を立ち上げた。
*会費も別に集めてのボランティア活動だったが、ほぼ100%の保護者が参加。
無事に卒業生全員に記念品をあげることができた。

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ウッカリカサゴさん「今やっている事が、子どもたちのためになるんだと実感していたので。やっていて楽しかった」
*PTAとほぼ同じ活動でも、意義や目的がハッキリしていればみんな参加してくれるのだ。


しかし、仮にこれをPTA本体でやろうとしたら…
◆会費を出した人と出してない人との不公平感はどうする?


【専門家のアドバイス】
▼長年PTAの取材を続け、自身も子どもが保育園から高校までPTAを経験するジャーナリスト・大塚玲子さんによると、

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「PTAは任意の団体なので入らない人もいる。しかし、子どもは全員ひとしく支援の対象者。
もしPTAが記念品をあげるのなら、全員に必ずあげるというのが筋。
しかしもう一つ、「記念品をあげない」という選択肢もあることを忘れないでおこう」


◆PTAが変わらないのはなぜ?
そもそも、なぜPTAは長い間変わらない?

ウッカリカサゴさん「初めてやった時『もう決まっている事だから』と言われ、変えようもなかった。前年踏襲でいけばみんな文句ないでしょう?って」
ペガサスさん「文化祭にPTAからかき氷をふるまう慣習がある。先生もフランクフルトを焼いて代休もない。これこそ無くしていい仕事なのでは?」
チャボさん「夕方の見回りも、やってみたら皆で喋りながら歩いて戻ってくるだけ。やめたらいいと提案したが、なくならなかった」


【専門家のアドバイス】

大塚さん「PTAが変わりづらい理由の一つは前例踏襲。これまでのやり方を変えるのは手間暇かかる。みな忙しい中、『去年通りやっておくのが早いよね』となりがち」


*また、地域とのつながりも悩ましい要因だ。
チャボさん 「役員をやると地域との関係が忙しくて、時期によっては毎週土日何かある。それを知ると、会長はやりたくないと思う人もいっぱいいると思う」



◇ピンチをチャンスに、PTA改革に挑む小学校
横浜市立日枝小学校でも、去年はコロナ禍でPTAの活動がストップした。
校長住田昌治さんは大改革を提案!

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住田校長「一度立ち止まってPTAとは何か考えるチャンス。コロナの前よりもっと良いものにするための変革だ」


▼教師と保護者が検討を重ねた結果、生まれたアイデアは・・・
・PTAという名称を変更。
・会長などの役職も廃止。
・すべての活動を見直し、「できる事をできる人ができる時にやる」というボランティア制にする。
・そのまとめ役に「こーでぃねーたー」をおく、というもの。

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チャボさん「まさに、ここから必要なことだけ積み上げていくのがいい!」


しかし、ここでまた新たな疑問が・・・
▼「ボランティア制度だけで、PTAは存続できるのだろうか?」

スタジオには、その問いに答えるホゴシャーズがいた!

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◆スタジオもどよめくヤマアラシさんの改革!
*イベントごとに、そのつどやれる人を募集する「サポーター制」にした。その上で・・・

ヤマアラシさん「例えば、お汁粉を配るイベントに8人必要と言う時に『もし8名集まらなかったら、このイベントはやりません』と、すっぱり決めている。集まらないのは保護者がやらなくていいと思っているという事なので、やるべきではない」

*イベントのお知らせや募集は、負担の大きいプリントの配布ではなく、メールでできるようにヤマアラシさんがシステムを構築。
*応募状況がWeb上で分かるので、追加の声がけもしやすい。サポーター制度は、メールの仕組みとセットにすることが肝心だ。
*この方法で、過去1回もイベントが中止になった事はないという!

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尾木ママ「リアルタイムで状況が見えるので、このシステムは自分たちを客観視できる」

【専門家の意見】
大塚さん「今までは、「やる」の一択だったので“やらされ感”が出てしまうが、『集まらなかったらやらない』と言われる事で、どうする私、やる?やらない?と考える。主体的に決めれば、楽しいと思う」



▼メール機能を持っていない人がいる場合は?
*総会の開催など重要な情報は印刷して出し、イベントの告知や人の募集は(メールを受け取れない人がいても)メールで行う。

ヤマアラシさん「「全員に必ず」みたいなものを捨てました」
尾木ママ「漏れた人には、周りが知らせてあげればいいわね」



◆さらには、会長を3人に!
*会長は責任も重いし忙しい。そこで会長を3人に。
*「学校と会話をする担当」、「渉外担当」、ヤマアラシさんは「ITと改革担当」の会長というふうに、三人の役割分担を決めたので学校とも話がしやすい。
*ポイントは、「得意を持ち寄る」こと。

ヤマアラシさん「自分はITの仕事をしている。保護者はたくさんいるので得意な人がやるといい」



◇住田校長の考える「これからのP T A」

住田校長
「本当に大事なのは、PTAに関わっている人がみんな生き生きワクワクしていること。その雰囲気の中で子どもたちがよくなっていく」
*そこで使っているのが、丸い形にしたホワイトボード・エンタクン。
*教職員と保護者が膝の上に乗せて囲み、思い思いのことを書きながら、子どもと学校の未来について話し合っていく。

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住田校長「子どもたちをどんな子に育てたいのか。そのために何をすればいいのか、ということを気軽に話すことが必要。
そしてPTAには今後、子どもたちにも参加して欲しい。
地域と“チルドレン”を加えるということで、PTCCAに。

子どもが、自分たちの学びの環境を自分たちで作っていくことができれば、よりダイナミックなPTA活動になるのではないか」

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【専門家のアドバイス】
大塚さん「PTAという姿に拘らず、なにが必要かというところから逆算して活動内容を考えていくといい」

【尾木ママのまとめ】
尾木ママ「大事なのは『子ども達が主役』ということ。そこに大人が寄せてもらうような発想が、これからは期待されるでしょう」

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2021年03月27日 (土)

ウワサの保護者会スペシャル「学びの地域差 学生のホンネ」<番組内容>

 今回の「ウワサの保護者会」は特別編!
「学びの地域差 学生のホンネ」として、54分の枠で放送。

「いま、学びを守ろう。」キャンペーン
https://nhk.jp/manabitai

キャンペーンのホームページに寄せられた「地方であるがゆえの悩みや苦労」について話し合った。


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テーマは、「学習機会」「ICT環境」「経済的負担」「地方では将来についての情報が少ない」の4つ。

・参加してくれたのは、北海道から沖縄まで全国の高校生・大学生、24人
・ゲストは栃木県出身のタレント 井上 咲楽さん、
 IT企業経営者 合田 文さん、
 子どもたちを支援する 李 炯植さん(NPO法人 Learning for All代表理事)、
 教育格差を研究・発信する 松岡 亮二さん(早稲田大学准教授)。

 

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★「地域での学習機会」について 学生が感じること

・地元の電車が1時間に1本あるかどうか。送り迎えにかかる親の負担を考え、塾に行かずに受験を乗り越えたが、塾に行っていた友だちは希望の大学に受かっている子が多く、差を感じた。(岐阜県在住 高3 女
・地元に進学塾はあるが、隣の県の都市に比べると、いい塾が少ない(群馬県在住 高3 男
・家の近くに図書館が1つしかなく、開館の40分前に行っても、100人以上並んでいて入れないということも。(広島県在住 高3 女


●学生たちが感じているこの地域差について 教育格差を研究している松岡亮二さんは・・・
「社会経済的地位」(親の世帯所得や学歴、職業など)と「地域」「性別」
この3つによって、本人には変更できない初期条件によって教育達成に差がある。
この差は、戦後ずっと続いてきている。
学生のみなさんが感じている差は、家庭の経済的なものと、親が大学に行くべきと思っているかどうかとプラスして、地域で(塾などの)リソースが少ないというものが常に重なっている

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★一方、環境の差について「しかたない」と感じる声も…
・生まれた環境で格差が出てしまうのはしょうがないと思う(神奈川県在住 高3 女
・小さな格差は、いずれは大きな差になるのでは。自分の夢をかなえるため、希望が通るためには、環境は大きな差につながると感じる(静岡県在住 高2 女
・プログラミングを学べる場所が地元では少ないので、しかたなく独学で勉強をした。東京は人も多いし、日常的に浴びられる情報の質や量が圧倒的に違う。
夢に向かって飛び立ちたいときに、青森県だと夢に飛び出すための滑走路が短く、自分で滑走路が長い場所に行かなきゃいけないと感じる。(青森県在住 高3  男


●差があることそれ自体は防ぎようがないことだが「取り除くべき格差は絶対ある」と語る 李 炯植(り ひょんしぎ)さん
教育格差の要因である貧困や虐待などを「取り除くべき格差」として子どもたちに無償の学習支援や、居場所支援などを行っている。
環境を大人や社会が用意すれば、子どもたちの可能性は変わることを実感している。
一方で、夢を諦めざるを得なかったり、色んな不利益を被ってる人は多く、本人がどれだけ努力しても「与えられたスタートライン」が違い過ぎる現状がある。
これは「取り除くべき格差」だと思うので、社会がきちんと取り組んでいくべき。

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●VTR取材でとりあげたのは・・・
★地域による教育の差を埋めるツールとして期待されている「ICT環境」。
その事例として、5年前からいち早くICT環境の整備を進めた、愛知県の豊根村を取材。
自治体での導入までのいきさつや、学校でうまく学びに活用する方法などについて考えた。

★地域で感じる「経済的負担」については、上京する大学生のために、学生寮を提供する民間の支援団体「あしなが育英会」を取材。
学生への金銭的支援・居場所支援について、利用する学生の声を聞いた。
「あしなが育英会」・・・病気や災害で親を亡くしたり、親が重度の障害がある高校生や大学生を支援している。

★さらに「地方では将来像をイメージしにくい」「将来についての情報が少ない」という不安の声については、京都府京丹後市の「ルーツ」を取材。
「ルーツ」・・・市の委託事業として去年10月にオープンし、街を出たい高校生も残りたい高校生もその将来を応援してもらえる場所。相談員が1人ひとりに寄り添って情報をくれる。



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●4つのテーマで 学生の声に耳を傾けた感想は・・・

合田 文さん「大人たちも学生の意見を吸い取って、政治や仕組み作りに生かしたりギブアンドテイクなんじゃないかなと感じた」
井上 咲楽さん「地域で思考が狭くなっちゃうところだけ、もったいないと感じるのでいろんなものに触れていくチャンスは平等にあって欲しい」
尾木ママ「学生側は、不満や怒りの気持ちは、声を上げていかなきゃいけない。我々は、子どもの声をしっかり聴いて、子どもとパートナーシップでコロナの時代をどう乗り越えるかというところに、踏み出すことが重要。」



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