2018年11月

2018年11月17日 (土)

発達障害かも・・・ どうすれば?<番組内容>

テレビや身の回りで話題になることが増えた発達障害
番組アンケートでは、およそ3割の保護者が「わが子に発達障害があるかもしれない」と思ったことがあるという結果が。

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「落ち着きがなく授業に集中できない」「友達とのコミュニケーションが難しい」「がんばっても学習成果があがらない」といった困難を抱える発達障害だが、それらの特性は“個性”の範囲なのかどうか、はっきり区別する境界線がないため悩んでいる親が多い。

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【“ふつう”であってほしい…】

中1の息子が、何度注意しても「忘れ物がひどく身の回りの整理整頓ができない」「授業中ぼーっとしてしまう」というアメジストさん
小3の娘が、どんなに努力をしても算数ができないというなんてんさん
共通するのは、発達障害が原因かもしれないという不安がある一方で、専門医の診断を受けることにためらいがあるということだ。

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アメジストさん
「“ふつう”にみんなができることをできるようになってほしい。高校生になったらできるようになるのではないかと期待してしまう」

なんてんさん
「はっきり診断がでたら受け止められる自信がない。でも、いま何をすれば子どもを救えるのかわからない」


どうしても気になる部分はあるが、それ以外は他の子どもとそれほど変わらないため、発達障害があるとは思えない。どちらともいえない状況で悩む親はどうすればいいのか…?


【どちらともいえない状況で悩む親は…?】

発達障害のことで悩む親の声を長年聞いてきた臨床発達心理士林田道子さんに話しを聞いた。
・親は、子どもの状態がよくなると『発達障害ではなかった』と思い、状態が悪くなると『発達障害かも』と落ち込む。そんな気持ちのアップダウンに消耗してしまう」
・大切なことは障害があるかないかではなく、子どもが今、困っていることをどうすれば助けられるのかということ。

●診断の有無にかかわらず、どう対応すればいいかを相談できる場所はたくさんある。

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【子どもの“困っていること”に目を向ける】
スタジオでは、子どもの発達障害のことで「かつて悩んでいた」という親たちが経験談を話してくれた。

トパーズさんは、かつて息子に発達障害かもしれないと思いながらも、しつけで改善しようとした。しかし思うように行かず苦しむ息子の姿を見て、医師の診断を受けた。
放課後デイサービスに行ったら子どもが『僕の居場所を見つけてくれてありがとう』と笑顔が増えた」

うさぎさんは、息子が集団行動が苦手だったが、小3のとき発達障害の診断を受けてから、困ったときの対応法が分かるようになった。

「子どもがスケジュールを組めないという悩みがあったが、紙に1日のスケジュールを書くという専門家からのアドバイスを実践している。また、漢字が書けないので板書は友達のノートをコピーさせてもらえるよう先生に頼んだ。周りの子もみんな理解してくれた」

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ジリスさんの息子・みずきくん(小6)は、小3の頃から感情のコントロールがうまくできず、友達とのトラブルから教室にいられなくなってしまった。専門医を訪ねたところ、「自閉傾向はあるがはっきりしない」と言われた。

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ジリスさん
「成長すれば気にしなくてもよくなると思っていたが、放っておいても全然よくならなかった。発達障害があると言われたものだと思ってやることに」

困ったことがあればひとりで病院に通いアドバイスをもらい、学校とも協力しながら対応を工夫していったところ、みずきくんは次第に落ち着きを取り戻していった。


【悩みは抱え込まない】
尾木ママ
「学校の先生も対応に困っている。専門家のアドバイスを共有し、みんなで協力してその子をサポートすることが大事。親がひとりで悩みを抱え込んでしまうのが一番心配

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ジリスさん
「発達障害と言われ、一発で受け入れられる親はいない。自分もすごく年数は必要だった」

なんてんさん
「いままでは悩みを話す環境がなかった。今日は話せたことで世界がひろがった気がする」


これからも番組では、発達障害についてみなさんと一緒に考えていきます。
助けになってくれる人はきっといます。悩みはどうか抱え込まないでください!




END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2018年11月10日 (土)

どうなる?これからの部活<番組内容>

今回のテーマは「部活」。

いまや全国の90%近くの中学生が入っている部活だが、長時間の練習や教師の負担が大きな問題になっている。
2018年3月には、スポーツ庁から運動部の活動基準を示すガイドラインが発表される事態に。
これから部活はどうなるのか?

スタジオには、かつて部活に没頭したという井上咲楽さんペナルティ ヒデさが登場。
部活に実態に詳しい名古屋大学の内田良准教授も参加し、みんなで話し合った。

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◇部活の時間が長い!?◇
ホゴシャーズの中には、1週間に6日くらいは部活の練習をしてほしいという声がある一方で、練習時間が長いため、子どもが疲れているのではと心配する声も。

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<専門家・内田良さんの意見>
・実は全国的にも練習時間、練習日数、大会の数が増えている。
・そもそも部活の活動時間に決まりはない。 「隣の学校もやっているからウチもがんばらないと」と、過熱しやすいのでは?


◇教師のホンネは?◇
いまの部活のあり方は教師の働き方にとっても大きな問題。
そこで実際に部活の顧問をしている教師たちにホンネを聞いてみた。

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◆教員の半分ぐらいは部活の顧問はやりたくないという感覚があるが、やりたくないとは言いにくい。
◆顧問が考える「部活を過熱させる原因」は3つ。
 ①教師としての評価:授業ではなかなか評価されないが、部活をやっていると”良い先生”と思われがち。
 ②子どもの熱意:試合をしたいといわれると断れないが自分の拘束時間は増える。子どもの笑顔を見ると断れない。
 ③保護者:長ければ長いほど良いと思っている保護者もいる。お守りをさせられている感じがする。「前の顧問はやってくれたのに」と言われるとつらい。

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◇部活のガイドラインが発表◇
今年3月、スポーツ庁が運動部の活動基準を示した「ガイドライン」を発表。
週に2日休みをとること、活動時間を2時間程度にとどめる、など具体的な目安が記載されている。


<専門家の意見>
・実は文部科学省は20年前にも「部活は週2日休む」というガイドラインを出している。
 しかし、実際はその後過熱してしまった。
・だからこそガイドラインを徹底させるうえで大事になるのが、“保護者の理解“。


◇ガイドラインで変わった!静岡の場合◇

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・国とは別に、独自に部活のガイドラインを作った静岡市。
活動日は週4日・土日どちらかは必ず休み、と決めた。
・部活に打ち込む生徒たちからは「練習が少ない」と心配の声もある一方、これを機に練習メニューを効率的に変えることができた、という声も。
・静岡市の大里中学校では、部活のない日に「放課後サークル活動」を始めた。
公民館の協力を得て、各種スポーツ教室や心理学の講座など18種類のサークルを開催。保護者や大学生のボランティアが指導していて、生徒の参加は自由だ。

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<ホゴシャーズの感想>
・部活の時間を短くするには保護者の協力も大切になると感じた。
・保護者として何ができるのか、今一度考えなければと思った。

<専門家の意見>
・部活は、楽しいというのが原点。
・トップアスリートを育てるための仕組み・楽しむための仕組み、2つ用意するのが重要だ。

<尾木ママの意見>
・部活のよいところを残しつつ、学校とは本来どういう役割なのか?もう一度問い直すことが重要


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END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2018年11月03日 (土)

子どもの心身の不調<番組内容>

テーマは「子どもの心身の不調」。
今回は小学生になっても続くおねしょ「夜尿症」と、
思春期を迎える多くの子どもたちが苦しんでいる「起立性調節障害」の2つを取り上げた。
スタジオに専門家も迎え、親子で病気にどう対応していくか語り合った。

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◇夜尿症◇

<ホゴシャーズの声>
・毎晩のようにおねしょをする。いつ治るの?
・子どもが悪いのではないと分かってはいても、つい腹を立ててしまう。

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<専門家>
順天堂大学医学部付属練馬病院・小児科医師 大友義之さん

◆夜尿症とは、「5~6歳以降も続くおねしょ」と定義される。
◆受診のめやす:
 ①小学生になっても続いている
 ②頻度が週1回以上
 ③本人または親が困っている
◆小学校入学時点で「夜尿症」と診断がつくのは15%弱。珍しくはない。


<ホゴシャーズ・サメさんの場合>
・小学2年生の息子が毎晩のようにおねしょをしている。
・寝る時にはオムツをはき、寝る2時間前から水分を控え、寝る直前にトイレへ行くようにしているが・・・
・朝になるとオムツはぱんぱんに膨れあがり、時にはオシッコが漏れて布団がぬれてしまう。

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<大友先生の見解>
・水分をとるとおよそ2時間後にオシッコとして排出されるので、寝る2時間前から水分を控えるのはOK。
・サメさんは家庭でできる対策はきちんと行っている。


◆夜尿症の原因
・夜間、という尿量を少なくする「抗利尿ホルモン」の分泌が少ない。
・ぼうこうがいっぱいになる前にオシッコが出てしまうが、本人が気づかない。

◆治療法
・薬の服用:尿量を減らす薬やぼうこうの働きを調節する薬などがある。
・アラーム療法:下着にセンサーを付けるとオシッコが漏れた瞬間に音が鳴る。その音で子どもが目覚め、オシッコを我慢することで次第にぼうこうにためられるようになる。


<ホゴシャーズ・にんじんさんの息子が治ったきっかけ>
小4の時、学校で友だちにおねしょのことを告白したら、意外にも「俺なんかしょっちゅう!」という答えが返ってきた。それからはおねしょを気にしなくなり、翌年の冬にはなくなった。

<大友先生の見解>
・夜尿症の子どもはよく眠れていない場合が多い。友だちの言葉を聞いて安心し、睡眠の質が向上したことが要因かも。睡眠の質が向上すると、尿量減らす抗利尿ホルモンの出方もよくなる。
・子どもがよく眠れるようにするめに、親は、子どもが寝る前に強く叱らないことも大事。



◇起立性調節障害◇

◆症状・・・朝起きられない、寝つきが悪い、食欲不振、めまいや立ちくらみ、頭痛、腹痛、起立による失神、イライラ、無気力など

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<専門家>
大阪医科大学・小児科医師 吉田誠司さん


<ホゴシャーズの戸惑い>
・最初は病気だと分からず、「なぜ朝起きられないの?根性で起きなさい!」と責めてしまった。
・無理やり力ずくで学校に行かせようとしてしまった。

<吉田先生の見解>
・起立性調節障害はまだ一般的に認知度が低く、医者の間でも知れ渡っているとは言い切れない。
・原因は、自律神経がうまく機能せず、起立時に血圧低下や脳血流の不足が起こること。
・思春期は自律神経のバランスが崩れやすくなっているため症状が出やすい。

◆診断方法
・寝た状態と立ち上がった状態で、血圧と脈拍の数値を測り、診断する。
・小児科や耳鼻科などで診断を受けることができる。

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◆治療法
・病気の原因や症状を十分に理解し、生活習慣を改善する。
・心の状態が症状に影響を与えるので、心理的ストレスを減らすことも大切。

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<ホゴシャーズの戸惑い>
・学校で理解してもらえないことがある。

<起立性調節障害の子どもの気持ち>
・体調が悪くて学校に行けなかった時には罪悪感にさいなまれ、自分を責めてしまう。
・体調の悪化で長期間休んでしまうと、勉強の遅れや友人関係が気になり、症状が落ち着いても学校に行きづらい。

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<吉田先生の見解>
・不登校の子どもの3~4割が起立性調節障害だと言われている。
・学校に病気のことを理解してもらえないと感じたら、「医師の診断書を提出」するのもひとつの方法。患者側から診断書を医師に依頼してもいい。

<ホゴシャーズ・カイツブリさんの娘の症状が改善したきっかけ>
診断書を学校に提出し、学校の理解を得た。しかし部活に居づらくなってしまったこともあり、転部させてほしいと先生に相談、演劇部に入ることができた。演劇に没頭しはじめたら、症状が和らいだ。

<吉田先生の見解>
・自分の存在を認めてもらえる「居場所」を作ることが大事。自己肯定感が高まり、つらい状況でも頑張ろうという気持ちにつながる。
・環境が整えば、高校生の間に治る子どもが多い。

<尾木ママからアドバイス>
・全国に起立性調節障害の「親の会」がある。そこで情報を共有し、親も孤立しない、励まし合うのがとても大事。ぜひ、親の会につながってほしい。




END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


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