2018年5月

2018年05月26日 (土)

すくすく子育て×ウワサの保護者会「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」<番組内容>

logo.jpg
コラボレーション企画

ちゃんと知りたい!子どもの発達障害

もしかして発達障害!?という不安。そのあと小学校に行くときにはどうなるのか?
今回は幼児期から小学校に上がる頃の、子どもの発達障害がテーマ。

前半は、わが子が発達障害かもしれないという不安を抱える、すくすく子育て世代のママの悩みを、先輩ママ・ホゴシャーズと一緒に考えます!

SPsuku_tsuika01.jpg SPsuku_tsuika03.jpg

【発達障害とは?】
発達障害は、脳の働き方が、他の人と少し異なっているために起きるといわれている。
ある特定の分野だけが極端に苦手など、周りからは分かりにくい障害だ。

発達障害には、3つのタイプがある。
SPsuku01.jpg SPsuku02.jpg

SPsuku03.jpg

これら3つのタイプは、互いに合併して起きることもある。

また、脳波や血液検査などでは診断ができないため、ここからが発達障害という明確な境界線はない。社会性や人間関係にあらわれる障害のため、特に乳幼児の場合は、診断に時間がかかる

長年、発達障害の子どもたちの診察や支援をおこなっている、小児科医の榊原洋一さんによると…

SPsuku06.jpg SPsuku05.jpg


【発達障害かもしれない…接し方、変えたほうがいい?】

3歳の女の子が自閉スペクトラム症の傾向ありといわれているコノハズクさんは・・・
「何かをやらかしちゃったときに、気質に近い問題なのか、どちらかというと発達障害が要因で起きていることなのか それに対して、こちらがどう接してあげるのが子どもにとっていいのかっていうのが、ちょっと分からない」

 

小児科医の榊原さんは…「子育ての基本は変わらない」という。

SPsuku04.jpg SPsuku08.jpg


榊原さん「発達障害のあるなしに関わらず、そのときの状況で考えていく。(子どもが)急にいなくなって脱走するっていいますが、もしかしたら子どもなりの理由があったかもしれない、というように見守るような気持ちで躾をしていくことがまず基本だと思う」

長男がADHD,学習障害と診断されたホゴシャーズのきくさんは、、、
「この子の頭にちゃんと届くように教えてあげるにはどうしたらいいんだろうなって思い、診断をもらいに行った。どっちなんだろうって思って悩んでいるときが一番辛かった


【発達障害かもしれない…悩んだ日々】

3歳の息子の発達の遅れを気にしているシーバスさん。
子どもが数をかぞえられないのを見て『もう無理…』とわが子に言ってしまった。すると
それを聞いた子どもが…「『お母さんごめんなさい、お母さんごめんなさい』って返ってきたときに、もう限界なんだなと思って」「ベテランの保育士の方が全部受け止めてくれて、1人じゃなくて、みんなの力を借りていいんだよって言ってくれた」

長男が自閉スペクトラム症と診断を受けた、先輩ママのタンポポさんも…
「うちも療育に通って、同じような悩みを抱えている人たちと知り合えたことがすごく大きかった」

SPsuku_tsuika02.jpg SPsuku_tsuika04.jpg

 
【療育ってどんなところ?】

発達が遅れているのでは?と思ったときに、相談できるところ「療育センター」。
ここには保育士や臨床心理士などの専門家がいて、子どもと親の支援を行っている。

SPsuku09.jpg SPsuku10.jpg

 
さらに、親同士がつながる交流の場も用意されている。誰でも参加できるイベントを定期的に開催し発達障害の理解を深めている。

<担当ディレクターより>
発達の遅れが気になるとき、他に相談できる場としては…
☆地域の子育て相談の窓口 ☆大きな病院の「発達障害や小児科の専門医」
☆かかりつけの小児科医 などがあります。不安に思ったら、まずは相談してみてください。

SPsuku07.jpg

優木さん「その他に、この時期にやれることって?」
榊原さん「例えば保育園幼稚園に入ると、子ども同士でいろいろコミュニケーションがある。子どもは子ども同士で言葉を覚えたり、子ども同士でいろんなルールを覚えたりするんですね。そういう場所にはできるだけ入れてあげるのがいいと思う」

【発達障害のある子に対応する、幼稚園や保育園の取り組み】
発達の遅れを気にして、集団生活が不安に感じる親も多い。しかし今、発達障害のある子のために様々な工夫を行う幼稚園や保育園が、増えている。

例えば・・・
一日のスケジュールを伝えるとき、言葉だけでなく目でもわかるようにする
発達障害のある子は、耳で聞くより目で見た情報のほうが理解しやすい場合が多いから。

SPsuku11.jpg SPsuku12.jpg

SPsuku13.jpg


しかし、VTRで紹介したような工夫している園は、実際はなかなか見つからない。
そんなとき、どんなふうにホゴシャーズは対処したのか!?

よつば 「子どもが困っているとき、こちらからしてほしいことを園に伝えて、『先生のほうでも、うまくいった対処方法があったら教えてくださいね』と、先生方と一緒にチームになりましょうという気持ちでいきました」

タンポポさんは、周りの保護者に伝えた経験を教えてくれた。
タンポポ 「最初は本当に言うのが怖かったんです。だけど担任の先生から『言ったほうがみんなは分かりやすいから、分かると思うから、言いましょう』って」
「『うちの子はこういう子です』っていうのを保護者の方の前で言ったんですよ。そうしたら、そんなに理解のない人がいなかったんですよね。みんな分かってくれたので。本当に言ってよかったなってすごく思いました」

発達障害のあることを言わなくても、わが子の特徴について思いきって伝えてみると、理解を示してくれる人も少なくないという。

最後に、榊原さんからのメッセージ
「アメリカではこういう子どもたちのことを『特別なニーズのある子』という言葉Children with special needsって呼んでいる」
「子どもに主体があるんですよ。子どものニーズに合わせると。『発達障害を支援する』っていうと大人目線、上から目線なんですね。ですから本当に名前をそういうふうに変えた方がいいですね」

SPsuku14.jpg


後半は・・・司会を高山アナ、尾木ママにバトンタッチ!就学について悩むママたちが登場。教育学の専門家・汐見稔幸さんも参加して、小学校にあがるときの悩みを考えます。

SPsuku16.jpg SPsuku15.jpg

 【発達障害のある子、小学校はどうなる?】

5歳の長男ケイくんが自閉スペクトラム症の診断を受けているヒヨドリさんは、来年に迫る小学校選びに悩んでいる。

以前はケイくんを守るために特別な支援が必要と考えていたが、ケイくんの通っている保育施設で、周りの子どもたちに囲まれて育つ姿を見てから考えが変わった。今は通常の学級の中で、たくさんの子どもたちと一緒に育ってほしいと思っている。
しかし…
ヒヨドリ必ずしも親の希望通りにならないってよく聞きますので、そういう不安、悩みですね」

SPsuku17.jpg SPsuku19.jpg

 
【発達障害のある子、小学校をどう選ぶ?】

発達障害のある子は、小学校にあがるときにどんな道があるのか?
発達障害のある子は、特別支援教育という「将来の自立と社会参加を目標とする」教育制度を利用することができる。

SPsuku20.jpg

通常の学級 …定員最大40人で、色々な子と関わることができる。学校側と相談した上で、個別の配慮を受けることもできる。

通級指導教室 …普段は通常の学級に在籍しながら、週に数時間程度、違う教室へ移動して子どものニーズに合った個別の指導を受ける。

特別支援学級 …障害の種別で分かれた少人数学級。子どもの状況や保護者の要望に応じて、特別なカリキュラムを編成して学習することもできる。

特別支援学校 …定員最大6人で、施設がバリアフリー化され、設備も整っている。専門性の高い教育が受けられる一方、数が少ないため地域から出て通うことになる。


【ホゴシャーズ、それぞれの小学校選びは?】

特別支援教育を選んだのは、よつばさんとタンポポさん。

よつば「うちの子は大人数が苦手というところがあったので、少ない人数…ほぼマンツーマンで、言いたいこと、気になることを聞いたらその場で先生も答えをくれるし、何かちょっと上の空になって、大人数の中だったらほーっとしてたらそのまま見過ごされるところも気づいてもらって、『しんどいときは休憩ね』とか、スモールステップで進めさせてもらってよかった」

タンポポ「個別に見ていただけるし、パニックになったときとかも別の場所に居場所が作れたのが良かった」「でも大きくなってから本人に聞いたら、あんまり好きじゃなかったって言われちゃった」

タンポポさんの長男・ABOくんは、相性の合わない先生がいたらしい。特別支援学級は少人数制のため、先生との距離も近い。クラスの印象によって学校の居心地も変わるようだ。

SPsuku_tsuika08.jpg SPsuku_tsuika06.jpg


さんは、通級指導教室を選んだ。
きく「通常の学級に在籍しながら、通級指導教室には1週間に1回、もしくは2週間に1回の2時間だけ通っていました。障害がありながらこの社会でうまく生きていくには、何か違うやりかたでもって、そこを乗り越えなきゃいけない部分があって。
そこを学ぶために通級指導教室を選んだ。
「(子どもは)文字が書けないんですけれど、そこでタイプすることを教えてくださって、それで通常の学級の中で一緒の指導を受けてもタイプしながら勉強が一緒にできるようになった。そういう技術をつけてくださった」

さんは、学校を選ぶときの方法についてもアドバイス。
きくずいぶん見学しました。学校の雰囲気ってそれぞれ違いますから。指導の先生方も違いますから。ここは特別支援学級だ、とかじゃなくて、自分の子の能力を最大限に引き出して指導してくれるところはどこかっていう視点で見るといい」

さらにきくさんは「発達障害のある子が通常の学級で学ぶとき」は、親のサポートが欠かせないという。

きく「脱走したりするわけですよ。(先生が)その子を探しに行っている間に、残りの35人の子は置いてけぼりなわけですよ。私はよく学校の中にいましたので『先生大丈夫!私が(脱走した子は)みておくから大丈夫、先生は戻っていいよ』というふうにやっていました」

しかしヒヨドリさんは、息子の保育施設での経験から、子どもたちの手を借りることも大切なのでは…と言う。

ヒヨドリ「待ってなさいって言ってもやっぱり子どもが信じられないから、先生は席を外せないわけで。例えばそこで、子どもたちが『じゃあ自分たちで勉強しているよ』とか…」

それに対して、現状を知るきくさんは…
きく「先生の指導力ってやっぱりあると思うから、均一にその指導力が学校に求められるかっていうと、現実にはなかなか難しい」「ヒヨドリさんの幼稚園の先生のような、そういう指導力がある先生ばっかりになってくれると、すごい幸せなことだと思いますけれど」

この4月に小学校に上がったばかりの長男をもつ菜の花さんからも意見が…
菜の花「うちは発達障害の大きい3つの特徴がすべてある。学習障害もあるんです。いま小学校1年生で、ひらがなも数字もわからないんです。学習障害があるのに、授業でわからないものをずっと見て、ずっと聞いている本人もきっと辛いと思うんです」

SPsuku_tsuika07.jpg SPsuku_tsuika05.jpg

保護者同士の相反する意見を聞き、汐見さんは『いまは教室のパターンとか、授業のスタイルを問題にしているが、もう一方で、例えば学習障害のある子に対して、どういう教育をやるべきかという研究をおこなうべき』だと主張する。

汐見さん「アメリカはどうしたかっていうと『計算ができないです』『わかりました。ところで、この子は何が好きなんですか?機械いじりは好きですか?』『大好きです』『あー、それでいきましょう!』ってなる」
「『計算はすべて計算機で。文字については、形がわかるんだったらタイプでやりましょう』
『できた、君はすごいね!ワンダフルだね』って、そういうふうな教育をするらしいんです」
「できることを使って苦手を克服していく。そういうふうにしていけば、いろんなハンディがあるような人たちでもちゃんと適応していく」

今の学校教育自体が変わらないと、通常の学級で過ごすことには限界があるのではないかという。

「通常の学級で、他の子と一緒に学びたい」というヒヨドリさん。
「現状それは難しく、その子にふさわしい教育が大事」という、きくさんと菜の花さん。
親は、どちらかしか選べないのだろうか?

SPsuku21.jpg SPsuku22.jpg

SPsuku23.jpg

 
尾木ママは、発達障害のある子も同じ教室で学んでいる、ある学校を紹介。
尾木ママ「大阪に、特別支援学級を作らないで、普通の通常学級で発達障害の子どもたちも一緒に学んで『教育とは何か、人間ってなんなんだろう』っていうのを深くつかんでいく学校があるのよ」

その学校は、大阪市立・大空小学校。映画にもなった。
映画の撮影当時(2012年度)は、全校生徒220人のうち特別支援の対象の児童が30人以上いたが、特別支援のクラスは作らず、みんな一緒に学んでいる。
多様な子が一緒に過ごす中に「大事な学びがある」と考えている。

発達障害のある子だけではなく、学校には、いろいろな事情をもつ「困っている子どもたち」がいる。そういう子も含め、すべての子どもたちが、一人の例外もなく安心して過ごせる学校をつくろうと、児童や教職員、保護者や地域の人たちが、力を合わせている。

SPsuku24.jpg


この学校の取り組みを見た保護者たちは…
ヒヨドリ「そこにいる大人に『どの子も見捨てないよ、どの子も仲間なんだよ』っていう、筋の通ったものがあるっていうだけで、問題行動を見る目がきっと変わってくる
「先生が、『またそんなことをして』っていう目で見たら、他の子どもたちは『あいついけないことをやっている』って見るけれど、『何か困っているんやろう?』って、その子に寄り添う姿勢を見せると、子どもたちも仲間として集団として成長していくと思います」

一方、きくさんは…
きく「学校や地域で、保護者や先生がたも含め、いろいろな大人が、子どもの育ちを応援していくことが、本当にあるべき姿だと私は思う」
「もう一方で、この子が一人で生きて行く力を備えていくにはどういう教育があるのかなってことを視野にいれながら、彼に届く教育がちゃんと施されているかなってことは、もっと冷静になってよく見つめる必要がある」と指摘。

SPsuku26.jpg SPsuku27.jpg

菜の花さんからも…
菜の花「理想ですよね。現実はやっぱりいろんなお母さんもいらっしゃいます。『あの子がいたら勉強ができない』っていう声も、直接私の息子にではないですけれど、まわりまわって聞くこともあります。『あの子が走り回ったら、それだけ先生も手が取られる。注意もいく。勉強がちょっと遅くなるんじゃないか』って、実際こういう話もあります」

理想は「みんな一緒」に、そして「その子に合った教育や指導方法で学ぶ」こと。しかし現実にはまだまだ難しく、簡単な問題ではない。では、どうすればいいのか?

汐見さんに聞いてみると…
汐見さん「世界中の国が同じような問題を抱えている。そしていろんな努力をしながら解決をしようとしていて、世界の大部分は『同じクラスで教育をしよう』という方向に動いている。いろんなニーズを持った人たちが一緒に暮らすっていうのが本来の学校の姿ではないかって…この考えを“インクルージョン(インクルーシブ教育)”といいます」

SPsuku28.jpg SPsuku30.jpg


【世界で注目されているインクルーシブ教育とは?】

インクルーシブ教育とは、
① 一人ひとりのニーズにあった教育
② みんなで一緒に学ぶ
この2つを柱とした教育理念のこと。

特別な支援の必要な子だけでなく、ゆっくり学びたい子、たくさん勉強したい子など、多様なすべての子どものニーズに応えるための教育だ。
実は、日本でも少しずつその取り組みが始まっている。

そして、汐見さんがもう一つ指摘するのは、同じ思いをもつ親たちがつながることの重要性

汐見さん「そういう経験がある親たちが、学校の先生方と、必要なことを訴えたり会話したり。あるいは街の中で、私たちも学校を支えられるんじゃないかと思ったら、『できる事をやりますので、子どもたちを一緒に育てましょう』って、少しずつ変わっていくと思っていて、決して絶望はしていないですね」

尾木ママ「あら、いいな。僕なんか絶望だ

SPsuku29.jpg


 【いま、親のつながりが教育現場を変える!?】

東京・八王子市では、市内の小学校に学校サポーターが入り、子どもたちの学校生活をサポートしている。学校サポーターは有償のボランティアで、支援の対象でない子も含めて「困っている子」みんなをサポートしていることが大きな特徴だ。

SPsuku32.jpg SPsuku31.jpg

 この「学校サポーター事業」は、ある幼稚園の親のつながりから生まれた
発達障害のある子を受け入れたことをきっかけに始まった親と先生たちの勉強会。この勉強会を重ねるうちに、保護者も園の子どもたちをサポートするようになった。
その思いは園を超え、地域の小中学校にも広がる…

SPsuku33.jpg SPsuku34.jpg


こうした保護者の思いが行政をも動かし、10年前、八王子市独自の事業として「学校サポーター」制度が始まる。

学校サポーターになるには、年齢18歳以上で、以下のいずれか1つに該当すれば良い。
(1)特別支援学校又は特別支援学級で指導又は指導補助等の経験がある者
(2)教育あるいは心理学を専攻し、又は教職あるいは保育士資格取得課程を履修している大学生又は大学院生
(3)八王子市の特別支援ボランティアの経験が1年以上あり、八王子市の主催する学校サポーター研修を1回以上受講した者
(4)大学や大学教員等が行う特別支援教育に関する支援者養成コースを修了した者
(5)特別支援教育について理解を有する者で学校長の推薦があり、教育委員会が認めた者

学校サポーターたちは、市内の子どもがみんな安心して学校で過ごせるように、日々引き継ぎや意見交換をし、時には専門家による支援教育の研修を受けて、サポートの理解を深めている。

SPsuku36.jpg SPsuku35.jpg


この学校サポーターの取り組みを見た保護者たちは…

菜の花「サポートの方がおっしゃってた、私も助けられたからっていう気持ちはすごくわかる。一緒に泣いてくれる方は、障害をもってないお母さんでもいらっしゃるんです。自分がしてもらったことは返したいっていうのは、私もそうだなと思って」

ヒヨドリやはり私は地域で育てていきたいっていう思いが強い。みんなの中に当たり前の存在としていてほしい。息子のことを知ってくれる人が増えることは、自立につながるっていう思いがあって」「息子のことを知ってもらうためには、まず私たちもオープンにしていかないといけない、みんなの中に私たちが入って行かないといけないという思いがすごく強いです」

よつば「いろんなことを試行錯誤してきたお母さんたちが集まれば、ものすごくたくさんの数のヒントが得られると思うので、もっともっと、輪になって手をつないで行けたら」

SPsuku42.jpg SPsuku41.jpg

教育学の専門家・汐見さんは、本来の教育、学校のあり方について、こう締めくくる。

汐見さん「一斉に同じことを、同じように理解しなさいっていうのは、近代社会が生み出した非常に特殊なやりかた
本来の教育は、一人一人のニーズがそれぞれあって、それぞれが学びたいテーマがあって、それをちゃんと自分のものにしながら、発見する場所が学校。そのために多様な教育の形態を作らなきゃいけないというのが、ようやく今、いろんな形で明らかになってきている」

「悩んでいるお母さんたちが少しずつ声を出して。そうすると、新しい形が必ず見えてくる。そういう時代が始まったんじゃないかなと思って、皆さんの話を聞いていました」

そして最後に尾木ママは…

尾木ママ「苦労して就学を経験をしたお母さんが、これから就学の不安を抱えたお母さんに向かって語られている姿が、どの先生の言葉よりも生き生きしていて、納得してるんですよ。こういう形で、教育は、親もつながる地域も繋がって先生とも繋がって、みんなで前進しましょうと、どんどんアビールできるようになれば、希望は持てるなあと思いました。さっき絶望よって言ったけど。すぐ変わるの

SPsuku39.jpg SPsuku40.jpg

 
<担当ディレクターより>
今回の番組の限られた時間の中で、伝えられる限りのことを入れ込みましたが、ちょっとだけ補足します。

ヒヨドリさんの言う「地域の子どもたちと一緒にいることが、子どもの自立につながる」という意見について…「人と関わり続け、人を信用する力を育てることで、子どもは、社会の中で、つらいことや困ったことがあったとき、誰かに支えられ、誰かを支えることができる」という考えから「地域で知ってもらうこと=子どもの自立につながる」ということでした。

今回、発達障害のあるお子さんをテーマに制作してきましたが、実は今を生きる子どもたち、もっと引いて見れば、大人である私たちにとっても、これから安心して過ごすために必要なことは何かを考えさせられました。

 

END 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2018年05月26日 (土)

はずかしい? 授業のダンス <みんなの声>

 

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


2018年05月19日 (土)

はずかしい? 授業のダンス <番組内容>

運動会でも、体育の授業でも、さけては通れない”ダンス”!
でも子どもたちは、はずかしいと思う気持ちや苦手意識があるようだ。

50501.jpg 50502.jpg

番組のアンケートでは、保護者たちの49%が
「授業でダンスを教える必要性がわからない」「学校の先生が教えられるの?」など
不安や疑問を持っていると答えた。

50503.jpg

スタジオでは尾木ママと7人のホゴシャーズ、そして振付稼業air:man(エアーマン)の杉谷一隆さんも加わって話し合った。

<ホゴシャーズの不安・疑問>
・自分もダンスが苦手だったので子どもがはずかしい思いをしたり、授業についていけなかったりすることがないようダンスの教室に行かせている。
・逆上がりや跳び箱ができるようになるほうが、子どもたちに達成感があるのでは?ダンスで何が得られるのか?
・運動会を楽しみにしていた息子だったが、花笠踊りの練習を一度休んだことでついていけなくなり「運動会は嫌」と泣いた。苦手意識から「ダンスが嫌・体育が嫌」となるのではと不安。
・そもそも学校でダンスを教える必要があるの?

<そこでまず見てもらったのは「学校で習うダンスの内容」>
・小学校で習うのは:
 「リズム系ダンス」リズミカルな曲で踊るほか、外国のフォークダンスや日本の民謡を学ぶ。
 「表現系ダンス」身近なものの動きをまねするなど、想像力を使ってストーリーを作る。

・中学生で習うのは:
 「創作ダンス」「フォークダンス」
 「現代的なリズムのダンス」(ヒップホップやジャズダンスなど)


<VTRを見たホゴシャーズの感想>

★メリット
・タコの動きをまねするのもダンスなら、表現力がつきそう。

★不安・疑問
・ヒップホップなどは、できる子とできない子の差が大きそう
・小学校1年生のときは、学童のダンスサークルで楽しく踊っていた息子が、2年生の終わりに「人前で踊るのがはずかしいからやめる」と言い出した。


<保護者としては、子どものはずかしいという気持ちも分かるので、無理に踊ってほしいとも言いにくい。どうしたらいいのか。>

体育の授業の内容を研究・提案している松田恵示さん(東京学芸大学 副学長)と、その指導法を現場で実践している中学校教師の2人に話を聞いた。

 50504.jpg

中学校教師の意見
・生徒が「ランニングマン」「クラブステップ」など高度なステップをカッコよく踊らなくては!と先入観があるのでは?

振付稼業air:man杉谷さんの意見
・カッコ良く踊らなくてもいい。自分の仕事で考えると、バンドマンのPVに振り付けをすると下手でもおもしろい、楽しそう。そういう踊りのパワーはすごい。

松田教授の意見
・うまい・へた、できる・できないという概念を忘れないと、はずかしさは消えない。
・はずかしいということは、見ている人を初めて意識するとういことでもあり、実はコミュニケーションのきっかけとしては大事。
・ダンスは遊び。本当におもしろくて遊んでいる状態は、すごく主体性がある状態なので、結果的にリズム感がつく・おもしろいことを探れる力がつくなど、いろんな成果があらわれる。


<「楽しむことができれば成果があらわれる」と先生達は言うけれどはずかしい気持ちがあるのにダンスを楽しむことはできるの?>

番組では、踊ることが「はずかしい」「苦手」という子どもたちにダンスの授業をうけてもらった。教えてくれるのは横浜市の小学校で教えている土谷先生。「全日本ダンス教育指導者コンクール」で入賞したこともある。

50505.jpg 50506.jpg

土谷先生は、遊びやゲームにダンスの「表現」を加えるという手法で教える。
 ◆○○のまねをしながら「鬼ごっこ」(※ロボットのまね、など)
 ◆「だるまさんが○○した!」(※寝てしまった!など)」
 ◆リズムに合わせてサイコロを渡していくゲーム

子どもたちは、はずかしがらずにアイデアを出して表現し、楽しくステップを踏んでいた。


<VTRを見たホゴシャーズの感想>
・子どもたちがすごく輝いていた。
・みんなで同じ動きで踊るのがダンスだと思っていたが、表現遊びから入るのは親しみやすい。


振付稼業air:man杉谷さんの意見
・運動神経がいい人ならリズム感がいいかわけではない。
・ダンスは「コミュニケーションツール」だととらえたほうがいい。うまく踊れない、リズムがうまくとれない、というのは度外視してほしい。
・踊るのが苦手でも、アイデアを出すのが好きであれば「振り付け師」の才能があるかもしれない!


尾木ママの意見
・表現をすることは、とても大事なこと。
・学校でも、みんなとダンスを揃えることを指導するよりも、子どもたちがいきいきと輝く授業にしていくといいと思う。



<先生についてのホゴシャーズの不安・疑問>

50507.jpg

・ヒップホップなどのジャンルは特に難しそうに感じるが、学校の先生が教えられるの?
・ダンスが苦手な先生もいるのでは?

 

<そこで、ダンスが苦手という先生がどんな授業をしているのかVTRを見てもらった>

・葛西中学校の永田先生は、ソフトボールなどは得意だがダンスが苦手だった。
・永田先生が指導する生徒たちの練習を見せてもらうと・・・
ヒップホップのステップや、ちょっと難しいダンスに挑戦していた。
生徒たちは、自分たちで教え合い、楽しそうに学んでいた。
・実は永田先生、「自分たちで考える力」を大切にしていて
生徒同士が教え合えるように時間の配分やグループ分けなどを考えている。

生徒たちの意見
・最初はダンスはイヤだったけど、楽しんでる人を見ていたらおもしろくなった。
・教え合うと、教える側も教えられる側もできるようになる。

50508.jpg 50509.jpg

尾木ママの意見
・教え合うと、教える側は何の得にもならないと大人は考えがち。
しかし「なんで伝わらないんだろう」と深く考えたり、相手の立場に立って考えたりすることで、すごく成長する。

振付稼業air:man杉谷さんの意見
・ダンススクールは、ダンス「を」学ぶ(技術)
授業のダンスでは、ダンス「で」学ぶ(コミュニケーション力など)


<最後に振付稼業air:manのみなさんと踊ろう!>

・尾木ママと子どもたちが、番組オープニング曲に合わせてダンスを振り付け。
・「ウワサ」「フクロウ」ってどうやって表現する?子どもたちからもたくさんのアイデアが!

50510.jpg 50511.jpg

50512.jpg 50513.jpg

50514.jpg 50515.jpg

上手に踊れなくても、楽しくコミュニケーションできるのがダンス。
みなさんは、どう感じましたか?


(ディレクターK) 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2018年05月19日 (土)

わが家の食事 これでいいの!? <みんなの声>

 

 

*番組へのご意見ご感想をお待ちしております。

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:みんなの声 | 固定リンク


2018年05月12日 (土)

わが家の食事 これでいいの!? <番組内容>

「わが家の食事 これでいいの!?」

番組アンケートでは、およそ7割の保護者が「栄養バランスが心配」「食べ物の好き嫌いが多い」「団らんがない」など、子どもの食事について悩んでいた。

50401.jpg

 

【ホゴシャーズの悩み】

さつきさん「長男は野菜をほとんど食べない、下の娘は食物アレルギーがあるので大変」
ハナミズキさん「次男は好き嫌いが多く、今年小学校なので給食が心配。」

わが家の食事 どこまでがんばればいいの!?

シーラカンスさんは3人の子どもの母親。
料理は苦手だが、栄養バランスがとれた食事を作ろうと毎日がんばっている。しかし、子どもたちの好みはバラバラ。何を作っても誰かは喜んで、誰かはがっかりするため、モチベーションが下がっている。
一体何をつくればいいのか?悩んでいる。

50402.jpg 50403.jpg


帝京科学大学の上田玲子教授の調査によると、嫌いなものが食べられるようになった理由で一番多いのは「成長にともなって」。その他「大人のまね」、「好奇心」など自発的な理由が88%。強制で食べられるようになったのはわずか7%だった。

50404.jpg

 


【尾木ママの意見】
苦手なものも食べた方がいいのはいい。でも焦って親も子どももストレスをためてまでやることじゃない。食生活も理想はあるだろうが、あんまりがんばらなくてもいい。


がんばらずにできる食事の工夫

【専門家・上田淳子さんのアドバイス】
料理研究家の上田玲子さんが、子どもたちにいろいろなものを食べてもらうための、料理のちょっとした工夫を伝授!

50405.jpg

 
一品一食材のすすめ
豚肉、キャベツ、ニンジン、モヤシがあると、肉野菜炒めにしてしまいがち。
しかし実は、一度に多くの食材を使うと味付けなどはかえって難しくなる上、嫌いな野菜が一つでも入っていれば、野菜嫌いな子どもには残念な一品になってしまう。

50406.jpg

そこで上田さんが提案するのは「一品一食材」。食材が1つだと調理の手間が省け、味付けの失敗も少ない。品数が増えるので、子どもが野菜を食べる機会も増える。豚肉はしょうが焼き、キャベツはちぎって肉に添えるだけ。にんじんはサラダ、もやしはみそ汁に。みそ汁に入っていた豆腐は冷やっこに。手間をかけなくても5品の夕食が完成。

50407.jpg



食事作りは“フルマラソン”。
時には立ち止まって休憩してもいい。ゴールは子どもが自分で必要な栄養をとれるようになること。

子どものひとりごはん どうする?

【かぼちゃさんのお悩み】
夫婦でコンビニ経営をしているため、息子は1人で食事をしている。偏食がある息子に、手をかけた料理ができず、弁当中心になってしまっている。

チワワさん 自分の親が共働きで夕食はお惣菜ばかりだった。愛情を感じなかった。せめてお皿に移して出してほしかった。

専門家・上田さん お惣菜も野菜を足すなど、ひと工夫をすると印象が変わる。

夕顔さん 子どもにお留守番をさせるなど親がいない時は手紙や絵で気持ちを伝える。

ハナミズキさん そこにお母さんの気配があればいいと思う。

ふじさん
娘と一緒に夕食を食べられないふじさんのひと工夫を紹介。ふじさんは、平日は帰宅が9時を過ぎるため、娘のかよさんは一人で夕食を食べている。週末以外は料理をしないと決めているふじさんだが、かよさんの好きなみそ汁だけは、毎日夜中に作っている。ふじさんから、かよさんへのメッセージが込められたみそ汁。かよさんはみそ汁から母の存在を感じ、「ひとりの食事でも苦にはならない」と言う。

50408.jpg 50409.jpg


 【尾木ママの意見】
やっぱり僕たち日本人は、他人の目とか世間体とか、それを基準にして自分を見てしまう。そうじゃなくて、I(アイ)が中心だと。「私はどうなのか」「私の家庭はこうする」「私はこれが好きだ」「私はナニナニしたい」とか。LOVEの愛じゃないのよ!私のI(アイ)!

50410.jpg

 

END

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


page top