2021年01月30日 (土)

ゲームとどうつきあう?<番組内容>

子どもがゲームばかりして困る!とお悩みの保護者は多いのでは?
でも、子どもたちに聞くとゲームで「成長を感じる」「コロナで友達と会えないときもオンラインで遊べて寂しくない」などの言い分が。児童精神科医の関正樹さんとともに、子どもたちのゲームへの思いを知り、上手なつきあい方を考える。


保護者のお悩み「キレやすい!」「勉強しない!」

マルベリー
さん
の3人のお子さんは皆ゲームが大好き。マルベリーさんは、長男のそうたさん(小5)に、「ゲームも勉強もメリハリをつけてできるようになってほしい」と一日のスケジュールを決めさせている。しかし予定通りにいかないこともあり、ゲームを取り上げると、そうたさんは怒る。

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マルベリーさん
・「うっせえ!ババァ!」などとキレる。中毒性があるのではと心配


ハナモモさんの長女なぎさん(小2)もゲームが大好き。今はホラーゲームに夢中。比較的ゲームを自由にさせているナモモさんだが、ゲームと引き換えでないと勉強をしないことが心配だ。

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勉強とゲームの関係は?

関正樹さん(児童精神科医)
・ゲームをするということと勉強をするということは、本来全く別のもの。出されている勉強の課題がバランスが良いかどうかを検討し、ゲームは引き合いに出さないほうが、勉強がより好きになる方向にいく
・「宿題が雑になっているよ」などの指摘はしないほうが良い。人はネガティブな指摘をされると嫌な気持ちになり、「直したい」とはならないから
・嫌な宿題を頑張ってやっていることを「えらいね」と言った方が宿題が苦でなくなり、雑さが少なくなってくる そうした方がいいサイクルになっていく

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キレやすくなるのはなぜ?

関正樹さん(児童精神科医)
・好きなものを取り上げられると怒りが誘発される たとえば大人が友人とランチに行く時間をパートナーから取り上げられた時など、「なんで?!」と怒りがわいてくると思う
・「お母さんは僕の好きなものをわかってくれない」「いつも否定する」といった考えが怒りにつながり、結果として暴言や地団駄をふんだりということに



ゲームのどんなところに惹かれるのか?
ゲームに惹かれる気持ちについてマルベリーさんの長男そうたさん(小5)に聞いてみた。

そうたさん(小5)
・自分が主人公になって冒険したり、現実にはできないことができたり、自分が中心
・自分にとってゲームは現実逃避の道具 ただでさえストレスが溜まっていて逃げ場になっている
・お母さんにはゲームのことよりもストレスを理解してほしい

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マルベリーさん
・「ストレスを抱えている」と言うとは思わなかった 気持ちを聞くと、私もちょっとゲームに対する考え方って変わってくるかなと思う

さんによれば、子どもにとってゲームは「楽しみ」であるだけでなく、「苦痛の緩和」としての役目や、「放課後にみんなで集まる公園のようなコミュニティー」としての役割があるという
そんなゲームについて親子ともに納得できるルールを作るには、親もゲームを知る必要がある



ゲームの種類によって区切れる(やめられる)ポイントが違う
・対戦型ゲーム:撃ち合い、レーシングゲームなどは1試合終わったところ
・街や建物を建造するゲーム:区切りがない 「今日何をやりたいか」事前に計画を立てておく



ゲームばかりでなくリアルも充実させたい!
ジュゴンさん
・ゲーム内で畑を耕す次男に、「そんなのやってないで家の庭の雑草抜いてよ!」と言いたくなる

尾木ママ
・アクティブな生活スタイル、自然環境からワクワクするような興奮が得られれば幅が広がる

関正樹さん
・余暇活動の充実は大事な視点 好きなゲームによって好む余暇活動も異なる
・何かを作り出すゲームが好きな子はキャンプを好む傾向
・戦闘ゲームを好む子は人との競い合いが好きなので競争するような活動を探す
・ハマれることを見つけていくことが大事


ゲームばかりの日々からリアルに興味が広がったあおいさん
はやぶささんの長男あおいさん(高1)は小学5年生の頃、中学受験を頑張るも様々なストレスから不登校になり、ゲームばかりの日々を過ごしたことがある

あおいさん
・自分だけ学校行けてない。親からも責められる。苦しい状況を忘れたい。そんな気持ちでした。
(あの時)ゲームがなかったら今この世にいない

はやぶささん
・最初はゲームに制限をかけていたが、ゲームをやっていないときすごい葛藤で泣いていたりする
・見てる方もつらいが彼はもっとつらい だったら任せてやりたいだけやらせようと腹をくくった

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ゲームを親に認められると心に余裕が生まれ、他の事にも関心が向くようになったあおいさん
今は、両親が通うダンススクールの動画配信を引き受けている。ゲームを足掛かりに、あおいさんの世界は少しずつ広がっている。

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関正樹さん
・オンラインゲームのコミュニティがいったん小さな居場所となる。それを家庭が認めると、小さい居場所と家庭はちゃんとつながる
・すると居場所はちょっと広がり、安心できる土台の上にチャレンジができるようになる
・リアルに関心が広がるのは「どこに行くか」より「誰とつながるか」。その「誰」の最初は家族
はやぶささんあおいさんを肯定的に見ることで、「誰とつながるか」の第一歩をすごく一生懸命にやられたのだと思う


全体を振り返って
ハナモモさん
・ルール作りに関して改めて子どもと話し合って我が家の一番いいスタイルをつくりたい

マルベリーさん
そうたの「ストレス」という言葉が刺さった。今彼が現実に抱える問題について話し合い、そのうえでゲームについて話を深めていけたらと思う

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尾木ママ
・昔はゲームはダメだと思っていたが、コロナ禍で友達とゲームでつながりあうことは大きな役割を持っていた。大人がどう環境を整えていくか、考えていく必要がある


ゲームのこと。まずは子どもと話してみませんか?何かヒントが見えてくるかも。



END 

投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30


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