ちゃんと知りたい!イスラム教徒ホゴシャーズ登場 <みんなの声>
※「過激派組織IS=イスラミックステート」については、投稿の原文を尊重した表記にしています。
■ISの報道が多くて、きっと子どもたちはテレビのイメージだけで「イスラム=悪い」という印象になっているかもしれません。私自身はもちろん、悪い人だけでなく、よい人がたくさんいることもわかっています。テレビの影響は怖いですね。
【あさり(母)/長男・小4】
■違うとはわかっていても、つい、「イスラム国」のことがよぎってしまう。
食事制限がたくさんある。お祈りの時間がある。規律が厳しそう。
【ディクディク(母)/長男・小4】
■知人ではありませんが、近所にムスリムと思われる家族がいます。いつもきれいな刺しゅうのベールとワンピースを着ています。大人の人は地味ですが、子どもたちの衣装はとても美しく、娘たちは一度着てみたいと言っています。遊ぶにはじゃまそうですが…。
イスラムもいろいろあるので、悪いイメージだけではないです。
子どもたちには差別意識を持ってもらいたくないです。
【あゆ(母)/長女・小6/次女・小3/三女・1歳】
■イスラム国のイメージが強いが、イスラム教やイスラム教徒とは違うと認識している。
だが、どこが違うのかと問われたら、よくわからない。
【さつき(母)/長男・高3/長女・中2】
■崇拝感情が強く、過激な思想を持つ人を作り出してしまうというイメージ。非難や嫌がらせを受けてしまっており、かわいそうに思うこともあるが正直恐い存在。
本来はどんな教えを説く宗教なのか、もっと知りたいと思った。
【ビオラ(母)/長女・小6/次女・小2/長男・年長】
■イスラームの教えをムスリムでない方にわかりやすく紹介されていて、とてもよかったです。
イスラームには基本的に反抗期はないと言われます。親を大切にしなさいと小さいころから言われて育っているので、思春期になっても反抗的な態度をとることはないのです。
また「親が子どもに対して、たたくなど体罰をしてはいけない」とあり、「何度も口で言う。それでも聞かなければ、耳を引っ張って注意する」と教えられています。
子どもが持つ疑問「死んだらどこへ行くの?」「どうして生きなければいけないの?」「どうして自殺はいけないの?」という質問にも明確な答えがあります。
今の日本での子育て、教育に足りないものがイスラームの中にいっぱいあるので、ぜひ第二弾も見てみたいと思いました。
【パンダ(母)/長女】
■外国から見えておられる方たちが増えていく中、特にイスラム教の方たちを取り上げてくださりありがとうございます。とても参考になったし、見方を変えていかなければと教えられました。辛い体験をしておられるご家族にエールを送ります。
【思春期の後に蝶を見た母より】
■知らないことがたくさんありました。まだまだ一部にすぎないと思います。
よく「グローバル化」といいますが 、アメリカなどのかっこいい部分だけを真似するだけではなく、人口16億人のイスラム教について知り、理解することなしに日本のグローバル化はないと思います。
または日本の目指しているものがグローバル化ではなく、一定の文化だけを選択し取り入れる偏ったものだと思われます。
自分の体験や状況を語ってくれた子どもたちは勇敢で素晴らしい。なぜあの子たちが自分の宗教を隠し、差別されなきゃいけないのか。「宗教」という概念自体にあまりに無頓着な私たちもなんとかしたほうがいいと思いました。
【匿名】
■子どもたち、青年たちの未来を思うお母様方の取り組みに心を深く打たれました。
テロ事件が連日のように報道される中、私たちの身近な地域で、それぞれのご家族が不安な思いで過ごされている現実に胸が痛みます。私自身は同じ中村区のキリスト教会の牧師ですが、今後はできる限り交流を深めつつ、ともに差別偏見と向きあうことができればと願います。
お顔を出しての取材には相当な決意があったことと拝察します。勇気ある呼びかけに答え、私たち一人一人の顔と顔、心と心とをつなぐことが、平和への確かな一歩となることと思います。
【かめちゃん(男性)】
■インドネシアで働いています。ISの問題=イスラム教徒(ムスリム)と結び付けられていることは、本当につらいことだと思います。インドネシアで生活してみて、ムスリムの方々と触れ合う中で、みなさん信仰が厚く、優しく穏やかな方が本当に多いことを知りました。
なので、たくさんの方が「ムスリムもISと同じ」という感覚でいることが悲しくなります。そうではないことを多くの人が理解してくれたらいいなと思いました。
今回、このようなテーマを取り上げてくださり、うれしくなりました。
【チエ(女性)】
■私はムスリムです。イスラームのいい面の特集はテレビであまり見ないので、番組を見てとてもうれしく思いました。
本来のイスラームの子育てを紹介されていましたが、実際にはそれぞれの国の習慣や知識不足で子どもを叱りつけたり、物のように扱ったりすることも目にします。このギャップは何と言われると心苦しいのですが人間にはできないこともあり、信仰心にも個人差があることも理解してほしいところです。
今のイスラーム世界の問題はムスリムの勉強不足にあると思います。ムスリム自身が他宗教への理解や、イスラームの勉強をしなければならないと思います。ムスリムも普通の人間だと知ることで日本の方の恐怖心が少しでも消えたらいいなと思いました。
【ハリママ(母)/長女】
■6年、5年、3年の子どもの保護者(イスラム)です。
幸い子どもの小学校ではイスラムのことでいじめなどは、あまり感じませんでしたが、ISの事件時には、友だちなどから「人殺しの宗教でしょ?」と聞かれたそうです。
担任の先生に理解があり、対応が早かったのでその後は嫌な思いはしていないようです。
末っ子が2年生の時に「学校でも礼拝したい」と言ったのでお願いしてみました。
担任の先生は「たぶん大丈夫でしょう。」とおっしゃってくれましたが、学校の回答は、「場所の確保ができないのでNG」でした。放送をみて、確かに踊り場などではできるかなあと思いました。
やはり、宗教に対する知識が少ないために、重要視されないことはあるのかと思いました。
宗教や発達障害、アレルギーなど、学校での少数派は大多数の一般児とは違うので、給食の対応ひとつとっても、同じ給食費を払いながら、実際にはお弁当を持参して対応するなど、親の負担は多くなっている現実があります。(都道府県によるかと思いますが。)
間違った理解が先行しないように、日本に住む子どもたちが、差別されることなく、学校生活を送れるようになることを祈っています。
【すがちゃん(母・日本)/父(インドネシア)/長男・小6/次男・小5/長女・小3】
投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:54