2018年7月

2018年07月28日 (土)

性のはなし、してますか?~中高生編~<番組内容>

今回のテーマは「性のはなし、してますか?」

前回の小学生編に続いて、今回は中高生編を放送。

スタジオには中高生の保護者に加え、中高生や保護者を対象に性教育の講演をしている
NPO法人ピルコンの代表、染矢明日香さんにも参加してもらった。

51101.jpg 51102.jpg

ホゴシャーズからは、子どもの恋愛や性の話に踏み込むのは難しいという意見が。

しかし、全国の男女200人にアンケートをとったところ、キスの経験は、半数以上。
添い寝をした、2人きりで泊まったという声もあった。

また日本性教育協会(2017年)の調査によると、性交経験のある男子は7人に1人。
女子は5人に1人の割合だという、高校生の性行動の実態が見えてくる。 

51104.jpg 51105new.JPG

ところが、番組アンケート(高校生女子100人)によると、
「交際相手と2人きりで泊まることのはいいと思う」という意見は8割を超えているものの、
「好きな相手から身体を密着される・キスなどの行為を求められて断りづらい」と思ったことがある人は43%にのぼった。

染矢さんによると、性的関心には個人差はあるものの、
女性は一緒にいたいという気持ちを持つだけのことが比較的多いのに対し、男性の欲求はもう少し直接的。
しかし高校生は男女の感覚の違いがわからず、求められて断りきれないケースが多いのではないかという。

番組アンケートの中には、パートナーに性交を求められて断れなかった理由として、
「なぜ、エッチしちゃだめなの?」と聞かれ断り方がわからなかったから」
「性交を断ったら嫌われると思ったから」というものがあった。


51106.jpg

彼から性交を求められて断れなかったという高校3年生に話を聞かせてもらうと・・・

「性教育の授業で習ったとき、私は絶対断る側の人間だと思っていたけど、ちゃんと断れなかった。行為を拒むことで、気持ちを拒むような感じがするから、断り方がわからなかった」と話した。
しかしその後彼から、性交をした日のことを切り出してくれたという。
「彼が性教育の授業を受けて以来、罪悪感を抱いているようだった。断りきれなかったのではないか、無理をさせてしまったのではないか、と聞いてくれた。
やっぱりちゃんと伝えたほうがいいのかなと思い、私はあまり性交をしたくないと伝えた」


■ホゴシャーズの感想
・女性だけでなく、高校生男子も悩んでいるかもしれない。
・彼女はちょっと傷ついたかも知れないけど、“ああ、言えるはずだったのに言えなかった”と自分の弱さに気づいた。相手の男の子も気づいたのはいい。
・自分の息子にも、ちゃんと対応できるように親として教えなければいけない。学校でもそういうことを習って欲しいなと思う。

■尾木ママの見解
「嫌なものは嫌って言う力が大事。そういう自分を尊重しない男性っていうのは本当に愛してないんだっていう価値観もすごく大事だ。」

■染矢さんの意見
「そういうことがある前に性教育を受けていたら、男の子も彼女の気持ちを先に確認できたのかも知れない」

 



染矢さん
は、正しい性の知識を子どもたちに伝えるための活動を続けている。
都内の成立学園高等学校の1年生の講演の様子を取材させてもらった。

51107.jpg

内容:
・恋愛では嫌なこと(~したくない、それやめて)は相手に伝えよう
・10代の人工妊娠中絶件数約1万4000件(平成28年度厚生労働省「衛生行政報告例の概要」)
・避妊(ピルやコンドーム)の正しい知識など

高校生の感想:
・男子「中学校で2~3回性教育があったけど、今日は結構ストレートでわかりやすくて、パートナーとの関わり方や大切さをよりあらためてわかった。」
・女子「恋愛をするためには、ちゃんと自分と相手のことをわかっていないとダメなんだと感じた。」
・男子「パートナーのからだのことじゃなくて、心のことも気にしながら関係を作ったほうがいいと感じた」


■ホゴシャーズの感想
・思いが伝わっている
・コンドームという言葉など、昔だったら言うことすら恥ずかしい言葉だが、爽やかにオープンに話していて、すごい技術だなと思った
・染矢さん「子どもたちも初めは恥ずかしかったり、茶化したりする反応はあるが、真剣に堂々と伝えると、真剣に受け取ってくれます。」

■尾木ママの意見
・秋田県では2000年から教育委員会と地元の医師会が連携し、地元の医師が中高校生に性教育講演をする取り組みを行っている。2001年から2007年までの6年間で、10代の人口妊娠中絶率が半数以下に減った。
・性教育は、自分も相手も傷つけない、自分を大事にしながら生きていく人権教育。
エッチなことだとか、陰の分野と捉えるのはちがう。

■染矢さんの意見
「恋愛について根掘り葉掘り聞くのは、プライベートなことなので、親でも話しづらいのは当然。
親がいつも味方でいる、というスタンスから、恋愛トラブルにどう対応するかなど話し合える関係性を作るといい。」



ホゴシャーズから寄せられた悩みで多かったのが、子どもたちがインターネットで簡単に性情報を得られるのが心配だという声。

51110.jpg

過激で、時には暴力的な描写もあるアダルト向けの映像を目にしてしまうかもしれない。
そこで、息子を持つ父親たちと、保健体育教師として20年以上性教育をしてきた村瀬幸浩さんが話し合った。

51108.jpg 51109.jpg

 
<父親の悩み>
・サイトの内容を見て、まずいと思うものはブロックするが、イタチごっこになる。
・女性を大切に扱わず、性的な対象としてしか見ていなような映像を見て、それが正しいと信じてしまうのでは?

<村瀬さんの意見>
なぜ見て欲しくないのか、理由を子どもに話そう。これは真実ではなく、作り物・妄想のようなもので、演じてる女性もお金をもらってやってる場合がある。その映像を真似するなんてとんでもないことで、女の人に嫌われるよ、ということも言ったほうがいい

<父親の悩み>
・性交に興味を持った息子にどんなことを伝えればいいのか。
・避妊具をつけようがつけまいが、高校生はしないほうがいいと伝えるべきか?
・自分が高校生の頃を思うと「友達と競争」というようなノリがあった。女の子の気持ちを考えるよう伝える?

<村瀬さんの意見>
★高校生が性交することを「善・悪」で考えがちだが、「幸・不幸」で考えるのはどうか。
★片一方だけが性交をしたい場合や、望まない妊娠・性病にかかるのは「不幸」なこと。
★性は、人を幸せにも不幸にもするもの。お互いの人生を大事にすることしっかり考えてほしいと伝えよう。

51112.jpg

 


 

51113.jpg


<染矢さんからのメッセージ>
「性のことを、エッチなこと、性交のことだけだととらえない。
人生が関わる大切なこと。人と人のコミュニケーションだととらえる。
子どもには、自分がされたくないことは嫌と言うこと、相手の意思を確認するのは大切なことであると具体的に伝えていこう。」



番組内容は以上です。


NHKではこの夏、10代の性に向き合うさまざまな番組を放送します。
詳しくはこちらのホームページ「性について、真面目に考えてみた。」をご覧ください。
banner.jpg

 

 

END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2018年07月28日 (土)

性のはなし、してますか?~小学生編~<みんなの声>

 

 

 

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


2018年07月21日 (土)

性のはなし、してますか?~小学生編~<番組内容>

今回のテーマは「性のはなし、してますか?」

「性教育は早いほうがいい!」「具体的な情報はかえって刺激になる!」など、教育の現場でも賛否両論の「子どもの性」。
ウワサの保護者会では、2週にわたって取り上げる。

前編は、性に興味を持ち始める「小学生編」。
親は、いつ、なにを子どもに伝えればいいのか?

51001.jpg


<尾木ママの見解>
・子どもの性教育に関しては、なかなか突破口が見つからない。
・それでも子どもはストレートに聞いてくるので親が戸惑うのは当然。


<専門家のアドバイス>
・今回は、思春期の子どもたちと数多く接し、その悩みに答えきた 北村邦夫医師が保護者たちの悩みに答える。
「大人が性に関する情報提供を怠っているために、子どもたちは悩まなくていい問題で悩まされている。」

51002.jpg


<ホゴシャーズの意見>

性のはなし、していない
・自分自身が“性の話はタブー”の家庭で育ったので、息子と話したい気持ちはあるが、うまく話せる自信がない。
・母親から具体的な性交の話を聞いて気持ち悪かった記憶があり自分の子どもに同じように思われたくない。

性のはなし、している
・子どものころに母親に性に関する質問をしたら怒られた経験がある。自分の子どもには“性はすばらしいものだ”と教えてあげたい。

51003.jpg


保護者の悩み①

「赤ちゃんはどうやって生まれるの?」と質問された!どうすればいいのか?
(小学5年生 男子 母親より)
51004.jpg


<ホゴシャーズの体験談>
・「結婚したらできるんだよ」とはぐらかしてしまった。
・「お願いしたら、お腹が大きくなっておへそから生まれるんだよ」 とウソをついてしまった。


<尾木ママの見解>
・インターネットには、間違った情報がまん延している。間違った情報を学ぶと大変だから、親がちゃんと伝えることが大事。


<北村医師のアドバイス>
・質問を受けたら、「どうしてそれが知りたいの?」など質問を投げ返す 「ピンポンゲーム」という会話術がおすすめ!
・子どもが本当に知りたいことは何かを探りながら会話を進める。
・「赤ちゃんはどこから生まれるの?」と聞いているのか 「赤ちゃんはどうやって作られるの?」と聞いているのか、などを見極める。
・子どもの質問を勝手に解釈して、子どもが知りたがっていない知識を いきなり与えないことがポイント。子どもが混乱したり、親や性に対する嫌悪感を抱いたりすることがある。
・ただし、子どもから聞かれたことにはちゃんと答えること。  性交について聞かれたら、科学的に淡々と語ろう。

51005.jpg



保護者の悩み②

息子が性器を触っているのを見てしまった!どうすればいいのか?

(小学5年生 男子 母親より) 
51006.jpg


<ホゴシャーズの意見>
・小さい時は、「ばい菌入るからやめようね」と注意したが、今は、見てみないふりをしてしまうと思う。
・「汚いからやめなさい」と叱ってしまうと思う。


<北村医師のアドバイス>
・性器を触ることが悪いこと、いやらしいことだと叱ってはいけない。
・ただし、人前で触ってはいけないとちゃんと伝えよう!
「プライベートゾーン」について教えることが大事。 水着で隠れる部分は、人にも触れさせてはいけないし、人前で触ってはいけない。家族の前でも見せない、触らない、と教えよう!

51007.jpg

<尾木ママの見解>
・家族でもお互い尊重し合わなければいけない。“親しき仲にも礼儀あり”
・子ども同士がふざけて誰かのズボンを下ろす、というようなことがあるが それはプライベートゾーンを露出させることだから絶対にダメだとちゃんと 子どもに教えなければいけない。


保護者の悩み③

娘にブラジャーをすすめたがいやがった!どうすればいいのか?

(小学6年生 女子 母親より)
51008.jpg


<北村医師のアドバイス>
・思春期の子どもは、自分の体の変化に戸惑ったり他の子と比較したりして悩みがち。
・子どもの体の成長について、「素敵だね」「お母さんうれしいわ」など、親が肯定的な態度をとることが大事。
・強制すると、その後の親子関係が崩れてしまう恐れがある。


<ホゴシャーズの体験談>
・母親が無頓着で、ブラジャーをつけたいと思ったのにつけさせてもらえなかった上、家族の前でブラジャーの話しをされて、とても傷ついた。
母親には配慮してほしい。


<尾木ママの見解>
・思春期になると、体の成長に合わせて心も揺れる。
体の変化は、健康的な成長で悪いことではない。親が心遣いをすることが大事。




保護者の悩み④

どんなきっかけで性のはなしをすればいいのか?


・男女のきょうだいに、そろそろ性の話しを切り出そうと考え、子ども部屋を分けることをきっかけにしようとしたところ、子どもから「部屋は一緒のままでいい」と反対された。なかなか、性のはなしをするきっかけが作れていない。

51009.jpg


<ホゴシャーズの意見>
・性に興味を持っていない子どもに、性の知識を与えてしまうと、逆に刺激になってしまうのではないか?

<北村医師のアドバイス>
・子どもが性に関心を持つまで、性のはなしをするのは待っていい。
・ただし、日々の子どもの様子や体の変化を見逃さないで、はなしをするタイミングを探ろう!
・話し方を夫婦でシミュレーションして準備しておくこともおすすめ!


51011capcha.JPG

<尾木ママの意見>
・性について知ることは、子どもが自分のことを知る権利でもある。
ちゃんと子どもの疑問には答えていかなければいけない。
・性のはなしをする時は、子どもの発達段階や個性をしっかりと見極めて話そう!




END

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2018年07月21日 (土)

障害について、子どもとどう話す?<みんなの声>

■障害の回、拝見しました。とても興味深い内容で、答えが1つじゃない、決めつけないカタチで放送されていたのが良かったと思います。私自身、身体障害(四肢体幹機能障害)のあるホゴシャです。子どもはダウン症の子も一緒に過ごす保育園で自然と友達になり、多様な人が社会にいて、それが当たり前だと経験的に学んでくれたと思っています。無理な交流イベントや、道徳の授業で学ぶより、数倍手っ取り早くて効果的。「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」です。できれば「障がいのある子どもの保護者」だけでなく、「障がいのある保護者」も呼んでいただけたら!多様な悩みや工夫がそこにはあったりします。
【ポポー】


■ADHDという障害をもつ息子は障害者手帳をもつ事を拒否しています。障害に対して理解のない校長、担任に保健の先生が切なそうに話して下さった小学校時代を思い出しました。
【きら】

 

 

 

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


2018年07月14日 (土)

障害について、子どもとどう話す?<番組内容>

“障害”や“障害者”について、子どもにどう話せばいいか?

50901.jpg

子どもに障害があるホゴシャ~ズ3人もスタジオに参加し、みんなで考えていく。

50904.jpg


【理解はしてほしいけど、どう話したらいいのか分からない・・・】

番組アンケートでは、およそ8割の親が「障害や障害者について子どもに理解を深めてもらいたい」と答えた一方、6割以上が「障害についてうまく話すことができない・わからない」と答えた。

50902.jpg 50903.jpg


【番組に届いた悩み】


「パラリンピックの選手の障害について子どもに聞かれたが、うまく答えられなかった。
すると、子どもがテレビから目を背けてしまった」

「電車で突然声をあげた人に子どもが、『変な人がいる!』と指をさした。
子どもには見ないように言ったが、違う対応のしかたがあったのではないか。
でも、どうすればよかったのかわからない」

50905.jpg 50906.jpg

(障害がある子の親から)
「スーパーにいたとき、『あの子支援学級の子だよ。あたまがおかしいんだよ』と言われた。
その子の親は逃げるようにその場を立ち去ったが、せめて言葉だけでも正してほしかった」

50907.jpg



ホゴシャーズの意見:「障害について聞いてもいいの…?」】

障害がある子の親に聞いてもいいのか迷う。
相手を傷つけてしまうのではないか、触れない方がいいのではないか?

50910.jpg

→「人によっては聞かれたくない親もいるかもしれないが、聞かれることはうれしいと思う親も少なからずいる」

ホゴシャーズのロバさんの長女は難病で、知的障害がある。
自分の娘に対する質問や疑問が子どもたちから出たら、率直に自分に聞いてほしいと、周囲の親にお願いをしている。

50908.jpg

「(疑問を持った子どもに)『そんなこと言っちゃいけません』と言ったら、次に「なんで?」と言ってくれるチャンスが無くなってしまう。
子どもの「なんで?」は救い上げてほしい」


マルベリー「その子のことを知りたい、仲よくなりたいという気持ちで聞いてきてくれれば問題ない」



【大人は気にしすぎている?子どもたちは・・・】

マルベリーさんの息子そうたくん(小3)は、足に障害がある。小学校入学当初は、足のことで友達となじめず、悲しい思いをしていたが、今は何でも話せるひなたくん(小3)という親友ができた。

仲よくなったきっかけは、ケンカ。言い争いの中で、ひなたくんがそうたくんの足のことに触れてしまい、そうたくんが「こっちは10回手術してんだよ!」と言い返した。
言い合うなかで「相手はこうなんだ」と分かり合えるようになった2人は、親友になった。

そうた「『知ろう』っていう気持ちさえあれば、仲よくできる」 

50913.jpg 50915.jpg

【ホゴシャーズの感想】
「お互いの心が開いていて、すごい!」
「大人が構えすぎているところがあるかもしれない」



【障害がある子たちと、そうではない子たちが知り合う機会を】
NPO法人シオヤレクリエーションクラブは、月に3回ほど、障害の有無に関わらず誰でも参加できるかけっこ教室を開催している。

50918.jpg

この日の参加者は23人。3分の2が障害がある子たちだった。

代表・塩家吹雪さん
「健常児にとっても障害がある子と一緒に走れる、汗を流せる。
そういうことを子どものうちから学ぶことはとても大切」

50917.jpg

参加した子どもの親
「障害がある=何かができない・できないからかわいそう、という先入観を持たずに、子どもが自分で見て実際に話して感じることができる」
「子どもは理屈ではなく感覚で受け入れる。障害の有無に関わらずお互いを認め合うことができる」


【尾木ママの見解】
「多様な子どもたちと触れ合っていくことで、子どもたちが育ち合っている。そんな風景が学校や地域でもっと見られるようになれば、豊かな国になる」


【障害がある子を持つホゴシャーズの思い】


50921.jpg

「安心して(子どもを)託せる世の中になってほしい。そうでないと子どもを残して死ぬ不安を拭い去れない。そのためには周りの人たちの力も借りなければならない。」

障害がある子の親、ない子の親が本音で話し合った今回。
まずは、親子で知ろうとすること。そうすれば子どもは、心を広げて理解していく!




END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


page top