「その他」

< その他 >

● 子どもの心の不調
● 努力してほしい!
● どうにかしたい!緊張
● 子どものダイエット
● 習い事のもやもや 
● 知ってる?性の多様性 ~中学生のホンネ~
● 夫の家事育児と妻のホンネ
● 早生まれの悩み
● いつから始める?性教育
● もやもやしない?"女らしさ男らしさ"
● 安全に楽しむアウトドア
● スッキリ!子どもの睡眠改善!
● 長期休校 子どもたちの思い
● 休校長期化!どうのりこえる?
● ためこまないで!"コロナストレス"
● 聞いてよ!尾木ママ~生活習慣のお悩み~
● 一斉休校、どうのりきる?
● 聞いてよ!尾木ママ
● 片づけられない!
● 気づいて!きつ音の悩み
● 性的マイノリティーの子どもたち(2)~学校生活の悩み~
● 性的マイノリティーの子どもたち(1)~誰にも言えない思い~
● なんとかして!おなかの痛み
● 困った!学童に入れない
● 教えてゾロリ!子どもの気持ち
● AI時代 何を勉強すれば?
● 災害 そのとき子どもは
● ニュース見てる!?
● 子どもの心身の不調
● 聞いてよ! 尾木ママ
● 子どもの怖いもの
● 仲良くできる?外国から来た子どもたち 
● どうして忘れものをするの?
● ママ友とのつきあい方
● 燃えすぎ注意!?子どものスポーツ
● わが家の防災対策
● ちゃんと知りたい!イスラム教徒ホゴシャーズ登場
● 親子で話してますか?政治のこと
● 外国人ホゴシャーズの本音
● 親子で話してる?戦争のこと平和のこと

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2022年03月05日 (土)

子どもの心の不調<番組内容>

 今回のテーマは「子どもの心の不調」

2017年の20歳未満の精神疾患総患者数は、27.6万人(厚生労働省「患者調査」より)。
番組アンケートでも半数を超える保護者が悩んだことがあると回答した。

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ゲストは3児の母である、くわばたりえさん。
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子どもの心の不調を感じたとき、保護者はどう対応したらいいか、考えます。



ホゴシャーズのお悩み[1] 「保護者はどう対応したらいいの?」◇

ラディッシュさんは、娘カンナさん(中1)の、心の不調について悩んでいる。
バレエや新体操をが好きだったカンナさん。小学5年生のときから、様子に変化があった。

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小児科を受診すると、「起立性調節障害」と診断された。
薬を処方され、起立性調節障害の症状は改善してきたものの、勉強が手につかない・体がだるいなどの状態が続いている。
ラディッシュさんは、今までのような小児科のもとでの対応でいいのか、それとも精神科に行ったほうがいいのか、悩んでいる。


◇精神科に行くべきなのか?
子どもの心の不調に、20年以上向き合ってきた、成増厚生病院の児童・思春期精神科 医師の森野百合子さんが、保護者の悩みにこたえる。

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森野さん
「親御さんがご覧になってて、今までとちょっと様子が違うぞというのは1つの大事なサイン。専門の医療機関に相談に行ってみられるのもいいかなと思います。」

森野さんは、小児科児童・思春期精神科など、子ども向けの医療機関に相談することを勧めている。児童・思春期精神科は、主に18歳までの子どもを対象としている(病院によっては20歳までの場合も)。

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※児童・思春期精神科は全国的には数が少なく、厚生労働省の認定する機関は121ヶ所(令和2年7月)。
近くにない場合は、まず国立成育医療センターの「子どもの心の診療ネットワーク事業」HPに掲載されている拠点病院や、自治体の精神保健福祉センターに相談してみてください。

※子どもの心の不調については、「子どもの心相談医」という資格を持つ小児科医にも相談できる。
「子どもの心相談医」は、子どもの心理発達の基礎、様々な行動の問題、発達障害、虐待、 薬物依存、メディア漬けなどについて幅広く対応している。現在、全国で約1000名の相談医が認定を受け、各地で活動している。
公益財団法人日本小児科医会のHPにて検索することが出来る。
https://jpeda.or.jp/cgi/web/index.cgi?c=member-counseling_list

また地域の保健所、保健センターが相談を受けてくれることも多い。

※国立研究開発法人 国立成育医療研究センターのHPでは、子どもの心の不調に対応している小児科・心療内科・精神科について検索することが可能(一部エリアを除く)。
https://www.ncchd.go.jp/kokoro/kyotenmap.php


そして、ラディッシュさんは、もうひとつ悩みが・・・。

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ラディッシュさん
「小児科の先生からカウンセリングを勧められたけれど、娘は『知らない人にプライベートな話をするのは抵抗がある』と言い、行きたがらない。

子どもが医療機関への受診を嫌がる場合、どうしたらいいのか。
森野さんによると…
「心の不調は、本人だけの問題ではないかもしれない。親や学校の皆が変わる必要があるかもしれない。
だからこそどうしたらいいか知りたい、心配している。という気持ちを子どもに伝えること。

そして病院の予約がなかなか取れない、先になってしまうという心配に対して、森野さんは、地域のクリニックや、学校の先生、スクールカウンセラーに相談することも選択肢の一つだと話す。



ホゴシャーズのお悩み[2] 「受診までの葛藤」◇

ボダイジュさんの娘ほのかさん(17歳)は、3年前から児童・思春期精神科で統合失調症の治療をしているが、現在に至るまで、様々な葛藤があった。
もともと、活発だったほのかさんは、小学6年生のときいじめを受けたことをきっかけに様子に変化が…。
次第に、「手が汚い」「マスクをしていないと落ち着かない」と発言するようになった。

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中学生になると、「テスト中に自分の考えが人に聞こえてしまう」と幻聴や妄想に悩まされるようになった。
それでも、ほのかさんは病院に行くことが出来なかった。
「変な目で見られるのが嫌で、泣いたりして苦しかった。仲良かった子が、精神科にいる他の子を、なんか下に見るような感じて話していて。それであんまり行きたくないなって思った。」

ボダイジュさんも、娘を精神科に連れていくことに抵抗があったという。
「まさかそんなことはないだろうと私も否定して。認めたくないっていうか、自分の子どもが精神的な病にかかるなんて信じたくないっていう気持ちですかね。」
半年間、一人で抱えて悩み続けたという。

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しかし「悪口が聞こえる」「部屋でも誰かに監視されている」という幻聴や妄想が起きるようになり、ボダイジュさんは受診をせざるを得ないと判断した。
受診をしてみると、「病気のせいだと分かり、診断がついてホッとした」という。
ほのかさんとの接し方も変化し、出来るだけほのかさんをよく見て、合わせていくようになったという。

ほのかさんは主に投薬による治療をすることになった。何度か入院もしたが、ゆっくりと回復を目指している。
一人で外出も出来るようにはなり、4月からは通信制高校に通うことになっている。

今、ボダイジュさんは、当事者家族が集まるSNSのコミュニティーに参加している。
似た境遇をもつ家族との交流が、心の支えとなっている。

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好きなこと、楽しいことを大切に、自分らしく自分のペースで生きることが回復につながると分かり、病気が自分を見つめ直す機会になったという。

森野さんによると、
・早くに相談することで治療も早く進む。
・病気になったから終わりでは全然ない。薬を飲みながら普通に生活を送る人も沢山いる。
という。


◇学校で正しい知識を伝える◇

教育現場では、精神疾患についてどのように教えているのだろうか。
草加東高校(埼玉)では、正しい知識をもつことが予防につながると、6年前から教え始めた。
アニメやクイズを導入し、精神疾患は誰もがなりうる病気であることを伝える。

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養護教諭・道上恵美子さんは、
「授業を行うことで、つらいときは相談してもいいんだよ、先生方も保護者も皆であなたを支えるよというメッセージを伝えたい」と話す。

一方、尼崎小田高校(兵庫)では、医療関係の仕事を目指す生徒向けに授業を行っている。
実際に精神疾患にかかった経験をもつ人たちが、生徒に語る。
「病気になったから終わりというわけではない。
病気にかかってもやっぱり人間だから、目を見て喋ってくれたり温かい言葉を掛けてくれると嬉しい。」

4月から実施される新学習指導要領では、精神疾患の項目が盛り込まれている。
子どもたちも、保護者も、学校の先生も、皆が正しい知識をもつこと。
そうすることで精神疾患の予防や偏見をなくすことにつながっていく。


END



 

 

 

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2022年02月12日 (土)

努力してほしい!<番組内容>


スポーツでも、勉強でも、子どもには目標に向かってコツコツ努力してほしい
親としてはそれが理想だけれど…

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「なかなか努力してくれない」「努力したのに結果が出なかった…」といったホゴシャーズの声も。
今回はそんな“努力”に関するお悩みについて考えていく!ゲストは、井上咲楽さん。

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◆ホゴシャーズのお悩み[1] 「努力してほしい!」

ポピーさんは、息子のりょうまくん(小3)に努力してほしいことがあるという。
それは「漢字の練習」。3年生になると難しい字も増えて、覚えるのが結構大変…。
だからこそポピーさんは、毎日コツコツ努力を続けることが大事だと思っている。

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りょうまくんは、漢字のプリントを冬休みの間1日1枚することになっていたが…
なかなか身が入らない。

りょうまくん「頑張りたいとは思ってるけど、難しい…」

ポピーさんがりょうまくんに努力をしてほしいのは、将来のためを思ってのこと。
「中学受験や、高校受験、さらには将来やりたいことができたときのためにも、それが実現できるように、できる限りの自分を伸ばす努力はしておいて欲しい」



◆努力してほしい!そのためには…
一体どうすれば、子どもが自分から進んで努力をするようになるのか?

アドバイスを聞いたのは、「教育系ユーチューバー」葉一さん。 

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塾で教えていた経験を生かし、小中学生向けの授業動画や保護者向けの動画を配信している。

3つの大事なポイントを教えてくれた。

まずは、「量を減らす」
苦手なことは大人でも子どもでもやりたくないもの。たくさんの量をはじめからやらせようとしても、子どもはやる気がそがれ、定着もしない。
本人がこの量だったら覚えられるんじゃないかな?と思える量まで減らしてあげることが大事!

次に、「見守る」
親が、子どもを“監視してる人間”になるのはNG。口が出なくても、視線が痛い。横で洗い物など家事をしながら、質問があったら答えるなど、頼られたときにサポートするぐらいの距離感がいい。

そして、「過去と比較して褒める」
以前できなかったことができるようになったことを褒めると、子供たちのモチベーションが上がりやすい。「できなかったことも覚えていたうえで褒めてくれている」と子どもが喜んでくれるというメリットも。

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(尾木ママ)
「1カ月前と比べて変化がなかったら、1年前と比べてもいい。長いスパンで子どもの進歩を見つめて、それを子どもに伝える」


◆ホゴシャーズのお悩み[2] 子どもの努力が無駄に…?

ピスタチオさんは、子どもがせっかく努力をしたのに、それが無駄になってしまったのでは?
と悩んでいる。

娘のりほさんは幼稚園の時に新体操をはじめた。中学・高校では新体操部のある学校に進学し、週6日のハードな練習をこなしていた。そんな娘の努力をピスタチオさんはずっと応援していた。
しかし、高校2年生のとき、りほさんが突然、「もう新体操はやらない」と部活にいかなくなってしまった。部長に選ばれなかったことに納得がいかないことが理由だという。

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りほさんは、その後も部活には戻らず、最後の大会に出ることもなかった。
10年以上の努力はなんだったのか。こんな形でやめてしまっては、娘もその意味を見出せないのではないか、ピスタチオさんは、心の整理がついていない。

スタジオのホゴシャーズ・ポピーさんも、努力しても結果が出ないと、子どもの自己肯定感が下がってしまうのでは、と共感する

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◆努力が無駄に?そのとき子どもは…
子どもの努力が報われなかった…と親が感じたとき、子ども自身はどんな思いなのか?
あるホゴシャーズの話を聞いた。

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ステビアさんの長男、けんしんさん。
小学生の頃、地元の野球チームで練習に励んでいたが、試合に出ることはほとんどなかった。
「スポーツするんだったら、試合に出ないと意味がない」と考えていたステビアさん。
息子が活躍する姿を見られず、ショックを受けていた。

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しかし、ステビアさんは、その後の練習や試合の様子を見に行くなかで、あることに気づいた。
けんしんさんは、誰よりも声を出し、常に笑顔でチームをサポートしていた。
後輩に慕われ、レギュラー争いをしていた子にも優しくできる姿に、ステビアさんは感心したという。
「すごいなあ、あたしならできないなって。この子は私とは違うことができる子だなと思いました」

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現在高校3年生のけんしんさん。「野球をするのが楽しかったから続けていた」と当時を振り返る。
けんしんさんにとって、野球をしている時間そのものが、大切なものだったのだ。

ピスタチオさんの感想〉
・けんしんさんを見て、大会にでることだけが努力の結果ではなく、大会に出れないとしても、実りがあったんだなと思う。親の私の方がちょっと期待をしすぎていたかもしれない

井上咲楽さんの感想〉
・私も中学でバレーボール部を3年間続けたが、試合にはほとんど出られなかった。でも、辛いことも多かったけれどそこを乗り越えた自信はある。それだけで全然無駄じゃなかったと感じる。ただ、あの時もし辞めてても何か違う道があったんじゃないかとも思う。(途中でやめたとしても)何も無駄ではないと思う。

尾木ママの感想〉
・過大な期待を寄せてしまうのはそれだけ子どもを愛しているから。けれど、努力の後の物語は子ども自身が作っていくものだと思う。若い時の苦労、途中で辞めることも含めて、貴重な体験。

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◆あの「はやぶさ2」でも…

最後に、努力にまつわる、あるエピソードをご紹介。
小惑星探査機「はやぶさ2」。
地球からはるか離れた小惑星の砂を採取し、持ち帰るという人類初のミッションを見事成功させた。

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©JAXA/NHK

このプロジェクトのメンバー選考では、“失敗経験”をしているかどうかが重視されたという。
「はやぶさ2」は、前例のないミッション。
だからこそ、努力をしても成功する保証はないことばかり。
過去に失敗した経験がある人は、それでも、めげずに挑戦できるはずだと考えられたのだ。

〈はやぶさ2 プロジェクトマネージャー 津田雄一さん〉
「一つの成功をするためには100の失敗があって、その上に技術っていうのは、ピラミッドのように積み重なっていくもので、失敗であっても、そこで頑張ったんであればやっぱり成長につながっているはずで、そういう挑戦したことが勲章なんじゃないかなと思います」

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努力は実っても、実らなくても、成長につながる。親子共々忘れずにいたいですね。

END



投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2022年01月08日 (土)

どうにかしたい!緊張<番組内容>

ウワサの保護者会!今回は「緊張」がテーマ。

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番組には「子どもが緊張しすぎて、本番で力が発揮できない!」というお悩みが寄せられた。
緊張しすぎないためにはどうしたらよいのかを考えていく。
ゲストは、緊張しやすいタイプだという、森三中の黒沢かずこさん。


ホゴシャーズの悩み>
トキさん親子のお悩み 緊張のあまり力を発揮できない◇

トキさんの長女あゆみさん(中2)は、大事な場面で緊張しすぎてしまう自分に困っている。
学校の卓球部の試合でも、体がこわばり空振りなどをしてしまうという。

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いま親子で心配しているのは、来年に迫った高校受験。普段のテストでも緊張で思うような結果が出せないからだ。
トキさんは、どうサポートしてあげればいいのか悩んでいる。

専門家の情報>
関西学院大学総合心理科学科教授・有光興記さんは、緊張を科学的に研究している。

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そもそも、緊張とは何か?
受験や試合など大事な場面で、それを乗り越えたいと交感神経が働き、体が興奮状態になること。
頑張ろう!という、やる気の表れでもある。

適度な緊張がパフォーマンスを良くする
全く緊張していないときと、緊張しすぎているときはパフォーマンスがうまくいきにくい。
最もうまくいきやすいのは、適度に緊張しているときだという。

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不安を感じると、緊張しすぎる
「失敗するかもしれない」「他の子からどう言われるかわからない」といった不安で頭がいっぱいになると、その場でやるべきことに集中できなくなる。さらに、体がより緊張するため、実力が発揮できなくなる。
子どもは、そもそも人生経験が少ないため、不安が高まりやすい。また、10歳前後になると、他人からどう見えているかを意識し始めるため、不安を感じやすくなるという。



◇緊張しすぎ 克服するには?◇
劇団に所属するとうこさん(小4)。人前に出ると緊張しすぎてしまうためオーディションを受ける勇気が持てないという。緊張を克服したいと、今回、番組の企画に参加してくれた。

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挑戦してもらうのは、お芝居だ。「赤ずきん」の台詞を覚えて、観客の前で披露する。

有光さんからのアドバイス[1]】
「動画で自分を撮ってみる」
 1. 観客から自分がどう見えているかを想像する
 2. 実際に芝居をしているところを撮影する
 3. 撮影した動画を自分で見る。(親は子どもができたところを認めることがポイント)

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緊張しすぎる人は、自分が失敗する姿を想像しがちだ。
しかし、撮影した自分の姿を見てみると、思っているほど悪くはないと気づくことが多い。すると、本番で緊張しにくくなるのだ。

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有光さんからのアドバイス[2]】
「4・4・8呼吸法」
4秒吸って4秒とめて8秒吐く。
体を落ち着かせる効果がある。ポイントは8秒ゆっくり吐くこと。
さあ、いざ本番へ!

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とうこさんは観客の前でお芝居をやりきることができた。


有光さんからのアドバイス[3]】
「緊張を和らげる“モノ”は?」
有光さんのオススメは、「お守り」。強く大きなものに守られている気持ちになる。「家族や友だちとの写真」も良い。誰かとつながっている、ひとりで闘っているのではないという気持ちになる。安心した気持ちになり、リラックスできる。


黒沢さんは大事な場面の前には、同じものを食べるというルーティン(決まり事)があるという。初めてやったときにうまくいったため、今も続けている。
尾木ママは扇子。あおいでいると気持ちが落ち着いてくるという。

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有光さんからのアドバイス[4]】
「本番直前や本番のその場でできること】
・全く関係ないものを3秒ほど見る。そうすることで、強制的に意識を別のことに移すことができ、緊張がやわらぐという。あらかじめ、そうすることを決めておくとよい。
・「やれるぞ!」「頑張るぞ!」といったかけ声も効果的。不安な気持ちを「やってやる!」という気持ちに切り替えることができる。



◇緊張、あの人たちはどうしてる?◇
緊張する場面を幾度となく乗り越えてきた2人に話を聞いた。

<東京オリンピック・アーチェリーで銅メダルを獲得 古川高晴さん>
オリンピックに5大会連続で出場しているが、最初の頃は緊張のあまり、思うような結果を残せなかったという。

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古川さんを変えたのは、「ここぞのときこそ力を抜け」という監督の言葉。
「試合で100%の力を出し切ろう!」と思うことをやめて、「実力の7割が出せればいい」と考えるようになった。
そうすることで、平常心を持つことができ、結果を出せるようになったという。
古川さんは東京オリンピックでも、この考え方が役に立ったと話す。

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<話題のCMを数多く制作 クリエイティブディレクターの箭内道彦さん>
企画をクライアントにプレゼンするなど、仕事で緊張する場面が多いという箭内さん。
「緊張してもいいと思うすべを身につけた」と話す。

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きっかけは、難関・東京藝術大学の4度目の受験のとき。
緊張のせいで気持ち悪くなり、試験会場に1時間遅刻して入った。その時、「吐き気がとまればいい」「何かが描ければいい」と乗り越えるべきハードルを低くすることで何とか試験を終えることができたという。
「緊張したおかげで、一発すごいものを描いてやろうと思わずに済んだ」といい、合格を果たした。以来、箭内さんは緊張をポジティブにとらえている。

箭内さん「相手を大切に、自分の言いたいことをなんとか伝えたいって思うから緊張する。緊張しているからこそ出る空気とか伝わる思いとかは絶対あるはずだと思う」


トキさんの感想>
緊張についてネガティブなイメージしかなかったが、うまくつきあえば武器になると思った。克服よりもハードルが下がった。

黒沢さんの感想>
自分がよく思われたい、頭よく思われたいと緊張していたが、自分は自分で生きようと思った。

尾木ママの感想>
・長い目で、緊張しいな自分ともつきあっていくことが大事。


END




 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:45 | 固定リンク


2021年11月20日 (土)

子どものダイエット<番組内容>

今回のテーマは、心も身体も成長期真っただ中の子どものダイエットについて。
スタジオゲストは、中2の男の子と小5の女の子の母でもある、渡辺満里奈さん。
番組でホゴシャーズにアンケートをとったところ、子どもの体型についての悩みが多く寄せられた。

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アラマンダさんのお悩み】
「食べることが大好きな息子。でも…少しやせた方がいい?」

小学6年生のしんくんは現在、身長150センチ、59キロ。健康診断で中等度肥満と判定された。
食べることが大好きなしんくん。母のアラマンダさんは、糖尿病の家系であることもあり、このままでいいのか心配している。そこで、少しでも体重が減るように、魚や野菜を多くするなど献立を工夫しているのだが…。

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それでも体重がなかなか減らないアラマンダ親子が訪ねたのは、「小児肥満外来」。
CTスキャンや血液検査で体の状態を調べてみると…内臓脂肪がたまっていて、血糖値も高め!
このままでは、糖尿病になる可能性もあるかもしれないとの診断が…。

しかし、先生から言われたのは、…体重を減らす必要はないということ。
しんくんは、成長期でこれからも身長がもっと伸びると予想されるので、とりあえずは体重を維持して身長が伸びるのを待ち、その上で肥満度は下げていこうと教えてもらった。

診察後、しんくんは体重維持のために毎朝体重計に乗っているという。
朝体重が増えていたら、その日は少なめに食べればいいとわかるからだ。
お母さんには何度言われても「うるさい」と思っていたが、先生に教えてもらったらやる気になれたという!

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続いては・・・
ピーナッツさんのお悩み】

「体型を気にしてダイエットに励む娘。…太っていないのに」

中学3年生のことみさんは、標準体重と比べるとやややせぎみ。だけど、ダイエットをしている。
なぜなら、夏に卓球部を引退して体重が2キロ増え、「脚が太くなったかも…」と感じたからだ。
そして見た目にこだわるのは、憧れのファッションを着こなしたいと思っているからだ。

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SNSや動画サイトでダイエットの方法を調べたところ、「食べるお米の量を減らせば体重が落ちやすい」とあったので、ことみさんは、昼か夜のどちらか、お米を抜くことにした。結果、2か月でマイナス3キロ。元の体重よりも軽くなったが、まだダイエットはしばらく続けようと思っている。
しかし、父のピーナッツさんは…「成長期で本来伸びるはずの背が伸びなかったりしないか」と心配している。

<内科医・鈴木眞理さんによると・・・>
成長期はエネルギーを確保することがとても重要で、減らしすぎとか食べないとなるとリスクがあるという。

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成長期のダイエットのリスク
[1] 骨粗しょう症になりやすくなる
骨粗しょう症の予防は成長期に始まっており、14~18歳で全身の骨の“カルシウムの倉庫”の大きさが決まる。これが大きいと、年を取って骨のカルシウムが減っても、骨折しやすい危険域に届くのが遅くなる。いかに思春期に骨のカルシウムを上げておくか、倉庫を大きくしておくかが大事。
[2] 身長が伸びなくなる
成長期に栄養が不足しすぎると、本来伸びるはずだった身長が伸びなくなってしまう。
[3] 月経不順や不妊症になる
体脂肪が減りすぎると女性ホルモンの分泌が低下し、月経が止まったり、将来不妊症になるおそれも。





<行き過ぎたダイエットは、命に関わるケースも>

今回、マロウさんの娘・アカネさん(仮名・中2)から、拒食症の体験をつづった一通の手記が寄せられた。

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去年の冬休み。体重が少しだけ増えてしまったことから、ダイエットを始めた。腹筋などの筋トレを、毎日2時間ほど。
すると元の体重にすぐ戻ったが…「もっと痩せたい」と、現状では満足できずにダイエットを継続した。
食べ物のカロリーを調べ上げ摂取するカロリーを計算することに没頭。一日に摂取する総カロリーの目標を、900キロカロリーにまで落とした。それは、14歳の女性に必要な量の半分以下。

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アカネさんは母に気づかれないよう、ご飯を食べるフリをしてほとんど捨てていた。
母のマロウさんが事態に気づいたのは、ダイエット開始から3か月後。
骨ばって浮き出たうなじにショックを受け、すぐ病院に連絡した。
病院で測ると体重は31キロ、脈拍は1分間でわずか40。
「神経性やせ症」(拒食症)と診断され、翌日から5か月間、学校に通うことができなかった。

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鈴木先生の解説
成長期の子どもが標準体重の60%くらいまでやせると、エネルギーが足りなくて心臓はあまり打たなくなり、血圧は下がり、体温も下がる。体は省エネモードになり、無理をすると心臓が止まる事もたまにある。
拒食症は精神疾患の中で最も死亡率が高い。6年間ほど経過を見ると6~11%亡くなっている。


<どうして食べることをせず、拒食症になってしまうの?>
前の日の努力が翌朝の体重に数字で出るのはとても魅力的。成果がすぐ出るのでハマりやすい。
さらに、脳の活動も弱くなる。脳で記憶する力や、途中で止まって考え直す余裕がなくなってしまうので、気づいたら危険な状態になっていることが多い。

<母親が気づけなかったのはどうして?>
他のやせる病気では元気がなくなるが、拒食症はなかなかその変化に気付きにくい。また、冬場は着ぶくれしていればなかなか分からない。気づかないのは決してお母さんのせいではない。

<親はどういう事に気を付けていればいい?>
干渉や監視ではなく、優しい観察を続けて。出かけていくときに足の細さや身のこなしなどを見ておくなど。
また、拒食症にかかると笑わなくなる。テレビも見ず、ユーモアも低くなる。小さな変化に気づいてあげて。

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尾木ママの感想>
行き過ぎたダイエットを防ぐための土台にあるのは、やっぱり親子の信頼関係やコミュニケーション力。
いろんな社会的な圧力を受けたとしても、最後はそこが大事!

渡辺さんの感想>
大人がちゃんと子どもを守ってあげないといけない。「そのままのあなたが大好き」「そのままのあなたがとても魅力的」といつも伝えてあげたい。


子どものダイエットは、大人のダイエットとは違うもの。
安易に始めず、まずはリスクについて、親子でしっかり話し合いましょう。



END

 

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年10月30日 (土)

うちの子、消極的?<番組内容>

分かっているのに手を挙げません。チャンスを逃していてもったいない(中1母)
自分の考えを口にできない息子。これからの時代、積極的でないとダメなのでは・・・?(中1父)

子どもの消極的な性格が気になる保護者から多く悩みの声が寄せられた。

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そんな悩める保護者の1人、ウグイスさんを取材した。

ウグイスさんのお悩み】
ウグイスさんの次女(小6)は、昔から読書が大好きで物静かな性格。
最近、そんな娘の学校での様子が気がかりだという。

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テストでは100点がほとんどだったというのに「手が上がっていない、班の中で話し合いに参加できていない」ことを理由に、通知表では思うような評価をもらえなかった。

どうして手を挙げられないのか、に聞いてみると・・・

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はもうすぐ中学生。
消極的な性格のままでは新しい環境に馴染めないのではないか、とウグイスさんは心配している。

自身も子どもの頃は消極的だったという笑い飯の西田幸治さんは、「気持ちはとても分かる」ウグイスさんの次女に共感。
「答えを分かっていたりもするけど、自分が言わなくても他の人が言ってくれる」と思ってしまい、発言するのをためらってしまうのだという。

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尾木ママは学習指導要領の改訂に伴う、学び方の変化にも注目。

尾木「今の学び方は『主体的・対話的で深い学び』といわれている。受け身ではなくて自分の考えをしっかり身につけていってほしいという願いがあって、グループで議論するような積極的な授業風景に切り替わってきている」と指摘する。

保護者もそうした変化の中で、消極的だと評価されないのではないかと不安になっているのだという。


では、当の子どもたちはどう思っているのか。
周りの大人たちに消極的だと心配されたことがあるという3人に西田さんが話を聞いてみた。

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授業中の挙手を強制されて嫌だった体験や、やりたいことを主張できなくて他の人に譲ってしまった悔しい経験など、思いを率直に語ってくれた子どもたち。

そんな彼らに自分の性格をどう思っているのか、聞いてみると・・・
「5%くらいは変えたい」でも「消極的な性格がダメというのはやめてほしい!」
そんな子どもたちの本音が見えてきた。

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専門家のアドバイス】
子どもの消極的な一面が気になる場合、保護者はどうすればいいのか。
発達心理学が専門の渡辺弥生さんに聞くと、“保護者は子どもに対する見方を変えるべき”だという。

渡辺さんによると「消極的」と言い過ぎると子どもは自信を失って逆効果。

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子どもの性格を変えるのではなく、親が意識的に見方を変えることが大切だという。


人の性格は捉え方次第。
消極的な性格も、捉え方をかえれば「じっくり考えている」「人の話をよく聞いている」とみることもできる。

たとえば、ウグイスさんの「お母さんの話をよく聞いて答えている」と聞き上手な一面があると渡辺さんは指摘する。
そこに注目して褒めることで、子どもは自信がついて成長するという。

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この考え方には西田さんも賛成。
「僕も子どもの頃は、1人でじっくり考えるタイプだった。がっと深く考えるのは、今の僕だとネタを色々考えるときの基礎になっている」

言い方を変えることで、それはその子の売りも強みにもなるという。

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尾木ママのまとめ】
「保護者は、行動に表れる積極的や消極を見るのではなくて、子どもの内面をしっかり掴んでいってそこを伸ばしてあげるという視点が大事」

「うちの子、消極的?」と悩んだときは、親が積極的に子どもの見方を変えてみる。
まずはそこから初めてみませんか?



END

 

 

 

 

 

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2021年10月23日 (土)

聞いてよ!尾木ママ~子ども相談室~<番組内容>

「歌を上手に歌いたい」「どうすればみんなを笑わせられる?」
今回は、子どもたちから寄せられた相談に、尾木ママ、ゲストのキンタロー。さん、そして頼もしい助っ人(すけっと)たちが、答えていく!

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まず、最初のお悩み。

ゆうきさん(小6女)
好きな男の子の隣の席になってから、とても緊張して、授業に集中できません。
どうしたらいいのでしょうか。

尾木ママ
ものすごくラッキーだと思う。隣の席に座れる確率から言えば大変な確率。そういう時はまず緊張感をとるのが大事で、一番いいのはあいさつ。こんにちは、おはよう、とかそういうところから入れば、相手の子も心を許し始める。

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キンタロー。
私もあいさつはすごくよいと思う。あいさつをして嫌な思いをする人は誰もいないし、コミュニケーションがとれていないと緊張が高まってしまう。最初に頑張ってあいさつをしてみて、習慣化したらどんどんしゃべりやすくなると思う。


続いてのお悩みは、中学3年生のみなとさんから。
みなとさんは歌が大好きで、小さいころから家族や友達とカラオケを楽しんできた。

しかし、あることがきっかけで、歌うことを楽しめなくなってしまった。
カラオケの採点機能を試してみたところ、何度やっても平均点より低い点数しかでなかったのだ。それ以来、「自分は音痴なのではないか」と悩んでいる。

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そんなみなとさんのために登場した助っ人がこちら!
筑波大学附属小学校で音楽を教える髙倉弘光(たかくら・ひろみつ)さん。
どうすれば子どもたちが音楽を楽しく学ぶことができるのか、教育方法の研究をしている。

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髙倉さん
今の子どもたちは歌がとても好きな子が多い。一方、小学校高学年、中学生になってくると、みなとさんのように「自分の音程が合っていない」ということに気づきだしたり、友達との比較ができるようになったりして、自信を失うこともある。さらに、音域の広くて難しい曲が多くなっている。しかし、トレーニングでなんとかできるというのが今は一般的になっている!

トレーニングをすれば歌は上達するという髙倉さん。みなとさんのために特別レッスンを開いてくれた!トレーニングのポイントは大きく3つ。


[1] 高い音から、低い音まで出せるようにするためのトレーニング。
髙倉さんが指を上下に大きく動かし、それに合わせて消防車のサイレンのように「ウ~!」と、高い音から低い音まで声を出していく。ふだんの生活の中で使わない高さの音を出すことで、のどの筋肉が鍛えられ、幅広い音域の声がでるようになるのだという。

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[2] 正しい音程をとるためのトレーニング
ドレミファソラシドの高さに合わせて腕を動かし声を出していく。この練習をすることで、視覚的かつ感覚的に、音程をつかむことができるようになるのだという。

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さらに先生が出したのが、バケツ!バケツをかぶって歌を歌うと、自分の声が響いて聞こえるので、音程のズレに気付きやすくなるのだという。

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[3] リズム感をよくするためのトレーニング
髙倉さんが手拍子を打ち、それと同じ手拍子を打つ。このトレーニングをすることで、リズム感が鍛えられるのだという。

音域、音程、リズム。3つのトレーニングを1週間続けるように伝えた髙倉さん。
その成果は、果たして…!?

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1週間後・・・トレーニングを続けたみなとさんが披露してくれた曲は、森山直太朗さんの「さくら」。高い音が特徴の難しい曲だ。

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音程を確認するように、丁寧に歌っていくみなとさん。
みなとさんの歌を聴いた髙倉さんは「めちゃくちゃ上手になった!」と絶賛。さらに、みなとさんの母も「1週間でこんなに上達するとは」と驚きを隠せないでいた。

みなとさんは、「もっと歌が楽しくなりそう。ひとまずカラオケに行ってみたいなと思う」と安どの表情を見せていた。



続いてのお悩みは…。

はっしーさん(小2女)
私の前の席に座っている男の子が、授業中に何度も話しかけてきて、困っています。
どうしたらいいでしょうか。

キンタロー。
これは正直に「本当にちょっと困るんだ」と言ってくれた方が、「ごめんね」となるかもしれない。前の席の子は楽しませようとやっているかもしれない。

尾木ママ
学校では多くのところに連絡ノートがあるので、お母さんに頼んでみては。うちの子が言っているという形でなく一般論でよいので、先生に宛てて「『授業中だけはけじめをつけて』『君たちならできるよ』とクラスの皆さんに言ってもらえるとありがたいのですが」と書いてもらう。困ったときは、親の力、担任の先生の力を借りることは全然おかしいことではないので、どんどん大人の力を借りて!

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続いてのお悩みは、小学校5年生のなおくんから。

お笑いが大好きで、自分も友達を笑わせたいと思っている。しかし、なおくんは、控えめな性格。「友だちと話しているときも、『これは言ってだいじょうぶかな…?』と心の中で確認してからでないと言えない」という。
そんななおくんは、あるクラスメイトのようになりたいと思っている。いつもみんなを笑わせて場を盛り上げてくれる友だちだ。

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そんな、なおくんのために登場した助っ人は、お笑いコンビ・オシエルズ!ふたりとも教員免許を持ち、笑いやユーモアのあるコミュニケーションについて、学校や企業で出前授業をしている。 

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早速、オシエルズの授業開始!
オシエルズいわく、おもしろい人になるためのヒントは大きく3つ。


[1] どんな質問にも堂々と答える!
まずオシエルズが勧めたのは、どんな質問にも大げさに答えるトレーニング。オシエルズいわく「どんなことでも、堂々とやればみんなが見てくれる」という。
「好きな食べ物は?」という質問には「ブロッコリー!」、「好きなスポーツは?」という質問には「水泳!」と、身振りも加えながら大きな声で答えるなおくん。オシエルズは、「アイデア自体が大事なのではなく、飛び込む勇気があればおもしろくなる」と話す。

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[2] どんなものでも人に例えてみる!
オシエルズが教えてくれたのは「何でも擬人化トレーニング」。どんなものでも人に例えてみるとユニークな表現になるのだという。

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もしゴミ箱が人だったらどんなことを言うか?「僕はゴミ箱。僕だけは捨てないでね!」。
「もしも」という言葉は、人の創造力を掻き立てるのだという。


[3] 相手の言うことをちゃんと受け止めること
オシエルズいわく大切なのは、おもしろいことを言うよりも、楽しい雰囲気を作ること。
そのために必要なのが、相手の言うことを受け止めるということ。
なおくんにそのことを実感してもらうために挑戦したのが「いいね!そしたらゲーム」。

今から散歩に行こうよ。

いいね!そしたら、散歩しながらハトを探そう。

いいね!そしたら、そのハトを食べよう。

いいね!そしたら、そのハトをしょう油の味付けにしよう

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オシエルズ
相手のことを受け入れて、いいね!と話を聞くだけで、話がどんどんつながっていき、盛り上がっていくのだ!おもしろいことをしなくても、なおはおもしろい人になれる。なおがいるだけでおもしろい雰囲気になっちゃう。

なおくん
何を言っても2人が受け止めてくれるから、安心することができた。
今までは堂々と出来なかったりしていたけど、きょうの授業で堂々とする練習もできたし、みんなの話を聞いてあげることが大事だということが分かった。



尾木ママ
きょうはたくさん悩みを聞いてきたけど、これだけ悩みがいっぱいあるというのは子どもたちが成長したがっている証し。また、子どもたちからのお便り待ってるわよ~!

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END

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2021年09月25日 (土)

習い事のもやもや <番組内容>


今回のテーマは子どもの習い事

番組でアンケートを行ったところ、「子どもが習い事をしている」保護者は81%、
しかも、そのほとんどが「2つ以上」。

習い事が、多くの家庭において、日常生活の一部となっている!?

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それだけに、保護者の悩みもさまざま。

「子どもが『やめたい』と言い出したが、やめさせていいのか…」「やる気が見られない。もっと練習してほしいのに…」

保護者たちが、子どもの「習い事」に抱える“もやもや”について考える。
スタジオゲストは、タレントの山口もえさんと、子どもの発達心理に詳しい渡辺弥生さん(法政大学教授)。

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保護者のお悩みその[ 1 ]
子どもが「習い事をやめたい!」と言い出した

2人の子どもを育てているカササギさん。
カササギさんの長女、小学2年生のりんのさんは今、バレエと習字を習っている。
バレエは楽しんで通っているのだが、習字については・・・・「今すぐやめたい!」という。

キレイな字を書けるようになりたいと、1年半ほどはりきって練習してきたりんのさん。
やめたくなったきっかけは、学校の書初め展でクラス代表に選ばれなかったこと。
カササギさんによると、りんのさんは、「習字が楽しくない」「続けても上手くならない」と言うようになり、モチベーションは下がっているという。
カササギさんとしては、やめるにしても、字が少しうまくなった、級が上がった、みたいに何かしら達成感を感じてからやめてほしいと思っているのだが…。
子どもの「やめたい」という気持ちを受け入れ、このままやめることになっていいものか、カササギさんは揺れている。

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子どもが習い事をやめたい」と言った時、親はどうしたらいいのか?

渡辺弥生さんに3つのポイントをあげてもらった。

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ポイント[1] 子どもの気持ちを聞く
渡辺さん解説>
子どもは、負けたりしてショックを受けると「やめたい」と思うし、先生にほめられたりすると「やっぱりやりたい」と思うもの。日々感情が変わっていくところがあるので、保護者がゆっくり気持ちを聞いてあげると、子どもは自分の気持ちを整理しやすくなる。

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カササギさん
・家で練習していてもわざと汚い字を書いたりして「やめたい」ということをアピールする時もあれば、「今やめたら後悔する」というようなことを口にしたりもする。
・でも、気持ちが揺れているのは、私の「続けてほしい」という思いが伝わりすぎているからなのかも…。

山口さん
・習い事を始める時の「初期投資」のことなどを考えると、親が言いたくなってしまう気持ちはわかる。
親の気持ちも言いたくなってしまう。

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渡辺さん解説>
・親が自分の気持ちをおさえすぎて爆発するのはよくないので、「お金がかかっている」ということも、冷静に伝えることは悪くはない。
「習い始めた理由」を親子で振り返ることが大事。


ポイント[2] 選択肢を増やす
渡辺さん解説>
親は「やめるかやめないか」白黒はっきりつけたがるが、子どもは、習い事をどれだけ続けると、どんな力が身につくかという、見通しが立たない。
「もう少し頑張ったら面白くなるかも」「1か月お休みして、やる気にになったらまた再開してみようか」など、選択肢をいくつか用意してあげると、子どもが考えやすくなる。


ポイント[3] 子どもにゆだねてみる
渡辺さんの解説>
子どもにとって、やりたくないものを無理にやらせられるというのは、すごいストレス。
「やめたかったらやめさせてもらえる」という心の安らぎを、子どもに与えることが、すごく大事。。
子どもをやる気にさせる上で大事なのは「自己決定感」

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尾木ママのアドバイス>
「やめてもいい」と言ってあげたら、子どもは、逆に「もうちょっとがんばろうかな」と思うこともある。小学生に限らず、中学生でも高校生でも、「自分の気持ちを分かってもらえた」という気持ちは、子どもにとってのパワーになる。



保護者のお悩みその[ 2 ]
子どもが「習い事」をやりたがらない・・・

3人の男の子を育てるつるむらさきさん。
小学5年生の長男、しょうたろうさんは、習い事をしたことがない。
つるむらさきさんは、これまでいろんな習い事を勧めたが、しょうたろうくんの反応は、いつも「やりたくない」。
無理にやらせることに抵抗があったつるむらさきさんは、子どもの気持ちを尊重してきた。

「習い事をやることで自分の時間を犠牲にしたくない」というしょうたろうくん。毎日学校から帰ってきたら、先に宿題をしてから、ゲームをしたり、友だちや弟と遊んだりして、自分なりに計画を立てて過ごしている。

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つるむらさきさん
つるむらさきさん自身も、子どもの頃、習い事をすることにより、精神力が強くなったという。だから、「息子にも習い事を通して、身体を動かし体力つけてほしい」という思いを持っている。
・いろんな知識や経験を貯えていく時期なのに、このままでは、習い事をしている子と差がついてしまうのではないか、親がちゃんとレールを敷いてあげるべきなのでは、と不安になる。


渡辺さんのアドバイス>
体力でも精神力でも思いやりでも、本来は学校で友達とやりとりするなかで、自然に獲得されていくもの。あまり心配する必要はない。
(「休みの日は一日どこにも行かないでゲームして終わる日もある」というつるむらさきさんに対して)だらだらしたり、ぼーっとする時間が大事。携帯電話が充電しないと使えなくなるのと同じ。明日につながる“充電”をしている。そうしてはじめて力が発揮できる。



保護者のお悩みその[ 3 ]
やる気を感じない・・・

ホオズキさんの息子、中学2年生の長男、あらたさんは、この春からギター教室に通い始めた。
一度も休むことなく通っているものの、家ではあまりギターを弾かない子どもに、物足りなさを感じている。
「家に帰ってきたら練習しない。好きだったら、ご飯の時間も惜しんで練習するものだと思うのに…」。

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ホオズキさん
・ギター教室の先生が「上達が早い、才能がある」とほめられる。なのに、家ではあまりギターを弾かない。不思議でしかたない。


そこで、あらたさんがギター教室ではどんな様子なのかのぞいてみると、とても楽しそうにレッスンをうけている。
ホオズキさんの目には「輝いている」ように見えた。

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あらたさん
・教室だと先生と話もできるし、わからないことも、わかりやすく教えてもらえて楽しい。ここでギターを弾いている時間は「癒し」。


尾木ママのアドバイス>
中2は、思春期で親離れの時期。干渉されるとプレッシャーになる。教室でギターを弾いていると、そういうものから解放されて、元気をもらっている。


渡辺さんアドバイス>
あらたさんは、自分だけの楽しい世界を、自分で決めたことにがんばる世界を作っている。そういう時は、そっと見守ってあげるのがいいと思う。




【まとめ】

山口さん
・大人は、どうしても、子どもの習い事に、“成果”を期待してしまう。求めすぎだったのかも…。


渡辺さん
親が先導する形で気持ちを押し付けてしまうと、子どもの「自分で決めたい」という気持ちを潰してしまう。
「アンロック ポテンシャル」という言葉がある。子どもの潜在能力に鍵をかけないということ。
自由にチャレンジをさせてみて、子どもが「やりたい」「楽しい」と思えるものに出会った時は、親は後ろからサポートしてあげるのがいい。

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尾木ママ
習い事の主人公は、あくまで「子ども」。
親は成果や期待を求めずに、子どもにとって少しでもいいことがあったと感じたら、そこを褒める。
親もそれで満足できるようになったらいいわよね。

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END



 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年08月21日 (土)

知ってる?性の多様性 ~中学生のホンネ~ <番組内容>

最近、「LGBT」「ジェンダー」「性の多様性」などという言葉をよく耳にするようになり、中学生の教科書にも、保健体育、美術や国語など、いろんな教科にわたって記述が増えている。

そこで、当の中学生はどう感じているのか、中学生とホンネに耳を傾け、子どもとどう向き合えばいいか、考える。
ゲストは、りゅうちぇるさんと、トランスジェンダーであることを公表しているファッションモデルのイシヅカユウさん。




集まってくれた中学生は5人。
「性の多様性」というテーマに強い関心がある子や、これまであまり身近には感じたことがないという子など様々。

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今回、この5人に見てもらったのは、NHKで今年放送した、海外ドラマ。
『ファースト・デイ わたしはハナ!』
https://www.nhk.jp/p/fdhannah/ts/GQXVKKP4QV/

主人公は、心と体の性別が一致しないハナ。
小学校では、トーマスと言う名前で、男子児童として学校に通い、いじめにあっていた。

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中学からは念願かなって、スカートをはき、ハナという名の女子生徒として通えることに。
トランスジェンダーであることは周りに打ち明けずに学校生活を送る。
そんなとき、小学校の頃のいじめっ子が転校してきて、ハナは、トランスジェンダーであることを広められるのではないか…と
不安な気持ちでいっぱいになる。

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<このドラマを見た中学生の感想は・・・>

自分が気づいてないだけで軽く接している人がもしかしたらトランスジェンダーかもしれない

もし自分がハナの立場だったら、どうするか。
トランスジェンダーであることを周りに打ち明けてそれがいじめに発展したら…。
周りに合わせないといけないと思うし、ひとりぼっちになるのは嫌だから、言いたくはない。学校ってやっぱり大変だなと思う。

学校には「あなたは普通の人とは違う、だからいじめるわ」という人ってどうしてもいると思う。だから、そんな状況を見て周りに打ち明けるのか、打ち明けないのか判断するのも大事なのでは。

周りがみんな優しくて、分かってくれるような状況だったら打ち明けてもいいけど、そうじゃなかったら言わないかな

など、様々なホンネが飛び出した。

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りゅうちぇるさんの意見
学校は『小さな社会』。
 でも、通っている人からすれば、そこが『人生のすべて』。
僕も学生時代、「男なのに化粧して」とか「女の子とよく話すね」とかいろいろ言われた。
その人の中身を見るのではなく、
 「人と違うから、きっと仲良くなれないだろう」
 「全然違う生き物だ」と思ってしまう子も僕の周りにもいた。


イシヅカユウさんの意見
中学のとき、いじめられた経験があって高校では、なかなか周りに打ち明けられなかった。
 友だちが誰もいなくなってしまうんじゃないかという怖さがあった。
友達に嘘をついているわけではないが自分の体のことを言えないから、プールや学校の行事に「ちょっと行けないんだ」と、別のことで言い訳を言うのがすごく辛かった。


尾木ママの意見
小学校高学年から中学生ぐらいになると、性のことで100人が中100人悩みを持つ
自分は人と違うんじゃないかと悩み、親にも先生にも言えず、1人で抱え込む子もいる
周りに不安を持っている子がいるのかも、と想像する力が必要

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<次に話題は、制服について>

最近、女子生徒が、スカートではなくスラックスを選ぶことができる学校も増え、リボンやネクタイも選べる学校もあるが、生徒からすると、周りの目を気にしてそれでもなかなか選べないという現実もある。

周りの目が気になって、着たい制服を着ることができないという子は、どうすればいいのかを考えた。


りゅうちぇるさんの意見
制服は毎日着るものだし、自分の好きな自信のある姿で大好きな友だちに会いたいし、勉強に取り組むモチベーションも変わる。
でも、「スラックスをはきたいからスラックスはこう」と、無理に決断することはない。
 もし、周りの目が怖いなら、挑戦しなくてもいいと思う。
学校の周りの人を見て「やっぱりやめておこう」と思えば、無理する必要はない。
もしくは、自分を出せる場所だけで(例えば大好きな友達が多い、放課後のサークルなど)スラックスはいてみよう、ということでもいいかもしれない
自分の心に素直に生きるのが絶対いい。


イシヅカユウさんの意見
自分も中学のときに、「学ラン」を着ることが嫌で学校に行けなくなってしまった
りゅうちぇるさんの言うように、「どこで自分を出すか」というのは、自分で決めていいと思う
学校や社会は、もっと自分を出しやすい場所になるべきだなとも思う

 



<次に話題は、「トランスジェンダー」「Xジェンダー」という ことばについて>

番組には、自分の性の在り方について、
「トランスジェンダー」「Xジェンダー」「女と男の間」という言葉を使っているが、“しっくりこない”気持ちがあるいう悩みなども寄せられた。


イシヅカユウさんの意見
私も「トランスジェンダー女性」ということばで便宜上説明しているが、自分がそのことばに当てはまっているのかは全然分からない。
そもそも言葉は、すごく流動的なもので「何かに当てはめなくちゃいけない」とかそういうこと自体、あまり意味がないのではないか。


りゅうちぇるさんの意見
「女と男の間」という表現については、人の説明するときに分かりやすいという点でやむを得ず「間」と言っているかもしれない。
男でも女でもなく、「私は私」でいいのではないか。
僕は、表現できないとき「『キャンディボーイ』」と表現する。
 これは、僕が作った僕だけの性別で『かわいいものが大好きな男の子』という意味。


尾木ママの意見
自分で自分を決めていい。
 100人いたら、100通りの性がある。
「当事者」とか「第三者」という区別で見るのではなくみんなが「多様性の中のひとり」。グラデーションのどこかに位置している。




<次の話題は、家族や先生について>

ドラマの中で、ハナに寄り添う母親や兄、
そして、ハナを常に見守ってくれる担任の先生について、
中学生の感想は・・・


ハナがスカートの制服を着て初めて学校に通う日、ハナの不安な気持ちを察して、お兄ちゃんが「あ、かわいいじゃん」と、さりげなく言葉をかけたのが、スマートで印象に残った。
クラスのみんなで映画を観ているときに、後ろからハサミでハナの髪の毛を切ろうとしていたいじめっ子に気付いた先生は、「やめなさい!何やってるの!」としかりつけるのではなく、「ポップコーンはいかが?」と目立たない声掛けをして、嫌がらせをやめさせた。
先生によっては、いじめられた子を守ろうとして、いじめた側を叱責することがある。
でも、それでは、いじめられた子が注目を浴びて目立ってしまうので、かわいそうだなと思うことがある。


最後に5人の中学生は、自分の悩みをおとなに相談できるか話し合った。

親も自分に悩みを相談してくれるので、自分も親に悩みを自然と話しやすい。
 悩みを話しておくと、いざというときに、すぐに親が味方になってくれるから、そこがいい。

こんな意見も出たが、残りの4人は「親には相談できない」「毎日会う関係だと逆に言いづらい」という。

しかし、学校で「何かあったら来てください」という特別な部屋が保健室と別にあって、そこは気軽に行きやすい。
悩みを言いやすい場所が学校にあるのはいいなと思う、というホンネも飛び出した。


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ここからは、中学生の保護者2名も参加。
「親には相談したくない」って言われたことについて・・・


の意見
やっぱり相談してくれていなかったんだなっていうのがちょっと寂しかった。
子供にあまり近づき過ぎちゃいけないとは思うがどうしても近づいていろんな話を聞きたくなるし、ほどよい距離感が難しい。


イシヅカユウさんの意見
うちの母は、自分との距離感について考えてくれていたのか、悩んでいる私に、性に関する本を「読みなさい」と言ってくるわけではないけど、読める所にそっと置いておいてくれた。


りゅうちぇるさんの意見
親への秘密っていっぱいあるものだと思う。
 そういうことも経験して、大人になっていくので、そのために親ができることは「あなたは素晴らしいんだよ」と伝える。
ちゃんと愛を伝えて
 「自分は親から無条件に愛されている」と子どもが思えるような声かけをしてほしい


尾木ママの意見
学校の先生や親、周りの大人など社会全体がステップアップしていくことが今 求められている



番組内容は以上です。

番組では「性の多様性」について、これからも考えていきます。
ホームページにご意見、ご感想をぜひお寄せください。

 

 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


2021年07月03日 (土)

夫の家事育児と妻のホンネ<番組内容>


今、家事や育児を行う男性が増えている!
実際、男性のおよそ9割が「台所の手伝いや子どものおもりをするのは当然」と回答。

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しかし、それを望んでいたはずの妻たちからは不満の声が。
「やるのはいいけど“ガサツ”すぎる」
「恩着せがましいのが嫌」

家事や育児をしても、妻から怒られてばかりの男たち。
一体どうしてなのか?不満を口にする妻たちのホンネは?
男性ホゴシャーズたちと考えていく!



夫の家事育児 妻を助けたいのに「やらなくていい」と言われてしまう

ジャッカルさんは、フルタイムで働く妻と、小学5年の長男の3人家族。
これまでほぼすべての家事を妻に任せていたジャッカルさん。リモートワークで時間ができたことを機に、仕事に忙しい妻の助けになりたいという思いから、家事をするようになった。

この日も、夕食後に家族全員分の皿を洗ったジャッカルさん。その出来栄えに自信満々。

ジャッカルさん
100点ですね。120点!
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しかし!妻の採点は、「80点」。お皿に汚れが残っていたり、シンク周りの拭き上げが足りていないところも気になるようだ。

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妻のあゆみさんは、夫の思いやりをうれしく思う反面、家事の至らなさには不満を感じている。

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あゆみさん
ひと言で言うと“がさつ”。信じられない。何回言っても変わらないから、諦めになってきて、だから任せられないんです、すべてを。


夫の家事育児 妻の不満は?

妻を助けたいと家事をしているのに、「やらなくていい」と言われてしまうジャッカルさん。
家族関係や親子関係の問題に詳しい大日向雅美さんが目をつけたのは、ジャッカルさんが本当に“がさつ”な性格なのか、ということだった。

(恵泉女学園大学学長 大日向雅美さん)
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大日向雅美さん
“がさつ”だと言われてモヤモヤしていらっしゃるけど、本当に”がさつ”でいらっしゃるんですか?お仕事とか他のことではどんな感じの方なんですかね。


ジャッカルさん
結構、計画的に物事を進めるのが好きなんです。仕事とか、数字を扱ったりする業務ではあるんで。あと自分の興味のあることは、すごく緻密にやっていますね。


妻のあゆみさんにも改めて聞いてみると・・・
「夫には細かいところもある。家族旅行で遊びに行く時は何時にどこに行くか、車の中でどんな音楽をかけるか、など細かく決め、詳細なスケジュールを作る。」

自分の興味のあることや、誰かが喜んでくれるものは、緻密にやるというジャッカルさん。その一方で、家事は「がさつ」だと言われてしまう。その理由について、大日向さんは、2つのことを指摘する。

[1] 仕事と家事を別だと捉えている
もし職場の仕事ならば、上司や仲間から注意されたら改善し、”ダメ出し”と捉えない。仕事へのスキルアップのアドバイスとして捉えるはず。

[2] 家事を「喜ばれること」と捉えていない
家事は本来、シンクをきれいにしたり、美味しい食事を作ったりして、家族で喜びを分かち合うこと。そういう風に発想を変えると、ジャッカルさんの持っている素養や素質が発揮できるはず。




ほぼすべての家事を担う夫 それでも妻は気になるところが…

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続いてカッパさん。大学2年の長女と、フルタイムで働く妻の3人家族。
リモートワークになったことを機に、ほぼすべての家事を引き受けるようになった。
会社の仕事をこなしながら、料理、掃除、洗濯すべてをこなすフル回転の毎日。

しかし、そんなカッパさんに対して、妻のカイツブリさんは、気になっていることがある。
それは、家事をしているときに、時折、不機嫌な様子を見せること。

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夫の”不機嫌な様子” 妻からすると「責められている」

カッパさん
朝から夜にかけて、家事やら仕事やらをやっていくと、時計が10時を指したころには、眠気が襲って疲れがたまってきて、おでこに“たこじわ”が寄ってしまう。「なんで俺がやってるんだ」という不満が言葉と態度でてしまうが、それがなかったら、爆発してしまう。

こうした夫の不機嫌な様子を見る妻の心境を、大日向さんは「自分が責められているような気持ちになるのでは」と分析する。


大日向さん
妻はつらいと思う。本当はもっと仕事を減らして夫に楽をしてもらわなきゃいけないんじゃないかとか、カッパさんの不機嫌が自分の胸に刺さるように思っちゃうのかなって。


カッパさん
ふに落ちたところがある。今、妻が忙しく、夫婦の会話の時間が欠けているのかなと思った。もっと話を聞かないといけない、というところが私に欠けていたのかも。


大日向さん
そこにまずは気づいたことがすばらしい。妻の一番聞いてほしいことがなんなのか、とその糸を手繰り寄せられたら夫婦関係はピタッといくと思う。



自身のキャリアに対する複雑な思い 夫に言えなかった妻のホンネ

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カッパさんの妻のカイツブリさんは、発展途上国の開発支援をする会社で日々、忙しく働いている。

カイツブリさん
夫が家のことを、ほぼやってくれているので、仕事に没頭できて思いっきりやれるというのは、すごくありがたい。

その一方で、これまで夫には打ち明けることのできなかった複雑な思いがあるという。

27歳のとき、ずっとやってみたいと思っていた今の仕事に就いたカイツブリさん。アジアやアフリカなどの国で、支援活動を行ってきた。

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仕事にやりがいを感じ充実した日々を送っていたカイツブリさん。
そんな中でカッパさんと出会い、40歳で母となった。子育てを優先するために、海外には行かず、国内で出来る仕事に切り替えた。


カイツブリさん
その時はしかたないと思っていた。家族のためなら、子どものためなら一歩引いてしまうところはどうしてもある。子育てに自分が一番責任を負っていると思っていた。

娘が小学校に入ったころから、夫の協力を得て、海外での仕事を再開したものの、以前のように長期の出張をすることはままならなかった。

カイツブリさん
私を指名で入ってほしいというポジションがあったが、すぐ「どこどこの国に行ってほしい」という案件があり、悩んで、子どもが小さいから行けませんと断った。あんなチャンスも、こんなチャンスもあった、あれを全部やっていたら今、違うポジションにいたよなと思う。

仕事より子育てを優先したのは、自分で納得して決めたこと。それでも、もっと他にやり様があったのではないかという思いが、何度も頭をよぎるという。

カイツブリさん
夫も子育てには協力してくれた。でも、仕事も大事、子どもも大事。すごいジレンマ。そういう苦労を、夫は知らないと感じる。あの時、もっと一緒に考えてもらえたら、他に方法がないか考えようと言ってもらえたら、とてもうれしかったかもしれない。

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どうして妻の気持ちに気づけなかったのか 背景にある男女の“役割意識”


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カッパさん
具体的にそこまでやりたかった仕事を犠牲にしてまで、家事育児をやってくれていたというのは改めて知った。でも、子どもが小さい頃は、妻と向き合える時間が取れなかったというところもあるし、私も逃げていたところがある。


大日向さん
時間がなかったプラス、お互いに向き合う必要がないと考えていたのでは。子どものことは「母の役割だ」というとこが、どこかにお互いある。

一方、カッパさんも犠牲にしてきたものもあるという。


カッパさん
妻が海外出張に行っている間などは、娘の世話と家事をするため、早く帰らなければいけないことも、いっぱいあった。


大日向さん
カイツブリさんは、いろんなものを失い、捨ててきたのでしょう。世間では「女性活躍」と言うが、上っ面なものではない。実際に結婚し、子どもを持ち、家庭を持ったら、仕事も大事、家庭も大事と揺れていく。その中で、一枚一枚翼をもがれていくような思いで生きる女性たちが実態

今だって遅くないと思う。もう一回、会話や対話をしたら、実りの多い第二の人生になると思う。


カッパさん
今になって彼女の思いを少しでも還元してあげたいというか。今の自分のできることで恩返ししたいなというところがあります。



納得した夫婦関係を築くためには?

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大日向さん
2人とも完ぺきを求めすぎている感じがした。
「夫婦2人で100点くらいでいいじゃないか」と思うことが大事。パートナーであるということは人生を分かち合う、そして家事育児はまさに人生だということ。割合が「4:6」「7:3」ではなく、分かち合うということ。


尾木ママ
夫婦は面倒なこともあると思うが、大事なのは相手の立場に立ってみること。それでお互いが納得した関係性でいられたらすばらしいと思う。


END





投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30 | 固定リンク


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