どうする?子どものSNSトラブル<番組内容>
ウワサの保護者会!今回は「子どものSNSトラブル」。
今や、中高生はもちろん小学生もスマホを持つのが当たり前の時代となった。
そこで保護者を悩ませているのが、子どものSNSトラブル。
子どもがSNSで思わぬトラブルに巻き込まれたときどうすればよいかを考える。
<尾木ママの意見>
・スマホ保有率は年々増え続け、子ども達にとってSNSは人間形成の場としても重要になっている。
しかし、子ども達のSNSリテラシーが追いつかずトラブル多発!親もじっくりと考えなくてはいけない。
<ホゴシャーズの悩み>
・ネクタリンさん「自分が子どもの頃はなかったツールなので、具体的なアドバイスができない」
・ユキヒョウさん「子ども(小5)にスマホを持たせたとき、トラブルに対応できるか不安」
◇子どものSNSトラブル[1] 息子がチャットで返信が遅いと責められた◇
ベルガモットさんの中2の息子はグループチャットで返信が遅いといつも責められていた。
自分にも事情があることを伝えるよう助言するが、状態は悪くなるばかり。
悩む息子を見かねた父親は、結局スマホを没収するしかなかった。
息子はトラブルから解放されて安心したと話す。
<ホゴシャーズの感想>
・ネクタリンさん「子どもがスマホを取り上げられて安心したというのに驚いた」
・ユキヒョウさん「子どもが困っていても、パッと取り上げることができるのか不安」
<尾木ママの見解>
・子どもたちの生活にSNSがどっぷりと入り込んできている
・スマホを取り上げたのは良い判断。いざというときは親が守ることが大切。
◇子どものSNSトラブル[2] “SNSいじめ”にあうことも・・・◇
カシューナッツさんの娘はグループチャットで中学1年から3年まで繰り返し悪口を書かれ続けた。
親子喧嘩で偶然その事実を知ったカシューナッツさん。
しかし、話を聞いてなぐさめることしかできず、無力感にさいなまれた。
カシューナッツさんは、どうしてSNSいじめに気付けたのか・・・?
カシューナッツさん「イライラした様子の娘と喧嘩が始まり、そこから話を聞いていくと娘が打ち明けてきた。」しかも「お父さんやお母さんに心配かけたくなかったから言わなかった」という。
<尾木ママの見解>
・親子喧嘩を通して偶然知ったというが、全然偶然ではない。必然となる、親子の信頼関係があった。だから、日常の生活の中の親子関係作ることが大切。
・信頼できる親子関係があれば、子どもからサインを出してくるはず。
子どもの変化に気付き、SNSでトラブルがあると分かったらどうすればいいのか?
◇「子どものSNSトラブル」に対して、親が注意すべきこと◇
<専門家の情報>
子どものSNSの問題に詳しい、兵庫県立大学環境人間学部准教授の竹内和雄さんからのアドバイス。
[1] 1人で抱え込まない
先生やカウンセラー、いろんな人に相談をする。ただ、子ども自身が「こうしてほしい」という具体的な策を持っていることもあるので、まずは子どもの話を聞くことが大切。学校に相談する場合は、複数の先生に頼ることが重要。先生もまた一人で抱え込んでしまい、うまく解決につながらない場合があるからだ。
[2] SNS上で解決を目指さない!
文字だけでは自分の状況が十分に伝わらず、誤解がなかなか解けないことがある。
実際に会うことで、相手の抱えている事情がよく分かることもある。
<尾木ママの見解>
・母親が弱気にならず覚悟を決めて動くことで、子どもの力にもなる。
・色々な相談窓口に頼ってほしい。解決の糸口は必ず見つかる。
・SNSトラブルの解決もリアルな“人との信頼関係”が基礎になる
◇SNSについてのルールを作った学校◇
長野県にある松川高校にはスマホルールがある。
そこには「SNSに誹謗中傷を書かない」というルールも定められている。
このルールを作ったのは、なんと生徒たち。きっかけは、学校がスマホの使用を禁止するかもしれないと告げたこと。授業中にスマホを触る生徒がいたためだ。そこで、吉村さんたちは学校側の動きを阻止するために、スマホのルールを作ろうと考えた。
当時、同級生の間で度々SNSによるいじめが起こっていたことも、その理由の一つだった。
二人は、全校生徒を巻き込んで話し合いの場を作った。すると、実は、多くの生徒がSNSの誹謗中傷を目にしながら、何もできずにいたことが分かった。
吉村さん「(誹謗中傷を)私も見た、俺も見たっていう意見はやっぱ出てきて、『変えなきゃ』って言ってる意見ももちろんいっぱい出てきた」
議論を重ねた結果、授業中にスマホを使わないようにすることだけでなく、「SNSの誹謗中傷もなくしていこう」という機運が生まれた。
ルールができて、およそ1年半。二人の志は、後輩達にも受け継がれている。
<尾木ママの意見>
・自分たちの問題は自分たちが一番分かっている。
ルール化し、それを守っていく事により学校のスマホ文化が根付いていく。
・トラブルを完全になくすことは難しい。だから、親子関係をどう築くのかが大事。
トラブルが起きても、相談しあえる親子関係があれば解決に向かっていく。
<SNSトラブルに巻き込まれた場合の相談窓口>
★文部科学省 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)
都道府県及び指定都市教育委員会に相談窓口が設置されています。
24時間子供SOSダイヤル「0120-0-78310」に電話をかけると、お近くの教育委員会の相談窓口につながります。
夜間・休日を含めて24時間対応しており、子どもも相談できます。
★警察相談専用電話(#9110)
全国の警察本部などに相談窓口が設置されています。
警察相談専用電話「#9110」に電話をかけると、お近くの警察本部などの相談窓口につながります。その場で専門の相談員が対応する場合や専門の担当部署をご紹介する場合などがあります。
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投稿者:制作スタッフ | 投稿時間:21:30