2016年12月

2016年12月16日 (金)

入試が変わる?授業が変わる?アクティブラーニングって何? <番組内容>

「アクティブ・ラーニング」って知ってますか?

実はこの言葉、2020年度から大きく変わろうとしている大学入試に関わっている!
さらにそこに連動し学校の授業も変わるという。
これは人ごとじゃいられないというホゴシャ〜ズが集まり、アクティブ・ラーニングとは何なのか、入試や授業はどう変わるのかを、尾木ママとともに語り合った。

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【アクティブ・ラーニングとは?】
教師が一方的に知識を伝達する講義型の授業ではなく、子どもたち自ら学びに向かうことがポイント。
・進んで学んでいく『主体的な学び』
・仲間と話し合い学んでいく『対話的な学び』
・学んだことをより深く理解していく『深い学び』
これらの考え方を取り入れた学習方法をアクティブ・ラーニングという。 

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変化の激しいこれからの社会でも通用する力を育てるため、2020年度から実施される新学習指導要領に取り入れられる方針。
この時に、大学入試も変わる!

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大学入試センター試験に変わり新テストを実施。マークシート方式に加え、思考力や表現力を問う記述式の問題が導入予定。
各大学で行われる試験も、生徒の主体性や意欲などが評価される仕組みになるという。


【大学入試が変わる!授業が変わる!ホゴシャ〜ズの反応】
・マロンさんの娘(中2)は、自分の考えを発表することが苦手なのでマイナス評価になりそうで不安とのこと。
・記述式の問題に対し、採点の公平性を心配するパンダさん。 

不安や心配の声が多い一方で…
・マリモさんは、暗記型の学習には疑問に感じていたので、入試や授業が変わることに対しては、前向きに捉えているとのこと。
・アメリカの学校に通っていたネクタリンさんは、絶えず意見を聞かれるアメリカの教育に似ていて、日本の授業も「やっと変わる」のかと感じているという。

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【先生たちも試行錯誤!?】
横浜市立・大岡小学校の先生たちは、積極的にアクティブ・ラーニングに取組んでいる。
総合的な学習の時間を使い、「体験と話し合い」をくり返すことで子どもたちの考え抜く力を育てようという。

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ポイントは、テーマ決めから課題の達成まで、あくまで子どもたち主体で行われる。

だからといって、先生が何もしないわけではない。授業の裏で、日々努力を重ねている。
話し合いの授業前日には、子どもの意見や考えをシミュレーションする。次々に飛び交う子どもたちの意見に耳を傾け、臨機応変に授業の流れを整えるためには、あらゆる可能性を想定しておかなければならないという。

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【尾木ママの発言】
子ども主体とはいえ、先生が何もしないでよいというわけではない。
子どもたちと一緒に悩みつつ、深めていく手助けをしていくことが大事。
また、アクティブ・ラーニングと知識を伝える講義型の授業は車の両輪であるべきとも語った。 


【アクティブ・ラーニング 家庭でもできるヒント!?】
ももさんの長男・かずまくん(小5)は、意見を求められるのが苦手とのこと。
そんなかずまくんの趣味は、「競馬の観戦」!
しかしももさんは、もっと勉強に役立つことに興味を向けてほしいという。

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子どもの興味は親の思惑とは違うもの。
子どもから意見を引き出すときに有効な方法について白梅学園大学・無藤 隆教授からこんなアドバイス。
・親は子どもの興味を受け止め、それについて話をしてもらう
・話す機会を多く持たせると、他のことも上手に話せるようになる

「親は、子どもの持つ興味に対して、よりよい表現方法を一緒に考えるといいのかも」とマリモさん。
この考えに尾木ママも賛成。
「家庭生活をアクティブに!つまり “アクティブ・ライフ” にすれば、子どもは自然と自分の考えをプレゼンできる力が身につくようになってくる」

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(ディレクターI)

(ディレクターI)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2016年12月09日 (金)

子どもの叱り方 どうすれば? <番組内容>

今回のテーマは「子どもの叱り方」。

番組アンケートによると、81.4%の親が悩んでいると回答。
子どもを叱るという人が「叱った後に反省、自己嫌悪に陥る」と悩む一方で、「子どもに遠慮して叱れない」という人もいる。
今回は、3人の子どもを育てながら、叱り方に日々葛藤しているというセイン カミュさんがゲストとして登場。
尾木ママ&ホゴシャーズと一緒に語り合った。

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【 「わが子を叱れない親」 は最近の傾向】
大阪人間科学大学大学院教授で精神科医の原田正文さんによると、「叱れない親」は多い。
その要因として考えられるのは、核家族化が進んだ結果、親子の距離が近くなりすぎていること。
子どもを叱れば親子関係がギクシャクし、緊張状態に陥る。それを避けようとして、叱れなくなっているのだという。

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【 「叱れない親」 へのアドバイス】
「叱るのは親の大切な役目!勇気を出して、親は自分の考え(価値観)をしっかり子どもに伝えることが大事」と尾木ママ。
特に思春期の子どもは親を悪者にして正しい方向に進めるという。
例えば門限。帰宅すべき時間にまだ友だちといるという場合、親が連絡することによって、子どもは「ママから連絡来ちゃった。ママ怖いから帰るね。ごめん」と親を言い訳にすることができる。

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セイン カミュさんは「うちにはうちのルールがある」と伝え、友だちの家庭とは違うのだと、子どもを説得しているという。

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大阪人間科学大学の原田教授によると、親の失敗談を話すのも一つの方法。
ストレートに叱ると、子どもは「そんなのわかっている」としらける場合もあるが、その点、失敗談には共感しやすい。また、親が「やりたくないけどやっている」ことを話せば、子どもはやりたいことだけやっていてはダメだと学び、「やりたいこと」と「やるべきこと」のバランスをどう取るか考え始めるという。


【 「怒る」と「叱る」 の違いは?】
 「怒る」とは、親が感情任せに言いたいことを言うことで、親の自己満足。
 「叱る」とは、何をどう言うべきか冷静に考えて伝えること。

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【尾木ママの 「叱らない子育て」 とは】

「叱らない子育て」=「怒らない子育て」。
怒ってしまうと伝えたいことが伝わらなくなってしまうので要注意。
伝えたいことは1回では伝わらないので繰り返し伝えることが必要。
また、親が一方的に指摘しなくても子どもは自分が悪いと自覚していることも多い。その場合、親が子どもの気持ちに寄り添い「大変だね」など共感の言葉をかけると、子どもは自分で解決策を見いだせるようになる。


【子どものへ理屈が始まったらどうする?】
 親は自分の価値観を子どもに伝えるべきだが、伝えたあとに子どもが言い返してきても応戦せず、さっと引く。
子どもは一人になったときに親から言われたことを考え直すので、一人の時間を与えることが大事。

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【今回の番組のまとめ】

・叱る=冷静に考え伝える
・親は周りに惑わされず、考えをしっかり持つ
・へ理屈にはつきあわずにさっと引く

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(ディレクターS)


 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


2016年12月02日 (金)

子どもの発達障害Part3 学校とのつき合い方 <番組内容>

これまで2回テーマとしてきた「子どもの発達障害」。

番組には放送後、続々と悩みの声が届いた。
その多くが、学校に関するものだった。

理解者がいなくて孤独を感じたり、先生の対応に不信感を抱いたりしている親が少なくない。

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今回は、さまざまな立場の保護者が集まって、番組に届いた「悩みの声」を共有し、「学校とのつき合い方」について考える。



【先生は理解不足?】

通常学級に通うわが子が、担任の先生から叱られ続け、学校に行けなくなってしまったという悩みの声。

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先生にはもっと勉強をしてほしいというのが、発達障害のある子の親の本音だ。

尾木ママは、「一番しわ寄せがいっているのは、当事者の子どもたち」だとし、学校や先生の理解不足が、子どもに本来の障害ではない別の障害(「二次障害」)を引き起こす可能性があると指摘した。

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【 「周囲の親」 も学校に疑問が…】

感情のコントロールが苦手で暴力をふるってしまう子への学校の対応に疑問を持ったというパンダさん。
保護者として何かサポートできることはないかと学校に協力を申し出たが、「在校生のお母さんはだめです」と断られたという。

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「周囲の親」もまた、発達障害のある子どもの学校での状況に疑問を感じている。
パンダさんのように、役に立ちたいと思っている保護者がいても、学校側の受け入れ態勢が整っていない…。

都内の教育委員会で、保護者の悩み相談や学校へのアドバイスをしているシオンさん。
発達障害の特性がある子へ対応で特に大事なのが、「周囲の子どもたちへの教育」だという。
「子どもたちに教育すると保護者が理解してくれることにもなる」(シオンさん)

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【 「障害かどうか判断できない子」 の親も先生に不信感】

障害かどうか明確な線引きができない発達障害。
わが子の特性が「障害」なのか「個性」なのかわからず、悩んでいる親も多い。

そんな親から届いた悩みの声。
子どもに「障害」があると決めつけるような先生の態度に、納得がいかないという。

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ナツメグさんもかつて、子どもの特性が「障害」なのか「個性」なのかで悩んでいた一人。
わが子の苦手なことやだめな部分ばかり指摘する先生の態度に不満があった。

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シオンさんは、親がそのような先生に不信感を抱くのは当然だとし、先生は親の気持ちを、まずは「受け止め」なければならないと言う。

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たが、先生にとっても、子どもの問題をどう親に理解してもらうかは難しい問題。
どうすれば、保護者と学校が協力関係を結べるのだろうか?

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【保護者と学校の歩み寄り】

東京八王子市を拠点に活動する「NPO法人かたつむり」。
発達障害のある子の親同士で、日々悩みを共有し解決策を探っている。

「学校や先生との関係」は、ここでも親の悩みの多くを占めるというが、先生のネガティブな面ばかり見ていても、問題は解決しない。
どうすれば先生と何でも話し合える関係をつくれるか、座談会が行われた。

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「要望とか文句ばかりでなく感謝の気持ちも伝えないと、先生も『(親が)理解してくれない』と思ってしまう」
「先生に『朝早くから大変ですね』と伝えたら、立ち位置が近くなった」

「保護者からの歩み寄りも大事!」と考えている「かたつむり」の親たちに、昨年、ある小学校からうれしい呼びかけがあった。
保護者面談の練習相手になってほしい、と頼まれたのだ。
さまざまなテーマで行われた「模擬面談」では、先生に対し「保護者の気持ちをもっと考えて!」と率直に伝えた。

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先生も、保護者の思いを受けとめ、子どものことを「一緒に考える」ことの大切さを実感したそうだ。

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不信感を乗り越え、学校と保護者が互いに歩み寄ろうという試みが、いま始まっている。



★尾木ママのポイント

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(ディレクターS)

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54 | カテゴリ:番組内容 | 固定リンク


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