シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」<みんなの声>
■doスキルを興味深く拝見しました。 こどもを「○○選手」と呼んで実況中継ごっこにしたらやりやすかったです。
一緒にお風呂に入っている時に「次は右足を洗っています。さすが○○選手ていねいですね。」等と言っていたら3歳の娘も楽しそうに洗っていました。
【みのむし】
■しつけの方法として、PCITという方法を紹介してもらえたことは本当に勉強になりました。
ふだん、「怒りたくない、怒鳴りたくない」と思っていても強い口調で子どもを怒鳴ってしまうこともあります。逆に、感情的に怒鳴ってはいけないと思うと、弱い口調になり、どう子どもに伝えたら良いのか言葉に詰まってしまい、うまく叱れないこともあります…。
子育てって本当に難しいなぁ、、大変だなぁ、、と実感していたところでした。
そんな中、たまたまこちらの番組でPCITを紹介しているのを見て、「そうか、これを目指せばいいんだ!」と、子育てを頑張るためのチカラをもらえました。
子どもが困った行動をおこした時に冷静に対応するには、親の忍耐力も試されているような気がしています。
疲れている時、時間がない時などに、ついつい声を荒げてしまうことがあるので、気をつけたいです。
うまくいかない日もありますが、温かみがあって、正しい要求もできる母親を目指していきたいです。
【しらゆき】
■あまり怒りすぎると子どもが顔色うかがって育ってしまいそうな気がします。親が叩いて育てるとお友達にも叩いて自分の意見をわからせようとしてしまいそうです。
【イチゴママ】
■6歳の次男のしつけのことで悩んでいます。落ち着きがなく、衝動的に行動するのが危なかしく、発達障害も疑い、療育に通っています。療育に通えば何か好転すると思いましたが、相変わらず私の言うことをなかなか聞かず、イライラしてしまいます。育児書を読んだり、自治体の相談なども活用していますが、なかなかうまくいきません。
今回の放送を見て、発達障害の有無に関わらず、親が子どもにどう関わるかという姿勢が、子どもの行動や人間性につながるということがわかりました。しつけをするには、親子関係において信頼関係が築かれていなければいけないことがわかり、自分は次男や療育を行う機関などに期待するばかりで、私自身何も努力していないことに気付きました。「特別な時間」を持つのはすぐには難しいですが、今度こそ自分が変わらなければならないと感じています。
マルベリーさんの長男さんのように、母親の姿勢を見て、子どもの行動が変わってくれるといいなと思います。
【まるさん】
■今回のしつけのテーマ、すごく良かったです!
このシリーズまたやって欲しいです。
発達障害や、知的障害など少数派かもしれませんが、接し方なども放送してほしいです!
【YH】
■世の中、社会の基本は家庭です。
子どもの心を作っていく親が根拠のないネット情報などに惑わされることなく学べるこういう番組は必要だと思います。
昨年 私にも孫ができ見守る祖母という立場になりました。
私の娘も忙しい子育て世代。ついトゲトゲしてしまう時もあるでしょうが幼少期こそ親子で温かい世界に触れて会話をしてもらいたいと思います。
【はるちゃん】
■番組中でもマルベリーさんが挑戦されていた丁寧語で語る、が効果があるといいますか、伝わりやすいと思います。私も第一子を育てているときは、未熟親だったので、かなりぞんざいに子どもに命令口調で語っていた気がします。でも、彼女の成長とともに子育てサークルや幼稚園・小学校のPTA役員や子ども会の保護者会長をしていくうちに、「自分の子どももよその子どもと同じように丁寧に語りかけ、対応する」ほうがいい感じに伝わることを子ども自身から教えてもらいました。丁寧にしつけをすることは、親としての自分を育てることでもあるのだと思います。ウワサの保護者会で『めざせ丁寧にしつけをする保護者』ムーブメントを起こしませんか?
【ササニシキ】
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク
シリーズ 虐待を防ぐには(5)「"しつけ"どうすればいいの?」<番組内容>
「シリーズ 虐待を防ぐには」の5回目、今回は、“しつけ”について!

虐待などの事件の中には、「しつけのつもりだった」という言葉が親から聞かれることがある。
「しつけ」と「体罰」の境目はなんなのか?と戸惑う親も多い。
こうした状況がある中、昨年末に厚生労働省で「親の体罰に当てはまる具体的な行為」が検討された。

これに対して思春期の子を持つ親たちからは・・・

タイムさん 「これが虐待って言われたら、まあまあみんな虐待してるのかなって…」
きんかんさん 「私は教えるために叩きますし、私は私の考えを通しちゃうかも…」
などの声が聞かれた。

そこで今回は、専門家や尾木ママとともに、「しつけ」について考える。
親子のコミュニケーション改善から子どもへの効果的な指示の出し方を導く心理療法から、上手なしつけ方のヒントもご紹介!
【ホゴシャーズたちのしつけは?】
タイムさん 「長女が生まれたときは、『立派に育てたい!』という気持ちから、ガミガミついうるさく言ってしまう」
きんかんさん 「うちは、いっぱい怒鳴っていっぱい叩く。やっぱりちょっと痛みを感じないと覚えないので。おかげで悪いことはしなくなった」
ナッツさん 「私は『自分で学んで下さい』って思うのがしつけ。でも、夫はガンガン怒って厳しい!」
◇ナッツ家の厳しいしつけ 『厳しくしつける親の気持ち』
・12歳のツバサくんと暮らすナッツ家のリビングには、小型カメラが置かれている。

単身赴任の夫が置いたものだが・・・
ナッツさん「朝、『ツバサがまだ起きてないけど、今すぐ起こして!』とガンガン電話がかかってくる」
・もともと生活のすべてに厳しい夫・たろうさんは、ツバサくんが小学校に上がる前から、時には手をあげて厳しくしつけてきた。今では、毎日の勉強を写真に撮って送らせて、できていないと説教に…
なぜ、そこまで厳しくしつけるのか?

たろうさん 「何かあったときに、ふんばれる人であってほしい。虐待のニュースを見ると、もしかしたら自分もあそこまでいってしまったかもしれないが、みんなが守ってくれた。感謝する一方で、親としては子どもに成長してほしい。最善の方法は何だったのかと、今でも悩みながらです」
【専門家のアドバイス】
精神科医の加茂登志子(かもとしこ)さんによると・・・

・体罰は、即時的な効果はあるが、逆に、不安や恐怖がなければ言うことを聞かなくなるということが、すりこまれていくところがある。
・つまり、親の言うことは聞くが、家の外では言うことを聞かない、あるいは、いじめをする側にまわる、などのことが起きてくる可能性が高くなる。
【そもそも、しつけって?】
子どもの成長や発達に詳しい、東京大学名誉教授の汐見稔幸(しおみとしゆき)さんによると・・・
・社会生活の中で、守らなきゃいけないルールを身に着けた上で行動できるようにしていくことが「しつけ」。
・着物を縫うときの「しつけ糸」と同じ。こういう風にするものだと子どもに分からせるために縫うが、成長とともに徐々に外して、子どもが自分で本縫いしていくことが大事。

【尾木ママのアドバイス】
・ちゃんと育ってほしいという愛情は、大事。
・体罰ではなく、もっと効果があるかもしれないという方法論を、もっと知るといい。
それでは、どうすればいか?
■子育ての4つのスタイル
アメリカの発達心理学の研究によると、子育てについて親は4つのタイプに分けられるという。

・そして、これらの親に育てられた子どもが思春期、青年期になったときに見られる傾向がこちら。

目指したいのは、リーダーシップのある親。
子どもは自信があって、感情のコントロールも上手になるという。

きんかんさん 「自分は、完全に独裁タイプ。実は、息子は自分の考えや意見をほとんど言わない子になってしまった。私が全部コントロールしてきたのが原因か・・・」
【専門家のアドバイス】
加茂先生 「まず、自分にマイナスの点、弱点もあったことに気がつくところがすばらしい。そして、その弱点に手当てをしていくのが重要なポイント。中学生であっても、やり方はたくさんある。例えば、温かみを出すというのは、どうやるのか、体罰にならないしつけは、どういうふうにするのかということを知らなかったり、経験がなかったりするだけで、めざしたい理想はあって、そこにいきたいんだけど、いきにくいという状況になっている」
尾木ママ 「子育てに手遅れはない」

◇イライラ怒鳴り声のマルベリー家が、半年で大きく変化!?
マルベリーさん 「ここに全部一回しまって!水筒とお弁当箱、出して!」
・3人の子どもをしつけようと格闘し、怒鳴り声が響いていたマルベリー家の夏・・・

・効果的なしつけを学ぼうと、マルベリーさんは、「PCIT」(ピーシーアイティー)という親子の関係を良くするための心理療法を受ける。

・ここでは、プレイルームで親子が遊ぶ「特別な時間」をもうけ、この間、子どもに対してやってはいけないこと「ドントスキル」と、 やるべきこと「ドゥスキル」を使い、子どもが楽しくのびのびと遊べるようにする。

・これを家でも毎日5分10日間続けると、反抗的だったかいとくんの態度は、大きく変わった!

ナッツさん 「これを5分やったあとに、またバーンって怒ったら意味がない?」
【専門家のアドバイス】
加茂先生 「基本的には、5分をやる一方で、言葉の暴力や体罰をやめる必要はある。しかし、その1日5分はすごく重要。親御さんの練習の時間でもあり、5分であっても親子の時間というのは宝石のような時間。それをお子さんたちに体験してもらうのだ」
◇いよいよしつけの段階へ!

・PCITには、さらにステップが。
・「5分の特別な時間」で親子の良い関係を強化したら、それを土台として「良い指示の出し方」を学ぶ。
・後半では、親が子どもに、してほしいことを伝えるための、8つの効果的な指示の出し方を学ぶ。

1週間後、マルベリー家を訪ねてみると・・・
マルベリーさん「ゴミ、ここに入れて下さい」 (指示するときは、具体的に1つだけ。言い方も丁寧に)

・かいとくん、お母さんの言うことをすぐきいた。
それどころか、ゲームの途中でも、洗濯物を畳むお手伝いをすぐにやってくれた!
・そして、どうしたことか、お兄ちゃんまで、自分からすぐにお風呂を洗ってくれた!

そうたくん 「お母さんが変わったのがうれしい。自分も少し変わらなきゃいけないなと思う」
きんかんさん 「今までどれだけ自分が勝手な指示や要求を子どもにしていたのかがよく分かった。叱る怒るばかりじゃなくて、子どもの考えを引き出せるようにやっていこうかと思った」
【専門家のアドバイス】
・小学校低学年じゃなくても、塾の送り迎えの時間、食事のとき、宿題を見ているときにドゥ・スキルとドント・スキルを実践するだけで効果的。

【尾木ママのまとめ】
尾木ママ 「しつけというのは、丁寧に説明すること。共感力の豊かな子になると、悪さもしなくなってくる。今回、体罰禁止のガイドラインが出たのは歴史的な転換点で、私たちが前進していくきっかけを作ってくれたんだと思えればいい」
◇「ウワサの保護者会」では、これからも「虐待」について、考えていきます。
みなさんも、番組ホームページやツイッターに、ご意見をお寄せ下さい!

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:25 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク
大調査!放課後の居場所 <みんなの声>
■大阪府箕面市に子どもも含めた人の居場所があります。箕面市民の頃、娘や息子と利用、活動し、イベントなどを開催したり。祭りもやったなぁ!番組で取り上げられていたところと似ていますね。鹿児島に移動してからは、「子ども劇場活動」をしていました。「子どもたちに、文化活動するための3つの間:仲間、空間、時間」を目標に掲げての活動。息子はただ今大学4年。彼は映像学科で製作を学んでいたのですが、子ども劇場活動での体験や活動の記憶が、その学びを随分と支えてくれたようです。彼の卒業制作は、『おもいやりはひとからひとへ』と題した2分少しのワンカット回しの作品。「いろいろ、いろいろ、ちゃんとわかってたんだなぁ」と感慨深いものでした。「子どものしあわせ」を考え、行動することは、私たち自身を幸せにしていくことと思います。子どもたちの放課後をダイバーシティな豊かなものにして行く努力を諦めないでいたいものですね。
【ササニシキ】
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:00:00 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク