2017年2月

2017年02月17日 (金)

子どもと向き合う時間がない! <番組内容>

今回のテーマは「子どもと向き合う時間がない!」。
仕事などで忙しい保護者が子どもと向き合う時間をなかなか作れないという悩みを、尾木ママ&ホゴシャーズ6人で語り合った。
舞台は、東京の荒川区立汐入小学校。番組初となる公開収録を行った。

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【ホゴシャーズの悩み】
保険の営業として働くもみじさんは、平日帰宅が夜6~7時頃。着替えもそこそこに夕食の支度を始めるが、その最中にも仕事のメールや電話が来る。なので小学2年生の娘が話しかけて来ても、つい「後でね」。そのせいか、いつも数人で登校していた娘が1人で通学するようになったとき、友達とケンカしたことを隠されてしまった。「どうせママは聞いてくれない」と思っているのではないかと不安…。

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一方チェリーさんも、高校1年生の長女が「親を当てにしていない」という。洗濯、食器洗い、ぞうきんがけ…と常に家事をやり残している気がしてしまい、子どもと向き合うことを後回しにしてきた。そのため、大事な高校受験も本人任せにしてしまい、長女が危うく受験会場に到着できなくなるハメに(その後、無事合格)。そんな親は当てにならないと、長女は文句があっても口にせず自分で何とかしてしまうようになったのではないか、と申し訳なく思っている。

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【尾木ママのアドバイス】

親が子どもの話を耳で「聞く」だけだと、子どもの心は離れてしまう。子どもにとっては機械に向かって話しているのと同じで、こちらに向き合ってくれていると感じられないからだ。大事なのは、心で「聴く」こと。コツは、子どもが話したことの語尾を繰り返すこと。子ども「きょう楽しいことがあったんだよ」、親「楽しいことあったんだ」という具合。もし違ったら、子ども自身が「楽しいんじゃない。きつかったんだよ」と訂正してくる。そしたら「きつかったのね」と再び、語尾を繰り返す。これを続けていると、心と心がキャッチボール出来るようになる。

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【親子間で「向き合う」ことにズレ?】
一方で、チェリーさんの長女に話を聞くと意外なことが判明。「親が自分と向き合ってくれない」という不満を感じたことはないというのだ。理由は「親は、ちょっとした顔色の違いに気がついて声をかけてくれた」からだと言う。
尾木ママは、この違いについて「子どもと向き合う“時間”ではなく“質”が問題」だと指摘する。

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【向き合い方の“質”を高める工夫】
1.親子で共同作業
夕飯を作りながら娘のピアノ練習を見てあげるようにしているもみじさんに対し、尾木ママは「もっと手を抜いていい」とアドバイス。忙しい親が子どもの世界に行って何かをしてあげるのは大変。そこで親の作業を子どもと一緒にする。たとえば一緒に夕食を作り、その中で親が「きょうはお客さんがたくさん来たよ」と仕事の話を子どもにしてみる。子どもに料理や食器洗いをやらせると「危ない」「食器を割るかも」と心配になるものだが、割ってはいけない食器は先に片付けるなどして、一緒にやってみよう。「子どもはやりたい時だけやって、満足したらやめてしまうもの」、そのくらい楽に構えるのがコツ。

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2.スポーツで「共視体験」
中学1年生の娘と、週末スポーツセンターでランニングマシンに乗ったりバドミントンをしているカラスウリさん。娘が、小さい頃一緒にお風呂に入った時のようにいろいろな話をしてくれると言う。
しかしさらに良い方法があると尾木ママ。それは外を一緒に走ること。同じ景色を見て感動する「共視体験」を得ることができるからだ。思春期に入った子どもとは<向き合う>とうまくいかないこともあるので、親子で<同じ方向(景色)を見る>ことが重要になる。

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3.家族のスケジュールをカレンダーで可視化
時期によっては週末もずっと仕事というカシスさんは、自分のスケジュールをカレンダーに書いて、「いついつになったらお出かけしようね」と子どもに伝えるようにしている。子どもにとって「今日パパは遅いんだな」と分かるのはとても良いことと尾木ママ。さらに、ママの欄、子どもの欄と家族全員のスケジュールを共有すればなおよし。

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【今回のまとめ】

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                      (ディレクターS)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2017年02月10日 (金)

晩ごはん 一緒に食べなきゃダメ? <番組内容>

今回のテーマは「晩ごはん みんなで食べなきゃダメ!?」

番組アンケートによると、ほとんどの親が晩ごはんを “家族のコミュニケーションの場” と考えているようだ。
しかし、今は親も子どもたちも忙しく、全員そろって晩ごはんを食べるのは難しいのが現実。
スタジオに悩みを抱える親たちが集まり、語り合った。

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【晩ごはんの理想と現実のギャップ : ビオラさんの場合】
週に2,3回しか子どもと一緒に晩ごはんを食べられないビオラさんは、そのことに不安を感じ、罪悪感があるという。
一緒に食べられない理由は2つ
・仕事や家事が忙しく、子どもが晩ごはんを食べている間も家事に追われている
・子どもと一緒に食べることにストレスを感じてしまう

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ビオラさんは、皆で食卓を囲むことで生まれる一家団らんがある子とない子では、成長において何かが変わってくるかもしれないと感じている。本当は毎日一緒に食べることが理想だが、それができていないジレンマ・・・。
理想と現実のギャップ、いったいどうしたらいいのだろう?


【理想通りになんかいかない!晩ごはんのお悩みあるある】
スタジオでは保護者たちの悩みが炸裂!!
・家族みんながくつろげてこその団らんなのに、晩ごはんの時間は、その支度や、食事の間に子どもの世話をするなど、母親にとっては仕事の場でしかない
・一緒に食べていても子どもの話が長く、ごはんを食べないのでイライラしてしまう
・箸の持ち方や肘をつかないなど、つい小言が多くなり、子どもがふてくされる
…などなど、みなさんなかなか理想の晩ごはんとは程遠い様子。

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【一緒に食べることのメリット】
みんなで晩ごはんを食べるメリットについて、早稲田大学の外山紀子教授に話を伺った。
★どんな動物でも複数で食べると摂食量が増えるが、特に人間は「親しい相手」と一緒に食べると摂食量が増える。
★人間にとって「食」は、社会的な場として機能している。

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【尾木ママの発言】
誰かと一緒に晩ごはんを食べると、摂食量が増えるだけでなく、集中力や学力、協働性も高まる。
でも、毎日一緒に食べるのは今の日本社会では無理。
週1回でもいいから一緒に食べるようにすることが大切!

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【一緒に食べることからの解放 : ウニさん一家の工夫】
ウニさん一家は、毎週日曜の夜だけ、家族全員そろって晩ごはんを食べる。
長女が中学生に上がるまでは、帰りの遅い夫を除く、母子3人で晩ごはんを食べていたが、中学生になるとその生活に変化が・・・。
部活動を始めて帰りが遅くなった長女に対して、ウニさんは、不安と苛立ちを募らせていった。長女も毎回母親に帰りが遅いことを責められ、うんざりしていた。それまでウニさんは、家族は特に理由がなければそろって晩ごはんを食べるのが当然だと考えていたが、自分も長女もストレスが溜まるようになってしまったため、考えを変えて、「一緒に食べる」ことから、お互いを解放することに決めた。

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現在ウニさん一家は、平日と土曜は、それぞれの生活に合わせてバラバラに晩ごはんを食べている。
ふだんは別々だからこそ、全員がそろう週1度の晩ごはんを、みんなが大切な時間だと感じている。
ウニさん一家は自分たちにとって無理のない、晩ごはんの形を見つけたのだ。

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【わが家なりの工夫】
スタジオでは、ホゴシャーズが、それぞれの晩ごはんの工夫について語り合った。
・父と息子で晩ごはんにオムライスを一緒に作った。子どもが楽しかったようで、それから何度も2人でオムライスを作っては、妻にふるまっている。
・団らんが作れなくて子どもが寂しがるときは、祖父母の家でごはんを食べさせている。
子どもの心も満たせるし、親もゆっくりできるからいいかなと思っている。

【★☆尾木ママのアドバイス☆★】
・家族にとって無理のないオーダーメイドの晩ごはんスタイルを見つけよう!
・団らんは大事!でも無理をしすぎない♪みんなが笑って過ごせるのが1番!!

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(ディレクターK)

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2017年02月03日 (金)

これって虐待? <番組内容>

番組のアンケートでは53%の保護者が「子どもを叩いたことがある」という。
これってしつけ…?それとも、虐待?

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わたしの育て方・これって虐待・・・?!

スタジオには、「子どもを叩くべきではない」という3人と「しつけのために叩いてしまう」という3人が集まった。

【「しつけのために叩いてしまう」というホゴシャーズの意見】
・親の本気度を伝えるために、叩くことがある
・口論の収拾がつかなくなったときに、クールダウンのために叩くことがある
・顔を叩いたら赤く腫れてしまって、後悔したことも…

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板ばさみになる親の苦しい心境

子どもをしつけることに対して周囲の目が厳しくなっていると感じているホゴシャーズ。
公の場で子どもを叱っていると「あの親、虐待しているんじゃない?」と冷ややかな目で見られるので、「周囲の目が気になって子どもを叱れない」と言う声もあがった。
一方で、子どもが少し悪ふざけをしているだけで「親は何やってるんだっ!」という社会からの厳しい視線もあるという。
子どもが騒げば「お母さん、しっかりしなさいよ」とにらまれ、子どもに厳しく当たれば「虐待しているんじゃない?」と疑われる。
社会の冷たい視線の板ばさみになり、子育てがしづらいと感じているようだ。

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「昔は、げんこつは当たり前のようにされた」

ホゴシャーズの中には、自分の子ども時代と比べて、今の「虐待」に敏感な社会に違和感を感じるという声も。
ビオラさんは「叩くなんていうのは日常茶飯事でしたよね。かといって、じゃあその時に自分が受けた事が虐待かって思っているかっていうとそうじゃない。」という。

▼「父はテレビのチャンネル権だけは厳しかった。野球以外見せてくれなかった。チャンネルを勝手に回すと、叩かれていた。」
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▼「嫌いな食べ物を口にする事をこばみ続けたら、怒った父に外に連れていかれて、玄関前の木に縛られそうになった。」
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更にマロンさんはこう振り返る。
「うちの父はすごい昭和な人で、もう厳格で角刈りで、とにかく怖かったんですよ。でも、結局私たち3人は子ども3人は道をはずれる事なく、父の厳格な指導のおかげでそんなに荒れる事もなく成長することができた。」

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「しつけ」と「虐待」の境目って…?

家族関係や虐待にお詳しい専門家・松平千佳先生(静岡県立大学短期大学部・准教授)は「家庭でのしつけを社会の常識に照らし合わせてみるといい」と教えてくれた。
「例えば道を歩いていて、いきなり叩かれたら警察へ駆け込みますよね。上司から毎日毎日怒鳴られて涙を流したら、それはパワハラですよね。親子の関係で許されるということと社会の中で許されるっていうことに大きなかい離があるのは、あまりよくない。」
更に尾木ママは、「虐待を考える時には子どもの立場に立つことが大切」だという。
「いじめの加害者と虐待する親は、僕から見るとそっくり。
加害者の方は『こいつ寂しそうにしているから俺が遊んであげた』と思っていても被害者の方はいじめられたっていうので、辛い思いをするわけでしょ。親の思いというのはすごく分かるんだけれど、じゃあ子どもの側から見たらどうなのかっていうことをしっかり考えなくてはいけない」

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虐待で傷ついた子どもは…

▼親から受けた暴言を、自分の子どもにも…
ローズクォーツさんは子どもの頃、親から暴言を受けて育った。辛かった自分の子ども時代を振り返り、それを反面教師にしようと思っていた。しかし、いざ自分も子育てをすると子どもを怒鳴り続けてしまい、悩んでいる
ある日、娘を叱り続けていたら娘が「反省のため」と髪の毛を抜いてしまった。ローズクォーツさんは「自分はなんてダメな親なんだろう」と自責の念にかられている。
★松平先生からのアドバイス
子どもとの距離が近すぎるかもしれない。少し距離をとってみることも大切。
旅行に行ったり、ママ友とお茶に行くのも◎。ただし、子どもにもボーリングに行かせる、などリフレッシュの機会を与えることを忘れずに!

▼子どもの頃に「親から虐待を受けた」と感じているのはチワワさんとこはくさん。
【チワワさんの場合】
親がしつけのつもりでした行為に傷ついた経験がある。大人になってからそのことを親に問いただしたら「そんなことしてない」と一掃され、更に傷ついたという。尾木ママは「親は瞬間的・感情的にやっているから忘れてしまっていることが多い」という。
チワワさんは虐待としつけの境目についてこう考えている
「虐待としつけって違うと思う。子どもにとってのちのち親に教えられた事が苦痛だったりすると、それは虐待。お母さんとかお父さんがこういう風に教えてくれてありがとうって感謝する気持ちがあれば、それはしつけになる。」

【こはくさんの場合】
中学生になった頃から父親の暴力がひどくなり、数時間にわたり暴力を振られることがあったという。そのことが、20年以上たった今でも日常生活に悪影響を与えていると言う。
・今でも親に監視されているような感覚があり、くつろぐことができない
・親から言われた暴言を、自分の夫に対して言ってしまったことがある
・人に触れられるのが怖い
・「好き」や「嫌い」の感情が湧かない

まとめ
★「虐待」と「しつけ」の境界線は、受ける側の子どもが決める。
  まずは子どもの立場に立って考えよう!
★社会の常識で許されないことは親子の間でもやめよう!

(ディレクターK)



投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


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