2017年6月

2017年06月17日 (土)

子どもの発達障害Part4 どうする?進学・就職 <番組内容>

テーマは「発達障害のある子どもの将来」。 

番組に届く悩みの声には
「障害を認めたら進路が閉ざされてしまうのでは?」
「将来、ちゃんと自立できるのか?」 など、進学や就職に不安を抱くものが多かった。

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スタジオには、発達障害のある子どもが「高校進学を控える」「大学に進学」「新社会人」という親や、息子・自分・父親と親子3代で学習障害だという親が集まった。


【将来が不安で前に進めない…】
「見えにくい障害」と言われる発達障害。
悩みを相談できず、抱え込んでしまう親が多い。 

トパーズさんの息子は、昨年、自閉スペクトラム症の診断を受けたが、そのことを夫に知らせられずにいる。
なぜなら夫は、息子が診断を受けることに激しく反対していたからだ。

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「障害と認めたら、それを一生背負っていくことになる」と夫は言うが、障害に向き合わないままでいいのか?進学や就職はどうなるのか?不安のなか、トパーズさんは前に進めずにいた。

尾木ママは、「将来のことが不安だからこそ“ふつう”にこだわってしまう」と夫に一定の理解を示しつつ、トパーズさんが「診断」という一歩を踏み出したことや、それ以来、息子に対して寛容になれたことを評価。
「お母さんの変化が必ず息子にも旦那さんにも波及する」と強調した。


【義務教育後の進路は?】

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義務教育後の進路にはたくさんの選択肢があるが、そのなかから子どもの特性に最も合うものを選ばなければならない。
昨年、「障害者差別解消法」が施行され、学校でも障害がある子への対応が求められるようになったが、高校での支援体制はまだ十分でなく、取り組みは始まったばかりだ。

ホゴシャーズからは、さまざまな悩みや意見が出された。

<タンポポさん> 中3息子(自閉スペクトラム症)が公立高校を受験予定
・「中学卒業後のことは、情報が入ってこない」
・「障害のことを受験する学校に言ったほうがいいのか迷っている」

それに対し尾木ママは、
・「不安があるなら学校に言うべき。障害を理由に排除されることは法的にはありえない」
・「高校での支援充実はまだこれから。先生と一緒に前進していく姿勢が大事」 

<フラミンゴさん> 18歳の息子が私立高校を卒業し新社会人に
「子どもに選択させることが大事。高校も自分で決めさせたら、多少の困難はなんとかするようになった」

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<カバさん> 中3息子(学習障害)が高校進学を希望
・「学習障害は、読み上げてもらわないとテストが受けられない。受験のときも学校に対応をお願いするつもり」
・「受験に失敗しても他の人生がある」

尾木ママもカバさんの意見に同意。
「一般的な全日制高校の普通科にこだわるよりも、その子の特性に合うところが一番伸びる場所」

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【困ったら頼る メンドリさんとやすし君】
中1で自閉スペクトラム症とADHDの診断を受けたやすし君は、今年、私立高校を卒業し、大学の史学科へ進学した。
学校にいけなくなった時期もあったが、相談室に頼ったことで事態が好転した。以来、「悩みは抱え込まずに誰かに頼る」ことを心がけてきた。
やすし君は、大学生活への不安も「相談すること」で乗り越えようとしている。週に1度は、大学の相談室に通い続けるつもりだ

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「相談すること」を続けるなかで、やすし君のなかに「自立」への意識も芽生え始めた。


【自立のために親は?】
「いまの息子があるのは100%周りの方のおかげ」と断言するメンドリさん。息子の成長が頼もしい一方、将来に不安がないわけではない。

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 中学卒業後、就職したカバさん。
周囲の理解がなく苦労もあったというが、息子には、自分の人生は自分で切り拓く力強さを身につけてほしいと考えている。

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尾木ママ「子どもに自己決定させていくことで、自己肯定感の高まりにもつながる。その積み重ねが自立につながる」

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悩んだら、抱え込まず相談しよう。誰かに頼ろう。それが自立に続く道!


(ディレクターS)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2017年06月10日 (土)

高い教育費!どう支える? <番組内容>

4081.jpgわが子にいい教育を受けさせたい!でも払えるお金には限界が!
高校から大学まで卒業させるのにかかる教育費は平均およそ1000万円!
限りあるお金で教育費をどう支える?ふだんはちょっと話しづらいお金の話をざっくばらんにトークします!


―重くのしかかる教育費
スタジオに集まった保護者の6人ほぼ全員が「教育費は負担」と感じている。世帯収入に占める教育費の割合は30%を超える人が多い。
3人の娘がいるモクレンさんの家では40%。私立高校の学費の他に、ダンスや歌、塾などの習い事のお月謝が重なり、家計がひっ迫しているよう。
2児の父・タツノオトシゴさんはもう一人子どもが欲しいと思っていた。しかし、教育費が高額であることが原因で諦めたという。実際に、タツノオトシゴさんのように経済的な理由で3人目の子をちゅうちょしてしまう、そういう人は7割に上る。

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―特に高いのは大学進学
教育費の中でも最も重くのしかかるのが大学の費用。国公立大学に通った場合でも、4年間でおよそ500万円、私立大学の場合はさらに高い。子どもが1人暮らしをする場合には、学費の他にも年間60万円―150万円くらいかかる。

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大学生の娘をもつあひるさんは、子どもたちを4年生大学に行かせてあげたい、という強い思いがあった。そのため、大学進学のために徹底した貯金と節約をしてきたという。

あひる 「子ども保険は毎月貯蓄するっていう事と、あとはそうですね、ボーナスのたびに子ども名義で貯蓄してくっていう感じで。夜寝る時はコンセントを外して待機電力を節約。ガスの検針とか電気の検針が近づいてくると、メーターを見ながら、先月よりも超えていないか意識しています。」 

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―教育費「大学ではなく中高時代に重点をおく」という考え
一方、中学生の娘がいるライラックさんは中高時代を重視して教育費を使っている。
ライラック家の長女・みきさんはバトントワリングが大好きな中学2年生。
みきさんは小学4年生の時、ある私立中学校にバトン部があることを知り、その私立中学に進学したいと強く希望。みきさんの熱意に押され、両親も進学を認めた。

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私立の中学・へ通わせるのは両親にとって大きな決断だった。

父 「一番ネックっていうのが、学費というか。調べてみますと“え、こんなにかかるの”というのがあったものですから、ギリギリまで悩んだというのはありましたね。」

というのも、私立の中学・高校に6年間通うと、平均およそ500万円の学費がかかる。
公立と比べて4倍以上の差があるのだ。そこで、多くの人が大学の学費に充てる資金を、ライラック家ではあえて中学・高校の6年間に全額投入。「大学用の学費は残さない」という決断をした。学費を工面するために、受験を考え始めた頃から、お母さんのパート代を全額貯金。更に老後用に貯めていた貯金も取り崩すことにした。

どうして中学・高校時代にお金をかけるライラックさん夫妻にはある思いがある。

ライラック 「中高ってちょうど、一番楽しい時期なのかなと言うのもあるので。うちの子は部活がやりたいって思いがあるので、好きなことを思う存分させてあげたい」

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ライラック夫妻の教育費の使い方に、尾木ママは…
尾木ママ 「中学高校でしっかりこんなお金を使いきっちゃうっていうの、まあ極論をおっしゃったように聞こえるか分かんないんですけど、これはひとつの考え方としては非常に成り立つんですよ。っていうのは、中学高校子どもたちはものすごく伸びるの!(そういう時期に)本人たちに力をつけてあげるのが、われわれの教育の専門家から言えば、すごい大事なこと。」


―学費のために子ども自身がアルバイト?!
教育費というと「親が用意するもの」と考える人も多いが、最近では子どもたち自らが学費を稼ぐというケースもある。
高校生や大学生の親に教育費をどう捻出しているか尋ねたアンケートでは「子ども本人がアルバイトをする」が3位に。さらに、こんな統計もある。千葉県の公立高校の生徒でアルバイトをしているのは全体の30%。そのうち、およそ半数は学費・生活費のために働いているという。

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モクレンさんの次女・かりんさんは私立高校2年生。旅行やスキー合宿、海外への修学旅行などにかかるお金は自分がアルバイトしたお金でまかないたいと考えている。さらに余ったお金は貯金をして、高校卒業後の進学費用に充てるつもりだ。

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かりんさん 「料理の仕事に就きたいっていうのが夢で。専門学校の(費用)はちゃんと貯めて払えるところまでは自分で払う。自分が行きたい学校だから、最初から最後まで自分でやろうと思って」

母親のモクレンさんは、全ての学費をアルバイトだけでまかなうのは難しいと思っているが、娘がそこまで真剣に考えているならば、足りない部分は親ができるだけサポートしたいと考えている。

一方、尾木ママが気にするのは子どもたちが「ブラックバイト」に巻き込まれないように注意が必要だという。

尾木ママ 「自分ちょっと休み取りたいと言っても『シフトに穴が空いちゃうから代わりの人を見つけてこない限り休ませない』とか言うんですよ。だからそういう危険な時にはさっと撤退しないとダメよ。」

実際に、タツノオトシゴさんは自分が高校生時代にブラックバイトを経験したという。
タツノオトシゴ 「やっぱり子どもだと思ってちょっと基準よりも違う対応されたりとか。学業にも影響がある。私もフルに出た時は勉強に力がいかなかった。もう授業中も寝てしまったので。やはり学生だって言うことの線引きはいるかなと思いますね。」

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―奨学金を利用する?
教育費の捻出方法で、アルバイトに次いで多いのが「奨学金」。
今、大学生の51%が奨学金制度を利用している。
ライラック家の娘、みきさんも大学の学費は自分で払う!と考えているようだ。

みきさん 「大学生になったら自分で学費払うみたいな。学費さ、親が出してくれるっていう人のほうが少なくない?」

母親のライラックさんは、中学・高校の学費は親が払うから大学の費用は子ども自身でまかなうようにと常々話してきたという。職場の友達の間でも奨学金借りている人が多く「自分が大学生の時の時代とはやっぱり違うんだな」と感じている。

ただ、ファイナンシャルプランナーの宮里惠子さんは「奨学金はやっぱり最後の切り札と考えて」という。その上で、奨学金を借りるときのポイントをアドバイスしてもらった。

①奨学金は「借金」だと親子ともに認識すること

②遅れずに返済すること

返済が遅れると信用情報に傷がつきブラックリスト入りする可能性も。

もし返済が苦しい時は、返済の猶予や月々の返済額の減額の制度がある場合もあるので、事前に相談して!

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3児の父・シングルファザーのライオンさんは今年から長男が大学生になり、奨学金を借りている。ライオンさんは、奨学金の返済は「親の自分がしたい」と言う。「教育に関わる費用は親が保障してあげたい」という思いからだ。

5人の子どもがいるコウノトリさんは、なるべく奨学金に頼らないようにするため、家族である約束したという。それは「上の子から好きな進路を選ばせるけれども、下の子の学費が足りなくなったときは、社会人になった兄・姉が学費を支援すること」。5人兄弟の強みを生かしたルールだ。これに対してコウノトリさんの長女(27歳)は「兄弟で支え合うのは当然だと思います。旅行や遊びに行ったときに妹・弟の分を支払ったり、お小遣いをあげることもあります」と、次女(25歳)は「自分が好きに選択させてもらった分、弟・妹にもそうさせてあげたいと思っていました」とコメントを寄せてくれた。

(ディレクターK)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2017年06月03日 (土)

わが家の"ワーク・ライフ・バランス"これでいいの? <番組内容>

最近よく聞く「ワーク・ライフ・バランス」という言葉。仕事も、家庭も、趣味も、自分なりにバランスを取って人生を充実させること。
民間のシンクタンクの研究員でワーク・ライフ・バランスへの各国の取り組みを研究する 渥美由喜(あつみ・なおき)さんは、仕事をしていない専業主婦にも、ワーク・ライフ・バランスは関係があるという。皆さんのご家庭ではどうなっているか、語り合った。

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【仕事も家事・育児も 完璧を目指したユーカリさんの場合】
3人の子育てをしながらフルタイムで働くユーカリさん。仕事をしながらも、「食事はオーガニックの食材で手作り」「掃除は床までピカピカに」など、すべてを完璧にこなすお母さんを目指していた。しかし、やるべきことが多すぎて睡眠不足を削って頑張っても、労働は増える一方。めいっぱい頑張り続け、疲れきってキレてしまうことも。そんな様子を見た長男に、あるとき「イライラするのはママが頑張っているからだよ」となぐさめられ、このまま子どもに心配をかけ続けるのはいけないと、完璧を求めることをあきらめた。
専門家の渥美由喜さんは「ワーク・ライフ・バランスを実現するためには、“やること”よりも先に“やめること”を決めるのがいい。1人でやろうとしないで人に頼ることも必要」だとアドバイス。

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【ワーク・ライフ・バランスに関するホゴシャーズのお悩み】

4075.pngのサムネイル画像ユーカリさんには「専業主婦のお母さんと比べると子どもと一緒にいる時間が少なくて申し訳ない」というお悩みも。
尾木ママは「大丈夫よ~(親と離れている時間に)集団を作ってコミュニケーション能力が高まったり、可愛がられ上手になったり、いいことはたくさんある」と言う。




さらにアンケートやスタジオの保護者からは「夫は休みの日は釣りだゴルフだ、と出かけてしまい、家のことは全くしない」「家事をしてほしいと夫に言うと“大変なら仕事やめれば?”と言われる」など、夫への不満も。それに対し、夫の側からは「仕事が忙しくて家に帰りたくても帰れない日もある。」という悩みも。

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【育休取得のイクメン タツノオトシゴさんの場合】
家事・育児に携わることができないお父さんも多い中、タツノオトシゴさんは、子どもが生まれたあと、仕事に復帰する妻と入れ替わりに自ら育児休暇を取得した。初めての育児は「トイレに行く時間もなかった」ほど大変だったというタツノオトシゴさん。育児休暇が終わった今は、さらに育児のスキルを上げたいと、時短勤務を選択している。仕事が終わると毎日ダッシュで帰り、食事の仕度、保育園のお迎え、子どもたちに夕飯を食べさせる、など妻とほぼ半々に仕事も家事・育児も行っている。やってみてわかった大変さや、楽しさもあり、幸せを感じることも多い日々だという。

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40710.pngタツノオトシゴさんの妻は「共通の悩みを持てたことで頼れるようになり、お父さん・お母さん、男・女の壁がなくなった」と夫への評価が上がったという。
タツノオトシゴさんは自分の家族にちょうどいいワーク・ライフ・バランスを見つけようと頑張っている。





【それぞれの家庭でワーク・ライフ・バランスを見つけて】
なかなかタツノオトシゴさんのようにはできず、家庭のことは妻に任せっぱなしの夫は多い。
専門家の渥美さんはそんな夫にできることとして「妻の愚痴を聞く。“1人でやってもらってごめん”という詫び、ねぎらいの気持ちを伝える。言葉にすることも大事」とアドバイス。
40711.png渥美さんのアドバイスを受けて、妻への気持ちを表現することをやってみようと思うキタキツネさん。イライラしてないで、「ありがとう」と言ってみよう、と考え直したたけのこさん。尾木ママは、「それぞれの家庭で試行錯誤しながら、ちょうどいい形を作っていければ」と締めくくった。





(ディレクターA)

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


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